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「遼寧」なんてこわくない 張りぼて中国空母の致命的な欠陥〈AERA〉
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/534.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 18 日 17:23:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             中国空母の致命的な欠陥とは


「遼寧」なんてこわくない 張りぼて中国空母の致命的な欠陥〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170117-00000211-sasahi-cn
AERA 2017年1月23日号


 中国海軍の虎の子、空母「遼寧」が、悠々と台湾を一周した。米大統領交代直前というタイミングに重なったが、“張り子の虎”との評価も。

 2012年9月に就役した中国の空母「遼寧」(5万9千トン)が、4年以上たった昨年12月25日、初めて太平洋に姿を現した。普通このような大型艦は、就役後間もなく外洋に出て訓練、実験を始めるが、何かと不具合が多かったのだろう。

 同艦はロシアの唯一の空母「クズネツォフ」の2番艦として1988年に進水したが、ソ連崩壊で工事は中断、港内に放置されていた。中国がそれをスクラップとしてウクライナから購入、02年に大連に曳航した。さび付いた半完成の艦を、図面・資料もなしに修復、装備し、なんとか10年後に就役させただけでも感心だ。

●ソ連が造った失敗作

 同型艦の「クズネツォフ」自体がほぼ失敗作で、90年末に就役後、26年間で長期外洋に出たのは9回ほどだ。「クズネツォフ」も「遼寧」も艦載機を加速して発進させる「カタパルト」を持たないのが最大の弱点だ。米空母は長さ76メートルの鋼管(シリンダー)4基を飛行甲板の下に設置、高圧蒸気を吹き込んでピストンを前進させ、それとつながる甲板上の金具(シャトル)で重さ約30トンの艦載機の前輪を押して、一気に時速約270キロに加速して射出する。私もカタパルト発進を経験したが、すさまじい衝撃で「乗用車なら2.7キロも飛ぶ」という。このカタパルトを造るノウハウは米国にしかなく、国産にこだわるフランスの原子力空母「シャルル・ドゴール」も米国製のC13カタパルトを使っている。

 垂直離着陸ができる戦闘・攻撃機「ハリヤー」(英国開発)や米海兵隊用の「F35B」を使えばカタパルトなしでも空母はできるから、旧ソ連も同種の航空機を開発しようとしたが、失敗に終わった。そこでソ連はSu(スホーイ)27など新鋭戦闘機のエンジン2基の推力が、戦闘機の重量を若干上回り、垂直上昇も可能であることを利用、飛行甲板の先端を14度上に反らせ、力まかせに発進させる手を考えた。「クズネツォフ」「遼寧」はこのタイプだ。

●満タンでは発進できず

 だが、遼寧が搭載する「J15」戦闘機(ロシアのSu33を国産化)は燃料を減らし、ミサイル、爆弾も最小限にしないと発艦できない。また大型レーダーをつけ、高空から敵機を見張る早期警戒機は、エンジンの出力が低く、カタパルトがないと発艦できない。早期警戒機がないと、敵機が低空飛行で水平線の下に隠れて接近し対艦ミサイルを発射するのを防げず、空母は容易な標的になる。

 ロシア、中国、インドはやむなく、レーダーをつけたヘリコプターを使っているが、米空母などの早期警戒機と比べ、ヘリは飛行高度が低く、航続時間は短く、レーダーも非力で遠くは見張れず、「ないよりまし」程度でしかない。

 米空母は飛行甲板に何十機もの艦載機を上げ、4基のカタパルトで20秒に1機を発進させる。だが、「遼寧」などでは戦闘機が飛行甲板の後部から滑走を始めるから、甲板上には数機しか待機できず、一度に出撃する機数はごく限られる。米空母は有事には戦闘・攻撃機55機を搭載、近く「ジェラルド・フォード」が就役し、空母は11隻になるから計605機、一方、「遼寧」は戦闘機約20機を搭載可能だから雲泥の差だ。

 中国は空母1隻を建造中で、さらに1隻を造る気配だが、飛行甲板先端を上に反らせているようで、カタパルトはないのだろう。米海軍は新型空母に「リニアモーター」列車の原理による「電磁カタパルト」を採用し、中国も研究はしているようだが、実現するとしても相当先の話だ。

 空母の戦力差だけでなく、中国海軍の対潜水艦能力は極めて低いから、艦船攻撃用の優秀な原潜57隻を有する米海軍に対抗し、中東などとの長大な海上通商路を守ることは将来もまず不可能だ。

 最大の貿易国家である中国は輸入資源と海外市場に対する依存度を高めれば高めるほど、世界的制海権を握る米国との協調をはからざるを得ない立場にある。(軍事評論家・田岡俊次)


 

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コメント
 
1. 2017年1月18日 20:10:42 : eSBeCJ1IJI : f_kEXLbksGM[1]
こうまでしつこくSTOBER空母をこきおろすということは
逆に潜在的脅威が無視できなくなってきた証拠だとしか思えない
内容はお決まりのカタパルト馬鹿
田岡ならどうせこの程度だと思っていた案の定
こいつはイギリス次期空母QE2もインドの2隻の主力空母もスキージャンプで艦載機を発艦させるSTOBERであることをどう考えているのだろうか
ロシアがアレッポ空爆作戦においてクズネツォフの艦載機に発艦後に
空中給油を施すバディ給油でスキージャンプの欠点を補ったことすら知らないのだろう

2. 2017年1月18日 21:52:40 : iY4xkPJckw : 4sUO6p9ne4o[1]
カタパルトは機体へのダメージが大きいのを知らないな。

3. 2017年1月18日 22:08:08 : hgwSkSl0wY : Jh4GQis8cng[9]
空母の性能はアメリカが最も優秀なのは確かだろう。ただそれは今現在の話に過ぎない。財政・貿易赤字が積みあがるばかりのアメリカがいつまでもその優位を保てる保証などどこにもない。

すでにウクライナでシリアでトルコでイランでもちろん日本近海でもアメリカの軍事的退潮ははっきりしてきている。


4. 2017年1月19日 13:59:47 : drEFQ6xBiE : t0A@iaazPmM[3]
アメリカが木偶の坊の空母を20隻以上揃えて、財政がどうなったのか判ってるのかね?このバカ軍事マニアは。

スキージャンプはカッコ悪いかもしれないけど実用的。ホーネットより重いSuを浮かせられる性能はかなりのもの。

中の原子炉で解体すらままならず、役立たずの鉄屑になってるアメリカ原子力空母よりはずっと環境にも優しい。もうアメリカは世界最強の国家じゃないんだよ。軍事力はお荷物になってる現状をみようね。


5. 2017年1月19日 20:27:37 : XQ1mjvIPMo : eWEHzvd873A[53]
わざと無視しているのだろうが、対艦弾道弾を忘れている。
攻撃機に対艦ミサイルを付けて攻撃する時代ではない。
それに中国は空母の研究段階であって、本気で運用する段階ではあるまい。

逆に対艦弾道弾を考えると先進国相手には空母は無力。
後進国や非対称武装勢力相手には有効なのでまだ利用価値はあるが、そういうの相手なら防空能力や対潜能力は最小限でいいわけだ。
その意味では合理的なスペック、運用だと思うよ。


6. 2017年1月21日 14:42:42 : Fe1rvoVmcE : q9L_YL4vSIc[27]
アメリカの潜水艦はちっぽけで中には軟弱な兵隊が乗っている、
烏合の衆なるぞ、とかいって、

まともに浮いてる艦船がなくなるほどやられた、どこかのお国。


7. 2017年1月21日 23:08:21 : riwgxq1iJ6 : Bd5Q3wVbe7A[876]
戦争もしたことのない御用学者や詐称専門家の戯言にしか聞こえぬバカげた論理である。張りぼてなら戦争を仕掛けろよ。戦ったこともないお宅たちが相手を誹謗したところですべて机上の空論。時間の無駄事である。舐めたらあかんぜよ。

8. 2017年1月22日 10:39:39 : ErMeKJJNsQ : N26pgM_ZWwg[1]
遼寧に致命的な欠陥があるのではなくて
田岡始め評論家というネトウヨアへマンセー太鼓持ち芸人のドタマに致命的欠陥があるの間違いだろう
もちろんアへのドタマにもね

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