★阿修羅♪ > 戦争b18 > 574.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
国際情勢分析 インドが超音速巡航ミサイルを中印国境に配備へ 中国は「深刻な脅威」と猛反発するが、両国の関係がこじれた原因
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/574.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 05 日 18:48:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 インドの首都ニューデリーで行われた共和国記念日軍事パレードで披露された超音速巡航ミサイル「ブラモス」=2008年(ロイター)


【国際情勢分析】インドが超音速巡航ミサイルを中印国境に配備へ 中国は「深刻な脅威」と猛反発するが、両国の関係がこじれた原因は…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160905/frn1609051540008-n1.htm
2016.09.05 夕刊フジ


 インドと中国が領有権を争いインドが実効支配している印北東部アルナチャルプラデシュ州に、インド政府が超音速巡航ミサイル「ブラモス」(射程約290キロ)を初めて配備することを決め、中国が猛反発している。両国関係は最近、核関連物質・技術の輸出を管理する原子力供給国グループ(NSG)へのインドの参加に中国が反対したことなどにより、ぎくしゃくした状態が続いており、安全保障をめぐっても険悪な空気に包まれ始めている。

 ブラモスは、インドとロシアが共同開発し、陸軍と海軍の一部には、すでに配備されている。インド・メディアによれば、印政府は8月はじめ、430億ルピー(約650億円)をかけてブラモスを配備した新たな連隊を立ち上げ、山岳地帯での戦闘のために、アルナチャルプラデシュ州に展開することを決めた。

 中国は早速、これに反発した。中国人民解放軍の機関紙、解放軍報は「国境付近での超音速巡航ミサイルの配備は、自衛のための必要性を超えており、中国のチベット自治区や雲南省への深刻な脅威となる」と指摘するとともに、「ブラモスの配備は、中印両国関係に競争と対立を増加させ、地域の安定に悪い影響をもたらす」とインドの決定を批判した。

 ただ、インドは昨年来、中国との関係を悪化させないよう腐心してきた経緯がある。

 ナレンドラ・モディ首相今年6月の訪米で、米印両国の共同文書に「南シナ海」への言及を避けた。中国による南シナ海の軍事拠点化にクギを刺す「航行と上空飛行の自由の確保」の文言を使ったものの、具体的な地域を明示しなかったのだ。

 2014年9月と昨年1月のオバマ氏との首脳会談では、南シナ海情勢への「懸念」などが明確に表明されており、中国批判はトーンダウンしたといえる。

 これに加え、今年3月には、インド政府が中国の反体制活動家3人に対する査証をいったん発行しながら、訪印直前にこれを取り消していたことが明らかになった。中国の抗議を受けた措置とみられている。

 では、なぜ対中姿勢が変化したのか。それは、中国側からインドが期待する譲歩を引き出せていないことが理由といえそうだ。

 今年4月、インドはパキスタンに拠点を置くイスラム過激派指導者を国連の制裁リストに載せようとして、パキスタンと蜜月関係にある中国に阻止された。

 6月には、NSGの総会で、インドの加入問題が議論されたが、中国の反対で合意が得られず、結論は先送りされた。

 インド外務省のスワループ報道官は、NSG総会について「手続き上の障害が、1つの国によってしつこく提起されたものの、3時間の議論が昨夜、行われた」との見解を発表し、名指しを避けながらも、インドの加入に反対した中国を批判した。

 7月には、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定について、インド政府は「すべての関係国に対し、仲裁裁判所への最大限の敬意を示すよう求める」との声明を発表し、名指しを避けながら中国に裁定を受け入れるよう促した。

 また、インドに駐在する中国国営新華社通信の記者3人が、査証の延長をインド政府に拒否された。

 8月に入ると、インドの対中姿勢はさらに硬化した。30日、ニューデリーで米政府と「米インド戦略・商業対話」を行い、31日に発表した共同声明で、中国が軍事拠点化を進める南シナ海への言及を復活させ、航行と上空飛行の自由の維持の重要性を改めて強調した。中国は、米印両国の接近に、大いに神経を逆なでされたはずだ。

 一方、元インド軍高官は、産経新聞の取材に「ブラモスの配備は軍の近代化の一環であり、中国が懸念すべきものではない。反発は、NSGや南シナ海、チベットなどの問題が顕在化する中での中国の政治宣伝に過ぎない」と中国の反発を突き放している。

(ニューデリー支局 岩田智雄)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年9月29日 12:32:42 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8092]
2016年9月29日(木)
印パ「水戦争」の危険
インドが見直し表明
1960年以来守ってきたインダス水協定

 インド政府は27日、インドからパキスタンに流れる河川の利用に関するインダス水協定の見直しを検討する会議を設置したことを発表しました。また同協定に基づき年2回開かれている両国代表による委員会の開催を中断することも表明。さらに、インダス川とその二つの支流で新たなダムの建設計画を加速化するとしており、パキスタン側は「インドが水戦争を仕掛けようとしている」(パキスタン英字紙ネーション)などと強く反発しています。

 (伊藤寿庸)

 インド政府の発表は、ジャム・カシミール州ウリでのインド軍基地に対する襲撃で兵士18人が死亡した事件(18日)をパキスタンからの越境テロと断定し、国連で両国が非難合戦を繰り返す中で出されたものです。

 インド、パキスタンの英植民地からの分離独立以来、インダス川の水利用は紛争の原因となってきました。両国は1960年、インダス水協定に調印。世界銀行も第三者として河川の水資源の共同管理に参加。65年、71年の2度にわたる印パ戦争でも協定は守られてきました。

 インドは、今回のダム計画を同協定の枠内としていますが、飲料水や農業・工業用水などをインダス水系に依存するパキスタンはインドによる上流での水利用拡大に神経をとがらせてきました。

 国内でイスラム教徒など少数派への迫害を繰り返しているヒンズー至上主義者を支持基盤とするモディ首相は、今年8月の独立記念日の演説で、パキスタンの内部問題である南西部のバルチスタン州での分離・独立運動に対する政府の「弾圧」を初めて公式に取り上げるなど対決姿勢を強めています。

 モディ政権に近い評論家C・ラジャ・モハン氏はインディアン・エクスプレス紙で、モディ氏の対パキスタン政策が歴代政権の枠を踏み出し、「エスカレーションの限界を試そうとする」点で、「新しいアプローチ」を示していると指摘しました。

 同氏は「パキスタンとの対立をエスカレートさせる(モディ氏の)最近のギャンブルは、多くの人が向こう見ずだとみている」と述べる一方で、これが「一定の計算のもとで行われている」と指摘。インドの経済力の急速な増大、パキスタンのテロ取り締まりが消極的だとする欧米諸国のいらだちなどの状況を踏まえた動きだとの見方を示しています。

 インダス川 チベット高原に水源を発する全長約3000キロメートルの大河。中国からカシミールのインド支配地域、同パキスタン支配地域を経て、パキスタンを南北に貫きアラビア海に注ぎます。流域では、インド亜大陸最古の文明であるインダス文明が栄えました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-29/2016092907_01_1.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 戦争b18掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
戦争b18掲示板  
次へ