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トルコ クーデター未遂 背景を徹底的に調べる姿勢
7月17日 4時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160717/k10010598881000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_003
トルコで軍の一部が起こそうとしたクーデターの試みを阻止したエルドアン政権は、政権と対立するイスラム組織がクーデター未遂に関与したとみて、兵士など3000人近くを拘束するなど、背景を徹底的に調べる姿勢を示しました。
トルコでは15日、軍の一部が首都アンカラや最大都市イスタンブールで戦車やヘリコプターを展開してクーデターを試みましたが、およそ12時間後に鎮圧され、未遂に終わりました。
16日、会見を開いたユルドゥルム首相は、一連の戦闘などで市民や警察官など161人が犠牲になったと発表しました。このほか、トルコ軍は、反乱勢力の兵士104人を殺害したとしています。
このクーデター未遂について、支持者を前に演説したエルドアン大統領は「軍の指揮命令系統がどこで腐り始めたのか明らかにしてみせる」と述べ、背景を徹底的に調べる姿勢を示しました。
捜査当局は、これまでにクーデターに関わった疑いで軍の一部の幹部を含め2800人余りを拘束したほか、裁判官や検察官およそ200人を拘束することを決めるなど、捜査対象を軍以外にも広げる構えを見せています。
また、トルコ政府は、国内の政財界で強い影響力を持ち、軍内部にも多くの支持者を持つ「ギュレン教団」が関わっているという見方を示していますが、これに対し、教団の指導者でアメリカに住むギュレン師は声明を出して、「クーデターを非難する」と述べ、関与を否定しました。
この教団は、かつてはエルドアン政権と協力関係にありましたが、反政府デモへの対応を強権的だと批判したことなどから対立が深まり、政権側がその後、教団をテロ組織に指定して締めつけを強めたのに対し、教団側が反発していました。
ギュレン師「事実無根だ」
エルドアン政権と対立するイスラム組織「ギュレン教団」の指導者、ギュレン師は、病気の療養のため滞在しているアメリカ東部ペンシルベニア州で16日、記者団の取材に応じました。この中で、ギュレン師は、エルドアン政権がクーデターの試みにギュレン教団が関与したとの見方を示していることについて、「事実無根だ。国際社会はこの言いがかりを真剣に受け止めるとは思わない」と述べ、改めて関与を否定しました。
米国防総省 対IS空爆作戦に支障
アメリカ国防総省の当局者は、16日、トルコ政府が国内での軍用機の飛行を禁じたため、アメリカ軍がトルコ南部の空軍基地を拠点に続けてきた過激派組織IS=イスラミックステートに対する空爆作戦を実行できず、支障が出ていることを明らかにしました。そのうえで、空爆作戦を速やかに再開できるようトルコ側に働きかけているとする一方、影響を最小限に抑えるため、作戦の見直しを行っているとしています。
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