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復帰前沖縄の核兵器写真見つかる 実戦配備、生々しく
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2016/2/20 07:18 共同通信
沖縄の米軍嘉手納基地で戦闘航空団技師によってF100戦闘機に装着される水爆「マーク28」。最大1・4メガトンの破壊力を持つ。撮影日はキューバ危機が深刻化していた「1962年10月23日」となっている(国家安全保障公文書館提供、米国立公文書館所蔵)
沖縄・米軍嘉手納基地内で台車に備え付けられる核弾頭「マーク7」。潜水艦攻撃に使われるほか、複数のミサイルに搭載可能。爆発力は1〜70キロトンとされる。撮影日はキューバ危機の最中の「1962年10月23日」となっている(国家安全保障公文書館提供、米国立公文書館所蔵)
核巡航ミサイル「メースB」。キャプションには「沖縄」とだけ書かれている。撮影日は「1962年4月」。メースBには爆発力1メガトンの核弾頭「W28」の搭載が可能。コンクリート製の格納庫で発射命令に備えていた(国家安全保障公文書館提供、米国立公文書館所蔵)
本土復帰前の沖縄の米軍基地に配備されていた核兵器の写真と関連資料を19日までに、共同通信は入手した。米公文書の発掘・収集を進めるワシントンの民間研究機関「国家安全保障公文書館」から提供を受けた。米国立公文書館(メリーランド州)などに所蔵されていた。
複数の日本人専門家は、1972年までの米占領期間中に沖縄に配備されていた核兵器の写真は極めて珍しいと指摘している。米軍技師らが核弾頭を慎重に取り扱う様子が写っており、アジア最大の「核兵器庫」だった沖縄における核実戦配備の実態を生々しく伝えている。
写真は3枚。キャプションによると、撮影者は米空軍当局者。
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