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2016.7.18 16:15
【緊迫トルコ】
エルドアン大統領、死刑復活を検討 批判弾圧にEU懸念
トルコのエルドアン大統領は17日、イスタンブールの自宅前に集結した支持者がクーデター未遂に関わった者の処刑を求めたのに対し「人々が望むものを手に入れるのが民主主義だ」と述べ、死刑制度復活を検討する考えを示した。クーデター未遂を受け、反対勢力を容赦しない姿勢を鮮明にした。
トルコは欧州連合(EU)加盟交渉開始の障害となっていた死刑制度を2002年に廃止しており、仮に復活させればEUとの摩擦要因となる。
トルコ当局は反乱に関連して約6千人を拘束。対象は軍関係者だけでなく司法関係者にも及んでいる。
トルコの治安部隊は17日、イスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港や中部の空軍基地で反乱勢力の残存グループを拘束し、その際、衝突が起きた。AP通信によると、クーデター未遂に伴う死者は反乱勢力の104人を含む計294人となった。負傷者は1400人以上。(共同)
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http://www.sankei.com/world/news/160718/wor1607180016-n1.html
脅迫に銃撃…クーデターの「悪夢」にさいなまれるトルコメディア
2016年07月18日 16:24 発信地:アンカラ/トルコ
事件
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脅迫に銃撃…クーデターの「悪夢」にさいなまれるトルコメディア
×トルコ・イスタンブールで開かれたレジェプ・タイップ・エルドアン大統領を支持する集会で、「民主主義を守るために立ち上がったトルコ国民の勇気をたたえる」と書いた横断幕を掲げる人々(2016年7月17日撮影)。(c)AFP/AAMIR QURESHI
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脅迫に銃撃…クーデターの「悪夢」にさいなまれるトルコメディア
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【7月18日 AFP】トルコで軍の一部勢力が試みたクーデターでは、地元報道機関も銃で脅されて首謀者らの声明を読み上げさせられたり、反乱部隊に襲撃されるなどの被害を受けた。その一方で、クーデターは成功しないと人々に確信させる役割も果たした。
国営テレビ局TRTの司会者は15日夜、「祖国平和評議会(Council for Peace in the Homeland)」を名乗る集団の声明を読むよう強要された。この集団は当時、トルコ正規軍の上に立つとし、国内を掌握したと主張していた。
TRTのアンカーウーマンを務めるティジェン・カラシュ(Tijen Karas)さんはテレビ放送されたインタビューで、生番組への出演中に起きた今回の事態を振り返り「銃で脅されて(クーデター首謀者らの)声明を読み上げました」と明かした。
「彼らは私たちを後ろ手に縛り、何も質問するなと言いました。それから3〜5人を残して密室に連れて行き、残った人たちに放送をさせたのです」と緊迫した現場の様子を説明した。
TRTの放送から数時間後、武装した兵士らの集団がイスタンブール(Istanbul)にあるトルコ最大のメディアグループの一つ、ドアン・メディア・グループ(Dogan Media Group)の施設を襲撃した。同社はCNNトルコ(CNN-Turkey)や日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)、同紙の姉妹紙で英字紙の「ヒュリエト・デーリー・ニューズ(Hurriyet Daily News)などを所有する。
CNNトルコは一時、放送を中断させられた。
■「あの夜のことは忘れない」
一方、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領がクーデター発生後、最初に発した国民向けメッセージを伝えたのはそのCNNトルコだった。TRTはその時、反乱兵らによる襲撃の渦中にあった。
スマートフォンのビデオ通話を通じて番組に出演したエルドアン大統領は国民に対し、通りに出てクーデターの試みに抗議するよう呼び掛けた。
その後、CNNトルコのスタジオも反乱兵らの襲撃を受けた。CNNの女性アンカー、バシャク・シェンギュル(Basak Sengul)さんは「彼らの声が聞こえた。彼らが建物に入ってきた。放送を止めるよう同僚に話しているのが聞こえる」と、プロとして冷静に状況を伝えた。
番組は画面に何も映っていない状況がしばらく続き、その間、時折銃声や言い争いの声も聞こえた。
ヒュリエトのセダト・エルギン(Sedat Ergin)編集主幹はその頃、「この段階ではわれわれの新聞は刷れない」と判断せざるを得なかった。「建物の壁には銃弾の痕が残っている。7月15日の夜を忘れないために、残したままにしておいた方がよさそうだ」と後に語っている。
■メディアにもっと敬意を
エルドアン大統領はこれまで、政権に批判的なジャーナリストらを弾圧したとしてしばしば非難されてきた。また首相、次いで大統領として政権の座に就き続けているこの13年間に、トルコの報道の自由が揺らいだとの指摘もある。
メディアの権利を主張する活動家たちは、当局は今回のクーデター未遂劇でメディアが果たした役割を銘記して、今後はもっと敬意をもってメディアに接するべきだと声を上げている。
国際ジャーナリスト組織、国境なき記者団(RSF)のクリストフ・ドロワール(Christophe Deloire)事務局長は「あの夜、トルコの主要報道機関は他のトルコ社会と同様に、民主主義の原則に忠実であることを示した」と指摘。「当局はもう、批判的なジャーナリストを裏切者やテロリストのように扱うのをやめるべきだ。国の団結を強めるには、報道の自由を含む基本的な自由を尊重することが必要だ」と訴えている。(c)AFP/Fulya OZERKAN
http://www.afpbb.com/articles/-/3094342
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