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(回答先: モスル奪還作戦1週間 ISが前線から4千K以上離れた町ラトバで蜂起〜戦線は拡大し作戦全体に影響も/nhk 投稿者 仁王像 日時 2016 年 10 月 25 日 20:04:10)
「対IS モスル奪還作戦の行方」(ここに注目!)
2016年10月20日 (木)
出川 展恒 解説委員
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/255088.html
(中村慶子 キャスター)
過激派組織「IS・イスラミックステート」からイラク第2の都市モスルを奪還するための作戦、4日目を迎えました。この作戦が直面する困難や課題について、出川解説委員に聞きます。
Q1:作戦は、今、どうなっているのでしょうか。
(出川展恒 解説委員)
A1:はい。作戦は主に2方向から進められています。モスルの南東、および、南側から、およそ1万8000人のイラク政府軍が、そして、東側からは、およそ1万人のクルド人部隊が、それぞれモスルに向けて進撃し、第1段階として、モスル近郊の町や村から、ISを追い出そうとしています。
アメリカ軍が空爆などでこれを支援しています。これに対し、モスル一帯のISの戦闘員は、多くても5000人程度と見られます。
しかし、作戦は非常に困難で、モスルを奪還するには、数か月かかるという見方も出ています。
Q2:なぜ、そんなに難しい作戦なのですか。
A2:ISは、すでに、モスル市内の至るところに地雷や爆弾を仕掛けているうえ、爆弾を積んだ車を使った「自爆攻撃」で、徹底抗戦する動きを見せているからです。そして、いよいよ市街戦となれば、大勢の市民を人質にとり、
いわゆる「人間の盾」にして抵抗することが考えられます。
「化学兵器」を使用する恐れも排除できません。あまりにも多くの犠牲者が出る恐れがあるのです。
もうひとつは、ISの反撃はモスルだけではないと言うことです。
Q3:それはどういうことですか。
A3:ISは、「報復の爆弾テロ」を、すでに首都バグダッドで起こしています。
さらに、イラク国内にとどまらず、対ISの「有志連合」に参加する国も狙われる恐れがあります。
この夏、トルコのイスタンブールの空港やバングラデシュのダッカで起きた大規模なテロは、ISがバグダッド近郊の重要な拠点ファルージャを失った直後だったことを忘れてはなりません。
「有志連合」には、日本も参加しています。海外旅行中に巻き込まれる可能性も含め、警戒が必要です。
Q4:モスルの作戦は、大勢の人々を巻き込む危険性があるのですね。
A4:はい。さらに大きな難問は、大量の避難民が出ることです。国連は、モスルとその近郊の100万人に上る住民が、避難を余儀なくされる可能性があると見て、10か所以上の避難民キャンプの建設を急いでいますが、収容能力は全く足りません。
まもなく寒い冬を迎えますので、水、食料、毛布、医薬品などを大量に備える必要もあります。
軍事作戦も、人道支援も、人々の犠牲を防ぐ最大限の配慮と努力が求められます。
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