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サブウーファー考
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/431.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 18 日 15:34:33: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 


2018年01月04日 サブウーファー考
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1964508644?org_id=1966383397


正月早々だが、サブウーファーが壊れた。
なので、後釜を考えているところ。

まあ、プリからの信号がおかしい可能性もあるが、もう梱包してしまった。
FOSTEXのCW250Aで、スワンとの相性はいいはずだが、修理したり、CW250Bを買うほど年老いてはいない。もう少し実験してみたいものだ。

サブウーファーは、ハンディ測定器を買ってから劇的に調整しやすくなった。
というか、測定器なしでサブウーファー使うとか、私レベルでは自殺行為だった。
だいたい出しすぎか超低音寄りになっている。

・一台だと位置がわかる問題

これは、確かにそうだが、クロスオーバー50とか60とかのレベルで、高音が切れていればけっこういけるかも。高音のカットはけっこう難しいので、消せない高音は、当然耳につく。ウーファーの向きを正面とかリスナーに向けるのも危険そうだ。
ウーファー二つとか、上方、下方に向けた設計はよさそうだ。


・遅れる問題

スワンとかだと深刻だ。CW250Aは気を使っているほうだが、25センチウーファーはいまいちだろう。30センチにあこがれたこともあったが、もっと小さいほうがいいかも。


・帯域

CW250Aは、測定すると20Hzも軽々と出てくる。困ったことはないが、部屋の特性か、スワンとのクロスオーバーの80Hzとか100Hzが凹む。
スワンは40ヘルツまでは測定上出ている。
ただ、これらは測定値の話で、質の悪い部屋の反射音とかを測定しているのかも。
30〜70Hzぐらいが良質なサブウーファーで、スワンの70Hz以下を減衰させるのがよさそうだ。


・スワンの負担

測定を続けるうちに、サブウーファーが必要ない音量や音楽に気づいた。
夜帰ってテレビ音声を聴くときの音量では、サブウーファーは働いていない。
また、厳密に高音を切っていくと、サブウーファーが鳴る機会は限られる。
それも寂しい話だ。

クラッセのデジタルプリは、スワンの低域カット機能がついている。
これを使うと、50Hzクロスで6デシベル/オクターブカットでも、大音量時のコーン振幅が完全に抑えられる。これはかなり有益なのではないか。
逆に言えば、しっかりしたパワーアンプでほどほどの音量までなら、スワンにサブウーファーは不要という、先人の結論に従わざるを得ない。

上記の状況で、久々にいろいろ調べていると、イクリプスが考え方が近い感じがした。
さすが、スワンっぽいメインスピーカーを売っているところだ。

サブウーファーは一時撤去してしまったが、聴けるものはたくさんある。
しばらく、クレーメルのバッハ無伴奏ヴァイオリンとか、各種ピアノソナタでも聴こう。

コメント

mixiユーザー2018年01月04日 08:21
クレーメルですか。お好きそうですね! 何が書きたかったのかと言うと、正月からクレーメルの無伴奏ですか、、、

mixiユーザー2018年01月04日 09:22
私も以前長岡式バックロードD-5にサブウーファDRW-1をつないで鳴らしていました。サブウーファにはメインスピーカーとは別のパワーアンプをつないでレベル調整が行えるようにしていました。

ところが、サブウーファを効かせると同じアパートの別の住人から「何か地震のように部屋がガタガタ震える」などのいうクレームが出るのです。段々サブウーファのレベルを絞っていくようになって、最終的にはメインSPだけで聴くようになりました。
それでもほとんどの音楽は特に文句なく楽しめました。低域は40Hzくらいまでだったと思います。

超低域を実音で出すと前述のような同居人からのクレームが出たり、メインスピーカーとのクロスの問題が出たり(帯域により打ち消し、増強などクセがつきやすい)、部屋の定在波の影響が強く出たりします。メインSPだけで超低域の倍音をきちんと出すとその下の超低域を頭で感じられるようになりますが、その場合実際の超低域は出ていないので他人の迷惑やクロス設定や定在波の問題は起こりません。

スワンを使っている時はサブウーファは使用していませんでした。またトゥイーターもつけずにいました。スワン単独でほとんどの音楽が楽しめたからです。

ごくたまに倍音成分のほとんどないシンセサイザーで作られた超低域の場合、倍音整列からは超低域を感じることができないので、実音を出さないと超低域が聴こえないものもありましたが、割りきりが必要でしょう。

また、別の方法としてスーパートゥイーターをつけることで超低域を出すことができます。スワンの10cmフルレンジは超低域にも反応して振動していますが、部屋全体にその振動の影響が伝わりきれないために聴こえないのです。そこでその振動を部屋全体の空気にうまく伝えてやれば良いのです。スーパートゥイーターで超高域を出してやると部屋の空気の分子が励起された状態になって部屋の中にある小さなユニットからのちょっとした振動でも効率的に伝わるようになります。

うちに余っているKITHITの製品を試しに使ってみられると面白いかと思います。

mixiユーザー2018年01月04日 09:55
こんにちはわーい(嬉しい顔)新自作スピーカーの夢にサブウーハーの選択肢があります。
構想について日記にしてみたいと思います。


mixiユーザー2018年01月05日 02:20
> mixiユーザー
 
クレーメルくんはアバドをバカにしてるのが良くないと思います。
元旦にギレリスのハンマークラヴィアを聴きましたが何か?


mixiユーザー2018年01月05日 02:25
> mixiユーザー 

正直、サブウーファーは意地になっている面もあり、だいたいの音楽と音量はスワンでOK、サブウーファーのデメリットもありです。
クラッセの超低音カット機能がなければ、もうサブウーファー買い足さないかもしれません。
KITHITとか、超高音のアプローチもおもしろいでしょうね。


mixiユーザー2018年01月05日 02:27
> mixiユーザー 

ぜひ。一般家庭での限界はともかく、超低音は一つの夢ですね。

mixiユーザー2018年01月05日 23:19
こんなものが出ていますね。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s509395210

mixiユーザー2018年01月07日 02:01
> mixiユーザー
 
理想ですね。しかしでかい。。
1年前なら買ったかもしれませんが、箱もでかいし、もっと小さいのでよいかと。
鉄男が軽薄になってきました。

mixiユーザー2018年01月07日 19:10
でかいですか・・・。長岡氏設計のネットワークなしDRW-1などはとんでもないでしょう。そう考えるとCW-250などはコンパクトで良かったかもしれませんね。 何しろ通常のユニットを使って自作しようとしても性能を保ったまま小型におさめるのは相当困難です。ウーファ用専用アンプを使うならともかく、パッシブでは不可能だろうと思います。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1964508644?org_id=1966383397

サブウーファー遍歴 2018年07月29日
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1967682770?org_id=1968036464


半年以上前に、FOSTEXのCW250Aというサブウーファーが壊れた話題をしていた。
まだ13センチネッシーの時代、京都人さんのすすめで入れてみて、ネッシーには必須だなと感じたものだ。

その後、KEFのR400bというサブウーファーに換えていたのだった。中古だが、新品の買値だと15万を超える高級機である。

結果は、25センチ1発から22センチ2発に変わり、20Hzや25Hzが明らかに測定値上減った。
しかし、これは特に問題がないどころか、変な部屋の振動ノイズが減ってよいのではないか。こちらは10畳木造である。
向かい合わせで2発というのは、センターに置けない状況からすると、いろんな場所に音が出るのはよいことだと感じる。また、揺れが前後方向同士でキャンセルされるという。実際、ウェルフロートがいるかなと思うぐらいに触ってみての振動感がない。

また、内蔵アンプが高級になったようで、CW250Aは測定値と調整の間に謎の因果関係があったが、KEFのものは、コントロール通りに測定値が変わる印象がある。
なんにせよ、逆相設定含め、測定器なしでサブウーファーを使うのはほとんど不可能と感じる。

スピード感は、スワンの超軽量と揃えるのは至難の業のはずだが、25センチより22センチのほうがよいのは明らかな感じがする。

いろいろやった結果、レンジ拡張というのはあまり求めていなくて、スワンの出しっぱなしホーンでは望めない良質な低音のコントロール感と、なにより、クラッセのデジタルプリでスワンの超低音を切ることができるので、コーンの振幅がおさまるのがうれしい。これを知るとやめられなくなる。
逆に言えば、クラッセとスワンの組み合わせでなければ、サブウーファーはもういいかなという気がなくもない。

そのほかの感想として、オートパワーオンオフという機能があるのだが、小音量だと案外オンにならない。
また、測定値でも、40Hzや50Hzはスワンでも出るし、むしろ、部屋の特性か50Hzがモリモリ出まくってクラッセのデジタルプリでおさえなくてはいけない。
こうなると、本腰入れて大音量の時以外はサブウーファーオフが正解な気がしてくる。
適材適所なんだなと思うとともに、ちょっともったいない感じがする。

トータルで、ピアノブラックがスワンのピアノブラックとも合うので、満足していたが、1か月ほど前に、「ピー」というような高音ノイズが気になった。セミとか虫の鳴き声に近いが、α波でなくデジタルノイズっぽい不快な高周波である。アンプ部に耳を近づけると、盛大に出ているとわかる。

調べると、250Wのデジタルアンプが2台組み込まれ、消費電力もなぜか600W?。規模の大きいアンプなので多少のノイズはやむをえないのかもしれない。
まあ、しょせんビジュアル系の機器なので、基準がおおらかなのかも。よくクーリングファンとかついてるしね。

神経質な気もするが、中古保証期間ギリギリなので、販売店に検査を依頼し、このまま下取りに出そうかと思う。
戻してもらってヤフオクのほうが金銭的に有利だが、面倒くさいし、販売店にもマニアのこだわりで手間をかけて申し訳ないので、それでよいかなと。

で、ECLIPSEの16センチ×2のサブウーファーを検討中。
スワンのスピードに合うのはこれぐらいではないだろうか。
われわれ音の仲間(?)としては、半年使用ぐらいでそこそこの差額発生にせよ、新しい機器を試してみたいものであろう。

コメント


mixiユーザー2018年07月30日 09:53
フルレンジとサブウーファーの口径が違いすぎるとスピード感も異なり、良くない感じです。わが家はF120AにFF165WKを10mHでつなげていますが、Lが介在してもつながり良好です。口径が近いからでしょう。

mixiユーザー2018年07月31日 00:14

こんなものが出ていますね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s509395210

mixiユーザー2018年07月31日 02:05
> mixiユーザー 

かなり小口径サブウーファーですね。私も影響を受け、やってみようかと。

mixiユーザー2018年07月31日 02:0
8> mixiユーザー 

昔は大きなものに憧れがあり、いまでも、環境が許せば大きいウーファーの低音に包まれたいのですが、いまの環境では小さいことや軽いことのメリットに年々であうようです。

mixiユーザー2018年07月31日 09:25
> mixiユーザー 
昔、エレボイやフォステクスに口径80cm程度の超大口径ウーファーがありましたね。今では入手困難だし、使う人も限られています。聴いたことはないのですが、振動板の重さとか、エッジ・ダンパーの経年変化が気になります。私なら20cmくらいの強力フルレンジを複数個使って大型ASWを作ります。わが家は6畳なのでそんなもの入りませんが。

mixiユーザー2018年08月01日 02:23
> mixiユーザー 

測定器を使うと、サブウーファーの活躍帯域はさほどないとわかります。あったとして、ソフトに入っているか。音がほとんど出ない場合は、切ったほうが中高域に有利なのではないか。また、内蔵アンプノイズは大空間で映像機器であふれていれば問題ないでしょうが・・・ まあ、ただの故障の可能性もまだあります。


mixiユーザー2018年08月01日 02:25
身の丈に合ったことがいちばんと、年を経るとわかります。若いうちは酔って吐いたりも楽しいのですが。


mixiユーザー2018年08月01日 07:43
オーディオは狭い部屋にでかいスピーカーではダメですね。昔はそれがマニアの証とされたものです。6畳程度で、バッフルが大きいとサウンドステージが出ない。小型SPに小型サブウーファーで十分大型SPは凌駕できると思います。


mixiユーザー2018年08月01日 16:47
Eclipseの小型サブウーファはKEFの考え方と共通している部分が多いですね。昔、江川三郎氏が提唱していたミラードアクロポリス方式というもので、江川氏とは別に京都のSatinも同様の製品を発表していました。

スワンをサテライトとして使用して3D方式とされるようですが、実際にやってみるとウーファの設置が結構クリティカルであることが分かると思います。高さを5mmくらい変化させただけで良くなったり悪くなったりしますし、勿論サブウーファが左右のサテライトスピーカーと厳密に等距離になく少しでもどちらかに偏っているとサブウーファの調整による音の変化がリニアにならずに不連続な変化を示したりして余計な苦労が増えます。これは通常の測定ではなかなか差として表れにくいので最終的には聴覚で合わせる以外にありません。

Eclipseの小型のものでしたら、3D方式ではなく、左右に独立して置いてみるのも良いかもしれません。3D方式よりセッティングは楽になりますし、うまくいくとホールでのうねりのような響きの感じも出てくる可能性があります。

mixiユーザー2018年08月02日 10:10
こんにちはわーい(嬉しい顔) bswanさん。 個人的にはサブウーハー左右2台必要派でづ。モニターオーディオの時に散々やりましたが、真ん中以外置くところがなかったです。それでも違和感がありました。超低音といえど、方向性がでてしまうんでづね。30Hz以上を完全カット出来るようなタイプなら別ですけど。。。

mixiユーザー2018年08月03日 02:46
> mixiユーザー 

ネッシーはSW不可欠でしたが、メインでいけるならSWは面倒ですね。うちでは、大音量時の全体のバランス調整になっている感じがします。

mixiユーザー2018年08月03日 02:53
> mixiユーザー 

視覚もあるでしょうが、方向性をいっさい感じなくなったことはないですね。発生源を意識してしまいます。この程度の音量しか出ていないものを、大きなコストをかけて2台に分割するのはどうかと。しかし夢ではありますね。
大きなスピーカーを置けないから小型にしたのであって、サブウーファー左右に置くと大型になってしまう、みたいなことを長岡先生が書いてました。コスパの人ですからね。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1967682770?org_id=1968036464  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-14378] koaQ7Jey 2020年1月18日 15:43:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1290] 報告



2017年04月24日 私の新システム
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1960001059?org_id=1960216869

先日、パワーアンプのマークレヴィンソン334Lを測定すると、左右チャンネルに音量差あり。これをきっかけに、パワーアンプだけでなくシステム全部入れ替えることになった。

プリのマランツSC-7S1は、10年ぐらい使ってると思う。安定したクセのないアンプだが、逆に言えばキャラクターに魅了されているわけでもなく、飽きている。
換えたいなとは常々思っていた。ただ、なぜかあったはずの純正箱が見当たらないため、処分がむつかしい。

達人の方々含め、買い換え候補をご提案いただいたのは、ここまでくると、システム変更はここまでとこれからの、自分の価値観を問うようなものになるなと感じたからだ。
大げさではない。
日本がいいのか海外か、オールド真空管か省エネデジタルパワーか、などなど。

で、どうなったかというと、
デジタルプリ:クラッセCP−800
パワー:ソウルノートA1

この組み合わせ。

今までは、
DAC:エソテリック D70VU
プリ:SC−7S1
パワー:マークレヴィンソン 334L
リア用パワー:DENON PMA390RE

4台が2台になった。
サラウンドはA1一台でいけるし、リアの音質だけで聴くとずっとよい。
100kgが20kgになった。

いろいろないきさつがあるのだが、アキュフェーズのDG58を貸してくれたオーディオ店の店員さんに、引き続きよくしていただきA1がおすすめ、グライコ内蔵のCP−800を中古で発見し、こうなった。
ほんとは、大金投入してもと思っていたのだが、処分額で儲けが出た。最近はCPとか言わんのだが・・・

特徴は、CP-800のイコライザー機能。
測定器のPAA3を買ったので、調べて、ピークの160ヘルツや1.6キロヘルツあたりを叩く。1ヘルツ単位で調整でき、狭く落とすか広く落とすかも選べる。すごい。
細かくいうと、左の155を6デシベル落とし(Qは1)、1550の左右も6落としている(Qは10)。

これ以上に有用なのが、サブウーファーとのクロスを設定できるバスマネジメント。−6・12・24とフィルターを選べるが、うちではあきらかに−6が谷が浅くなる。
50Hzまでが出すぎ、60〜125Hzが落ちていたが、このあたりがだいぶマシになった。
そのことより、スワンのローカットがありがたい。
大音量で低域が豊富なソースだと、コーンが露骨にフラフラするが、これが抑えられる。悪いはずはない。
床鳴り等部屋の破たんもへったようだ。

ツィーターとウーファーの位相は、切り替えて測定すると、明らかに数値の良いほうがある。これも耳では私にはできないので、目安となり有難い。

音作りはしてないし、フラットでもないが、今までひどかったので、悪くない測定値になったと思う。

長岡先生の影響で、イコライザーを使っていなかった。
また、御影石をウェルフロートにしたりで、重量の呪縛から解かれたと思っていたが、さらに5分の1にできた。
箱も処分できるので、家が広くなった。
気持ちもすっきりする。

脱長岡、やたらと重く高価で故障すると処分や移動が厄介なものはもういらん。一般家庭に持ち込むべきじゃなかった。
これが私の新しい価値観。

しかし、測定器は長岡的であり、デジタルプリ絶賛はDC300やC-AX10などがあり、ソウルノートでハイCPは鈴木哲系で長岡派っぽい。LHH-A200やA700は最初期に使っていた。

15年かけて同じ箱からまともな音が出る。
グレて異様にツッパッた音だったのが、バランスに気を遣うようになった。
成長したともいえるが、測定器は、前身のPAA2の存在を知った時点で入手すべきだった。遅すぎる。
客観的とかいうことは、難しいのだなとかみしめる。

自作系は、環境と好みに合わせて変えられるポイントが多いのがメリット。それ以外のメリットは思い入れぐらい。処分と良質な塗装を考えると高価な趣味だ。

得心がいったので、また違うシステムをつくりたくなった(笑)

コメント


mixiユーザー2017年04月24日 22:09
30Hz以下が中高域と同レベル以上で伸びているのはすごいですね。もし可能なら200Hzあたりを少し落として300から400Hzあたりを少し上げ、2から3kHzあたりを抑え気味にすると良いバランスになりそうです。まあこれは好みの範疇になりますから逆にした方が良いという意見があっても不思議ではないのですが・・・。

mixiユーザー2017年04月26日 02:25
> mixiユーザー 

うちは測定上、50ヘルツ以下は軽く出る感じです。柳沢先生のグライコ使用値が手元にありますが、やはり200ヘルツと3キロヘルツを抑えています。またやってみます。

以前のMG130HRのネッシーとサブウーファーの測定値をあらためてみると、完璧に近いワイドでフラットですが、音はいまのスワンに比べてよいとはいえませんでした。それもおもしろいですね。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1960001059?org_id=1960216869


2019年04月30日 赤兵衛との再会
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971322549?org_id=1971235422


ポチの夢宅フルレンジ鑑賞会、今回は、ホストは忙しく、こちらで、新しく届いたマランツのM−CR612を勝手に調整したり、103Solと赤兵衛(MG130HRを搭載したFOSTEXの赤塗装スピーカー)を切り替えて論評したりしていた。

私はといえば、このフォスの限定品ユニット、純マグネシウム振動板に巨大アルニコマグネットのMG130HRを3年か3年半ぐらいは使ったものだ。
そのあとで、FE108Solの軽快さに一驚し、また3年か3年半ぐらい使って、いまはAUDAXやTED JORDAN由来のメタルコーン13センチフルレンジを、MG130HRをつけていた共鳴管キャビネットに付け替えて調整中だ。

そんなわけで、今回の2ユニットは、構成は違うが知り尽くしているといってよい。
違う環境だとこうなるのか、という関心で聴いていた。

勝ち負けみたいな話があるが、別に赤兵衛の勝ちでもよいのではないか。
品位もあるし、パワーを入れて大音量にするとスッキリしてくる。
長岡先生ならどういうだろうか。
最新技術を詰め込み、嫌な音を出さない高性能フルレンジだが、CPは低い。
とかいいそうな。

私自身は、マークレヴィンソンのパワーアンプ334Lでドライブ。左右のレベル差があって壊れてた可能性もあるが、恐ろしい重量でハイパワー。
また、ネッシーMIDで空気たっぷり。
高音の抜けが悪いが、同じ純マグネシウムのホーンツィーターがうまくつながっている。
大音量で吠えさせていた。
合っていたと思う。
しかし、それでもFE108SOLをつけたスワンを一聴して、軽やかさが新鮮で、退場を即断した。

いまなら、デジタルプリで超低音をカットしてサブウーファーに任せ、もっと軽やかさを演出できるだろう。
それでも・・・

いま聴いている13センチ前後、JORDANのJX92Sを改良し続けた最新型メタルコーン、こいつは、セールで4万台、重量1キロちょっと、たぶんフェライトマグネット。
MG130HRはアルニコマグネット1.5キロ、総重量3キロで、価格は10万越えだ。
(AUDAXにいたっては、セールで買値3万強)。
メインスピーカーにこの程度ケチることはないが、2倍の働きを期待するのが人情。

音色はというと、どちらも金属の癖は抑えてあるが、アルミ?のJORDANのほうが魅力はあるように感じるのだ。
MG130HRは、純マグネうんぬんというより、コーティングフィルムとか、形状に由来するのかな?、というような、あまいというか、能面のような無機的な感じ。
私はヤマハの7センチマグネシウム振動板も持っていたが、艶やか華やかだった。

私の歴史では、FE108ES2がガサガサの紙の音で、高音の張り出しもきつく、アルニコ等重装備のFE138ESRにした当初は、おお高品位だ、と思った。
しかし、これも4キロヘルツがキーンと張り出しており、中低音は共鳴管で出ず、サブウーファーで超低音のみ盛り上げる、というようなことをやっていた。今思えば。
ここでMG130HRは、品位は保って紙の粗さは当然消え去り、帯域バランスがまともになった。
しかし、気づけばずいぶん重くなっていて、小音量でも音場が空間に浮かび上がるみたいなことでいうと、高能率スワンのほうが驚くほど差をつけていて、108Solで10センチに回帰。

FOSTEXの2000年から15年以上の歴史は、私のスピーカー格闘史で、徐々によくなってきたのだ。
solの時代あたりからは、方向性が定まり完成度が高いと思うのだが、長岡先生最晩年からの限定ユニットは、迷走期だった気がしていて、私も迷走していた。
赤兵衛と出会って、苦しい時代の友人と再会したような、なんともいえない気分になったのだ。

盟友ポチの夢さんには、『不毛地帯』最終話で大門社長が言った?「壱岐君、撤退や」という言葉をかけたい。

今回は、sol系も3年以上聴いていまは関心を失っているので、マランツ最新のCR612のCPに驚愕した。買値5万ほどのようだ。
前回は、これだけオーディオに熱を入れている人が、この重要部になぜこのコスト配分だ、と思ったが、これはなかなかに痛快な機械なのである。

長岡先生なら、ダイナミック大賞特別賞で「オーディオ入門者や関心のある人に絶対の自信をもって薦める。ウルトラハイCPだ。しかし、これでオーディオは十分となりそうで心配になった」とか書きそうだ。
清く精緻でやや明るい、まったくのマランツサウンド。

今回の目玉は、パラレルBTL接続機能。
これは初期状態では設定されておらず、4つのパワーアンプのうち2つしか使わず壊れるまで使う人が続出しそうだ。
驚いたのはSA12のクロックを使用。ということは、SA7S1やSA10といった60〜70万のトップ機種を超える。

見逃せないのが、サブウーファー出力があり、メインスピーカーの超低音カット機能があるということだ。
100Hzからのカットから始まり、10Hzごとに設定できる。
これは、私がクラッセのデジタルプリで最高に重宝している超マニア機能である。壊れたらどうしようかと悩んでいるほど。

小口径フルレンジと、プアな一般家庭の泣き所は、低音が出すぎたり出なかったりで、大音量時はコーンが盛大に揺れて中高域に影響し、キャビネットは余計な音を出し、床や壁が鳴く。
これが、100Hz以下はサブウーファーで部屋に必要な分だけ出し、そこはメインスピーカーはカットする前提だと、アンプ・ケーブル含めずいぶん楽になる。
メインスピーカーから低音が出たところで、サブウーファーと干渉して打ち消しあったりするのだ。

こんな機能までついているとは!
ポチの夢さんには是非、たとえば栗スピーカーと余っているサブウーファーを組み合わせ、超コンパクトシステム、大音量で痛快な音を出してほしいものだ。
最近はスマホで測定もできるらしいし・・・


コメント


mixiユーザー2019年04月30日 09:05
赤兵衛は突き抜けたクォリティで鳴らそうとすると、とんでもないコストがかかりそうで、ポチの夢さんにはきついと判断して早期の撤退を勧めました。
確かにMarantzの超複合アンプのBTLには驚かされました。20万円の単体プリメインを凌駕していましたね。刺客になり損ねました。


mixiユーザー2019年05月02日 18:48

C612調べてみたら面白そうな機械ですね。何処か使えそうな場所を見つけて使ってみたいですw


mixiユーザー2019年05月03日 01:11
> mixiユーザー 

限定品はロマンを感じますが、逆に言えば実験ということですね。環境や好みに合わなければ撤退というのを覚えました。


mixiユーザー2019年05月03日 01:15
> mixiユーザー 

超高級ラジカセみたいな使い方もありでしょうね。いつも高級な大型システムというのも疲れますよ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971322549?org_id=1971235422

2. 中川隆[-14375] koaQ7Jey 2020年1月18日 15:59:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1287] 報告

2018年08月24日 分相応
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1968036464?org_id=1968079461

サブウーファーは、FOSTEXのCW250Aが壊れ、KEFのR400bを中古購入したが、アンプ部分から高音のノイズがする。静まった部屋だとリスニングポジションでもきこえる。良質な残留ノイズとかでなく、不快なパソコン系のノイズだ。

販売店にチェックをお願いしたら、店員たちのチェックでは高音は気にならないが、低音に異音ありで、いちおうメーカーにチェックに出すということ。
これの結果はまだ出ていないが、イクリプスの316SWMK2を新品で購入、KEFは検査結果にもよるが下取りしてもらうことにした。

で、316SWをいじっていたのが画像の特性図である。

デジタルプリのCLASSEにて、スワンの低音を落としている。部屋は50Hzがモリモリ出る特徴があるようで、なんとか落としていかねばならない。
そこに、50HzピークのSWの音を加えて合成したものだが、実際はもう少し50Hzが出すぎ、80Hzが引っ込みすぎる。

そこの数値がマシになるように、何十回も測定して数値をメモして決めた。

CLASSEでは70Hzクロスオーバーで-12デシベル/oct、サブウーファー側は60Hzカットとした。
サブウーファーは、メーカーは、アンプ側にフィルターがあれば、ローパスフィルターを切るのをスピードの面から推奨しているが、CLASSEのみのフィルターでは、かなり高音が残り、KEFほどではないがノイズがある。
フィルターをかけると、感動的に無音になる。フォスでも残留ノイズはあった。
サブウーファーは、クラシックでは鳴っていない時間もかなりあるので、無音であるべきだと思う。

いつもの繰り返しだが、サブウーファー設置には測定器は必要だ。
位相逆転すると、音の大きいほうが瞬時にわかる。
測定器がない時代、サブウーファーを一度は投げ出し、フォスの初期も40〜50Hzが異様に高い状態で使っていた。
上記のように数十回測定したのではあるが、初日にだいたいのセッティングは10分ぐらいでできた。

フォスは25センチウーファー1発でMFB技術でスピード感を追求、KEFは22センチウーファーを背中合わせ2発、イクリプスのは16センチウーファーを背中合わせ2発、という感じ。
価格は、KEFが新品16万近く、イクリプスが10万5000、フォスは忘れたが、当時は結構安くて8万ぐらいのクラスだったと思う。
スワンの10センチ軽量コーンに合うのはどれだ?

特性は、フォスがいちばんよくて、20Hzや25Hzがフラット。
MG130HRとネッシーの時代に、グライコもなかったのに、右肩下がりで見事にフラットな組み合わせが実現した。ただし、音は現在のほうがずっと軽快でよい感じがする。
KEFは、20Hzや25Hzがあきらかに落ちた。まあ、アンプの馬力と口径を考えると、追い込めば出せそうだが、意味を感じなかったのでそのままにした。

イクリプスの16センチになると、さらに20Hzや25Hzは寂しい感じで、30Hzも怪しい。
サブウーファーの意味があるのか??

しかし、ポップ系のソフトをかけると、サブウーファー単体だと、KEFはパワフルに後方の扉を鳴らしていることがある。これはまずい。
フォスも20Hzの測定値は凄いが、意味のあるソフトや状況はどれぐらいあるのか? また、部屋を鳴らしてしまっている値なのかもしれない。

16センチのサブウーファーというのはいかにも頼りないが、超低音がそんなに無理という感じでもない。
10センチのスワンのスピードに合うのはこれだろう。

音を聴いていると、実はサブウーファーの違いというのはそれほどわかるわけでもない。
また、スワン単体の測定値の低音もけっこういいのだ。
なら不要か?、というと、大音量時のスワンのコーンの振れが相当におさまる、というか、ほとんどなくなるというメリットがある。
また、床鳴りが結構あるのだが、サブウーファーは床を鳴らしていないので、スワン側の低音を抑えてやることはトータルでメリットになる。

逆に言えば、CLASSEのグライコとスワンを使うのでなければ、サブウーファーは不要派になりそうだ。
中音量ぐらいでは、ポップ系以外ではあまり鳴っていないので、オートパワーオフ機能など使っていると勝手に切れてしまったりするのだ。

思ったのが、10畳木造で、音量はそこそこ出せて恵まれているが、やはりオーディオ的に大した部屋ではないということ。
サブウーファーは夢が膨らむが、20Hzを計測してもどうってことないし、38センチウーファーを置いてもどうってことない、というか、有害だろう。
雑誌を読んで妄想を膨らませるが、環境をわかって無理のないシステムを組むのが大人だろう。

長岡鉄男先生がよく「分相応」と言って安いハイCP機器を使っていた。
モノであふれた今読むと、貧乏くさいというか、人生一度なのだから、買えるのに、お買い得ばかり考えて選択するのもどうかというふうにも思える。

当時は、アンチ・ステサンの海外輸入品グランプリ、みたいな金持ち打倒みたいな構図で読んだりもしたが、今思うと、ごく自然な感情もあったのではないか。
戦前生まれで、モノのない時代に育ち、ただ、いなかで空間はあるので、それを確保して、手作りの箱にユニットを入れてのびのび鳴らす。それに向いたコンポを集めると、そんな高価なものにこだわることもない。
逆に、妙に高価なものを入れるとバランスが崩れる。

日本の住宅街でやるオーディオも、制約は多い。
その中でどうやるか。安物にこだわる必要もないが、自分を知り、身の丈に合ったことをやるべきだ。
測定器やサブウーファーが教えてくれる。


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コメント


mixiユーザー
mixiユーザー2018年08月24日 09:59ハイエンド装置の意味があるかないかは部屋で決まると思います。10畳なら上出来でしょう。うちなんかは6畳プラスクロゼット。ハイエンド装置を持ち込んでもさして意味がないと思います。

mixiユーザー
mixiユーザー2018年08月24日 10:01昨年末、一関のベイシーに行ってきましたが、かなり低音過多の再生音でした。当方もピラミッドバランスですので、大いに共感できました。これに比べるとBHの再生音はストイックです。ストイックな音をよしとするならサブウーファーは不要と思います。このあたり人によってかなり違う感じですね。

mixiユーザー
mixiユーザー2018年08月25日 02:10> mixiユーザー 
私はショルティとシカゴ響が好きと言って、真のクラシックファンに眉を顰められそうですが、低音が多くて部屋が破綻するのを昔から避けてきたのかも。ホールも、シンフォニーホールよりフェスティバルホール。
ただ、ヘッドフォンはAudezeのLCD3で見事なピラミッドです。


2018年08月24日03:25

222 view

分相応

台風で仕事が休みだった(笑)

サブウーファーは、FOSTEXのCW250Aが壊れ、KEFのR400bを中古購入したが、アンプ部分から高音のノイズがする。静まった部屋だとリスニングポジションでもきこえる。良質な残留ノイズとかでなく、不快なパソコン系のノイズだ。
販売店にチェックをお願いしたら、店員たちのチェックでは高音は気にならないが、低音に異音ありで、いちおうメーカーにチェックに出すということ。
これの結果はまだ出ていないが、イクリプスの316SWMK2を新品で購入、KEFは検査結果にもよるが下取りしてもらうことにした。

で、316SWをいじっていたのが画像の特性図である。
デジタルプリのCLASSEにて、スワンの低音を落としている。部屋は50Hzがモリモリ出る特徴があるようで、なんとか落としていかねばならない。
そこに、50HzピークのSWの音を加えて合成したものだが、実際はもう少し50Hzが出すぎ、80Hzが引っ込みすぎる。
そこの数値がマシになるように、何十回も測定して数値をメモして決めた。

CLASSEでは70Hzクロスオーバーで-12デシベル/oct、サブウーファー側は60Hzカットとした。
サブウーファーは、メーカーは、アンプ側にフィルターがあれば、ローパスフィルターを切るのをスピードの面から推奨しているが、CLASSEのみのフィルターでは、かなり高音が残り、KEFほどではないがノイズがある。
フィルターをかけると、感動的に無音になる。フォスでも残留ノイズはあった。
サブウーファーは、クラシックでは鳴っていない時間もかなりあるので、無音であるべきだと思う。

いつもの繰り返しだが、サブウーファー設置には測定器は必要だ。
位相逆転すると、音の大きいほうが瞬時にわかる。
測定器がない時代、サブウーファーを一度は投げ出し、フォスの初期も40〜50Hzが異様に高い状態で使っていた。
上記のように数十回測定したのではあるが、初日にだいたいのセッティングは10分ぐらいでできた。

フォスは25センチウーファー1発でMFB技術でスピード感を追求、KEFは22センチウーファーを背中合わせ2発、イクリプスのは16センチウーファーを背中合わせ2発、という感じ。
価格は、KEFが新品16万近く、イクリプスが10万5000、フォスは忘れたが、当時は結構安くて8万ぐらいのクラスだったと思う。
スワンの10センチ軽量コーンに合うのはどれだ?

特性は、フォスがいちばんよくて、20Hzや25Hzがフラット。
MG130HRとネッシーの時代に、グライコもなかったのに、右肩下がりで見事にフラットな組み合わせが実現した。ただし、音は現在のほうがずっと軽快でよい感じがする。
KEFは、20Hzや25Hzがあきらかに落ちた。まあ、アンプの馬力と口径を考えると、追い込めば出せそうだが、意味を感じなかったのでそのままにした。

イクリプスの16センチになると、さらに20Hzや25Hzは寂しい感じで、30Hzも怪しい。
サブウーファーの意味があるのか??

しかし、ポップ系のソフトをかけると、サブウーファー単体だと、KEFはパワフルに後方の扉を鳴らしていることがある。これはまずい。
フォスも20Hzの測定値は凄いが、意味のあるソフトや状況はどれぐらいあるのか? また、部屋を鳴らしてしまっている値なのかもしれない。

16センチのサブウーファーというのはいかにも頼りないが、超低音がそんなに無理という感じでもない。
10センチのスワンのスピードに合うのはこれだろう。

音を聴いていると、実はサブウーファーの違いというのはそれほどわかるわけでもない。
また、スワン単体の測定値の低音もけっこういいのだ。
なら不要か?、というと、大音量時のスワンのコーンの振れが相当におさまる、というか、ほとんどなくなるというメリットがある。
また、床鳴りが結構あるのだが、サブウーファーは床を鳴らしていないので、スワン側の低音を抑えてやることはトータルでメリットになる。

逆に言えば、CLASSEのグライコとスワンを使うのでなければ、サブウーファーは不要派になりそうだ。
中音量ぐらいでは、ポップ系以外ではあまり鳴っていないので、オートパワーオフ機能など使っていると勝手に切れてしまったりするのだ。

思ったのが、10畳木造で、音量はそこそこ出せて恵まれているが、やはりオーディオ的に大した部屋ではないということ。
サブウーファーは夢が膨らむが、20Hzを計測してもどうってことないし、38センチウーファーを置いてもどうってことない、というか、有害だろう。
雑誌を読んで妄想を膨らませるが、環境をわかって無理のないシステムを組むのが大人だろう。

長岡鉄男先生がよく「分相応」と言って安いハイCP機器を使っていた。
モノであふれた今読むと、貧乏くさいというか、人生一度なのだから、買えるのに、お買い得ばかり考えて選択するのもどうかというふうにも思える。

当時は、アンチ・ステサンの海外輸入品グランプリ、みたいな金持ち打倒みたいな構図で読んだりもしたが、今思うと、ごく自然な感情もあったのではないか。
戦前生まれで、モノのない時代に育ち、ただ、いなかで空間はあるので、それを確保して、手作りの箱にユニットを入れてのびのび鳴らす。それに向いたコンポを集めると、そんな高価なものにこだわることもない。
逆に、妙に高価なものを入れるとバランスが崩れる。

日本の住宅街でやるオーディオも、制約は多い。
その中でどうやるか。安物にこだわる必要もないが、自分を知り、身の丈に合ったことをやるべきだ。
測定器やサブウーファーが教えてくれる。


コメント


mixiユーザー2018年08月24日 09:59
ハイエンド装置の意味があるかないかは部屋で決まると思います。10畳なら上出来でしょう。うちなんかは6畳プラスクロゼット。ハイエンド装置を持ち込んでもさして意味がないと思います。

mixiユーザー2018年08月24日 10:01
昨年末、一関のベイシーに行ってきましたが、かなり低音過多の再生音でした。当方もピラミッドバランスですので、大いに共感できました。これに比べるとBHの再生音はストイックです。ストイックな音をよしとするならサブウーファーは不要と思います。このあたり人によってかなり違う感じですね。


mixiユーザー2018年08月25日 02:10
> mixiユーザー 

私はショルティとシカゴ響が好きと言って、真のクラシックファンに眉を顰められそうですが、低音が多くて部屋が破綻するのを昔から避けてきたのかも。ホールも、シンフォニーホールよりフェスティバルホール。
ただ、ヘッドフォンはAudezeのLCD3で見事なピラミッドです。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1968036464?org_id=1968079461

3. 中川隆[-14328] koaQ7Jey 2020年1月19日 21:20:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-1238] 報告

2019年04月30日 赤兵衛との再会
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971322549?org_id=1971235422


ポチの夢宅フルレンジ鑑賞会、今回は、ホストは忙しく、こちらで、新しく届いたマランツのM−CR612を勝手に調整したり、103Solと赤兵衛(MG130HRを搭載したFOSTEXの赤塗装スピーカー)を切り替えて論評したりしていた。

私はといえば、このフォスの限定品ユニット、純マグネシウム振動板に巨大アルニコマグネットのMG130HRを3年か3年半ぐらいは使ったものだ。
そのあとで、FE108Solの軽快さに一驚し、また3年か3年半ぐらい使って、いまはAUDAXやTED JORDAN由来のメタルコーン13センチフルレンジを、MG130HRをつけていた共鳴管キャビネットに付け替えて調整中だ。

そんなわけで、今回の2ユニットは、構成は違うが知り尽くしているといってよい。
違う環境だとこうなるのか、という関心で聴いていた。

勝ち負けみたいな話があるが、別に赤兵衛の勝ちでもよいのではないか。
品位もあるし、パワーを入れて大音量にするとスッキリしてくる。
長岡先生ならどういうだろうか。
最新技術を詰め込み、嫌な音を出さない高性能フルレンジだが、CPは低い。
とかいいそうな。

私自身は、マークレヴィンソンのパワーアンプ334Lでドライブ。左右のレベル差があって壊れてた可能性もあるが、恐ろしい重量でハイパワー。
また、ネッシーMIDで空気たっぷり。
高音の抜けが悪いが、同じ純マグネシウムのホーンツィーターがうまくつながっている。
大音量で吠えさせていた。
合っていたと思う。
しかし、それでもFE108SOLをつけたスワンを一聴して、軽やかさが新鮮で、退場を即断した。

いまなら、デジタルプリで超低音をカットしてサブウーファーに任せ、もっと軽やかさを演出できるだろう。
それでも・・・

いま聴いている13センチ前後、JORDANのJX92Sを改良し続けた最新型メタルコーン、こいつは、セールで4万台、重量1キロちょっと、たぶんフェライトマグネット。
MG130HRはアルニコマグネット1.5キロ、総重量3キロで、価格は10万越えだ。
(AUDAXにいたっては、セールで買値3万強)。
メインスピーカーにこの程度ケチることはないが、2倍の働きを期待するのが人情。

音色はというと、どちらも金属の癖は抑えてあるが、アルミ?のJORDANのほうが魅力はあるように感じるのだ。
MG130HRは、純マグネうんぬんというより、コーティングフィルムとか、形状に由来するのかな?、というような、あまいというか、能面のような無機的な感じ。
私はヤマハの7センチマグネシウム振動板も持っていたが、艶やか華やかだった。

私の歴史では、FE108ES2がガサガサの紙の音で、高音の張り出しもきつく、アルニコ等重装備のFE138ESRにした当初は、おお高品位だ、と思った。
しかし、これも4キロヘルツがキーンと張り出しており、中低音は共鳴管で出ず、サブウーファーで超低音のみ盛り上げる、というようなことをやっていた。今思えば。
ここでMG130HRは、品位は保って紙の粗さは当然消え去り、帯域バランスがまともになった。
しかし、気づけばずいぶん重くなっていて、小音量でも音場が空間に浮かび上がるみたいなことでいうと、高能率スワンのほうが驚くほど差をつけていて、108Solで10センチに回帰。

FOSTEXの2000年から15年以上の歴史は、私のスピーカー格闘史で、徐々によくなってきたのだ。
solの時代あたりからは、方向性が定まり完成度が高いと思うのだが、長岡先生最晩年からの限定ユニットは、迷走期だった気がしていて、私も迷走していた。
赤兵衛と出会って、苦しい時代の友人と再会したような、なんともいえない気分になったのだ。

盟友ポチの夢さんには、『不毛地帯』最終話で大門社長が言った?「壱岐君、撤退や」という言葉をかけたい。

今回は、sol系も3年以上聴いていまは関心を失っているので、マランツ最新のCR612のCPに驚愕した。買値5万ほどのようだ。
前回は、これだけオーディオに熱を入れている人が、この重要部になぜこのコスト配分だ、と思ったが、これはなかなかに痛快な機械なのである。

長岡先生なら、ダイナミック大賞特別賞で「オーディオ入門者や関心のある人に絶対の自信をもって薦める。ウルトラハイCPだ。しかし、これでオーディオは十分となりそうで心配になった」とか書きそうだ。
清く精緻でやや明るい、まったくのマランツサウンド。

今回の目玉は、パラレルBTL接続機能。
これは初期状態では設定されておらず、4つのパワーアンプのうち2つしか使わず壊れるまで使う人が続出しそうだ。
驚いたのはSA12のクロックを使用。ということは、SA7S1やSA10といった60〜70万のトップ機種を超える。

見逃せないのが、サブウーファー出力があり、メインスピーカーの超低音カット機能があるということだ。
100Hzからのカットから始まり、10Hzごとに設定できる。
これは、私がクラッセのデジタルプリで最高に重宝している超マニア機能である。壊れたらどうしようかと悩んでいるほど。

小口径フルレンジと、プアな一般家庭の泣き所は、低音が出すぎたり出なかったりで、大音量時はコーンが盛大に揺れて中高域に影響し、キャビネットは余計な音を出し、床や壁が鳴く。
これが、100Hz以下はサブウーファーで部屋に必要な分だけ出し、そこはメインスピーカーはカットする前提だと、アンプ・ケーブル含めずいぶん楽になる。
メインスピーカーから低音が出たところで、サブウーファーと干渉して打ち消しあったりするのだ。

こんな機能までついているとは!
ポチの夢さんには是非、たとえば栗スピーカーと余っているサブウーファーを組み合わせ、超コンパクトシステム、大音量で痛快な音を出してほしいものだ。
最近はスマホで測定もできるらしいし・・・

コメント


mixiユーザー2019年04月30日 09:05
赤兵衛は突き抜けたクォリティで鳴らそうとすると、とんでもないコストがかかりそうで、ポチの夢さんにはきついと判断して早期の撤退を勧めました。
確かにMarantzの超複合アンプのBTLには驚かされました。20万円の単体プリメインを凌駕していましたね。刺客になり損ねました。

mixiユーザー2019年05月02日 18:48
C612調べてみたら面白そうな機械ですね。何処か使えそうな場所を見つけて使ってみたいですw


mixiユーザー2019年05月03日 01:11
> mixiユーザー 

限定品はロマンを感じますが、逆に言えば実験ということですね。環境や好みに合わなければ撤退というのを覚えました。


mixiユーザー2019年05月03日 01:15
> mixiユーザー 

超高級ラジカセみたいな使い方もありでしょうね。いつも高級な大型システムというのも疲れますよ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971322549?org_id=1971235422

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