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韓国のパク前大統領を事情聴取 全面的に否認か
動画→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170321/k10010919471000.html
3月21日 19時08分 NHK
韓国の検察は一連の事件をめぐり、21日午前からパク・クネ(朴槿恵)前大統領に対する事情聴取を続けています。検察は、21日夜遅くか22日未明まで事情聴取を行って、サムスングループから賄賂を受け取った疑いなどについて立証を目指しているのに対し、パク氏は全面的に否認していると見られます。
今月10日に罷免された韓国のパク・クネ前大統領は、一連の事件をめぐって検察の事情聴取に応じるため、21日午前9時15分ごろソウル市内の自宅を車で出発し、およそ10分後にソウル中央地方検察庁に到着しました。
そして、記者団の前で「国民の皆さんに申し訳なく思います。誠実に捜査に応じます」と述べたあと、検察庁に入りました。
事情聴取は、検察庁の10階にある取調室で午前9時35分ごろから始まり、途中、昼食や夕食をとるための休憩を挟みながら現在も続いています。聴取は検察官2人が行い、パク氏の弁護士も同席しているということです。
パク氏をめぐっては、長年の知人、チェ・スンシル(崔順実)被告と共謀して、最大の財閥サムスングループから約束分も含めて日本円で43億円余りの賄賂を受け取った収賄の疑いや、チェ被告が深く関わる2つの財団に資金を拠出するよう、企業に圧力をかけた職権乱用と強要の疑いなど、合わせて13の容疑が持たれています。
検察は、チェ被告やサムスンの事実上のトップから得た供述や、これまでに押収した資料などをもとに、さまざまな角度からパク氏に質問をして立証を目指しているものと見られます。
これに対しパク氏が具体的にどのような主張をしたのか、これまでのところ明らかになっていませんが、容疑を全面的に否認していると見られます。
検察は、21日夜遅くか22日未明には、事情聴取を終えてパク氏を帰宅させる方針で、21日の供述内容を踏まえて今後、逮捕状を請求するか、在宅起訴を目指すかを判断する見通しです。
前大統領の発言に各党から厳しい反応
パク・クネ前大統領の発言について、革新系の最大政党「共に民主党」のパク・ギョンミ報道官は、「前代未聞の国政介入を招いたことや、憲法裁判所から罷免されたことに対する反省や謝罪はなかった。国民はがっかりしている」と述べ批判しました。
また、中道の「国民の党」のキム・ジョング(金種求)報道官も「誠実に捜査に応じるならば、なぜこれまで検察と特別検察官に対して、言い訳をしてけちをつけてきたのだ。ただの言葉遊びだ」と批判し、検察に対し、厳しく取り調べるよう求めました。
一方で、保守系の「自由韓国党」のチョン・ウテク(鄭宇澤)院内代表は「今回のような国家的悲劇が再び繰り返されてはならない。きょう、すべての真実が明らかになることを望む」と述べました。
検察捜査に賛成・反対の両派が集会
韓国のパク・クネ前大統領が検察に出頭したのに合わせて、検察庁の前では、検察の捜査に反対する人たちと、パク氏を厳しく処罰すべきだと主張する人たちが、それぞれ数百人の規模で集会を開きました。
このうち、検察の捜査に反対する人たちの集会にはおよそ300人が参加し、韓国の国旗を振りながら「国を混乱させるのはやめるべきだ」とか「弾劾は無効だ」などと叫んでいました。
これに対し、パク氏を厳しく処罰すべきだと主張する人たちも集会を開き、「パク氏を直ちに拘束しろ」などと書かれたプラカードを掲げ、「パク氏を監獄に送れ」という歌を歌っていました。
双方の集会は100メートルほど離れた場所で行われ、互いを非難し合う場面があったものの、大勢の警察官が警備に当たったため、衝突や混乱は起きませんでした。
ソウル市民の反応は
韓国のパク・クネ前大統領が検察に出頭し、事情聴取に応じていることについて、ソウルの市民からは、若い人たちを中心に「もっと早く検察の聴取に応じるべきだった」とする意見が多く聞かれました。
このうち、20代の男性は「パク氏がみずから招いた事態なのでかわいそうだとは思わない。検察には、公正に捜査を進めてほしい」と話していました。
また、20代の女性は21日のパク氏の発言について「パク氏に失望した国民がたくさんいるのだから、謝罪すべきだった」と話していました。
一方で、50代の男性は「パク氏が任期を全うできず残念だ。出頭が遅いという批判もあるが、ひとまず、きょう出頭したことはいいことだと思う。逮捕されないで済めばいいと思う」と述べ、逮捕までは必要ないのではないかという考えを示しました。
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