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イスラエルのネゲブ原子力研究センター(通称ディモナ原子炉) Public Domain
イスラエルの原子炉で技術的問題が頻発と現地紙報じる。核開発の噂も
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160424-00091826-hbolz-int
HARBOR BUSINESS Online 4月24日(日)9時21分配信
イスラエルのネゲヴ砂漠にある〈ネゲブ原子力研究センターでまた技術上の問題が発生した模様〉という情報を4月11日のイスラエル紙「Haaretz」が報じ、他紙もそれにあやかってその危機が伝えた。(参照「HispanTV」)。この原子力研究センター、通称ディモナ原子炉は原子爆弾を生産している所で、設備は老朽化しており周辺地域を不安に落としれているという。2013年にも事故が発生したという経緯がある施設である。構造的には福島原発と非常に類似しているという。
核専門家の間ではディモナ原子炉の有用期間は30年とされていた。しかし、50年経過した今も使用されている。そのせいで、数々の問題を引き起こしている。
◆囁かれるイスラエルの「核開発」
イスラエルが核開発をしているということは長くベールに包まれていた。しかし、1986年10月に英国紙「The Sunday Times」がディモナ原子炉に勤務していた〈バヌヌ原子力技師とインタビューした内容を報じたことによって、イスラエルが核兵器を製造していることが判明〉した。これによって、同氏は国家秘密を暴露したということで国家反逆罪に問われて〈18年間服役し、その11年間は完全隔離〉されていたという。(参照「Hispan TV」)。
ただ、イスラエルがどれだけの核兵器を保有しているのかいまのところ明確にされていない。例えば、2013年に「Jane’s Defence Weekly」誌が〈これまで690-950kgのプルトニウムを生産して長崎に投下した原子爆弾に相当する核爆弾を年間に10-15発ほど生産して、100-300発の核弾頭を保有している〉と報じたことを『ALALAM』電子紙も同年伝えている。
また昨年3月には『HispanTV』が〈イスラエルが潜水艦の巡行ミサイルに核弾頭を設置している〉という噂があることを報じた。これはドイツのドルフィン級潜水艦のことで、イスラエル国内で改良して核ミサイルが搭載出来るようにしているという。
<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
ハーバー・ビジネス・オンライン
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