http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/387.html
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(回答先: メモ帳 _ 癌に効く温泉 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 05 日 10:35:02)
癌の鍼療法
1投稿者:777 投稿日:2005年11月04日(金) 19時06分35秒
滅び行く者は世界が滅ぶと勘違いするが
その滅びる原因も、滅びる者は理解できない。
理解できないから滅びるのだ。
滅びる原因を再三再四、怒鳴ってみも、耳に入らない。
馬耳東風なのだ。それを、夢遊病と呼んでいるのだ。
別に、皆が、滅びるんじゃ無い。
おまえらだけが滅びるのだ。
2投稿者:信じるかは自由です 投稿日:2005年11月04日(金) 19時08分49秒
Yahoo癌掲示板
投稿者: meinncoon 2002/ 8/14 16:30
私も阪大で卵巣癌余命5年宣告、信じれなくて、切除手術を
断りました。それから2年経て立てなくなり、子宮体癌V期
余命3年宣告されました。さすがに諦めて切除手術を1ヶ月後
に予約し、それでも諦めきれなくて、京都の鍼灸の大学に
電話相談し、京都駅近くの出張所に通いました。すると針治療
4回で、癌消えました。それから担当医が、大学の講義が増え、
大学の診療所での勤務となり、遠いし他の先生は信頼
出来なかったので、それで行く事止めました。
それから、2年経て、子宮ポリープ出来、これは日帰りで切
です。その頃から、膵臓肝臓が痛み、どうも転移した様で、
3年後今度は秋田県の玉川温泉に湯治に出掛けました。
とは言っても、別の近くの宿に泊まり、ここでも湯治、昼間は
玉川の岩盤浴。理由は、玉川は、きついので、加減しないと悪化
させる方も居るからです。3年間、苦しんだ激痛ですが、湯治で
痛みは消えました。膵臓には、石なのか?癌なのか?3つ見えて
ましたが、これも消えました。
3投稿者:信じるかは自由です 投稿日:2005年11月04日(金) 19時10分05秒
今、別の病に苦しんでますが、取りあえず癌は今は全部消えた
のか?検査では出ません。今や過去に癌が有った事を信じる医師も
居ないです。阪大の診断書で、皆驚きます。
鍼灸でだなんて、誰も信用して貰えないですが、事実だし、針の
先生に言わせれば、癌が消える事、進行をくい止める事、珍しく
ないそうです。奇跡でも何でも無いそうです。ただ、私も大阪
ですが、亀岡は遠いのです。もし試せる状況なら、試してみて
はいかがですか?私の癌を消した先生は、明治鍼灸大学の治療所の
金曜の午前のみの治療です。電話掛けて、まずは相談なさって
みては?(電話相談は無料です) それか、吹田市の高浜治療所へ。
大きい有名な高浜神社近くのカイロプロテックです。ここを訪ねた
折り、肝臓の胃の鳩尾の横の癌、すーっと消えた事実感しました。
先生も癌1つ消えたねって、言ってました。
こうやって、阪大と他でも診断された癌で余命3年宣告ですが、
切除手術しても1年後にはベッドで、闘病生活、死ぬのを待つ
だけと言われました。でも今、その時から4年経て、復活
してます。今は立てます。普通の生活してます。
4投稿者:信じるかは自由です 投稿日:2005年11月04日(金) 19時11分51秒
昨年夏、大阪成人病センターで、肝臓に癌が見えたら終わりと
言われました。1年も持たないって事です。幸い、肝臓は激痛と
血液検査に出るだけで、癌自体は検査に写りませんでした。
現代医学では見付けるのは無理だと言われ、諦め掛けましたが、
昨年秋、10日の湯治で、帰宅後2週間後には、激痛から解放
されました。2月から又痛み始め、今年5月にも10日間湯治に
行きました。今はすっかり元気です。悪い物を排除する作用か?
全身が鱗状態になりましたが。微熱がまだ続いてますが、でも
調べても調べても、癌は消えた侭です。
癌の痛みは、のたうち回る激痛です。声も出ないです。本当に死んだ方が楽です。でも消えた方は一杯存在します。
健康食品は殆ど効果無かったです。
湯治もお金掛かりますが、自炊の湯治場に泊まったので、個室で2人分で5000円でした。一日も早く、あの激痛から解放される事を祈ります。
5投稿者:人体科学について 投稿日:2005年11月05日(土) 09時34分55秒
桜美林大学名誉教授 湯浅泰雄
1)人体科学の考え方は中国との交流、特に気功の交流から生まれた。気功は静功(瞑想法)と動功(身体技法)に二分される。後者には武術系、医療系、芸術系(舞踊など)がある。中国では人体科学をSomatic Scienceと称しているが、日本では Mind-Body Scienceとしている。これは中国ではまだ心理学が弱いためである。最近、早稲田大学の心理学研究と北京中医研究院の間に協定が結ばれたので、将来が期待される。
2)近年、西洋諸国で代替医学(アメリカ)補完医学(イギリス)などの研究が盛んになっている。その第一にあげられているのが東洋医学である。アメリカの国立健康研究所(NIH)は1997年に針治療の有効性を確認する合意声明を出している。これから中国-日本-アメリカの交流が進めば、医学の新しいパラダイムを探求する道がひらけることが期待される。
3)中国の人体科学は、医学に次の4つの段階を区別している(日本風に記す)。
(1)医学哲学:心理学や哲学の身体観を取り入れて、人間性の基本を考える研究
西洋ではRoger sperryのいうMentalicsに対応する、としている。哲学としては現在のところまだマルクス主義をかかげているが、私の考えでは、気の概念の源流は中国の『易経』とタオイズム(道教)の思想にある。
(2)基礎医学:近代医学と東洋医学(中医学、西洋ではTMC(Traditional Chinese Medicine)の理論的統合を目ざす研究分野。基本的にはホリスティックな人体観をとっているが、近代医学のデカルト的二分法をいかにこえるかという点が課題である。私見では、この問題のポイントは経絡の概念の考え方にある。経絡には解剖学的根拠がない。それは長い間の臨床経験から帰納された記述的概念であるが、その理論的根拠はまだ明らかになっていない。これは心身統合性の根拠を探求する理論的課題であろう。
6投稿者:人体科学について 投稿日:2005年11月05日(土) 09時35分27秒
(3)臨床医学:中国では東洋医学は近代医学と同格と認められているので、「中西結合」といった、臨床的場面では伝統的治療法と近代的治療法が併用されている。ただし、漢方(薬学)の場合は地域性が強いので近代的用法になじまない。日本でも同じ問題がある。日本の東洋医学の主流は漢方にあり、針灸は少数派であるが、針治療の方が普遍性がある。
(4)健康増進医学とかりに呼ぶ:中国では人体科学特有の医学概念として「機能態」とよんでいるが、これは心身訓練によって個体が一定の相対的安定状態に達した状態をいう。身体技法の訓練によって一定の技を身につけた状態である(瞑想も含めてよいだろう)。近代の考え方では、正常-異常、健康-病気という静的二分法をとるが、機能態の考え方は動的カテゴリーであって、心身の潜在能力を訓練によって高め、それを安定した状態に導くということである。医学的見地からみると、これは免疫系・内分泌系などを中心とした自己治癒力を基本にしている。この第4段階の医学の提唱は気功研究から生まれてきた独特の考え方である。
4)人体科学はさらに、人間関係の医学にまで拡大される。近年アメリカなどで発達しているTherapeutic touchの治療法は、外気功と同じ原理に立っている。これは、治療者が手かざしによって自分の気を患者に注入して治療する方法である。伝統的なヒーリングはこれに当たるだろう。この研究には、物理・工学的測定法が求められる。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jatp/sympo1-yuasa.htm
7投稿者:はるかなる東洋医学へ 投稿日:2005年11月05日(土) 09時41分38秒
本多 勝一 (著)
出版社: 朝日新聞社 ; ISBN: 4022614013 ; (2004/09/17)
価格: ¥567 (税込)
東洋医学という広大な裾野と歴史のある世界について、著者の体験を中心に東洋医学的視点への接近をこころみたエッセイ。東洋医学関係者の話もまじえながら、東洋医学と西洋医学との接点について探る。
なぜ「私自身を含めてわが家は医者による重大な被害に次々と襲われている」のか?主流の西洋医学への批判から東洋医学の考察に至った筆者が、鍼灸、漢方薬や民間療法などの私的体験を中心に、東洋医学の基本をやさしく解説する。
第1章 わが家は現代医学の被害者に満ちて…
第2章 初めての東洋医学体験
第3章 西洋医学的発想と東洋医学的発想
第4章 「生き方の問題」としての東洋医学
第5章 病気と元気とニセ元気
第6章 「死に至る病」と「生に向う病」
付章 食養生について
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022614013/qid=1131151039/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-5692396-2097109
8投稿者:はるかなる東洋医学へ 投稿日:2005年11月05日(土) 09時54分06秒
健康あるいは病気について皆さんはどのように考えておられるでしょうか。例えば体の具合が悪くて医者に行っても芳しくなく、別の医者を捜したりしたことはありませんか。人間の体も機械と同じように人まかせに考える習慣が知らず知らずのうちに身に付いていないでしょうか。実は病気の原因を作っているのは本人自身であり病気を治すためには正しい食事、適切な運動、治ろうとする気力の三つが必要と説いています。人間の体も自然の一部であり自然の理に従い、自然治癒力を促すのが東洋医学であると言っています。この本は西洋医学の近代科学合理主義一辺倒の考え方に対する警鐘をならしています。よく考えてみれば、人間の体をテレビやラジオと同じ手法で修理されたらたまったものではありません。
【現代西洋医学批判】
(西洋医学を否定するものではなくその限界に触れ東洋医学の復権を願うもの、といいながら、かなり辛辣)
個人的に現代医療のいい加減さの被害を受け続け、東洋医療に出会い、医者個人の資質も問題だが、それだけでない現代医療の構造的な問題に思い至る。
現代西洋医療は押さえ込む医療、救急医療、対症療法、人間を部分で考える、サイボーグと考える、「現代型迷信」の医療。
現代西洋医療は現代型迷信を利用した搾取構造である。「進歩した医学」という幻想を振りまき、人々を支配している巨大産業だ。「精密機械や進歩した医薬品や手術」は迷信や搾取構造から目をそらすための手品。「西洋医学に悪のりした制度や医療界の悪」「日本型西洋医学の悪」「非人間的人間観の医療」。欧米ではその反省から「インフォームド・コンセント」が発展しつつある。日本ではまだ「医師のための医療」。カルテをドイツ語で書くのも「知らしむべからず、依らしむべし」の発想。
「食の世界」も同じ。
西洋医療が部分のみをとらえ、病を押さえ込むように、現代社会も押さえ込みの構造となっている。
http://www.kt.rim.or.jp/~adlove/EM/hensyu/hensyu13.html
9投稿者:はるかなる東洋医学へ 投稿日:2005年11月05日(土) 09時56分00秒
6年程前出版された「はるかなる東洋医学へ」本多勝一 著に、インチキ東洋医学の特徴という項目があります。さすが辛口のジャーナリストだけあって厳しいものです。氏は薬剤師でもあります。インチキには最初から悪意のあるものと、悪意はなくむしろ善意さえあるのに結果的にインチキであるものに分けられる。悪意あるインチキ東洋医学には次のような特徴があるそうです。
「何でも治る」とする型のもの。肩こりから始まってガンや
リウマチにいたるまで、あらゆる難病が治る。
異様に大金をとる。この点はインチキ宗教やカルトにも
似ていて、治らないと「お布施が足りないから」に類する
口実を使ったりする。
異様に宣伝をする。東洋医学の欠点の一つは、治療を
「合理化」して一度に多数の患者をみる事ができない。
しかし、宣伝してまで「客」を集めようとする裏には魂胆
がある。
インチキ東洋医学が医療機関で行なわれると、保険で検査、治療、投薬が出来るだけに、大規模になり、被害認識のないこともあります。気功や食養などを取り入れ代替医療を標榜する医療機関にしばしば見られます。ガンが治ると言った時点で「怪しい」と疑うべきでしょう。治ったというガンは、画像診断のミスや初期のポリープであったりする訳です。4人に1人がガンで死んでいるのが現状なのに、どうして「治る」などと言えましょうか。
薬局は規模が小さいので被害も少なく、被害が出る前に薬代が続かないことが幸いします。漢方薬局の中でも漢方薬の他に人参、牛黄などの高額な製品を抱き合わせて勧める薬局ヘ行くと、1日の薬代が1万円を超えるものになります。漢方薬局の常識的な薬代は1日分250〜500円なので異様に高額といわざるを得ません。体全体のバランスを調整すると説明しながら、何故漢方薬一本で出来ないのでしょうか?
10投稿者:はるかなる東洋医学へ 投稿日:2005年11月05日(土) 09時56分22秒
専門薬局の中には漢方に関するかぎり医師に比肩するほど学習を続けている薬剤師が居ます。自信も相当なもので、これらの人々から西洋医学への批判がしばしば聞かれます。医師とは言えない、しかし薬剤師よりかは医療行為もどきに関わるので、治療師とでも呼ぶべきなのかも知れません。医師さながらにカルテ(相談表)に処方を書き込み「これを服みなさい」と代金を請求します。
万事、順風満帆に運んでいるうちには問題もないでしょう。しかし副作用に相当するもの、処方の不適合、元々漢方ではどうする事も出来ない病気に必ず遭遇します。自信満々に西洋医学を批判する建前上、「医師の診断を....」など口が裂けても言えません。ここが問題なのです。薬局での診断(正しくは相談)は問診だけしか許されていません。意欲ある人はベッドを用意し腹診や脈診に取り組みますが、これは違法行為です。鍼灸師の資格を取得してこれを行なう例もあります。いずれにしても腹診や脈診で診断できる範囲には限界があります。その限界は西洋医学の診断と比すべくもなく原始的で稚拙で、ひたすら熟練と勘と偶然の的中に頼るものです。
このことが漢方に熱心な専門薬局の注意点です。漢方薬で可能か不可能か、他の重篤な病気の恐れはないか、見逃しはないか、そして、いくらかでも気になる症状があれば、ためらうことなく医師の受診を勧める勇気が要求される所です。改善されない病状にも関わらず、いつまでも漢方薬に客を引き留めておくことは戒めたいものです。
http://ww7.tiki.ne.jp/~onshin/zakki03.htm
11投稿者:がん患者に対する鍼灸治療の実態調査 投稿日:2005年11月05日(土) 10時34分14秒
鍼灸院における、がん患者に対する鍼灸治療の実態調査
明治鍼灸大学 東洋医学基礎教室
○篠原昭二、渡邉勝之、和辻 直、北出利勝
明治鍼灸大学 臨床鍼灸医学教室
福田文彦、矢野 忠
明治鍼灸大学 外科学教室
咲田雅一
【目的】ファイザー財団の援助による「がんの相補・代替療法研究班」
の活動(受託研究)として、がん患者に対する鍼灸治療の果たす
役割について調査する目的で、鍼灸院における治療の実態、患者の
意識調査結果等についてアンケート調査を実施した。
【結果】2月31日時点で回収率は、271(29.5%)部であった。
治療家の平均年齢は50.8±12.2歳、性別は男105、女20名、診療
年数は19.8±12年であった。
癌の診療経験の有無についてみると、診療経験ありが78.4%、なしが
20%、不明が1.6%であった。
癌の種類としては、消化器:65%、乳:53%、肺:46%、
婦人科:42%、泌尿器: 31%、頭頚部:18%、内分泌:15%、
麻酔科:23%、緩和ケア: 15%、その他であった。
担癌患者の状態についてみると、末期(57%)、化学療法中
(36%)、治療経過中(52%)、術後再発無(63%)、その他
(6%)であった。
12投稿者:がん患者に対する鍼灸治療の実態調査 投稿日:2005年11月05日(土) 10時34分43秒
効果に関する意識調査では、癌性疼痛:62%、全身倦怠等:68%、
QOLの改善:53%、免疫力の増加:54%、再発予防:27%、
増殖抑制:28%、その他:2%であった。
【結語】鍼灸治療において、78%の鍼灸師が担癌患者の治療経験を
有しており、そのうちの半数以上の人が末期がんおよび治療継続中
の担癌患者であることが判った。
13投稿者:がん患者に対する鍼灸治療の実態調査 投稿日:2005年11月05日(土) 10時37分42秒
P-10 当科における悪性腫瘍患者に対する鍼灸臨床の実態分析
埼玉医科大学 東洋医学科
○廣瀬賢一、山口 智、小俣 浩、新井千枝子、阿部洋二郎、浅香 隆、大野修嗣
埼玉医科大学 健康管理センター
土肥豊
【目的】我々は、これまで悪性腫瘍患者の訴える疼痛や愁訴に対する鍼治療の有効性や有用性を検討し報告した。
そこで今回は、これまで当科外来で取り扱った悪性腫瘍患者の鍼治療の実態を分析したので報告する。
【対象と方法】対象は、過去4年間に当科を受診した悪性腫瘍患者10例(男性7例・女性3例、40歳〜75歳、平均年齢59.9±12.7歳)である。
方法は、依頼診療科、入院・外来の別、基礎疾患及び合併疾患とその治療方法、鍼治療の対象となった症状、鍼治療期間と治療回数、鍼治療成績について分析した。
【結果】@依頼診療科は、血液内科が最も多く、次いで消化器内科の順であり、特に内科からの依頼が約8割を占め、また入院中の者が6割であった。
A基礎疾患は、前立腺癌、肝臓癌、多発性骨髄腫等であり、合併する疾患は、腫瘍の原発巣に伴う疾患等、多岐に及んでいた。
B基礎疾患の治療方法は、原発巣に対する放射線療法・化学療法の併用が多く、薬物療法としては疼痛緩和を目的とした鎮痛剤及びその補助薬を投与されているものが多かった。
C鍼治療の対象となった症状は、腰痛が最も多く、次いで下肢痛、背部痛、頚部痛の順であった。
D鍼治療期間・回数は数日から372日で、1回から53回平均22.3±20.5回であり、鍼治療成績は、著効・有効・やや有効を併せて約70%の有効率であった。
14投稿者:がん患者に対する鍼灸治療の実態調査 投稿日:2005年11月05日(土) 10時38分08秒
【考察及び結論】当科で取り扱った悪性腫瘍患者の多くは、内科病棟入院中で原発巣に対する様々な治療に加え、患者の訴える疼痛に対し、薬物療法を行っているにも関わらず著明な効果が得られないため、当科へ紹介された患者群であった。
こうした患者群の鍼治療成績は約70%と比較的高いものの、発症からの経過期間や腫瘍の転移の有無等の腫瘍病変の進行度、又原発巣への治療達成度が鍼治療効果率に関係する可能性が考えられ、今後更に詳細な検討が必要と考える。
以上のことから、悪性腫瘍患者の鍼治療は、現代医療に併療する治療方法として、有用性の高いことが示唆された。
キーワード:悪性腫瘍、疼痛、鍼治療、実態分析
http://netweb.k.tsukuba-tech.ac.jp/home/jsam/data/p10.txt
15投稿者:経絡と気について 投稿日:2005年11月05日(土) 10時52分09秒
発表者 連名者
篠原昭二(明治鍼灸大学東洋医学基礎教室・学術) 北出利勝(同教室・学術)
演題
経穴は種々の刺激に対する感受性を持つか
発表要旨
鍼灸臨床は、疼痛性疾患に対してよく鎮痛効果を発揮することが知られている。治療方法としては、疼痛部位の近傍にある圧痛点などに直接鍼を刺入したり、鍼に低周波通電を併用したり、灸治療をする場合もあり一様ではない。
一方、鍼灸医学において、運動器の異常は、『経筋』という、経絡の中の一系統の異常と考えることができ、運動動作時に疼痛や牽引感、引きつり感、麻痺などを伴う場合に、経筋の異常と判断することができる。
両側膝関節の動作時痛を有する症例において、通常の膝関節局所の鍼治療から、足趾関節部の圧痛点への鍼刺激→同部位への皮内鍼(皮内への約1ミリ刺入)→同部位への金属圧粒子貼附でも運動時痛の消失を見る症例を経験した。
なお、患者に対して鍼を刺入する振りをして絆創膏固定をしたsham刺激では、効果は見られなかった。
以上のことから、経穴は単に刺入するだけでなく、皮膚への種々の刺激に対して感受性を持っている可能性が示唆されたが、絆創膏では効果がなかったことから、金属を刺入もしくは接触することに意味があると思われた。
16投稿者:経絡と気について 投稿日:2005年11月05日(土) 10時53分20秒
発表者 連名者
北出利勝(明治鍼灸大学東洋医学基礎教室・学術) 篠原昭二(同教室・学術)
演題
「経絡ー臓器機能測定装置」AMIの季節変動に関する検討(その1)
発表要旨
【目的】AMIは「経絡ー臓器機能測定装置」といわれ、人体の各経絡の「虚」または「実」をBP値(分極前電流)により判断できるとされている。これまで、健常成人および本学附属鍼灸センター来院患者を対象として、東洋医学的な診断情報(舌診、脈診、候背腹診、原穴診などの術者による所見と健康調査表による問診情報)とAMIの測定結果とを比較検討して報告した。
今回、AMIが健康状態をどの程度反映するのかを調査する目的で、健康状態にあまり変化が無く、環境の異なる条件下(季節変動)での測定結果を比較することによって、測定結果の安定性について検討した。
【方法】健常者(学生)20名(内訳は男子8名、女子12名、平均年齢は20.4歳)を対象とした。AMIの測定:被検者を15分間安静(座位)にさせた後、足の部位(左右井穴:24点、ただし腎経は第5趾内側)を関電極として3V、直流、矩形波、256μsの条件にて測定した。
BP値(Before Polarization)とは真皮結合織多水層内を流れる電流で、「気」の流れに相当するとされている。そこで、BP値の実数値の変動について8月(夏期の蒸し暑い条件下)と10月(秋の快適な環境下)の2回の変化について比較した。結果については抄録で報告する。
http://www.littera.waseda.ac.jp/Appendix/smbs/koutou_2.htm
17投稿者:下手な針灸師では治せない 投稿日:2005年11月05日(土) 10時55分06秒
医療は効果を臨床試験で客観的に確かめ、その結果に基づいて行わなければならない、という考え方が90年以降、医療現場に広がっている。針灸(しんきゅう)もそういった観点からの研究が盛んになっている。ほんとうに効くのだろうか。
【難しい比較研究】
国立で唯一、針灸科を持つ筑波技術短大など国内の5施設が参加し、腰痛の患者約60人を対象にした研究が一昨年まとまった。患者の半数には腰部の特定のツボ(経穴)付近の4か所に針を刺して電気を流す。残りの半数には整形外科などで行われる皮膚の上から低周波を当てる。それぞれ2週間で計5回行い結果を比べた。
いずれも半数の患者に改善の効果が見られ、差はなかった。研究を取りまとめた同短大助教授で針灸師の津嘉山洋さん(47)は「針などの刺激を受けるという心理的な効果だけでもある程度は改善するので、厳しい見方をすれば、双方ともそれほどの効果はないという結果でした」と説明する。
ところが研究の手法を変えると結果は一転した。全身には361のツボがあるといわれる。実際には、臨床研究で行ったように機械的にツボを決めるのではなく、指で押して患者の痛みなどを確かめながら、1人1人に適したツボを探り当てていく。これを「ツボをとる」と言う。
針灸には多数の“流派”があり、同じ患者を診ても、ツボの選び方、針の太さや刺す深さ、刺し方などは異なる。改めて行われた研究では、針の種類や本数、刺し方は統一したが、本来の針の効果に近づけるため、施術者がその患者に合わせたツボをとり、ツボ数を増やした。すると、効果はくっきりと現れた。
異なる薬を投与された患者の集団で、効果の優劣を比べる研究と異なり、針は機械的に方法を統一してしまうと持ち味が出せない。そこが、針の効果の比較研究の難しさだ
18投稿者:全日本鍼灸学会学術大会 投稿日:2005年11月05日(土) 11時12分48秒
第53回(社)全日本鍼灸学会学術大会では4つのシンポジウムが行われ、それぞれ多くの聴衆を集めた。そのうちのひとつ『癌と鍼灸』も、テーマの大きさと緊急性で大きな関心を呼んだ。
シンポジストも多彩で、それぞれに異なった立場から治療実践を報告、がん治療における鍼灸の有効性と可能性を示す内容となった。
シンポジストとして最初に発表を行った福田文彦氏(明治鍼灸大学)は、がんの終末期医療における痛み緩和ケアに関する具体的な臨床例を報告。
がん患者の疼痛軽減のために薬物療法に鍼灸治療を併用して行った結果、▽「気分がよい」21例中19例、▽「身体が軽い」同14例、▽「痛みが軽減」17例中13例、▽「だるさ軽減」14例中10例、▽「食欲が出た」13例中11例など、大きな効果があったことを明らかにした。
ただし、鍼灸治療はターミナルケアの初期〜中期に有効だが、末期の強い疼痛、あるいは進行の早いがんには効果が薄いことも報告された。
次に発表に立った山口智氏(埼玉医科大学東洋医学科)は、自身の外来での臨床例をまとめ、鍼灸治療が痛みをはじめとするがん患者のさまざまな愁訴を緩和する有効率は65%に上ったと報告した。
しかも、大事なのは痛みなどの愁訴を取り除くことで患者の免疫力が高まり、結果としてがんの進行を遅らせることができるという確固とした手ごたえが得られたことと言明。今後のがん治療に鍼灸の併用が不可欠であると訴えた。
19投稿者:全日本鍼灸学会学術大会 投稿日:2005年11月05日(土) 11時13分09秒
3人目のシンポジストの真柄俊一氏(素門八王子クリニック院長)は、安保徹氏(新潟大学大学院医学部教授)の「自律神経免疫療法」を実践しており、いくつかの臨床例を報告した。
真柄氏によると、鍼灸治療を的確に行うことにより、患者の免疫力は格段に高まる例が数多くみられ、スキルス性のステージ4期の胃がんでも1年以上にわたって進行が止まっているなどのケースが確認されている。また、進行性のがんでも、鍼灸治療を行うことでがんによる愁訴が取り除かれ、患者のQOLが高まり、がんと共存状態になれる患者も多くなっているという。がんに対する鍼灸の可能性が力強く示された報告となつた。
最後に永田勝太郎氏(浜松医科大学・保健管理センター)が発言。西洋医学一辺倒の現状に、医療不信が大きく広がっている点を指摘し、現代医学に伝統的な東洋医学、さらに患者の自律性をプラスした総合的な医療の確立が急務であると訴えた。
また、自らの臨床例から、鍼灸治療が自然治癒力を高め、6カ月の余命を3倍に延ばした症例などを紹介。現代の医師は「右手に鍼を、左手にカウンセリングを!」「希望の小窓を最後まで開けておき、絶対にあきらめない医療を!」と呼び掛け、シンポジウムを締めくくった。
http://www.bbbn.jp/~aoyama-t/harimasinbun/gakai/gan.htm
20投稿者:鍼治療の条件 投稿日:2005年11月05日(土) 11時19分03秒
西洋医学では肝臓癌、胃癌などと薬を分けて使います。脳でしたら放射線照射をします。しかしこれらで死滅した部分はまた、癌細胞と戦うために重要な役割を果たしていたところである可能性もあるわけです。
高麗手指鍼では自らの免疫力を高めることで、癌に打ち勝つ力をもたせます。免疫細胞であるB細胞T細胞のリンパ球を活性化し、これらの協調によって癌化された細胞を死滅させていくのです。外から何らかの力を与えることなく、自らの持つ力を引き出してやる方法です。副作用もありません。また1回の治療でどのくらい身体が回復し、癌と戦える体に変化していっているのかも実感できます。
高麗手指鍼の癌治療を行う場合、理想的には次のような条件が必要と思います。
1、本人が癌、または癌が末期の状態にあるとと知らされていて、西洋医学以外で治療を望んでいること。
2、治療は毎日、最低でも週3回行える。(癌の進行とそれと戦う免疫力がどのくらいの速度で強くなるのか、両者の競争です。鍼の効果は一般には2日までしか持続しないと言われています。)
3、抗癌剤の類は併用しない。(自分の免疫力を高めるのを阻害するから)
4、脳への放射線照射は行っていいないし、絶対行わない。(免疫をコントロールしているのは脳であるため)
5、現在の癌治療の現状(特に西洋医学の癌治療)がどの程度であるか、おぼろげでもよいから知っている。再発した場合、西洋医学では治る確率は相当程度低いそうなので、これを自覚していないと3との兼ね合いで、低下した免疫の回復は相当難しくなると思います。
http://www.d2.dion.ne.jp/~kouraiha/cancer.htm
21投稿者:有馬澄雄鍼灸臨床と癌 投稿日:2005年11月05日(土) 11時21分14秒
鍼灸臨床と癌II(ORTによる追跡)有馬 澄雄
1983年に末期癌患者の鎮痛を目的とした鍼灸治療を経験して以来、
既に30例ほどの癌患者の鍼灸治療の機会を得た。前回福岡の学術
集会で、末期癌による胆道閉塞症患者に対し、鍼灸治療をすること
によって生活復帰した症例をご報告した。今回は引き続き、現在も
治療継続中である当該患者のその後の検査経過、および
Bi Digital O-Ring Test (ORTと略称)を使った簡易
イメ−ジングによる癌の追跡と、鍼灸治療の方法などについて
その概略を報告する。
灸治療を継続して行うことによって、胆管にかぶさっていた癌は
徐々に縮小し、患者は生活復帰した。癌に対する鍼灸治療は、
ある条件下で成立し、末期癌に対しても鍼灸治療は効果があること
は、前回ご報告した通りである。すなわち、
1)鎮痛効果、
2)合併症状の軽減、
3)延命効果、
4)QOLに維持、
5)抗癌、制癌効果、
などが考えられ、基本的には免疫療法と言える。その意味で、末期癌患者の治療においても鍼灸は意義がある。
http://www.lifence.ac.jp/kuma/qblkf/3blkf/3kuort.html
22投稿者:有馬澄雄鍼灸臨床と癌 投稿日:2005年11月05日(土) 11時21分55秒
鍼灸臨床と癌III
〜 切除後の鍼灸治療とORTによる検討 有馬 澄雄
癌患音の冶療は、一般舳こは鍼灸冶療の不適応症とされている
ことは、周知の通りです。本学会において2回にわたり「鍼灸臨床
と癌」と題してBi-Digital O-Ring Test(以下ORTと略称)を
使いながら鍼灸治療を続け、癌が徐々に退縮して元気で活躍して
いる例をご報告しました。
今回は、癌切除後に後療法として鍼灸冶療を試みた患者に
っいてご報告し、癌の再発防止に鍼灸冶療ははたして有効か、
0RTによる癌反応の追跡ははたして可能かなどにっいてご報告
致します。
癌手術後の鍼灸冶療は、前回にご報告したように免疫療法的な効果
があり、印象としては癌切除後の鍼灸治療はかなりの効果が
認められるように思われる。癌末期で手術不適応の患者に対する
鍼灸冶療は、第4例に関しては無効であった。しかし癌患者の冶療
を鍼灸師が引き受けるかどうかには、本人に癌の認識があること
など一定の条件が必一要と考えられる。
http://www.lifence.ac.jp/kuma/qblkf/4blkf/4qsari.html
23投稿者:鍼療法の有用性を裏付ける科学的根拠 投稿日:2006年01月06日(金) 21時52分10秒
中国の伝統的な鍼(はり)療法では、足指と眼は同じ経絡(けいらく)でつながっているため、足の小指に鍼を刺せば眼症状の回復に有用であると考えられるが、これまで西洋医学界ではこうした考えに同意が得られていなかった。
今回、西洋医学でも十分な経験を積んできた有資格の鍼師で、米メリーランド大学統合医学センター(ボルチモア)准教授のLixing Lao博士は、脳の活動を画像化するファンクショナルMRI(fMRI)を用いて、足指に鍼療法を行うことにより脳内の視覚皮質の活性が実際に刺激されることを明らかにした。同博士は、この所見は、伝統技術の有効性を現代科学が証明する多くの実例のわずか1つに過ぎないという。
米国での鍼療法に対するこうした変化は、専門家による包括的な文献の見直しに基づいて米国立衛生研究所(NIH)が一定の合意に至った1997年以来大きなうねりを見せている。合意では、鍼療法が医学療法との併用療法や代替療法として、広範囲にわたる症状緩和に妥当な治療法であるとの見解が示された。
鍼療法の対象となる症状として、喘息、手根管症候群、線維筋痛、頭痛、腰痛、月経痛、顔面筋疼痛、変形性関節症、テニス肘が挙げられるほか、脳卒中のリハビリテーションにも有用であるとされた。Lao博士は、これをきっかけに、患者のみならず医師もが鍼療法に注目することになったという。
鍼療法の重要な作用機序として、次の4つの点が挙げられる。
・鎮痛作用を有するエンドルフィンを放出させる。
・血行を改善する。
・抗炎症効果がある。
・心拍数を改善する。
鍼療法によって必ずしも、西洋医学の薬物療法と同程度の疼痛や症状の緩和が得られるわけではないが、副作用がないため、長期にわたって安全に実施することができる。
Lao博士は、薬物療法と鍼療法の大きな差はその作用機序にあり、「鍼療法は症状に対処するのみならず、基礎的な原因にも対処する療法である」と説明する。今後、「鍼療法が支障を来している身体機能に対する反応を高める」ことを示す証拠がさらに得られることが期待される。
原文[2005年12月22日/HealthDayNews]
24投稿者:全日本鍼灸学会in岡山 投稿日:2007年10月07日(日) 00時24分06秒
6月9日、10日と岡山の倉敷で行われた全日本鍼灸学会に参加してきました。
私自身岡山は初めてでしたので期待して行ったのですが、倉敷の美観地区はなかなか趣があってよいところでした。
学会の中で“癌と鍼灸”とゆう演題のシンポジウムがあったのですが、
そこで発表された素問八王子クリニックの真柄俊一先生のお話はなかなかインパクトのある内容でした。 この先生は医師でありながら鍼治療で癌専門の治療をされているのですが、先生曰く
癌は最小限の切除を行い、放射線療法、抗がん剤療法を直ちにやめることが最大のポイントとお話されていました。
最近でこそ乳がんの温存術などあまり組織そのものを大きく取り除かない手術も増えてきていますが、アメリカなどではそれが当たり前のように行われ、西洋医学一辺倒の治療より代替医療のよる治療が増えているのが現状だそうです。
日本の癌治療は15年遅れているともおっしゃっていました。
先生の発表の中には様々な癌患者の症例がありましたが、ほとんどの方が再転位がなく、進行癌においてもそれ以上発育が止まってしまっている症例もみられました。
この発表を聞いて、すべて鵜呑みにしてはいけないなと思いつつも、現代医療(西洋医学)の矛盾さ、限界を感じながら、また代替医療(鍼灸・東洋医学)の無限の可能性を垣間見たような気がしました。
http://ooyahari.blog56.fc2.com/
25投稿者:真柄俊一先生のお話 投稿日:2007年10月07日(日) 00時27分54秒
自律神経免疫療法によるがん治療を志し、私がクリニックを開いて四年になりました。自律神経免疫療法というのはあまり聞き慣れない言葉かもしれません。簡単にいえば副交感神経を優位にしてリンパ球を活性化させ、免疫力を高めて病気を治療する方法です。
この自律神経免疫療法は、ベストセラー「免疫革命」の著者として知られる新潟大学大学院教授・安保徹先生の免疫学理論から生まれたもので、全国でこの治療法を実践する医師が増え、研究会活動も行っています。しかし、まだ会員の医師数は70名程度と少なく、その中でも、がんを専門に治療を行っているのは私のクリニックだけです。
これまでの約4年間で、1,300人以上のがん患者さんを治療し、経験を積むにしたがって最近特に私が自信を深めてきたのは、手術後の再発が極端に少なく抑えられていることです。私は、免疫力を低下させる抗がん剤や放射線治療を徹底的にやめてもらっています。その上で、自己免疫力を高める治療に専念すれば、再発はほとんど防げることが確かめられつつあります。
乳がんの広がり方についての研究の中に、「全身病理論」と呼ばれている考え方があります。これは、「乳がんはしこりが触れるような段階では、細胞レベルではすでに全身に転移を起こしている」という考え方で、ピッツバーグ大学教授のバーナード・フィッシャーによって、1970年代に提唱されました。
26投稿者:真柄俊一先生のお話 投稿日:2007年10月07日(日) 00時29分01秒
全身に広がったがん細胞が死滅するか、静止したままでいるか、臨床的に明らかな転移となるかは、がんと宿主(患者)との間の複雑な免疫学的な力関係により決定される、とするものです。そしてフィッシャーは、宿主の免疫が低下すると、それまで静止していたがん細胞が増殖を開始することがあるという事実を、動物実験で発見しています。
つまりこれは、全身に微小転移が起こっていても、免疫力しだいでは再発を防げるという考え方を示しており、私の治療実績と一致しています。
1970年代当時、すでに真理の核心に迫っていた素晴らしい研究が存在していたと私は理解しています。
しかし残念なことに、抗がん剤や放射線治療を支持する勢力が圧倒的多数であったため、20世紀後半のがん治療は間違った方向へと迷走してしまったようです。
1970年代のアメリカでは、代替医療(免疫治療)を行う医師の免許剥奪まで行われ、少なからぬ医師達がメキシコへと逃れました。今でもメキシコの国境沿いに代替医療を行う多くの病院が存在しているのはそのためです。
ここ数年の日本の状況をみると、代替医療台頭の兆しが見えますが、がんセンターや大学病院では「科学的根拠がない」と無視を決め込んでいるようです。
27投稿者:真柄俊一先生のお話 投稿日:2007年10月07日(日) 00時30分14秒
しかし実をいうと、アメリカ政府はいち早く間違いに気づき、方向転換を始めていたのです。1985年から1990年頃がその転換期であり、現実に欧米では死亡率の低下がはっきりと起こっています。
具体的に説明しますと、日本の国立がんセンターに相当するNCI(アメリカ国立がん研究所)のデヴィタ所長が、上院で「抗がん剤でがんが治せないことが理論的にはっきりした」と証言したのが1985年でした。その三年後の1988年に発表されたNCIの公式レポート「がんの病因学」には、「抗がん剤はがんを治せないだけでなく、増がん剤である」とまで書いてあります。更に、西洋医学の本家であるアメリカのNCIが、五十年来の持論を捨てて「証明されたがん治療法はない」と、公式文書で渋々認めたのが1990年暮れのことです。
つまり、NCIは今から十六年も前に、「西洋医学のがん治療自体に科学的根拠がない」ことを認めざるをえない状況に追い込まれていたのです。
診断と手術に関する技術の進歩は西洋医学の長所です。
しかし、抗がん剤や放射線治療による免疫力破壊は目を覆うばかりです。再発を防げない医学、言い換えると、微小転移の成長さえ阻止できない医学が、大きく成長したがんを治せるはずがありません。
約40億年の進化の過程で生物が獲得してきた自然治癒力の仕組みは、まさに精緻の極みであり、こわい副作用もありません。再発を防げる治療法こそが本当の医学と言えるでしょう。
http://www.somon-clinic.com/clinic/message.html
28投稿者:疑似鍼(はり)治療でも腰痛に効果 投稿日:2007年11月16日(金) 00時53分45秒
標準的な腰痛治療に比べ、伝統的な中国式鍼(はり)治療のほか、疑似鍼治療であっても高い効果がみられることがドイツの研究で示され、米医学誌「Archives of Internal Medicine」9月24日号に掲載された。
今回の研究では、約1,200人の患者を伝統的鍼治療群、疑似鍼治療群、標準治療群(薬剤治療、理学療法および運動を組み合わせたもの)の3群に分けた。伝統的鍼治療では定められた数箇所のつぼ、およびその他の点に5〜40mmの深さまで鍼を刺したのに対し、疑似鍼治療では、つぼを避け、1〜3mmの深さで腰に鍼を刺した。治療から6カ月後の奏効率(33%の疼痛改善または12%の機能的能力改善)は、伝統的鍼治療群47.6%、疑似鍼治療群44.2%、標準治療群27.4%であった。
研究を行ったレーゲンスブルクRegensburg大学(バイエルン州)のMichael Haake博士らによると、鍼治療2種類ともに優れた結果がみられたことから、両者に共通する機序が根底にあると考えられ、痛みの発生や伝達、中枢神経系による痛覚の処理に対して標準治療よりも強い作用があると思われるという。
「鍼治療は、慢性腰痛の有望で効果的な治療手段であり、副作用や禁忌も少ない。(今回の研究では)あらゆる評価項目に有意な改善がみられ、いずれも治療完了後も継続するものであった」と研究グループは述べている。
原文[2007年9月24日/HealthDayNews]
29投稿者:思稔子 投稿日:2008年03月12日(水) 03時04分43秒
人妻とHエッチできる出会い系 http://gold-line.biz/1570_000/
30投稿者:★★国立がんセンター緩和ケア科の鍼灸治療 投稿日:2008年07月01日(火) 22時59分43秒
ドアを開けると、そこは街の鍼灸院のどこででも見受けるような簡素な空間だった。白いシーツに覆われた2つのベッド。その間に置かれたステンレスの移動台には、鍼とモグサと火を付けるライター、灰皿、消毒用の綿などが乗っている。数億円もすることがある現代医学の器械に比べて、なんというささやかさだろう。だが、この小さな道具が、高価な薬も及ばない大きな結果をもたらすことがある。
「助かりましたよ。鍼をしてもらうようになってから、手術の痕の痛みが雲泥の差なんです。挙がらなくなった右腕も、挙がるようになった。これも鍼のお陰です」
ベッドの上で、鍼灸師、鈴木春子さんの治療を、心地よさそうに受けていた東京・大森に住む61歳のSさんが、リラックスした表情で話してくれた。背中から右の脇腹へと斜めに手術痕があり、肺がん手術を受けた患者だと分かる。
「1度も鍼の体験がなかったから、初めはこわごわでした。どんな太い鍼を刺されるのかと思って。お灸は、子どものころ、悪さをしたお仕置きに足の裏に大きなのをされて熱かったし、こちらも怖い。でも、鍼灸を受けて120パーセントよかったですね。薬だけに頼っていたときと、痛みが全然違ってきたんです」
Sさんは、2001年11月に手術。2カ月後に退院したが痛みがとれず、モルヒネを処方されていた。翌年、主治医経由で同センター麻酔・緩和科推進対策室長の下山直人さんに、鍼灸と鎮痛剤の併用治療を勧められ、鈴木さんの治療を、1週間か2週間に1回の割合で受けてきた。現在、苦痛がなくなったわけではないが、少しずつ軽くなり、何種類も飲んでいた鎮痛剤が1種類に減っている。
31投稿者:国立がんセンター緩和ケア科の鍼灸治 投稿日:2008年07月01日(火) 23時00分43秒
鍼灸がなんでこんなに効くんだろうと思って、本を読んで勉強しました。やっぱり、血の流れを良くするんでしょうね」。Sさんは、勉強熱心で困難を前向きにとらえる患者のようだ。「ツボの位置が指で分かるようになったので、女房にも指圧をしていますよ」。こう話すSさんの右の肩甲骨のあたりに鍼を刺し、その柄にモグサを付けて燃やす灸頭鍼という鍼法をしながら、鈴木さんは明るい声で言う。
「さっきも、人のからだには自分自身で治る自然治癒力が宿っている、という話をSさんとしていたところなんですよ」
比較試験で鍼灸の疼痛効果を立証
同センターの鍼灸治療室は、入院と外来のがん患者のみを対象に、週3日、開いている。担当の鍼灸師は2人。月曜日が柳沢比佐子さん、水曜日、金曜日が鈴木さんだ。施術できる限度は1日に10数人、年間の実数は100人弱だが、オープン以来の19年間に治療した患者の総数は1000人を超えた。
19年前といえば、代替医療という名前すら存在していないころだ。大病院はどこも西洋医学一辺倒。まして、日本のがん治療の最先端を誇る国立がんセンターで、鍼灸治療を開始するには、かなりの勇気を必要としたことだろう。パイオニア役を担ったのは、現麻酔科医長の横川陽子さんだった。
千葉大学医学部時代から漢方、鍼灸を学んでいた横川さんは、1985年5月、病院内で1つの予備試験を行った。手術後の患者に鍼灸治療をし、鍼灸の鎮痛効果を調べようとしたのだ。「患者さんの術後の痛みは激しいものですが、それを薬だけで取るには限界があるんです。そこで、薬ができないことを鍼灸で補えないかと思ったんですね」
32投稿者:国立がんセンター緩和ケア科の鍼灸治 投稿日:2008年07月01日(火) 23時01分50秒
選んだのは乳がんの患者だった。術後に回復室で鍼治療をした患者12人を鍼群、しなかった患者11人を対照群として、その後の鎮痛薬ペンタゾシンの投与量、投与回数を比較した。結果は明瞭だった。鍼をした患者さんのほうが、鎮痛薬の投与量、回数ともに有意に少なかった。鎮痛薬を欲しがった患者は、鍼群では、痛みが最もつのる術後4時間以内に2人だけだったが、対照群では、術後4時間を過ぎてもほとんどが必要とした。鍼灸治療は、乳がん術後の疼痛に効果があることが分かったのだ。
横川さんは、さらに病棟の入院患者を相手に治療を試みた。
食道がんの術後、モルヒネを硬膜外注入し、傷の痛みはコントロールできたが、首から肩にかけてのこりと痛みが耐え難いと訴えた男性は、後頸部を中心に鍼灸をしたところ、痛みが止まった。モルヒネをやめたとたん、傷が痛み始め、腕を挙げることもベッドから起きあがることもできなくなった肺がんの女性も、鍼灸をしたら、腕が挙がり、元気を取り戻した。
「このような経験を通して、鍼灸は、がんの手術による傷の痛みを和らげるだけでなく、付随して起きる全身の苦痛にも効果があることが分かったんです」と横川さん。
鍼灸治療の評判は、病院内に広がり、依頼も次第に増えていった。
「当初は、わたし1人で細々と麻酔業務が終わる夕方以降にやっていました。消灯時間を過ぎて、ナースステーションで行うこともありました。でも、それでは追いつかなくなったんです」
1989年5月からは、外部の財団から助成を受けて、鍼灸師2人をスタッフとして雇用、週2日の診療が可能になった。そして、1999年、新病院に移った際に治療室を設け、診療日は週3日になる。このとき、治療室の所属も、麻酔科から下山さんが管轄する新設の緩和ケア科に変わり、今日に至っている。
http://www.gsic.jp/palliative/pc_04/
33投稿者:鍼(はり)治療はペットにも有効 投稿日:2009年04月20日(月) 23時05分01秒
10歳のNellyは、2年前に椎間板ヘルニアの手術をしてから脚が極度に弱くなり、ほとんど動くことができず、無気力になり食欲も低下していた。しかし、心配した友人のAnnie WashburnさんがNellyを鍼(はり)師のもとへ連れて行き30分の施術を3回受けさせたところ、動けるようになり、食事量も増えるなど奇跡的な回復がみられたのである。
よくある話だと思うかもしれないが、実はNellyは、Washburnさんが飼っているビション・フリーゼ(Bichon Frise)犬なのだ。Washburnさん自身、代替療法にはあまり乗り気ではなく、この効果は信じられなかったという。Nellyに施術した獣医鍼師のLeilani Alvarez博士も、かつては動物への鍼治療の効果についてやや懐疑的であったが、その後に体験した数百の奏効例は「期待をはるかに上回るものだった」と述べている。高齢で後ろ脚が弱くなり、便失禁をするようになったイヌの例では、飼い主も安楽死を考えたが、2回の施術で便失禁が治ったという。
専門家によると、動物の鍼治療は古くから行われており、数千年前の中国の記録にもウマや家畜への施術の記述がある。鍼治療は患者が信じなければ効果がないとの通説があるため、動物には効果がないと考える人が多いが、「鍼の効果は、何千年も研究されてきた施術部位(経穴[けいけつ=つぼ])に鍼を挿入することによって、身体に生理的刺激を与えることで得られるもの」とAlvarez氏はいう。
34投稿者:鍼(はり)治療はペットにも有効 投稿日:2009年04月20日(月) 23時05分39秒
米バージニア・メリーランド地域獣医科大学のMark Crisman博士によると、ヒトの経穴を動物に変換するマップ(transpositional maps)作成に獣鍼医師らが時間を費やしてきた。必ずしも簡単な作業ではなく、例えば「馬には指がないため、ヒトの手に相当する経穴は、ひづめの周辺に変換された」という。獣医鍼治療は関節炎、急性損傷、股関節異形成、呼吸器疾患、免疫系疾患など多数の障害に有効であり、さまざまな家畜およびペット、さらにはスナネズミや鳥などの小動物にも効果があるという。嫌がる動物もごく少数いるが、ほとんどは2、3回目には喜んで治療を受けるようになる。これは鍼により自然の鎮痛薬であるエンドルフィンが放出されるためと考えられるという。
鍼治療は単独で効くこともあるが、西洋医学との併用が最適であることが多く、「例えば感染症がみられるときは、(鍼治療によって)血行を改善するとともに細菌を死滅させる抗生物質を用いるのがよい」とAlvarez氏は説明している。さらに、「ペットに鍼治療を受けさせたい飼い主は、施術者が米国の3施設(国際獣医鍼治療協会International Veterinary Acupuncture Society、Chi研究所[フロリダ州]、コロラド州立大学)のいずれかより認定を受けていることを確認する必要がある」と同氏は指摘している。
原文
[2009年3月3日/HealthDay News]
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20090312hj000hj
35投稿者:統合失調症(精神分裂病)鍼灸治療効果 投稿日:2010年05月05日(水) 09時58分20秒
統合失調症(精神分裂病)鍼灸臨床経験 :統合失調症(精神分裂病)の針の電気を強く、筋肉の痙攣があるぐらいです。
統合失調症(精神分裂病)患者は鍼灸治療によって、セロトニンやノルアドレナリンなどモノアミン系の神経伝達物質のはたらきを正常に戻すことができます。
統合失調症(精神分裂病)鍼灸治療効果
統合失調症(精神分裂病)患者34名、完治したのは14名、有効率86%。
http://www.nannbyou.com/medical/shinkei27.html
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