http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/191.html
Tweet |
北朝鮮の軍事力はどこまで来ている?(※イメージ)
ミサイルは米国も照準に 北朝鮮の軍事力はどこまで来ているのか〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160217-00000008-sasahi-kr
AERA 2016年2月22日号より抜粋
1月に4度目の核実験を強行したばかりの北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイルを発射した。北の「実力」はどこまで来ているのか。
北朝鮮が「水爆」と称した4度目の核実験を行ったのは1月6日。ちょうど1カ月後の2月7日、今度は「衛星」と称して長距離弾道ミサイル(「光明星4号」)を発射。成功させた。
2011年1月、当時のゲーツ米国防長官は、「北朝鮮は5年以内に大陸間弾道ミサイルを配備するかもしれない。そうなれば、米国の安全保障にとって重大な脅威になる」と語っていたが、予言はほぼ的中した。韓国国防部の分析では「光明星4号」の射程は推定で約1万2千キロメートル。距離的には、米本土の東部地域まで攻撃することが可能だ。
北朝鮮がミサイル開発に乗り出した動機は、戦闘機や戦車などの通常兵器で、韓国に対して劣勢に立たされたことに尽きる。経済力では韓国に1対25と圧倒的な差をつけられ、軍備拡張競争には勝てない。そこで、大量破壊兵器の核とミサイルに手を出した。
1993年に日本海に向けて発射され、能登半島沖に着弾した1段式ミサイル「ノドン」(射程1200キロメートル)で注目を集めると、5年後の98年には多段式ミサイル「テポドン1号」(同2千キロメートル)が日本列島を飛び越え、三陸沖に落下。大騒ぎとなった。国際海事機関(IMO)や国際民間航空機関(ICAO)に届け出もなく、唐突に発射したことで国際的な批判を浴びた北朝鮮は、発射から4日後になってミサイルではなく「人工衛星(光明星1号)を打ち上げた」と詭弁(きべん)を弄ろうした。
その後、2006年に「テポドン2号」(同6700キロメートル)、09年と12年に「テポドン2号改良型」(同1万キロメートル)の発射を経て、今回の「光明星4号」と称される長距離弾道ミサイルを手にした。だが、実戦配備するのに必要な大気圏への再突入には、至っていない。
北朝鮮は「テポドン」の他に、米国が「KN― 08 」とコードネームを付けた射程9千キロメートルの長距離弾道ミサイルも所有している。12年4月15日の金日成主席生誕100周年の軍事パレードで、その存在が確認された。加えて、「ムスダン」と呼ばれる中距離弾道ミサイルもある。射程4千キロメートルで、グアムに届く。13年春の米韓軍事演習に反発して東海岸の基地に配備されたが、「KN― 08」と同様に一度も発射テストはされていない。
ただ、どちらも「テポドン」と異なり、移動式発射台を使用するので、事前探知が難しく、迎撃することは難しい。昨年5月には戦略潜水艦弾道ミサイルの発射実験にも成功している。潜水艦は移動式発射台よりさらに探知が困難で、どこからでも米本土に接近し、発射可能となるので、米国にとっては大きな脅威だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。