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寒冷地での水道管の凍結を防ぐには
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/524.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 03 日 11:50:56: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 日本政府は行政コスト削減のために、首都圏以外を無住の地にしようとしている 投稿者 中川隆 日時 2020 年 3 月 03 日 11:26:17)


寒冷地での水道管の凍結を防ぐには


東海アマブログ  厳冬がやってくる 2019年12月08日

 今朝、当地はマイナス4度まで下がった。向かいの池が、今期初めて凍結した。
 半世紀前は、当地の農業池や田んぼは、どこでも冬になると水を張って、子供たちがスケートに興じたそうだ。
 この十数年は、子供の数が減ったので、スケートリンクも作らなくなった。
 12月後半は、だいたいマイナス7度くらいが普通で、ときどきマイナス10度以下になる。

 だいたい、無風でマイナス4度が、凍結の基準になる気温である。マイナス2度くらいまでは、凍結は冷風が吹いたときくらいだ。
 こんな気温の季節になると、どこの家主も水道管を守るために緊張を強いられる。
 マイナス7度くらいまで下がると、油断してると、真夜中に「ボン!」と音がして、朝見ると、見事に破裂している。鉄管や真鍮バルブも大きな亀裂が入り、真っ二つに割れて飛び散る。

 こうなると業者を呼んで、数万円以上の出費となる。
 私の場合は、しょっちゅうやるので、業者には頼まず、故意に、交換修理の簡単な塩ビ管にしておいて、自分で交換する。
 VP管という一番安い灰色の管と部品を購入して、破裂を前提に構成するのだ。それでも破裂があると、多くは1カ所ではすまず、これまで最大で7カ所というときがあった。修理は完全に一日仕事になる。

 もちろん凍結しないように、保温材料で被覆しているのだが、それが通用するのは、マイナス5度程度までで、マイナス7度以下では、保温材はあまり役立たない。
 今年は、多くの保温材について、通常のウレタンカバーをやめて発泡スチロールの厚さが3センチ以上あるパイプに変えた。

 これでも心配なので、バルブなどの大切な部品のある部位には、電気テープヒーターを巻いておくのだが、これは電気代がバカ高くついて悩みの種になる。
 数カ所で使うと、毎月の電気代が5000円を超えることがある。

 そこで、一番安く上がるのが、末端の蛇口を、ほんの少しだけ開けて、チョロ出しとかポタポタ出しにしておくことだ。

 ただし、これもチョロ出し状態のまま何度も氷の柱になって、水道管を見事に破裂させたことがある。

 おそらく、破裂修理に、1シーズンで1万円くらい使うような気がする。
 岐阜県のような内陸部の冬は、本当に凍結との戦いに明け暮れるのである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-958.html

マイナス7度以下になると、スポンジ保温してあっても、ヒーターの入っていない水道管は必ず凍結して、ときに真夜中に爆発することもある。
 厚い塩ビVP管や真鍮バルブが、見事に破裂し、バラバラになってしまうのだから、その威力は相当なもので、厳寒になると、私はいつでもビクビクしながら、深夜に起きてチョロ出しが凍結していないか、見回らずにはいられない。

 今年は、一度、マイナス8度に下がった深夜、チョロ出し蛇口から氷のつららが垂れ下がり、水流が止まっていたことがあった。

 こうなると大慌てで、湯を沸かし、蛇口にかけて、凍結を溶かし、少しずつ水流を回復させなければならない。ときには30分もかかることがある。

 このチョロ出し加減は、なかなか難しいのだ。もし凍結を放置すれば、翌日、日が昇ってから破裂している部分の氷が溶けて、水が噴出し、この管の取り替え修理に奔走しなければならない。

 マイナス10数度以下では、何をやってもお手上げなので、水道の元栓を止めて、配管の水抜きをする一手だ。

 このとき、配管内に水が残っていると破裂することがある。おおむね、水が氷になると体積が一割増えるので、増えた分を必ず水抜きするわけだ。

 北海道では、たぶんチョロ出しなんか少なくて、配管水抜きをするだろうと思う。すると水洗トイレも、シンクも使えず、室内の貯め水を利用するしかないので不便だ。

 寒い地方の冬場は、凍結との戦いに緊張を強いられることを知っておいたほうがいい。

 https://pucchi.net/hokkaido/snow/jitaku10.php
 このリンクにも書いてあるとおり、マイナス4度を下回ると、凍結は凶暴性を増す。マイナス十数度になると、もういかなる保温材も効果がないので、水抜きの一手だ。マイナス20度以下だと、たぶんテープヒーターも効果がない。

 一度、配管内を凍結させると、日中暖かくなる地域は溶けるが、終日冬日の地域では、水がまったく出てこなくなる。必死になって湯をかけても、通水は至難の業だ。

 水洗トイレが使えないのは困る。私は、便器の金隠し溜まり水の凍結を鉄棒で割っていて、便器に穴を開けたことがある。
 このときは、エポキシ樹脂で必死に貼り付けた。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1027.html
 

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コメント
1. 中川隆[-13201] koaQ7Jey 2020年3月03日 11:55:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[328] 報告
東海アマブログ 腐食と凍結 2019年10月31日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-921.html


 自分で家を建てて、田舎に住むのは憧れのライフスタイルの一つだ。

 ましてや、先日、川崎市、武蔵小杉の47階建て超高級マンションが浸水して、水もトイレも使えない状態が長く続いているニュースを見ると、誰でも、現代文明の想像もしていなかった脆弱性に恐怖し、安全な高台の一軒家に住みたいと願うのが当然だ。

https://dot.asahi.com/wa/2019102100111.html?page=1

 そんな手作りの田舎の一軒家暮らしで、問題になることを挙げてみたい。

 私が、中津川市の過疎山村に移住したのは、2003年秋で、ちょうど今年で16年になる。来年は17年目だ。

 最初は、7畳仕立ての安価な(最低ランキング=37万円だった。これは販売会社に欺された高値で、実際には30万円以下で流通している)スーパーハウスを、4トン車で搬入し、ユニッククレーンで、ブロックを並べただけでポンと置いて使用した。

 これは断熱能力がひどく低くて、窓が一カ所しかないので、夏場は蒸し風呂だし、冬は外で寝てるのと、まるで変わらなかった。

 私は、当時、腎臓機能が悪化していて、まともに仕事ができず、貯金も使い潰してしまっていたので、実父が心配して資金援助してくれた。
 今は存在しないが、「脇坂建築・プチハウス」という名で、加子母の業者が販売しているログキットだった。

 完全な地元の杉間伐材で、価格は12畳で100万円程度、さすがに良質の国産材なので、未だに問題なく住んでいる。

 建設組立は一人で行い、体調が悪かったので約一か月を要した。健康なら十日もあれば十分だと思う。完成後は、しばらく寝込んでしまった。

 これは、間伐杉材をログ羽目板に加工してあり、溝に重ねながら、長いコースレッドで止めてゆくものだ。木材は狂うので、一人だと、相当に手こずることが多い。

husyoku6.jpg


(病人一人暮らしのゴミ屋敷なので、気分を悪くさせて申し訳ない。出っ張りは二つとも水洗トイレだ)

 ログの厚さは4センチだが、杉の断熱性は頗る良好であり、スーパーハウスの鉄板家屋から移動すると、その有り難みが身にしみる。

 何せ、厳冬期はマイナス10度以下にも冷えるから、布団から顔が出ていると痛くて寝られないほどなのだ。寝るときも羽毛服を着込んでいた。

 建設後、15年以上も、目立った腐食も変形もなく住み続けられるのは、材料が良いのと、最大の理由は、高床式にしたことだと考えている。

 高床式にしたのは、地盤が平坦ながら、地面が湿地模様だったので、腐食を防ぐためだった。建築工事用の足場パイプを、トラスに組んで高さ2mの空中床面を作り、その上にログキットを組み立てた。

 湿気の多い地面から2m近い高さに床面があるので、湿気腐食は、ほぼパーフェクトに抑えされている。

 当地は山の斜面なので心配ないが、水浸の心配のある凹地に家を建てる場合は、土盤を嵩上げするよりも、むしろ、通気性の良好な高床にするべきだと思う。

 2mあれば、ほとんどの洪水浸水にも耐えることができるだろう。鉄パイプ足場は、非常に安価であり強度も耐久性も高い。

 12畳の家、1軒分の高床でも、費用はクランプ金具コミで20万円前後で済んでしまう。また、強度も組み方次第で自由自在だ。

 建築現場みたいで、みっともないと見栄を張りたい方には、化粧材で覆って、鉄パイプを隠すことも可能である。

 ただし、問題がある。それは冬の寒気だ。北海道では、まず絶対に高床式は採用されない。それは、床下を吹き抜ける寒気が、家屋内をひどく冷やすからで、当地のように冬期マイナス10度以下になる地域では、必ず床面に厚さ5センチ以上の、スタイロフォームという断熱材を敷設しなければならない。

 そうしても寒いことは寒いが、薪ストーブのおかげで耐えられている。

 また、当地のようにガンマ線量の高い地域では、家の床面を高くするのは遮蔽のために重要である。

 近所の蛭川一色という寒い場所に、10年ほど前、二軒の新築分譲家屋が建設された。
 おそらく地元の業者ではあるまいと思ったのは、それが吹き抜けの高床式だったからだ。

 地元の大工なら、湿地でない限り高床式は採用しない。たぶん名古屋あたりの寒さを知らない無責任な業者が設計したのだろうと思ったが、建設途中に中断してしまい、倒産したのだと思った。

 この家は転売されてネット上でも安く販売されていたのだが、数年前に二軒とも買い手がついた。

 しかし、どう見ても居住者は、ひどく寒い思いをしているはずだ。断熱材も、最低厚さ5センチ必要なのだが、入っているようには見えない。

 こういう場合の対策は、吹き抜けの周囲を、冬場だけベニヤ板で覆ってしまうことである。風を遮断すれば、大幅に暖かくなる。

 家屋本体は、高床のおかげで腐食も少なく、安定しているが、風呂用に20万円で入手したプチハウス3畳は、さすがに水分浸食を受けて、腐食し、今は困った状態になっている。

husyoku1.jpg


 剥き出しの防蝕加工のない風呂場は、15年経ると必ず深刻な腐食ダメージが起きる。とりわけ水のかかるところは、目も当てられないほど腐食する。

 (ボイラーは灯油燃料で、地震予知の青松さん=設備屋の新村氏が設置してくれた。15年経ても、まったく壊れたり性能が落ちたりがなくて素晴らしい)

husyoku3-2.jpg


 
 こんな木材の腐食を抑制するには、何よりも防腐加工が必要で、防蝕材料として、もっとも性能が高いのがコールタールである。ところが、コールタールは何年経ても乾きにくいという致命的欠点があり、人が触れる場所には使いにくい。

 そこで、湿気のある場所に使用するログ材を、組立前に、クレオトップという防腐剤に漬け込んで乾かしておけば、相当に長持ちする。

 また、コールタールを塗って適当に乾いてから、さらに皮膜性の強い油性ペンキを塗っておく手がある。

 そうした対策を知らなかったので、上の写真のように腐食した風呂場を修理するのは、とても大変である。

 何せ、羽目板式のログを長さ9センチの木ビスで留めているので、丸鋸切断機がビスにあたって歯が欠けてしまう。だから切断用ハンドグラインダーを使って切らねばならない。

 そこに寸法を合わせた木材をはめ込んでゆくのだが、羽目板の溝は使えないので、接着剤やビスを多用することになる。当然、元の強度も見栄えも回復しない。

 まあ、とりあえず使えることでヨシとするしかないのだ。

 自作家屋による田舎暮らしで、大切なことは、第一に防腐処理を確実に徹底的に行うことだ。

 人が触れない場所にはコールタールを使う。人が触れるところは、クレオトップやその他防蝕塗料を使う。これらは、ムカデ対策としても使える。

 ついでに書いておくと、山の中は、びっくりするほど大きなムカデが非常に多く、寝ている布団のなかにも入ってくる。気づかずに噛まれてしまったこともあり、毒性が強いので後が大変だ。(44度の温水に長時間浸す)

 そこで、ムカデ避けの対策として、床下にオルトラン農薬粒剤を散布しておくと臭いを嫌がって来ない。室内には、部屋の隅や絨毯下に青森ヒバ油やハッカ油をアルコールと水で200倍に薄めてスプレー散布しておく。これをシーズンに数回やれば、ほぼ忌避できる。これは他の害虫にも非常に有効である。

 マムシの場合は、石灰硫黄合剤を水で薄めて如雨露で建物に沿って散布しておく。

 山のなかの住居は、第一に湿気腐食、第二に凍結、第三に虫や動物害との戦いの連続であると思った方がいい。

 第二の凍結だが、これには本当に泣かされた。
 最初は、移住先の寒さを知らなかったので、まさか、と思う水道管破裂被害の連続だった。

 当地では、寒暖計でもっとも寒かったときはマイナス13度まで下がった。厳冬期はおおむねマイナス7度程度なのだが、一冬に数回は、マイナス10度以下の日がある。

 一般的な水道管保温材対策は、マイナス4度程度までしか通用しない。それ以下の気温になるときは、テープヒーターを巻いたり、端末蛇口からチョロチョロ水を出し続けたりする必要がある。

 ところが、テープヒーターの電気代は頗る高く、数本も使うと一か月1万円を超えるときもある。また、水のチョロ出しも、ついつい節約してしまって凍結させることがある。

 ひとたび凍結させてしまうと、本当に大変なことになる。業者を呼べば、一回3万円以上は最低かかるので、水道管を安い塩ビ管にして、自分でその都度修理するしかない。

 多くの場合は、水道管の端が凍結して、塩ビ接合部のエルボーなどが、凍結圧力ですっぽ抜けてしまうのだが、この場合は、保温材を剥いで、抜けた管に接着剤を塗り直して差し込み、保温材を元通りにすれば治る。

 しかし、管が真夜中にボン! と音を立てて破裂した場合は、まず一カ所だけではすまない。最大で7カ所以上修理が必要になったことがある。管も部品も全部取り替えになり、保温材も取り替えることになる。

 そこで、対策としては、マイナス7度以下になる地域では、保温材も通常のものでは役に立たないので、発泡スチロール製の径10センチ以上もあるもの(コメリにある)に変えるべきだ。

 これに黒テープを巻いて冷気が管に触れないようにするのである。
 
husyoku4.jpg

 
 
husyoku5.jpg


 発泡スチロールだけでは隙間から冷気が管に触れるので、必ず黒テープを巻いて外気を遮断する必要がある。発泡スチロールが手に入らなければ、代わりにスポンジなどを巻いておけばよい。径10センチは最低だろう。

 これでもマイナス10度だと、チョロ出しと組み合わせないと凍結する。しかし、高額になる電気テープヒーターは使わずにすむと思う。

 オンボロの我が家を見せてしまって不愉快になった方にはお詫びしておきたい。
 間質性肺炎を患ってから、階段を上がったり、草刈りをしたりの、わずかな動作でも息切れが起きるようになり、何もできずに、我が家が、どんどんゴミ屋敷に変わってゆく。

 体調が良ければ、もう少し、まともな我が家を見せられたのだが、お詫びするしかない。今は、毎朝の山歩きで、かなり回復傾向にあり、治れば家もきれいになるはずだ。

 もう冬の跫音が近づいている。今年は、いきなり厳冬になるとの予報もあり、読者にあっては、凍結を十分に警戒されたい。

 大切なことは、マイナス7度以下が予想される前夜に、必ず水道末端の蛇口をチョロ出しにすること。できるだけ発泡スチロールの保温材を使うことだ。

 ひとたび凍結させてしまうと、本当に馬鹿にならない出費が待ち構えている。テープヒーターの巻き付けも、その意味では決して高いものではない。

 なお、マイナス4度が朝の短時間程度ですめば、それほど深刻になる必要はない。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-921.html

2. 中川隆[-13200] koaQ7Jey 2020年3月03日 12:11:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[329] 報告

東海アマブログ  2019年10月19日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-908.html

 私が、中津川市の山奥の村に移住したのが2003年で、それから、すでに16年が経過した。

 最初は、土地に安物のスーパーハウスをポンと置いて、地目が山林になっている雑木林を切り開き、宅地を造って、100万円で売られていた杉間伐材の木造キットハウスを自分で組み立てた。

 ついでに書いておくが、スーパーハウスの安物は駄目だ。厳冬期マイナス10度以下になる当地では、一晩中ストーブを焚いていても、外で寝ているのと変わらず、布団にくるまっていても顔が凍って、痛くて仕方ない。。

 高級品の断熱性の良いものならいいかもしれないが、だったら、親和木材あたりのキットハウスを20万円ほど余分に出して組み立ててもらった方がマシなような気がする。

 厚手の杉材ログの断熱性は非常に良いので冬が楽だ。スーパーハウスの良さは、耐久性が抜群だし、変形が起きないということだろうか。

 トイレも浄化槽も、水回りも、何もかも自分で作らねばならなかった。ただ、井戸と電気だけは、さすがに自分では無理だったので依頼して作ってもらった。
 井戸は4mの浅井戸をユンボで掘ってもらったが費用は20万円だった。今では、倍くらいするかもしれない。

 電気は、最初は20Aだったが、溶接機が使えないので40Aの配電盤を作ってもらい、配線は自分でこなした。とりあえず、十数年使ってトラブルは起きていない。

 今では、安い年金が振り込まれるようになり、最低限、飢える心配はなくなったが、移住後、毎月、預金通帳の残高を見ながら、いつ金欠が起きるのか不安で、底が見えたらタクシーに乗務しようと思っていた。

 ところが、次々におかしな病気になってしまい、生きているのが不思議なくらいだが、周囲がすべて山や丘陵なので、毎日、植物の気を浴びながら歩き回ることで生き続けていられる。
 深い自然のなかでの静かな生活は、一度味わうと、例え布団にムカデが侵入しようとも、もう大都会に戻ることなどできない。
 それに、田舎暮らしは自炊ができないと無理なのだが、自炊はひどく安上がりなのだ。たぶん食品は、月2万円で十分お釣りがきているはずだ。

 当地は稀少鉱石を算出する花崗岩地帯なので、井戸水のスペクトルを調べると、トリウム系列のピーク(例えばトロン=Rn220)が出てしまい、飲料水は、2g50円と、ひどく安いピュアの森というペット水を使っている。
 風呂はトロン温泉だから、とても気持ちがいい。

 今、生活費で高くついているのは浄化槽である。これは、貯留槽と排水槽の二槽を、ブロアで曝気し、汚泥ポンプで循環させているので、電気代が毎月2000円くらいかかるのに加えて、EM菌のモルトが1本2000円以上、20K5000円の糖蜜を3g入れて、50g の培養液を作ると3000円程度、二ヶ月分で7000円が浄化槽維持費である。
 さらに、ユスリカ発生防止のデミリン発泡錠が、毎月300円分くらい必要になる。十日に一度は浄化槽に投入しなければユスリカが大量に出る。排水は、全部畑に流している。まったく臭いがなく実に清潔である。
 しかし、上下水道料金を考えれば、多少安くなっていると思う。

 こちらに移住して、本当に驚かされたのは、子供たちの態度の素晴らしさだった。名古屋での私の子供時代には考えられない礼儀正しさだった。

 なにせ、出会う子供、全員が必ず、見知らぬ私に「おはよう、こんにちわ」と頭を下げて挨拶するのだ。本当の山村田舎だから、みんなすれていない。年に一度は杵振り祭という無形文化財、春祭りの主役として、全員が参加するのだが、その表情が、純粋、純朴で素晴らしい。心の底から嬉しそうにしている。

 ところがだ、2007年リーマンショックの頃から、この魅力的な山村が大きく変貌を遂げ始めたのだ。
 まず、秋になってカメムシが激増し、毎冬屋内に侵入するカメムシが半端ない数になって辟易させられるようになった。ついでにいえば、屋内にムカデが侵入してくるので、使いたくなかったオルトラン農薬を床下に散布(臭いで防除)するようになり、屋内では青森ヒバ油をハッカ油に混ぜてスプレーしている。
 また、昔は「マムシ平」という地名がついていたと聞かされ、ゲゲゲと驚いたが、夏場は毎日のように庭にマムシが徘徊していた。
 これは、石灰硫黄合剤を大量に買って、庭に噴霧するようになって現れなくなった。

 2007年あたりを境にして、それまで村に防獣施設など皆無だったのが、どこの農家もメッシュ鉄筋や電柵など防獣施設を設置しなければ農業が不可能になってしまった。
 近所で、毎年カボチャを作ってきた、お婆さんは、せっかく育てたカボチャをすべてイノシシに食べられて意欲を失い、その土地は、すべて太陽光発電所に変わった。

 イノシシは、夜間徘徊していて、我が家の庭にも平然と入ってくる。秋になるとどんぐりを食べにくるのだ。カモシカがいるときもある。希には、熊が来た痕跡も見つけることがある。

 だから、慌てて、敷地周囲にメッシュ鉄筋の防護柵を設置する羽目になった。
 土地の古老に聞いても、こんなに動物が侵入してくるようになったのは、記憶にないという。

 2014年頃からだろうか、「よい子の見本」のような子供たちにも、少しずつ変化が現れはじめた。

 道で出会っても、挨拶をしない子供が出てきたのだ。とうとう、この村にも人間疎外=都会化の波が押し寄せてきたのか、と思ったが、ちょうど、この頃、中津川市防災メールを登録受信するようになり、その原因に心当たりがいった。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-908.html

3. 2021年1月08日 08:15:07 : BBvn1aJu7g : Q0NCdzYvcHFWaWM=[1] 報告
「もうこれは災害」札幌で水道管破裂続発 水を落としても破裂…44年ぶりの記録的寒さが直撃
1/7(木) 21:58配信


北海道放送(株)

 年末年始の札幌は、44年ぶりに5日連続でマイナス10度を下回る記録的な寒さとなりました。その影響で、水道管が凍結し、破裂する被害が急増しています。

 「やばいやばい」(アパートの住人)

 天井から滝のように水が流れます。5日未明、札幌のアパートで撮影された映像です。上の部屋で水道管が凍結し破損したとみられ、元栓を閉めるまで水は6時間以上、流れ続けました。

 住人は、部屋の修理が終わるまでの1か月、ホテル暮らしを強いられています。
 また、札幌の知事公館も、5日、水道管の破損で水浸しになり、3月31日まで休館することになりました。

 相次ぐ水道凍結は、年末年始の厳しい冷え込みが影響しています。
 札幌は、先月30日から5日連続でマイナス10度を下回り、44年ぶりの記録的な寒さとなりました。

 西区にある雑貨店です。3日に水道管が凍結していました。

 「(年末は)水を落として帰ったんですけど、水道管が破れて、いっぺんに噴いたんですよね。床全部が水浸しになった」「…こんな状態で、どうすることもできない」(夢と雑貨ホワイトリーフ・新谷勲オーナー)

 手に負えず、業者に修理を依頼しました。札幌市水道局に寄せられた水道凍結などの問い合わせは、今年の三が日で1217件、過去10年で最も多かった2012年の三が日の4倍以上です。
 また、4日には1日で1093件の問い合わせが寄せられました。

 「もうこれは災害ですね。4日から電話が鳴りっぱなしです」(石狩設備工業・熊谷雅之社長)

 依頼してから30時間、西区の雑貨店に修理業者が到着しました。水道管は、縦に裂けていました。

 「(水を落としても)配管に水が溜まっている。溜まっていた水が凍って破裂してしまった」(石狩設備工業・熊谷雅之社長)

 今年の水道凍結被害は「災害」だと話す修理業者。作業開始から2時間…。

 「ひねってみてください」「オー出た!よかった…」「おめでとうございます」(熊谷社長)

 業者はこの後も、30件以上の水道修理に向かうということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/110df04f4cbe926c785680f8d65071bdb88f4d30

4. 2021年1月09日 16:56:52 : hal7Lvmmkc : dFEvSnlyL3Fab1k=[5] 報告
ああ、水が出ない…… 2021年01月09日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1367.html

 今朝の寒波は凄かった。手元の寒暖計ではマイナス10度、スマホ気温もマイナス8度。 何年も破裂が起きなかった手作り井戸水配管で、久しぶりに大量のつららが下がってるから、たぶん亀裂が入ってる。
 17年も住んでいるから、もちろん配管の蛇口、4カ所でポタポタ・チョロチョロ出しで備えていたのだが、水を出しながら凍結したようだ。

 それより、井戸水が湧き上がらなくなって、風呂に43度の湯を入れていたら、途中で止まってしまった。井戸水は、いったん枯渇させると、数日間は汚い水しか出てこないので、本当に苦労する。
 地表深くまで凍結が進み、地下水の移動が少なくなっているかもしれない。井戸使用開始後、配管破裂以外で枯渇したのは初めてのケースだ。

 これから、どのような恒久修理対策をするか頭が痛い。一番いいのは、ポリエチレン管に全部変えてしまうことだが、非常に高額になるので簡単に手を出せない。
 ポリエチレン水道管の可塑率は10%あるので、水の凍結膨張率と同じで理屈上、凍結膨張破損しないことになっている。耐久性も、塩ビ管なみにある。
 だが、バルブやエルボ、チーズなどの部品がえらく高価なのだ。全部作り直すと、一財産(数十万円)かかってしまう。

 私が蛭川村に移住した当初は、真冬はマイナス10度以下になるのが珍しくなくて、厳冬の晴れた朝なら、おおむねマイナス7度になるのが相場だった。これは北海道の函館付近と同じ程度の寒さだ。
 いわゆる内陸型の放射冷却によるもので、北海道と違って日中は、気温が上昇する。しかし、今日は、13時過ぎても、ひどく寒い。たぶん終日氷点下の冬日になるのだろう。

 2008年、リーマンショックの年あたりから、昔ながらの深刻な冷え込みが少なくなった。ちょうど、この頃から、野生動物の人間社会への侵入が加速し、夜中に家の前で猪が普通に出歩くようになったこと、裏山にクマが出没すること、早朝にカモシカや鹿が騒ぐことが普通になった。

 このあたりから、猪が激増し普通の水田まで襲うようになった。だから、それまで獣害対策など無用だった、この村で、電柵やワイヤーメッシュ柵などの対策をしなければ、事実上農業が不可能になってしまったのだ。
 なぜ増えたかというと、猪の子供は、マイナス10度以下だと凍死してしまうので繁殖できない。だが温暖化が進み、マイナス6度くらいまでしか下がらなくなったので、幼獣が容易に越冬するようになり、急激に増えたというわけだ。

 またマイナス10度以下まで下がるのが普通になれば、猪も減ってゆくはずだ。
 熊が増えたのは別の理由で、ベテラン猟師が老齢化で減ったこと。やはり老齢化で果樹園などが放置され、管理されなくなった果実を食べることで増えた。
 それに、里山が手入れされないため荒廃して、奥山との境界が曖昧になったこともある。

 急に気温が下がり始めた事情は、いくつか考えられる。
 私は、地球温暖化、異常気象の最大の理由は、炭酸ガス温室効果ではなく、原子力発電所温廃水であると指摘してきた。
 
 気候変動の最大の原因は、原発温廃水である 2020年11月13日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1309.html

 ところが、フクイチ事故の影響で、再稼働や定期点検が厳しくなり、54基ある原子炉のうち、2019年末に稼働しているのは、わずか9基であり、それも定検があるため、実質3基程度だ。
 だから、原発温廃水は、非常に少なくなっていて、海水表面温度が上昇せず、これも急激な寒冷化の一因になっているかもしれない。昨年の台風が、超大型化できなかったのも、温廃水が減った影響があるかもしれない。
 
 一番大きな理由は、多くの気象学者が提唱しているとおり、地球がミニ氷期に向かっている可能性があることだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B0%B7%E6%9C%9F

 原因は、太陽活動の衰退と火山活動の活性化で説明されている。これは、地球活動を観察してきた者には分かりやすく納得のいく理屈である。確かに、一昨年から太陽の黒点活動は著しく減少し、経済活動に影響を与えるほどの巨大太陽風も少なくなっている。
 それに、地球全体で火山活動が活性化しているのも、日常的に報道されている。
 ごく最近では、日本の巨大地震の前兆と噂されるキラウエア火山の噴火も起きた。
 
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/12/post-95235.php

https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201806_post_17060/

現在の太陽活動は、マウンダー極小期に類似していて、小氷期説には大きな説得力がある。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E6%A5%B5%E5%B0%8F%E6%9C%9F


 だが、今月(2021年1月)行われるダボス会議では、「炭酸ガスの増加によって地球温暖化が起きる」という子供だましの虚構が宣伝され、「このため炭酸ガスを出さない原発が必要」と、アルゴアやゲイツ、竹中平蔵らが主張し、コンピュータと原発による超管理社会に「グレートリセットする」と喚いている。

 地球が寒冷化しているとすれば、火力発電や石油原動機を抑制する必要はないのだが、ゲイツ、ゴアらは、何としても温暖化は避けられないと脅迫し、赤道の島々が水没すると煽っている。
 ちなみに、ゲイツ、ゴアともに、原子力利用に巨大な利権を保有している当事者だ。
 だから欧米に追従して日本まで、2030年までにガソリン自動車を全廃すると言い出していて、電気が切れたら充電に3時間もかかるEV車に切り替える路線が進行している。

 もし小氷期説が正しければ、どんなに炭酸ガスを抑制しても、決して気温は上がらない。だが、原発温廃水を海洋に大量投棄することで気温が上がり、結果として炭酸ガスも増えてくるので、ゲイツらは自己正当化のためにも、必死になって原発を増やし、再稼働させようとするだろう。

 だが、今年の冬は苛酷だ。地球温暖化説をあざ笑うように、地球規模で歴史的な寒冷化が起き始めている。
 https://earthreview.net/2021-began-with-the-extreme-cold-wave/

 1月6日、スペインでマイナス34.1度が記録された。これはスペイン気象観測史上最低記録である。リンク先にあるように、1月9日現在、欧州は氷雪に閉ざされている。
 カナダではマイナス62度、北京では、7日にマイナス19.6度が記録された。
 
 どうやら、日本でも、今起きている寒波がピークではなさそうだ。我が家では、昨夜、と数日前、夜中に顔が痛くなる冷凍庫級寒さで、寝られなくなってしまった。出費をけちっても仕方ないので、エアコンをつけたが、初めて経験するような真っ白な吐息が出た。もしかしたら、今月、次の寒波ではマイナス15度程度まで冷えるかもと予想している。

 こうなると、ポタポタ・チョロチョロ出しでは、そのまま凍結してしまい、真夜中に爆発するような音で破裂することになる。
 だが水を出しすぎると、今朝のように、井戸の水が涸れてしまう事態になり、頭を抱えている。テープヒーターは、恐ろしいほど高額の電気代がやってくるし……。

 私は、若い頃、日本アルプスの厳冬期縦走で、マイナス20度、暖房器具なしのツエルトで寝た経験が何回かあるが、一晩中寝られたものでなく、せいぜい短時間ウトウトする程度だった。
 今年は、もしかしたら、同じような体験をするのかもしれない。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1367.html

5. 2021年1月09日 21:59:27 : hal7Lvmmkc : dFEvSnlyL3Fab1k=[11] 報告
「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる (1/2)
正しい「水抜き」の知識を持っておくと安心です。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2101/09/news031.html

 「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵を実践したところ、台所の水道が凍結してしまった――というツイートが話題を呼んでいます。どうしてこうなってしまったのか。正しい予防法はあるのか。水道のプロにお話を聞きました。

 災難に見舞われたのは、宮城県石巻市在住で、東北の若手漁師集団「Fisherman japan」にて事務局長を務める長谷川琢也(はせたく)@hasetakuさん。

 「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵を目にしたことから、1月8日22時ごろより台所で実践したところ、翌9日9時半ごろ、蛇口から出る水はおろか、水を受けていたマグカップまでカチンコチンに凍ってしまっていることに気づいたと言います。


 これにより、台所の水道が完全に使えない状態となってしまったはせたくさんは、Twitter上で「めちゃ凍ってるじゃん!!どーしたらいいのこれ」と画像を添えてツイート。当該ツイートは1万9000件以上リツイートされているほか、多くの人からお見舞いの声、凍ってしまった水道を復旧させるための知恵、雪国ではよく知られる「水を落とす方法」など有益な情報が寄せられています。

 ねとらぼ編集部がはせたくさんにお話をうかがったところ、凍結に遭遇したのは今回が初めてで、「他にももっとすごい状況の人がいるので、このレベルで話題になっていいのかとも思いましたが、いろんな人がコメント等でアドバイスしてくれて、台所は引き続き極寒(なんなら外より寒い)ですが、心は暖かくなりました……でも水はまだ出ません……」「SNSは昨年悪い意味で話題になったりもしたけど、悪いことばかりではないですね。良い人多くて安心しました」と話してくれました。

大変な状況の中、お話を聞かせていただきありがとうございました


凍結を防ぐためには? 正しい予防策

 しかし気になるのは、ちまたでよく聞く「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という暮らしの知恵は有益ではないのか。はたまた、凍結を防ぐための正しい予防法はないのかです。ねとらぼ編集部では、水回りのトラブルに対応するクラシアン仙台支社を取材しました。

――ネット上では「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておきましょう」という方法がよく知られているようなのですが、この方法では水道の凍結を防ぐことはできないのでしょうか。

クラシアン:その方法は水道が凍ってしまうかどうか微妙なときや、少し寒いときには有効だと言われているのですが、今回のような大寒波のときには効果を発揮しません。

――大寒波の際には、具体的にはどういった対応を取るべきなのでしょうか。

クラシアン:しっかりとした「水抜き」が有効だといわれています。手順としてはまず、水抜き栓を閉めてから、残っているお水を出し切るために蛇口周りをすべて開けます。追い炊き機能のついているお風呂の場合は、循環口までお水を張っておき、トレイに関してもタンクが凍ってしまいますから、タンク内のお水をすべて抜いておきます。とにかく、水道管からお水をしっかりと抜いておくことが大切です。

――Twitterでもアドバイスの声があった「水を落とす方法」ですね。

クラシアン:そうです。ただし、この作業を行っていただいても確実に凍結を防げるというわけではなく、あくまでも凍りづらくなるための予防策と考えていただければ幸いです。どうしても気温が低くなってくると「凍るときは凍ってしまう」というのが正直なところです。

――万が一水道が凍結してしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

クラシアン:熱湯などをかけてしまうと、配管が破裂する可能性があるため、これだけは絶対にやらないでいただきたいです。見えている範囲をじわじわとぬるま湯で溶かしたり、ドライヤーで少しずつ温めるという方法もあるのですが、知識のない場合は専門の業者さんなどにご相談されるのが安心かと思います。

 クラシアン仙台支社によると、1月8日から9日にかけての大寒波で仙台市内はかなり気温が下がっており、同様の相談の電話が鳴りやまない状態が続いているとのこと。正しい「水抜き」の方法は、仙台市水道局などでも紹介されているので、しっかりと確認した上で、引き続き警戒が必要です。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2101/09/news031.html


「水道管が凍らないようにちょろちょろ水を出しておいた」のに大寒波で水道凍結!? 災難に見舞われた人救おうと有益情報集まる (2/2)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2101/09/news031_2.html

6. 2021年1月13日 18:33:55 : BWio5bIwzA : dUFaY1B6VVRwaXc=[25] 報告
 ああ、今年の冬は……
2021年01月13日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1371.html

 中津川に移住した2003年頃から2010年頃までの間は、冬になると毎日のように水道管(井戸水配管)がトラブルを起こして、「どんだけ金がかかるんじゃ!」と天を仰ぐ毎日だった。

 当時は、12月から3月くらいまで、毎日マイナス7〜10度程度には下がっていたから、名古屋あたりでの凍結に対する感覚と、中津川での感覚は、まるで異次元、遠い北海道あたりの、あるいは白川郷あたりの生活感覚を持ちだしてこないと、まったく対応できないことを思い知らされた。

 水道管の凍結対策としては、第一に、水道源から一番遠い蛇口をチョロ出ししておく。この加減が難しい。我が家は井戸水だから13度程度の水温があるので、ほとんどの場合は、チョロ出しより少ないポタポタ出しで対応できるのだが、これもマイナス5度くらいまでで、それより下がると、出した水がつららのようになって凍結してしまう。
 こうなると配管の損傷は免れないので、チョロ出しに水量を増やさねばならない。

 ちなみに、水道管が凍結損傷する気温の境目はマイナス4度である。天気予報で、マイナス4度まで下がらないとあっても、実は、気温予測はあまり信用できず、マイナス4度の予想だと、実際にはマイナス6度に下がるのが普通なので、もう氷点下の予報が出ているだけで、念のために凍結対策をしなければならない。

 マイナス6度の予報が出ていると、実際にはマイナス8度くらいまで下がるのが普通なので、対策をしなければ水道管は全滅する。真夜中の3時頃になると、あたかも爆発のような音がして、そのときは、凍結しているから何も起きないが、翌朝、気温が上がり始めると、もの凄い勢いで破損箇所から水が噴き出してくる。周囲には爆発した水道管の破片が散らばっている。
 これまで一晩で8カ所もの破損が起きたことがあった。

 これを予防するため、末端蛇口でチョロ出しをするのだが、それもマイナス8度くらいが限度で、マイナス10度以下に下がると、元栓を閉めて、末端蛇口を解放して水抜きをしなければ間に合わない。
 このとき、水道管内に水が残らないよう、想像力を働かせて工夫する。

 テープヒーターを巻いて通電してあっても、マイナス20度だと凍結するらしい。だから、北海道北部の人には、「チョロ出し」概念がない。必ず「水抜き」をするのだ。
 トイレなど、水を止められない場所では、大型の石油ランタンを燃焼させておけば、室内が0度以下に下がることはない。
 うちではトイレと風呂場にランタンを置いていて、他の蛇口ではチョロ出しになる。

 水抜きをしたとき、水道管の傾斜などの問題で、管内に水が残ると、それが凍結して破損する。
 だから水道配管は、設計段階で、完全な水抜きができるように高低差を思案して敷設しなければならない。なお、傾斜があっても末端蛇口を開けなければ水は抜けない。

 鉄管にすれば多少は強いが、凍結膨張率10%の前には、金属も歯が立たず、真夜中に爆発するのは同じだ。しかし、金属管の場合は、金属バルブが最初に凍結破損(亀裂破壊)することが多い。
 金属配管は、ねじ切りの手間などで高くつく(特にコーティング管)ので、当地のような凍結の多い地域では、わざと破損を前提に、自分で交換修理しやすい塩ビ管を使うのだ。
 塩ビ管の長所は、のこぎりで切断できて、接着剤でつけるだけという手軽さである。

 だから、寒冷地では、自分で補修しやすい塩ビ管を使うのが普通だ。修理を業者に頼んでいては、懐具合が持たない。
 塩ビ管には三種類あって、灰色・青色・赤色とあり、順番に強度や耐熱性が上がるが、いずれも凍結破損を免れることはできない。また使用できる接着剤も、それぞれ専用のものを使う必要があり、注意が必要だ。

 唯一、可塑率が10%あって凍結膨張率10%に対応できる素材として架橋ポリエチレン管がある。これなら、ほぼ凍結破損はないと思いたいが、実は、希に破損が起きる。
 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/blog/37246320/

 とりわけ北海道、信州内陸、飛騨清見などでは、残念だが、ポリエチレン管でも水抜きしなければ持たないそうだ。もちろん塩ビ管や鉄管より圧倒的に強靱だが。結局、マイナス20度以下では、架橋ポリエチレンでも可塑性が失われる可能性があるということだ。
 
 我が家では、いつ水道管が破損しても、すぐに対応できるよう、パイプやバルブやエルボなど補修部品を相当数備蓄している。凍結すればノコギリと糊で対応する。
 実は、今日も破損を修理していて、ブログが遅くなった。
 一番ありふれた破損として、エルボ付近で、接着剤がすっぽ抜けて水が漏れることだ。この場合は、すっぽ抜け部に糊を塗り直してはめるだけなので、簡単なはずだが、そうは問屋が卸してくれない。

 エルボにも亀裂が入っていて、結局、かなり広範囲を作り直さなければならない羽目になった。原因は、新しく作った洗濯機用配管の水抜きを忘れていたからだ。
 多くの場合は、手元にある部品で対応できなくて、ホームセンターに走ることになる。この時期は、ホームセンターでも品切れが多い。とりわけバルブが入手困難だ。

 修理頻度の少ない架橋ポリエチレン管に変えたいが、部品がもの凄く高い。塩ビ管部品の10倍〜20倍の価格なので、全部変えると金額的に躊躇してしまう。
 https://www.haikanbuhin.com/top/item/asp/cate.asp?s_cate4=12016

 2010年以降、昨年までは、ずっと冬期も温暖な日々が続き、当地が極寒の地であることさえ忘れてしまっていた。
 年に数回、マイナス7度になることもあったが、蛇口をポタポタだしにしておけば対応できたので、水抜きのことなど、頭に上らなくなっていた。
 だが、久しぶりに、いきなりマイナス10度が来た。

 これは、おそらく私が何度も指摘しているように、54基ある原発が、年間、琵琶湖を升にして4.5杯も7度高い温廃水を放出してきて、海水表面温度を上げることで、温暖化に大きな貢献してきたのだが、今年は、三基程度しか稼働していないので、本来の気温が戻ってきたと考えるのが合理的だ。

 もう一つは、太陽活動や火山活動の影響で、マウンダー極小期と呼ばれる小規模な氷河期が来ている可能性だ。
 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/062500060/

 これが真実なら、温暖化など、とんでもないことで、炭酸ガス抑制の意味もなくなってしまう。原発温廃水は、地球気象の暴走を引き起こすだけだ。
 そもそも、メディアが原発温廃水問題をほとんど語らない異常性について気づいている人が、どれほどいるだろう?
 これは、国際原子力産業が、自分たちの利権を保全するため、アレバや電通のようなメディアコントロール企業を使って、原子力の致命的欠陥を隠蔽させているのである。

 いずれにせよ、今後は、かつてのような寒冷気象どころか、それ以上の超寒冷気象がやってくる可能性が大きい。マウンダー小氷期では、1700年前後の数十年間、テムズ川が完全凍結したそうだ。市民は、スケートを利用して移動していた。
 諏訪湖の御神渡が毎年復活するようだと、また昔のように、冬期の田んぼスケート場も復活するだろうから、子供たちにとっては楽しみだ。

 今朝も高峰湖遊歩道を歩いたが、この10年ほど、完全凍結は見なかった「チン湖」が完全凍結していた。我が家の防火バケツも5センチほどの厚みの氷が張っていた。
 向かいの池も完全凍結してるから、どこかでスケート靴を買ってこないと。

 毎晩、蛇口の水出し管理が大変になる。トイレや風呂にランタンを焚かないと。
 暖房費がかかって仕方がないな、私のような超低年金暮らしでは本当に大変だ。また薪ストーブに戻さないと。
 ただし、薪を確保するのに、軽トラが必要なので、これも金がかかる。薪割り機も買わなければならない。
 田舎暮らしの大変さが、全部復活してくるわけだ……。

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1371.html

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