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5日、韓国メディアは、韓国のロボット産業について「日本や米国、ドイツと比べて競争力が大きく劣っており、後発の中国にも実質的に遅れを取っている」と伝えた。資料写真。
韓国ロボット産業に危機?日本に引き離され、中国に抜かれる=韓国ネット「韓国にロボットは必要ない」「今の政権では無理」
http://www.recordchina.co.jp/b578232-s0-c20.html
2018年3月8日(木) 6時20分
2018年3月5日、韓国・電子新聞は、韓国のロボット産業について「日本や米国、ドイツと比べて競争力が大きく劣っており、後発の中国にも実質的に遅れを取っている」と伝えた。
記事によると、韓国のロボット産業協会と光云(クァンウン)大学産学協力団が共同で研究した結果報告書「2017ロボット産業の競争力調査」で、韓国のロボット産業は日本や米国、ドイツなどの先進国に比べ、競争力指数が16〜17点低いことが分かった。
韓国の技術水準を100点とすると、製造用ロボットの分野で日本は116.91点、米国は116.20点、ドイツは115.94点。掃除用ロボットなど個人サービスロボットの分野では、日本が116.93点、ドイツが113.86点、米国が112.89点。さらに、医療用ロボットなど専門サービスロボットの分野では、日本が116.42点、ドイツが113.51点、米国が112.39点となった。ロボット部品の分野でも、日本が120.15点で大きくリードし、ドイツが118.53点、米国が116.93点で後に続いたという。
記事によると、韓国は4分野のうち3分野で中国をも下回った。中国は製造用ロボットの分野で100.79点、個人サービスロボットの分野で103.77点、専門サービスロボットの分野で101.90点、ロボット部品の分野では99.10点だったそうだ。これについて、記事は「基盤技術では上を行っているが、サービスや活用の面では中国に追い抜かれたということ」と解説している。
今回の調査は韓国内のロボット産業従事者と学界、研究界の専門家87人を対象に行われたといい、評価内容は価格、品質、製造、人事、技術の5項目で構成された。
これについて、韓国ロボット産業協会関係者は「産業界はもちろん、学界、研究界の専門家まで参加した独自の調査で、韓国ロボット産業の競争力が非常に低いという結果が出たのは衝撃的。韓国が現在の主力産業だけでなく、将来の製造業でも競争力で後れを取ることになるという危機感がそのまま反映されたのだろう」と分析したという。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「現政権はロボット開発より公務員の増員に力を入れている」「子どもたちの将来の夢が『公務員』の韓国には、ロボットなんて必要ない」「文在寅(ムン・ジェイン)政権下でロボット産業の発展は期待できない」など、現政権への不満の声が寄せられた。
また「そもそも韓国はロボットで世界と競争しようと考えていたのか?」「まあ、中国に抜かれるのも当然だな」など、ロボット産業への関心の低さがうかがえる意見も見られた。中には「ソウル大の理工系を卒業して大学院まで行ったのに、今は公務員(行政職)をしています。申し訳ありません。仕方がありませんでした」というユーザーもいた。(翻訳・編集/三田)
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