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Eines von vielen Nato-Manövern in Polen
露に対する軍事的な威圧を続けるNATOに対して独外相が戦争挑発者だと批判するほど危機的状況
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201606220001/
2016.06.23 04:48:51 櫻井ジャーナル
ドイツ外相のフランク-ヴァルター・シュタインマイアーはNATOを戦争挑発者だと批判した。武力で威嚇したり、ときの声を上げれば状況を悪化させるだけで、ロシアとの国境近くで戦車を示威行進させるようなことをするべきでないと語ったようだ。
1990年に東西ドイツが統一される際、アメリカのジェームズ・ベイカー国務長官はソ連のエドゥアルド・シュワルナゼ外務大臣に対し、統一後もドイツはNATOにとどまるものの、東へ拡大させることはないと約束したことが記録に残っている。この約束をミハイル・ゴルバチョフは無邪気にも信じた。このとき、ソ連外相が外交の素人だったエドゥアルド・シュワルナゼだったことも騙された一因だろう。
西側支配層はソ連を潰し、そこにある富を奪うつもりで、1991年7月にロンドンで開かれたG7の首脳会談で新自由主義を強要する。これにゴルバチョフは難色を示したことから新たな傀儡としてボリス・エリツィンが選ばれた。エリツィンはその月にロシア大統領に就任している。
その期待に応え、エリツィンは12月にウクライナのレオニード・クラフチュクやベラルーシのスタニスラフ・シュシケビッチとベロベーシの森で秘密会議を開いてソ連からの離脱を決め、ソ連を消滅させた。
その直後から旧ソ連圏では「独立」が仕掛けられ、1999年にはチェコ、ハンガリー、ポーランド、そして2004年にはブルガリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、2009年にアルバニア、クロアチアといった具合にNATOへ加盟していく。当然、NATO加盟国はロシアに接近していくが、SACEUR(NATO欧州連合軍最高司令官)だったフィリップ・ブリードラブのような好戦派はロシアの脅威が増していると表現している。
加盟国を東へ拡大させるだけでなく、NATOは今年6月6日から17日までロシアの目と鼻の先で大規模な軍事演習「アナコンダ」を行った。「第3次世界大戦」の予行演習とも言われ、NATOに加盟していないウクライナ、ジョージア(グルジア)、マケドニア、コソボ、スウェーデンからも参加したという。
すでにロシアは自分たちの戦闘能力がいかに高いかを示して警告しているが、軍事的な威圧、挑発をアメリカ/NATOは止めようとしていない。すでに経済が破綻、ドルが基軸通貨から陥落しそうなアメリカとしては、侵略しか残された道はないのだろう。
今から10年前、2006年に出されたフォーリン・アフェアーズ誌(CFR/外交問題評議会が発行)に掲載されたキール・リーバーとダリル・プレスの論文では、ロシアと中国の長距離核兵器をアメリカの先制第1撃で破壊できると主張していたが、その話を今でも信じているのかもしれない。かつて日本人が「神風」を信じたように。安倍晋三政権はこうしたアメリカの侵略戦争に荷担する準備を進めているが、世界的に見ると、シュタインマイアー外相のようにアメリカの狂気から離れようとする人が増えている。
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