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シリア内戦の行方 国際社会は揃ってアサド独裁政権の存続を容認
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/654.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 03 日 16:16:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリア内戦の行方 国際社会は揃ってアサド独裁政権の存続を容認
http://aqap.blog.jp/archives/59394314.html
2016年05月03日14:30 by AQAP ジハード戦士たちの動画・声明の記録


アサド独裁政権とロシアの連合軍が、シリア北部アレッポの反体制派支配地区に対して、徹底的な空爆作戦を行っている。


http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/5/3/%D8%B7%D8%A7%D8%A6%D8%B1%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D9%84%D9%86%D8%B8%D8%A7%D9%85-%D9%88%D8%B1%D9%88%D8%B3%D9%8A%D8%A7-%D8%AA%D8%AD%D8%B5%D8%AF-%D9%85%D8%B2%D9%8A%D8%AF%D8%A7-%D9%85%D9%86-%D8%A7%D9%84%D9%82%D8%AA%D9%84%D9%89-%D8%A8%D8%AD%D9%84%D8%A8


ジュネーブでの和平協議と並行して行われていた、アサド独裁政権と反体制派の停戦は事実上崩壊状態にある。


アサド独裁政権と、その同盟国であるロシアが、一般市民の虐殺をものともせずに極めて強気の戦略に出られる理由は、シリアの和平プロセスにおいてアサド独裁政権を存続させることを、国際社会が一致して容認したためだ。このことは、『アルアラビ・アルジャディード』紙 による国連の機密書類のリーク記事で明らかになった。


カタール王室がスポンサーをしている、この国際アラビア語紙によれば、国連でシリア問題を担当するデミストゥラ特使が安全保障理事会に提示していた、シリアの和平プロセスに関する「ジュネーブ宣言の履行枠組み文書」の「第一案」を入手し、その全文を2016年4月25日付記事として報じた。
http://www.alaraby.co.uk/politics/2016/4/25/%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%B1%D8%A8%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D8%AC%D8%AF%D9%8A%D8%AF-%D9%8A%D9%86%D8%B4%D8%B1-%D9%85%D8%B4%D8%B1%D9%88%D8%B9-%D8%AF%D9%8A-%D9%85%D9%8A%D8%B3%D8%AA%D9%88%D8%B1%D8%A7-%D9%84%D9%84%D8%A5%D8%A8%D9%82%D8%A7%D8%A1-%D8%B9%D9%84%D9%89-%D8%A7%D9%84%D8%A3%D8%B3%D8%AF

↓クリックして「ジュネーブ宣言の履行枠組み文書」の「第一案」を閲覧
http://www.alaraby.co.uk/File/Get/3b34e366-ec51-4e8b-a8de-d757b997bc6c


文書本文の第17節及び第18節には、次のとおり記されている。


「17.既存の国家機関は維持されるが、改革が行われる。当該機関には、軍、治安機関及び司法機関も含まれるものとし、専門性の確保と多様性の拡充が行われる。」
「18.バアス党の根絶措置は行われない。移行プロセスにおける信頼醸成に鑑み、暫定合意では、紛争における役割に鑑みて公職に就くことを許されない120名のリストについて、諸派の合意を得るものとする(特定の諜報機関については閉鎖される)。」


既存の統治機構は、「改革」された上で維持することを明言し、バアス党の根絶もなされず、120人の公職追放のみということは、アサド政権は、ほぼ現状のまま存続を許されたも同然である。


さらに「第一案」の付属文書4の第51節では、「シリア大統領」であるバッシャール・アサドの存続を明示している。すなわち、『以上に加えて、(※政権の移行段階における)準備期間の設定は、大統領が当該期間中に一部の任務を遂行する可能性を暗に示すものである。ただし、軍事や治安に関する事項の監督といった主要な任務については、当初から暫定統治機構の責任とする(なお現政府は、暫定統治機構内において代表されることになる)。』と記されている。


この報道によれば、安全保障理事会の常任理事国の中で、唯一フランスが『第一案』に難色を示したため、デミストゥラ特使は、第51節やその他の項目を削除して新たな文書案を作成したという。そこでは、大統領が『儀礼的な権能を維持する』といった表現が盛り込まれ、アサド大統領の処遇は曖昧にされたとしている。


すなわち、米英を始めとする反体制派を支援してきた国々も、デミストゥラ特使が示した和平プロセス案を了承したことを意味している。修正された文書案に対するフランスの態度は明らかでないが、デミストゥラ特使が実際に協議を仲介しているということは、アサド政権の存続を前提とする和平案が、国際社会により一致して容認されたものと解される。


わが国のアサド独裁政権研究の第一人者は小躍りして喜んでいることだろう。他方、今振り返ってみると、2016年2月26日に配信されたヌスラ戦線のジュラーニ指導者による声明は、まさに事態の核心を突いていたのだ。和平協議という空虚な茶番劇と無惨な停戦の崩壊をもって、ジュラーニ指導者の慧眼が、まさに証明されたと言えるだろう。


 

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コメント
 
1. 2016年5月03日 17:28:29 : vcI1LWtMEw : 3oq78tP9eLA[9]
アサド政権が独裁政権なら

サウジアラビアもアラブ首長国連邦もクウェートもカタールもバーレーンも、国王一族の独裁政権だわな。違いはアメリカの言いなりになっているかどうかだけ。

いいなりにならなかったのがイラン、かつてのイラクのフセイン、リビアのカダフィ。

わかりやすい。


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