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タカーチ弦楽四重奏団名演集
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html
投稿者 中川隆 日時 2017 年 8 月 05 日 12:23:12: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: クリングラー弦楽四重奏団名演集 投稿者 中川隆 日時 2017 年 8 月 01 日 08:32:51)


タカーチ弦楽四重奏団(Takács Quartet)

バルトーク

Béla Bartók - String Quartet No. 1 in A minor - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8petL3nJYB4

Béla Bartók - String Quartet No. 2 - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=X-Qs_W6zIX8

Béla Bartók - String Quartet No. 3 - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FXQ2-uD_4LU

Béla Bartók - String Quartet No. 4 - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0667YvaVw9w

Béla Bartók - String Quartet No. 5 - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=upoFCdhqgX4

Béla Bartók - String Quartet No. 6 - Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6ya_J--MwZU

Takacs String Quartet

Dusinberre, Edward (Violin)
Schranz, Karoly (Violin)
Tapping, Roger (Viola)
Fejer, Andras [cello] (Cello)

Recorded on : 1996, Reitstadel, Neumarkt, Germany [Studio]


タカーチQは1975年にハンガリーでリスト音楽院の四人の学生によって結成された。

結成当時は全員ハンガリー人だったのですが、そののちメンバーが交代し、最新のメンバーにはイギリス人1人、アメリカ人1人(他の2人は結成時のメンバー)となっているみたいです。

旧盤は1983年録音、初代のメンバー。
1st Vn が Gabor Takacs-Nagy、Va がGabor Ormaiです。

一方、新盤は1996年録音です。
1st Vn が Edward Dusinberre(1993年)、Va が Roger Tapping(1995年)に変わっています(二人ともイギリス人)。

なお、現在のタカーチQ のメンバーはさらに Va が2005年に Geraldine Walther に変わっています(この方がアメリカ人)。

ということで、現在は「タカーチ」は脱退してしまってメンバーにいないのですが、団体名は「タカーチQ」のままということです(笑)。

まあ、いったん知名度が上がっちゃうと、途中で団体名変えちゃうのも大変ですからね。

個人的にどっちが好きか?という話になると、旧盤ということになりそうです。
旧盤の方が聴いていて心地よかったのですよ。
http://cla-pa.at.webry.info/200911/article_3.html  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-8240] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:43:35 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[4] 報告
<△23行くらい>
Takács Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Tak%C3%A1cs+Quartet

タカーチ弦楽四重奏団 - トピック - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCMFjRNfJji28y2HkzgNzafA

タカーチ弦楽四重奏団(Takács Quartet)は、1975年にハンガリーでリスト音楽院の4人の学生によって結成された弦楽四重奏団。1977年にフランスのエヴィアンで開かれた国際弦楽四重奏コンクールで一等賞および批評家賞を受賞したことで最初に注目を集めた。現在はアメリカ合衆国のコロラド州ボルダーを拠点とする。


現在のメンバー
Edward Dusinberre(第1ヴァイオリン)
ハルミ・ローズ (第2ヴァイオリン)
Richard O’Neill(ヴィオラ)
András Fejér(チェロ)

過去のメンバー
Gábor Takács-Nagy(第1ヴァイオリン)
Károly Schranz(第2ヴァイオリン)
Gábor Ormai(ヴィオラ)
Roger Tapping(ヴィオラ)
Geraldine Walther(ヴィオラ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%81%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E5%9B%A3

2. 中川隆[-8239] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:44:59 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[5] 報告
<▽45行くらい>
メンバーは替わっても、その演奏の柱は決して揺るがない/タカーチ弦楽四重奏団
2019.10.16
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/27180.html

アメリカのアンサンブル、タカーチ弦楽四重奏団が来日した。創設は1975年だから、すでに結成44年の大ベテラン。長い歴史の中で積み上げてきた名演奏により、常設室内楽団としていまや世界最高峰の一角を占める。1990年代以降、メンバーの入れ替わりもたびたびあった。最近では2018年にハルミ・ローズが第2バイオリンとして新規加入。カルテットの音楽に新たな風を送り込んでいる。

そんな弦楽四重奏団の演奏を2019年9月26日、ヤマハホールで聴いた。以前、彼らの演奏に接したのは第2バイオリン交代前の2016年で、同じくヤマハホールでのこと。今回のコンサートは、ローズ加入後の新生タカーチを知るのにもってこいの条件となった。

プログラムの前半はハイドンの弦楽四重奏曲第39番ハ長調《鳥》Hob.III:39と、ドヴォルザークの同第12番へ長調《アメリカ》作品96。どちらも鳥の鳴き声を思わせる部分を持つ。面白い取り合わせだ。後半はベートヴェンの同第9番ハ長調《ラズモフスキー第3番》作品59-3。ベートーヴェンはハイドンの確立した弦楽四重奏の世界をひたすら拡張し、ドヴォルザークら後輩世代にとっては同ジャンルの高い壁となって立ちふさがった。演目から見えるのは、そんな音楽史の流れだ。

冒頭のハイドンから、タカーチの4人がめっぽう腕っこきであることが分かる。ただ、その手腕の高さが作品の求めるところと一致しない。人間の対話のスタイルを曲に投影するのが18世紀音楽の身上だが、タカーチの演奏はまるで、大げさすぎる役者の芝居のよう。ウィットの利いた日常会話を思わせる部分でも、大仰なセリフ回しが多い。

そんなケレン味のある弾きぶりも、ドヴォルザーク以降は作品の内実にぴたりとはまった。たとえば《アメリカ》の第4楽章。活発でどこかユーモラスな印象もあるロンドと、ゆったりと懐の深い楽想のエピソードとの対比は、思い切って芝居がかった表現をしたほうがいっそう際立つ。そんな曲の性格に、タカーチの演奏が寄り添う。

後半、ベートーヴェンの《ラズモフスキー第3番》では、4人の個性が作品世界と呼応した。たとえば第2楽章。第1バイオリンのドゥシンベルはさまざまな音色を作り、第2バイオリンのローズは多彩な子音を繰り出す。ビオラのウォルサーが緊張感の移り変わりを表現すれば、チェロのフェイェールは空間の広がりを伸び縮みさせる。

こうした奏者の個性によって、ベートーヴェンのポリフォニーがより緊密なものとして聴こえてくる。フーガ風に進む第4楽章。4人の個性の違いが、各声部の性格を描き分けていく。そのコントラストがくっきりとしているので、作曲家の書いた緊迫した対話劇が真に迫ったものとなる。

こうした立体的な演奏は、タカーチの以前からの特徴のひとつ。メンバーが入れ替わってもなお、彼らの演奏の柱は決して揺るがない。老舗弦楽四重奏団の面目躍如である。
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/27180.html

3. 中川隆[-8238] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:50:24 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[6] 報告
<■57行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024年11月24日 バルトーク タカーチ弦楽四重奏団
バルトーク弦楽四重奏曲第5番 タカーチSQ/1983年のLP
https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html


タカーチ弦楽四重奏団
ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1ヴァイオリン)
カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)
ガーボル・オルマイ(ヴィオラ)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)

(1983年 ブダペスト,サシャロム改革派教会 録音 Hungaroton)


物価が上昇したと言われて久しいなか、小銭入れに10円玉がなかったので100円でペットボトルの麦茶を売っている自販機を見ると110円になっていました。それがひと月くらいで120円になっていて、値上げの裾野が着実に広がっているのをせこいところで実感しました。喫茶店のメニュー、モーニング・サービスは今いくらくらいかと思って休日の朝に寄ってみると、目玉焼きとトースト、コーヒー(サラダとか野菜は付かない、そらそうだろ)で480円と安いままでした。目玉焼きじゃなくゆでたまごのコースもありましたが、注文してから焼き加減、半熟とか固まるまで焼く、裏返して焼くサニーサイドアップ?とか色々あるのにどんなのが出て来るかと思って待っていると、半熟より強く火が通り、裏返しにしないタイプの焼き方(普通なやつか)が出てきました。トーストは五枚切くらいの厚みでしたが、大阪ではもっと分厚いのが出てきます。それはともかく、値段の点では少し前なら500円で野菜も申し訳程度に付いて来たような覚えがあり、トマトが異様に高騰したという話はここにも影響していました。

これはタカーチ弦楽四重奏団が設立当時のメンバーで活動していた頃、北米デビュー直後の頃の録音です。当時はハンガリー国営のフンガロトンへ色々レコーディングをしていて、主要なレパートリーは1990年代に一度はCD化されたようですが、現在は入手困難になっています。その後DECCAレーベルへレコーディングするようになり、バルトークも再録音していてそちらの方が有名です。旧録音の方は日本国内盤仕様があったかどうか未確認ですが、ネット上でかなり評判が良かったようです。偶然中古LPがあったので購入しました。デジタル録音の年代なのでCDの方が良いのじゃないかというところですが、CDの方は中古でもほとんど見かけないのでLPでもあるだけラッキーです。

 再生してみると評判通りに素晴らしくて、同じくらいの年代のジュリアードSQやアルバン・ベルクSQの録音よりも切れ味の鋭さも感じられて、ド迫力で迫ってきます。なにか1960年代のハンガリー四重奏団のものを研ぎなおしたような印象です。これはレコードで聴いたから音質共々違いが強調されたかもしれませんが、バルトークの弦楽四重奏曲の作風について言及される美術会のフォーヴィズムを借用して野獣的なという性格と、シェーンベルクの無調に影響された面の両方が現れているようで圧倒的です(第6番はまだ聴いていないけれど)。

 タカーチ弦楽四重奏団は1990年代に設立時の第1ヴァイオリンが交替し、ヴィオラ奏者が急逝してメンバーが変わってからバルトークの弦楽四重奏曲も再録音(DECCA)していて、そちらの方は国際的に好評でした。再録音の方は当然CDでしか聴いていませんが、演奏の印象はかなり違っていて、荒々しいちから、ほとばしるような勢いというのかそういう面が後退したように聴こえます。宮城谷昌光という作家がクラシック音楽について書いた単行本、「クラシック 私だけの名曲1001曲/新潮社」は曲目、演奏者の選択共に独特で、演奏についてもかなり厳しい評が付けられていますが、バルトークの弦楽四重奏曲ではタカート四重奏団の再録音がしばしば登場します。旧録音が出てこないのは選外(ダメ)ということかもしれませんが、単に演奏・録音年代の違いだけでなくメンバーが半分交替したことを考えると興味深いものがあります。
https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html

4. 中川隆[-8237] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:55:00 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[7] 報告
<■62行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024年11月16日 10:08 ブラームスの器楽、室内楽タカーチ弦楽四重奏団
ブラームス ピアノ五重奏曲 シフ、タカーチSQ/1990年
https://raimund.blog.jp/archives/89655838.html

ブラームス ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34

アンドラーシュ・シフ:ピアノ

タカーチ弦楽四重奏団
ガーボル・タカーチ=ナジ(第1ヴァイオリン)
カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)
ガーボル・オルマイ(ヴィオラ)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)

(1990年1月 ウィーン,コンツェルトハウス,モーツァルトザール 録音 DECCA)


 十一月も半分が過ぎ(自分の誕生日も過ぎて)、石油ストーブを出して灯油を買いました。今年の灯油はガソリンスタンドで買うよりホームセンターの方が安い場合もあり、逆転していました。紅葉のピークがどんどん遅くなり、平坦な市街地では12月が本番のようですが高雄や大原では見ごろだと天気予報では言ってました。今まで見た紅葉で印象に残るのは奈良市の山間部、大柳生とか忍辱山の方面を車で通った際にまるでアーケードのような真っ赤に色付いた木々の中を通り抜けたシーンで、後年も夢の中に出て来たほどです。真っ赤といえば、昭和50年代後半くらいならTVのニュースで「財政赤字」という言葉が頻繁に出て来て、当時未成年者の自分の記憶にさえ残るほどでした。その後財政が改善していませんがこの数年でも滅多に「財政赤字」という用語は耳にしなくなりました。

ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34
第1楽章 Allegro non troppo.ヘ短調
第2楽章 Andante, un poco adagio.変イ長調-ホ長調
第3楽章 Scherzo:Allegro.ハ短調-ハ長調
第4楽章 Finale:Poco sostenuto - Allegro non troppo - Presto, non troppo.ヘ短調

 FMのリスナーからのメールかはがきに「ブラームスは秋の季語」というのがあり、確かに作品の中にはその通りと思うものがあると思っていました。ピアノ五重奏曲はそれほど秋がふさわしいとも言えないと思いますがブラームスの作品でとっさに思い当たったのがこれでした。最初は1860年頃に弦楽五重奏曲として、次いで1863年頃に2台のピアノのためのソナタとして作曲、構想、変更され、最終的にピアノ五重奏曲として1864年10月に完成した作品です。全曲で40分以上の演奏時間になり、どこかしらギクシャクとした感触なので元々の弦楽五重奏だったら少々息苦しくなったかもと思います。

 第1楽章の冒頭がロシア民謡のトロイカに似たメロディーで始まり、疾走しないまでも速足で通り過ぎる風情が夕方の風景をちょっと思わせ、特にシフのピアノが魅力的です。シフはバッハ、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、シューマンはまとまった作品数でレコーディングしていますが、ブラームスはどうなっていたか、まだなかったと思いますが、このピアノ五重奏を聴くと独奏曲も良さそうに感じます。タカーチ四重奏団はもっと緊迫した演奏かと思ったら大らかな演奏です。同四重奏団はこの前々年にハイドンの作品76の弦楽四重奏曲を録音していて、その三曲が今回と同じくウィーンで演奏、収録しています。データ情報が正しければ会場はハイドンの三曲がシューベルトザール(366席)、今回はモーツァルトザール(704席)となっています。

 元々ハンガリーのリスト音楽院の四人によって結成されたタカーチ弦楽四重奏団は1993年に第1ヴァイオリンのガーボル・タカーチ=ナジが離脱し(現在指揮者になっている)、1995年にはヴィオラのガーボル・オルマイが亡くなりそれぞれメンバーが入れ替わりました。このブラームスは設立当初からのメンバーで活動していた時期の演奏、録音です。このメンバーによるレコード、CDはDECCAの前にハンガリーのHungarotonから出ていたものがあり、バルトークの弦楽四重奏曲全曲(1983年/DECCAには1990年代後半に全曲再録音した)が特に有名でした。それ以外にハイドンやシューベルトの録音もあったようですが未確認です。たまたまバルトークの旧録音が素晴らしかったので、この四重奏団の設立当初メンバー時代が改めて気になってきたところです(実はこのCD、ピアニストのアンドラーシュ・シフの方が目当てで購入していたものですが)。
https://raimund.blog.jp/archives/89655838.html

5. 中川隆[-8236] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:59:54 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[8] 報告
<■63行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2010年05月06日 バルトーク タカーチ弦楽四重奏団
バルトーク・ピッツィカート 弦楽四重奏曲第4番/タカーチQ
https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html

・ バルトーク 弦楽四重奏曲第4番Sz91  タカーチ弦楽四重奏団(1996年録音DECC)

  (Violin.1):Dusinberre, Edward ), (Violin.2):Schranz, Karoly, (Viola):Tapping, Roger, (Cello):Fejer, Andras


 バルトーク作曲の6曲の弦楽四重奏曲は、ベートーベンの16曲に匹敵する等という評価がいつ固まったのか知りませんが、そうかもしれないと思わされる説得力?があるのは確かです。第4番は、1928年作曲で前作の第3番をもっと先鋭化したような濃密な作品です。弦楽器の弦を指ではじく奏法ピッツィカートを強くして、弦が楽器の指板に当たってバチンと音が出るようにする「バルトーク・ピッツィカート」を使う等の音響面の特徴も目立ちます。

小学生の頃か、あるいは幼稚園くらいの頃、自宅にあったレコードブックスの何冊かにヨハンシュトラウスの作品集がありました。文章はとばして写真や絵ばかり見て、いつの頃からかレコードもかけるようになりました。ラデッキー行進曲、ウィーンの森の物語、美しき青きドナウ、皇帝円舞曲、春の声、こうもり序曲と並び、「ピッツィカートポルカ」という曲が収録されていました。日本のオーケストラの演奏で、特にこうもり序曲とそのピッツィカートポルカが好きでした。子供の頃はあまり晴れやかな思いではなく、小学校入学前に父親にシャベルの柄でどつかれて流血になり太陽にほえろのGパンデカの心境を味わったことがあり、兄は庭の木に縛り付けられたりもしました。原因は何か忘れましたが、とにかく一時が万事で誰にも喧嘩腰な父でして、さながら噴煙がたなびく火山島に暮らすような感覚でした。そんな中で、字もあまり覚える前に、ウィーンの舞踏会の絵やドナウ河畔の公園、宮殿等の写真の載ったレコードブックとポルカやワルツを見聴きするにつけ、同じ人間として生まれても所変わればこんな世界もあるのかと、しみじみ感心して、だんだん愛好するようになりました。日常生活がどうであれ、音楽が鳴り出すと時間や空間を越えて(たような気になるだけで現実は変わっていない)旅行をすることができ、その間は幸せな気分になれました。

ウィンナワルツの世界がクラシック音楽を聴き始めるきっかけの一つになりましたが、今では一枚もヨハン・シュトラウス等ワルツのCDは手元にありません(こうもり全曲盤のみ)。いつでも手に入るからくらいの感覚ですが、生意気にも軽く見ているふしが無くはありません。ブルックナーがブラームスの行きつけのレストランで会食した折に、嫌みの応酬になり、ブラームスに対して「あなたの作品よりヨハン・シュトラウスのワルツの方がよっぽど良い」等と言ったという逸話を読んだことがありました。真偽はさておき、これ等も、ワルツやポルカを舞踏のための実用音楽であって芸術音楽より下である、という感覚があるからではないかと思います。

 芸術性は云々は分かりませんが、おなじようにピッツィカート奏法を多用してもシュトラウスとバルトークとでは全然印象が異なります。時代も異なりますが、バルトークの第4番のカルテットでは会議は踊らないかもしれませんが、諸事が好転するような気分にはなりません。それでも曲が始まると何とも言えない不安感、不安定感を醸し出しながら、渦巻に引き込まれるような切迫感を感じながら終わりまで聴いてしまいます。やめられないものの一つです。ベートベンの後期の弦楽四重奏曲の12番、14番、16番はメロス四重奏団の解散前の来日で聴けましたが、バルトークは録音でしか聴いたことがなく、是非生で聴いてみたい曲です。

 演奏するタカーチ弦楽四重奏団は、1975年にハンガリーのリスト音楽院の学生によって結成された団体で、その後メンバーが交代して、現在ではアメリカに拠点を移して活動しています。この録音は前ビオラ担当で設立時メンバーであるOrmai,Gábor(1954−1995年)の追悼も兼ねています。今回のCDはタカーチ弦楽四重奏団にとっては、2回目のバルトークで、前回は結成後8、9年くらいに録音されています。その時はOrmaiがメンバーでした。
https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html

6. 中川隆[-8222] koaQ7Jey 2024年12月15日 06:05:48 : eaGmlj4cps : UGRBUGNNcmVpUE0=[1] 報告
<▽36行くらい>
バルトーク、ミクロコスモス、でも弦楽四重奏曲
2010-02-17
https://ameblo.jp/kabakundasalo/entry-10424768050.html

 ミクロコスモス弦楽四重奏、というのを見て、《ミクロコスモス》の弦楽四重奏版かと思った。
 よく見たらミクロコスモス弦楽四重奏団。

 メンバーは「おお」と思う。ガボール・タカーチ−ナジが第1ヴァイオリン、チェロがミクローシュ・ペレーニ。第2ヴァイオリンとヴィオラはどういう人か知らないが、みんなかなり高齢で太っている!
 結成は1999年だとのこと。バルトークの弦楽四重奏曲以外にどんなレパートリーを持っているのかも不明だけれども。

 ペレーニはいまやチェロ界のカリスマであろう。とかいって、彼はカリスマなんて形容が似合わない、渋くて実のある音楽家だ。
 タカーチ−ナジはタカーチ四重奏団の創立者で、その名前の由来ともなった人。1994年にタカーチ四重奏団を離れて、ヴァイオリニストとともに指揮者としても活躍している。1985年にブダペストのバルトーク博物館に行ったとき、新譜だといってタカーチ四重奏団のバルトーク全集を勧められたのをよく覚えている。当時、ブダペストにはほとんどCDは置いてなくて、唯一、ショーウィンドウで見かけたのが「ブダペストのバーンスタイン」。


 タカーチ四重奏団のバルトークはその後、Denonで国内盤が出たのでCDを買ったけれど、あまり演奏が冴えなくて、売ってしまった。録音は1983年。

 タカーチ四重奏団は1996年にメンバー半分がイギリス人になったところで、バルトークを再録。これは相当にアグレッシヴで私は好きだけれども、ハンガリー色はずいぶん薄れてしまったといえるのかもしれない。

 さて、ミクロコスモス弦楽四重奏団だ。新バルトーク・シリーズの一環の新録音。初期から後期まで一貫したテンション、強奏のみに堕せず、民族性に逃げ込まず、ハンガリー発信のスタンダード盤足るべく高い気概で演奏されたのであろう。解説によると、バルトーク由来の口承を伝えようというものだという。例えばスピッカートはあまり好まなかったとか。現代の技法ではデタッシェで弾いてしまうようなテヌート様の音型も弓を弦から離さず弾くとかいったことが書かれている。
 力ずくで押していかないのに、うねるような迫力が生まれてくる。
https://ameblo.jp/kabakundasalo/entry-10424768050.html

7. 中川隆[-8221] koaQ7Jey 2024年12月15日 06:18:32 : eaGmlj4cps : UGRBUGNNcmVpUE0=[2] 報告
<△28行くらい>
Bartok String Quartets - Takacs Quartet - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PL9teUCtYCMcSyusFKXGh626KR_AMKGQK6

Takács Quartet Bartók The String Quartets
℗ 1984 HUNGAROTON RECORDS LTD.
Released on: 1984-05-10


▲△▽▼


Gábor Takács-Nagy - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMJQrM0MUvsA-9iJKjoh42DVL9ITZUF1L

Gábor Takács-Nagy - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/G%C3%A1bor_Tak%C3%A1cs-Nagy


Bartók / Takács Quartet – The Complete String Quartets
https://www.discogs.com/release/2843050-Bart%C3%B3k-Tak%C3%A1cs-Quartet-The-Complete-String-Quartets

Label: Hungaroton – SLPD 12502-04
Format: 3 x Vinyl, LP, Stereo Box Set
Country: Hungary
Released:1984

Strings – Takács Quartet
Violin [1] – Gábor Takács-Nagy
Violin [2] – Károly Schranz
Viola – Gábor Ormai
Cello – András Fejér
https://www.discogs.com/release/2843050-Bart%C3%B3k-Tak%C3%A1cs-Quartet-The-Complete-String-Quartets

8. 中川隆[-8220] koaQ7Jey 2024年12月15日 06:24:44 : eaGmlj4cps : UGRBUGNNcmVpUE0=[3] 報告
Bartók Quartets Takács - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLaK7FcaVcs_wzQoa9ybz7QCAPRcunZfPR

℗ 1997 Decca Music Group Limited
Released on: 1997-01-01

Associated Performer, Violin: Edward Dusinberre
Associated Performer, Violin: Károly Schranz
Associated Performer, Viola: Roger Tapping
Associated Performer, Cello: András Fejér
Composer: Béla Bartók


▲△▽▼


Edward Dusinberre - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Edward+Dusinberre

Edward Dusinberre - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Edward_Dusinberre

9. 中川隆[-8207] koaQ7Jey 2024年12月15日 16:21:48 : eaGmlj4cps : UGRBUGNNcmVpUE0=[16] 報告
<△23行くらい>
シューベルト

Schubert: String Quintet in C major, D. 956
https://www.youtube.com/watch?v=1R4PZwnojmA
https://www.youtube.com/watch?v=qT5q1mbNbuE
https://www.youtube.com/watch?v=4UfnHP3QtGk
https://www.youtube.com/watch?v=5m2Iz7OAxKo

℗ 1993 Decca Music Group Limited
Released on: 1993-05-01


Schubert / Takács Quartet - Miklós Perényi – String Quintet - Quartettsatz D 703
Performer – Takács Quartet
Viola – Gábor Ormai
Violin – Gábor Takács-Nagy, Károly Schranz
Cello – András Fejér, Miklós Perényi (tracks: 1-4)

Recording location: Church Studios, Crouch End, London, 6-9 December 1991.
Made in Germany / Printed in Germany
https://www.discogs.com/release/13442347-Schubert-Tak%C3%A1cs-Quartet-Mikl%C3%B3s-Per%C3%A9nyi-String-Quintet-Quartettsatz-D-703

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