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「アレッポの少女バナ」:実在の人物か、それとも誰かのメディア・プロパガンダか?【写真】
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201612193151645/
2016年12月19日 19:09(アップデート 2016年12月19日 20:11) Sputnik
政府寄りのシリア人活動家マイザム・アル・アシカル氏は、「アレッポの少女」の母親に、町から避難するよう提案した。そして少女のSNSアカウントが、プロパガンダの道具であることを確信した。スプートニクが報じた。
9月、7歳の少女バナ・アラベドさんのツイッターアカウントが開設された。アラベドさんは東アレッポでの砲撃にさらされた恐ろしい生活について語っている。11月末、アシカル氏はバナさんに個人用メッセージを送り、家族と一緒に町から避難する手助けをすると申し出た。
Good afternoon from #Aleppo I'm reading to forget the war. pic.twitter.com/Uwsdn0lNGm
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年9月26日
その時アシカル氏はすでにバナさんとその家族を町から国内のあらゆる場所、あるいは外国へ連れ出す可能性についてシリア当局と合意していた。またアシカル氏は、イスラム組織「アル・サフワ」の一員であるバナさんの父親の刑事訴訟の問題も解決していた。
「ねえ、バナ、お父さんに聞くことはできるかな?なんでお父さんには『アン=ヌスラ』や『アハールアル・シャム』のジハード主義者の友達がいるのかって」
Hey @AlabedBana can you ask your dad why he's friends with jihadists from Jabhat Nusra and Ahrar Sham? pic.twitter.com/gAkllzLx45
— Ali (@Ali_Kourani) 2016年11月28日
2週間後、バナさんの代理人がアシカル氏と連絡を取ってきた。そしてシリアの少女バナさんのアカウント管理者とのやり取りが始まった。
そしてほとんどすぐに、この人物が英語を好んでいることが分かった。同人物が、全てのシリア人にとっての母国語であるアラビア語のメッセージに答えたことは一度もなかった。
「伝説」によると、バナさんの他にアカウントを利用しているのは、バナさんの母親のファティマさん1人だけ。
アシカル氏は、バナさんの代理人とのやり取りを続けた。しかしシリア政府からの全ての保証があるにもかかわらず、やり取りは何の成果もなく終わった。 代理人は、アシカル氏があまりにも事を急ぎすぎたことを理由に、申し出を断った。
アシカル氏は、「アカウントを通じて私とやり取りした人物が、(バナさんがツイッターに書いていた止むことのないアレッポの砲撃を)恐れていなかったのは確かだ」と述べた。アシカル氏はバナさんについて、英国の情報機関が使用している道具にすぎないと主張している。
アシカル氏によると、バナさんと英国のつながりはNGO「白いヘルメット(White Helmets)」を通して辿ることができる。バナさんのアカウントは「白いヘルメット」と「緊密に関連」しており、「白いヘルメット」は英国政府から資金提供を受けているという。
複数のネットユーザーも「シリアの少女」と英国のつながりを追跡することに成功した。バナさんのSNSのメタデータプロファイルは、アカウントが英国で登録されたことを示唆しているというのだ。
@AlabedBana Dear banana , why is your twitter account registered in the UK and why are you banning ppl for asking this?
— Staatenlos.info (@kommission_146) 2016年12月4日
アシカル氏は、バナさんの代理人たちは「嘘」を暴くためにアシカル氏とやり取りを始めたと確信している。アシカル氏に実際は助ける意思などなく、アシカル氏はシリア政府のプロパガンダに取り組んでいる人物だということを示すために、このやり取りを利用しようとしたというのだ。
@Pinsnowes11 @AlabedBana Some dude read out the metadata of her account, asked the same question and got banned pic.twitter.com/ci8Pjio3Hp
— Staatenlos.info (@kommission_146) 2016年12月4日
アシカル氏は、「私は利用され、侮辱されている少女を助けることを心から望んでいた。そしてシリア当局は私の要望に応えてくれた」と締めくくった。
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