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20日、韓国・ソウル新聞によると、韓国で今20〜30代の若者の孤独死が増えている。この報道を受け、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。
韓国で若者の孤独死が急増、社会の「日本化」が問題?=「あまりにも悲しい」「状況は日本よりもっと深刻」―韓国ネット
http://www.recordchina.co.jp/b191232-s0-c30.html
2017年9月22日(金) 18時30分
2017年9月20日、韓国・ソウル新聞によると、韓国で今20〜30代の若者の孤独死が増えている。
先月31日、釜山(プサン)市内のマンションの一室で29歳の男性が死亡した状態で発見された。2カ月間連絡がなかったことから父が家を訪れたが、すでに時遅しだった。男性は長い間就職しておらず、アルバイトで生計を立てていた。
また今年5月、大邱(テグ)市内のアパートでは36歳の女性が死後2カ月ほどたって見つかった。女性は10年ほど前から家族との交流が一切なかったという。さらに昨年9月には、就職するため上京しソウルで一人暮らしをしていた29歳の女性がやはり亡くなった状態で見つかった。
韓国の先月の青年失業率は9.4%で、1999年の10.7%以来の高い値を記録した。体感失業率は22.5%にもなる。こうした状況で、多くの若者が結婚や出産はおろか、最低限の人間関係さえも放棄して生きている。会社員のイム・ユジンさん(仮名・25)は、「大学卒業後、就職ができない友達は連絡が途切れる場合が多い。みんな大変な状況であることを分かっているので、残念だけど理解する雰囲気だ」と話す。
韓国の中央大社会学科のイ・ナヨン教授は、「若者たちの断絶された関係は『将来の不確実性』が原因」とし、「特に結婚は次の世代を再生産するための制度だが、労働市場が非常に不安な今の世相から若者たちが未来を計画できないでいる」と分析した。
記事は、このように長期的な景気低迷と単身世帯の増加が相まって、人々の間のつながりが弱まる社会は「無縁社会」と呼ばれるものだと紹介、「無縁社会」について「1990年代に日本で初めて登場した概念」とし、「無縁社会で起こる極端な結果がまさに孤独死だ」と指摘した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「胸が痛く悲しい」「夢をかなえるため一生懸命に活動する時期に孤独死とは、あまりにも悲しい」といった声が寄せられている。
また、「一部の特権層の利益独占がつくった結果だ」「大人が自分たちの貪欲さを最大化するために構築した社会システムが、若い彼らを手助けするなんて期待してはいけない。青年層は貪欲の最大化に利用されるただの道具にすぎない」「社会は銃声のない戦場」など、厳しい現実を感じさせる意見や、「楽をしてたくさん稼げる職場はほとんどない。青春を無駄にしないように」「青年よ、強くなれ。生きるんだ」など、若者を激励する声も。
その他に、「いくら資本主義だといっても、弱者保護は必要」「若者たちがみんな公務員になりたがっている現状で、どうしたらこの国が将来元気になるのか考えてみるべき」などと、救済制度の必要性や国の将来について考えるべきとする声や、「韓国社会は、多くの部分で日本社会の10〜15年前の姿と似ているが、しかし状況はもっと深刻なようだ」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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