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大統領・副大統領派だけではない、南スーダン内戦に関わる勢力 国民の7割超が要人道支援 自衛隊機が出発
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投稿者 軽毛 日時 2016 年 7 月 16 日 14:47:24: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

大統領・副大統領派だけではない、南スーダン内戦に関わる勢力
2016年07月15日 12:06 発信地:ナイロビ/ケニア

戦争・紛争
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大統領・副大統領派だけではない、南スーダン内戦に関わる勢力
×南スーダンの首都ジュバの内閣担当省で、国民統一暫定政府の組閣後に握手する(左から)リヤク・マシャール第1副大統領、サルバ・キール大統領、ジェームズ・イッガ第2副大統領(2016年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALBERT GONZALEZ FARRAN
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大統領・副大統領派だけではない、南スーダン内戦に関わる勢力 
【7月15日 AFP】世界で最も新しい国、南スーダンの首都、ジュバ(Juba)で最近起きた戦闘は、内戦が勃発した2013年12月以降で最悪の規模のものとなった。

 サルバ・キール(Salva Kiir)大統領派とリヤク・マシャール(Riek Machar)第1副大統領派の対立による戦闘は他の勢力も巻き込んでいる。マシャール氏は4月、統一政権を樹立するため形式的には停戦に合意していた。

 以下に挙げるのは、この事態に関係する主要な勢力だ。一部の勢力は紛争を激化させているが、和平を模索する勢力もある。

■キール氏とマシャール氏

 キール氏とマシャール氏は、南スーダンが2011年にスーダンから独立する前の1983年から2005年まで続いたスーダン北部との内戦で対立勢力として互いに争い、それぞれの勢力の指導者として頭角を現した。

 2人はいずれもスーダンの代表的な民族出身。キール氏はディンカ(Dinka)人、マシャール氏はヌエル(Nuer)人だ。ディンカ、ヌエルともさらに細かい勢力に分かれ、氏族間で対立している例もある。

 国連(UN)の専門家は、数万人が犠牲になったとみられる内戦中の暴力の大半について、キール氏とマシャール氏の双方に責任があるとしている。

 13年12月、キール氏がマシャール氏についてクーデターを企てたと非難し、南スーダンは再び内戦に突入した。15年8月の和平協定締結を経て、マシャール氏は今年4月、1500人の兵士と共にジュバに戻った。マシャール氏配下の兵士はジュバ郊外の野営地を拠点とし、小型武器の携行のみ許可されている。

 戦車や大砲、攻撃ヘリコプターを擁するキール氏の軍隊は、マシャール氏派の兵士と同程度の戦力のみを残してジュバ市外に撤退することとなっている。

■強硬派

 戦いは細分化され、キール、マシャール両派内部の分裂も伝えられている。いまやキール派、マシャール派のどちらの意向も気にせずに活動している勢力も多数存在する。今月8日に戦闘が始まった時、キール、マシャール両氏は事態の鎮静化を訴える共同声明を発表するため大統領府にいた。

 アナリストによると、キール、マシャール両派内部の強硬派は15年8月の和平協定を支持しておらず、軍事的手段による紛争終結を望んでいるという。

■近隣諸国と地域機構

 これまでは、東アフリカの平和と安全確保や地域統合を目指す地域機構、政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on Development、IGAD)や近隣諸国が和平への道を模索してきた。エチオピアとケニアは複数回にわたり和平協議を主催してきた。

 ただ、近隣諸国が特定の内戦当事者を支援しているとの批判もある。スーダンは、南スーダンの不安定化を狙って互いに対立している複数の勢力を支援していると批判されているが、スーダン政府はこうした指摘を否定している。ウガンダは、キール派を支援するため13年に軍を派遣した。

■国際機関

 フェスタス・モハエ(Festus Mogae)ボツワナ前大統領が率いる停戦監視団は停戦の実現を目指してきたが、その活動はここ数週間で何度も阻止されていた。

 国連によるキール、マシャール両派幹部への制裁や、IGADやアフリカ連合(AU)などによる警告は、これまでのところ戦闘の抑制にほとんど成果を上げていない。

 1万2000人の国連平和維持軍のうち半数以上が、南スーダン各地の鉄条網で囲まれた基地に逃げ込んできた民間人16万人以上の保護に追われている。このうちジュバでの避難民は3万人を超えている。

■教会と援助団体

 南スーダンの食料と医薬品のほとんどは援助団体によって提供されている。戦闘激化を受けて海外からの援助団体職員は南スーダンから出国するとみられ、住民の生命を支えている活動に大きな空白が生じる恐れがある。

 ただ、教会が主導する援助活動は、内戦が長年続く中、遠隔地の最貧困地域でも継続されてきた。ジュバでは戦闘で自宅を追われた数千人が教会の建物に避難している。

 教会の司教らはこれまでにも、紛争に関与する各勢力の指導者レベルや地区レベルで和平を仲介してきた。(c)AFP/Peter MARTELL
http://www.afpbb.com/articles/-/3094049


南スーダン、停戦維持も避難民3.6万人、国民の7割超が要人道支援
2016年07月13日 17:58 発信地:ジュバ/南スーダン

 
南スーダン、停戦維持も避難民3.6万人、国民の7割超が要人道支援
×南スーダンの首都ジュバで、戦闘で家族を亡くし孤児になった少年(2016年7月12日撮影)。(c)AFP/Charles Atiki

【7月13日 AFP】(更新)サルバ・キール(Salva Kiir)大統領派とリヤク・マシャール(Riek Machar)第1副大統領派の間で激しい戦闘が起きた南スーダンの首都ジュバ(Juba)では13日、11日からの停戦が維持されたもようだ。ただ、国連(UN)によると今回の戦闘を受けた避難民は3万6000人に達しており、人口の4分の3が人道支援の必要な状態にあるという。

 キール大統領とマシャール第1副大統領は11日にそれぞれ配下の兵士らに停戦を命じた。停戦が今後も維持されるかどうかを判断するのは時期尚早だが、戦闘が小康状態となったことで住民は外出できるようになった。13日は武装ヘリや戦車、兵士を載せたトラックなどは見られなかった。

 8日に激化した4日間の銃撃戦では数百人が死亡したとされる。このうち10〜11日の激しい衝突による民間人や兵士の推定死傷者数は現時点では分かっていないが、国連のアダマ・ディエン(Adama Dieng)特別顧問(ジェノサイド防止担当)は、民間人の中には「出身民族を理由に標的にされた人もいるとの情報がある」と述べている。

 キール大統領はディンカ(Dinka)人で、マシャール第1副大統領はヌエル(Nuer)人。南スーダンの内戦では両民族の間で虐殺やレイプ、性奴隷や少年兵の徴発などが行われた経緯がある。

 一方、ヨルダンの首都アンマン(Amman)でAFPの取材に応じた国連の世界食糧計画(WFP)のアーサリン・カズン(Ertharin Cousin)事務局長は、戦闘を受けて人道支援を必要としている国民は全体の4分の3に上ると指摘。WFPの敷地内に職員と一緒に市民2000人以上が避難していることも明らかにした。

 国連のまとめによると、ジュバで8日以降、自宅からの避難を強いられた市民は少なくとも3万6000人に達し、多数の人々が国連施設に保護を求めている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3093769


 


南スーダンの日本人退避へ 自衛隊機が出発
7月14日 19時47分

アフリカ・南スーダンで激しい戦闘が起きたことを受け、日本人の国外退避に備えるため派遣された自衛隊の輸送機が、日本時間の14日夕方、外務省からの要望を受けて首都ジュバに向かいました。現地の日本大使館の職員4人を乗せて、アフリカのジブチに輸送することになっています。
関係者によりますと、日本時間の14日午後5時ごろ、航空自衛隊のC130輸送機1機が、南スーダンの首都ジュバに向かったということです。
この輸送機の部隊は、南スーダンで激しい戦闘が起きたことを受けて現地に残る日本人の国外退避に備えるため今月11日に派遣され、日本時間の14日朝早く、アフリカのジブチに到着していました。
その後、外務省から輸送の要望があったということで、ジュバの空港で日本大使館の職員4人を乗せて折り返しジブチに輸送することになっています。
海外の治安情勢の悪化などで自衛隊の航空機が日本人を輸送したケースは、今月バングラデシュで起きた人質事件や、平成25年のアルジェリアでの人質事件などに続き、これまで3例あります。
中谷防衛大臣 輸送機で国外退避へ
中谷防衛大臣は、14日夜、訪問先のインドで記者団に対し、アフリカの南スーダンで激しい戦闘が起きたことを受けて、自衛隊の輸送機1機を首都ジュバに派遣し、現地の日本大使館の職員4人を近隣国のジブチに輸送することを明らかにしました。
アフリカの南スーダンで政府軍と反政府勢力との間で激しい戦闘が起きたことを受けて、防衛省は、現地の日本人の国外退避に備えるため、航空自衛隊のC130輸送機3機を派遣し、日本時間の14日朝、近隣国のジブチに到着しました。
これについて中谷防衛大臣は、14日夜、訪問先のインドで記者団に対し、「本日中に、輸送機1機をジュバに移動させ、退避する南スーダンの邦人数名を乗せてジブチに戻る予定だ。現時点で確定しているのは在南スーダン日本大使館員4人だ」と述べました。
そのうえで中谷大臣は、「引き続き、外務省から現地の邦人に退避を呼びかけている。現地からの報告では、情勢は比較的、落ち着いているということだが、引き続き、緊張感を持って注視をしていく」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160714/k10010595941000.html
 

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