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‘私ならアメリカ艦船のそばをうろつくロシア戦闘機は撃墜する’ - 元ポーランド大統領ワレサ
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2016年7月 6日 マスコミに載らない海外記事
公開日時: 2016年7月3日 02:57
編集日時: 2016年7月3日 05:38
Russia Today
スホイSu-24戦闘機、アメリカ駆逐艦ドナルド・クック(DDG 75)そばを低空飛行 2016年4月12日 © アメリカ海軍 / ロイター
元ポーランド大統領で、民主主義の象徴、レフ・ワレサが、もしアメリカ駆逐艦ドナルド・クック艦長だったらロシア戦闘機の“翼を吹き飛ばす”のをためらわないとのべた。
“もし私がこの船の司令官で、もしこうした[ロシア]戦闘機が飛んだら、私は戦闘機を撃墜する。だが殺すわけではない。翼を吹き飛ばす”と、1983年ノーベル平和賞受賞者は、ラジオ・フリー・ヨーロッパに語った。
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土曜日に発表されたインタビューは、ワルシャワで、7月8-9日に予定されているNATOサミット直前で、モスクワが、ロシア戦闘機撃墜を巡る7カ月間の軋轢の後、アンカラとの関係を修復した直後のものだ。
そのような敵対的な振る舞いが、NATOとロシア間の全面的な軍事的対立をひき起こす可能性はあるのだろうかと質問されて、彼はこう言って、そのような可能性を切り捨てた。“全くありえない。どういう紛争かね?”更に“誰も紛争を望んでいないし、ロシアは紛争を望んでいない”と述べた。
ワレサは、実際の戦争は、ロシアが行うには、余りにも経費がかかり過ぎる企てだと主張し、“余りに高価すぎて”ロシアには“紛争をする余裕がない”と言う。モスクワの兵器は、むしろ“脅し、恐喝”だと彼は述べた。
アメリカ駆逐艦ドナルド・クックの出来事は、4月中旬、バルト海でのアメリカ-ポーランド合同軍事演習中、同盟両国が、ロシア海軍基地から約70キロの場所で、ポーランド・ヘリコプターの駆逐艦甲板着陸の演習をしている際に起きた。
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ペンタゴンが、飛行編隊は“攻撃的な飛行”を行ったとして非難しているSu-24爆撃機は、駆逐艦のすぐ近くを飛行したが、弾薬は装備していなかったとされており、ロシア国防省は、全て“あらゆる必要な安全規則に従って”行われたとのべた。
元ポーランド大統領レフ・ワレサ © Markus Schreiber / ロイター
アメリカが率いるNATOと、ロシアの関係は、最近緊張しており、東ヨーロッパと、ロシア西部国境での演習の回数を増しているのみならず、他の出来事もひき起こしている。最近のものでは、6月17日、東地中海で、アメリカの誘導ミサイル駆逐艦グレイブリーが、ロシア・フリゲート艦ヤロスラフ・ムードルイから、わずか180メートル(590フィート)を航行した。
“特にアメリカ水兵は、追い越し船は、追い越される船舶の進路を避けなければならないことを規定している海上衝突予防法13条を無視した”とロシア国防省は声明でのべた。
同様に、アメリカ欧州軍は、アメリカ海軍の空母サン・ジャシントに接近して、“攻撃的で、不規則な作戦行動”を行ったのはロシア艦船だったと主張する反論をおこなった。
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バルト海上空での航空交通安全保障の話題は、ウラジーミル・プーチン大統領と、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領との会談でも取り上げられた。会談後、ロシアは、地域上空を飛行する戦闘機の敵味方識別用トランスポンダを「オン」にする用意がある - ただし、もしNATOも同じようにするなら、と発表した。
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ロシア大統領は、敵味方識別用トランスポンダを切って飛行しているNATO戦闘機の数の方が、地域で、同じことをしているロシア戦闘機の数を遥かに上回り、二倍もあることを強調した。
“[トランポンダーを切った]NATO戦闘機の数は、ロシア戦闘機の二倍だ”プーチンは、来るロシアNATO理事会の会談で、この問題を提起すると約束して、述べた。
先に、プーチンは、様々な安全保障上の課題の中でも、ヨーロッパにおけるアメリカの対ミサイル防衛の一環として、最近ルーマニアで稼働を始めたレーダー局について触れて、モスクワは、NATOに由来する“ロシアの安全保障に対して進展している脅威の無力化”を考慮する必要があるだろうと述べた。
“既に今後数年分、計画されている、わが陸海軍の装備更新用の資金調達計画を超過せずに、極めて的確に動くつもりだ”と彼は述べた。
NATOは、ルーマニアの新たな対弾道弾迎撃ミサイル・サイトが、ロシアに対する脅威となり得る可能性を再三否定しているが、モスクワは、1987年に、調印・発効した中距離核戦力全廃条約違反だと考えている。
記事原文のurl:https://www.rt.com/news/349342-poland-walesa-nato-shoot-russian-jets/
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