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シリアでISが敗走する中、サウジはシリアへ15人の部隊を派遣すると表明したが、はったりだの声(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/126.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 07 日 05:49:59: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアでISが敗走する中、サウジはシリアへ15人の部隊を派遣すると表明したが、はったりだの声
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201602060000/
2016.02.07 04:50:16 櫻井ジャーナル


 サウジアラビアからの情報だとして、アメリカのメディアは、サウジアラビアでシリアへすぐにでも派遣できる15万人の部隊が待機していると報じている。この部隊はサウジアラビアのほか、スーダン、エジプト、ヨルダンの軍隊で構成され、さらにモロッコ、トルコ、バーレーン、アラブ首長国連邦、カタールの軍隊も派遣される予定で、マレーシア、インドネシア、ブルネイからは傭兵が送られるという。サウジアラビア国防省の広報担当はツイッターで、同国の地上部隊をシリアへ派遣する用意があると表明し、アメリカのアシュトン・カーター国防長官はサウジアラビアの表明を歓迎すると発言している。

 また、ロシア国防省はトルコがシリアへ軍事侵攻してくると警戒している。シリア支配に失敗するとレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の公的な戦略が破綻するだけでなく、盗掘石油の密輸によって儲けることができなくなって私的な損失を被ることになる。NATOという用心棒を利用してロシアに向かうリスクを冒す可能性は小さくない。

 サウジアラビアが部隊を送る口実はアメリカが主導する「反ISIL軍」を支援することにあるとしているのだが、要衝のアレッポをシリア政府軍がほぼ奪還、ISIL(ダーイッシュ、IS、ISISなどとも表記)は壊滅状態で、残った戦闘員はトルコへ向かって逃げていると伝えられている。ほかの地域も似たような状況のようだ。前回も書いたが、ネオコンの代弁紙であるワシントン・ポストでさえ、アレッポを政府軍がおさえたことで戦争自体の決着がついた可能性があると報道している。
https://www.washingtonpost.com/world/middle_east/syrian-rebels-are-losing-aleppo-and-perhaps-also-the-war/2016/02/04/94e10012-cb51-11e5-b9ab-26591104bb19_story.html?tid=pm_world_pop_b

 昨年9月30日にロシア軍がアル・カイダ系武装集団やダーイッシュに対する空爆を開始すると戦況は一変、政府軍が主要都市を奪い返していた。攻撃で社会の基盤施設を破壊、非戦闘員を殺傷、反政府武装勢力には物資を「誤投下」していたアメリカ軍とは違い、ロシア軍は軍事演習レベルの攻撃でそうした武装勢力に大きなダメージを与えたということである。アメリカ軍がよほど無能なのか、アル・カイダ系武装勢力やダーイッシュと裏で連携していたということだ。

 こうしたサウジアラビアから出てくる話を単なるはったりだと考える人は少なくない。まず、サウジアラビアはイエメンで始めた戦争が泥沼化、その戦争もあって財政赤字が深刻化、新たな戦争を始める余裕はないだろうと考えられている。他国が軍隊を派遣するとしても、小規模なものになる可能性が高く、傭兵の派遣は2011年3月から行っていることだ。

 シリアの戦闘は「反乱」で始まったのではなく、外部からの「侵略」。戦闘が始まった直後から、アメリカ/NATOはトルコにある米空軍インシルリク基地で反シリア政府軍を編成、訓練している。その教官はアメリカの情報機関員や特殊部隊員、イギリスとフランスの特殊部隊員。それ以降、現在に至るまでトルコは反シリア政府軍の拠点であり、ISへの兵站線はトルコの軍隊や情報機関MITが守ってきた。

 その侵略軍だが、2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIAが作成したシリア情勢に関する報告書によると、反シリア政府軍の主力はサラフ主義者(ワッハーブ派)、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIで、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとしている。
https://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/05/Pg.-291-Pgs.-287-293-JW-v-DOD-and-State-14-812-DOD-Release-2015-04-10-final-version11.pdf
DIAによると、アル・ヌスラとはAQIがシリアで使っていた名称。つまり、AQIとアル・ヌスラは同じだ。このほかチェチェンや新疆ウイグル自治区などからも傭兵はシリアへ入っているようだが、主力はあくまでもサラフ主義者/ワッハーブ派やムスリム同胞団。つまりサウジアラビア。

 アメリカ/NATO、サウジアラビア、トルコ、イスラエルなどの計画では、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュが踏ん張っている間にNATO加盟国のトルコ軍やサウジアラビアが派遣する武装集団がシリアへ攻め込み、一気にバシャール・アル・アサド体制を倒すつもりだったのかもしれないが、予想以上に早くそうした手駒が崩壊してしまったようだ。

 トルコがNATO加盟国という立場を利用し、単独でシリアを軍事侵略する可能性はあるものの、その前に侵略勢力は既存の勢力を使うか、新たな武装集団を編成するかして再びシリアで戦闘を激化させ、軍事介入を正当化する口実を作ることを考えるだろう。そうした細工をせずに侵略戦争を始める可能性もあるが、ロシアを含めて世界を屈服させないとその反動は厳しいものになる。最も賢明な方法はシリア侵略を諦めることだが、そうした決断が彼らにできるかどうかは不明だ。

 ノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマは中東、北アフリカ、ウクライナに破壊と殺戮をもたらし、核戦争の可能性を残してホワイトハウスを去ることになる。勿論、それまでに第3次世界大戦が勃発しなければの話だが。

 

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コメント
 
1. 2016年2月07日 10:32:18 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[953]
Domestic | 2016年 02月 6日 22:22 JST
北京にイスラム国テロ情報

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160206&t=2&i=1115430650&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016020601001854.-.-.CI0003
北京にイスラム国テロ情報

 中国の首都北京で過激派組織「イスラム国」(IS)が昨年末からことし初めにかけてテロを計画しているとの情報があるとして、中国人民解放軍が厳戒態勢を敷くよう内部の関係部門に通達し、警備態勢が最高レベルに引き上げられていたことが6日、分かった。北京のほか、新疆ウイグル自治区でもISによるテロ情報があった。関係筋が明らかにした。

 中国軍が国内でのISテロ計画に対し具体的な態勢を取ったことが明らかになるのは初めて。北京では共産党の重要行事などの際に軍が厳しい警戒を行うが、テロ情報に基づき最高警備態勢を敷くことは異例。

{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/idJP2016020601001719


2. 2016年2月07日 11:08:12 : AOf3r8ujtw : 4bdlMt1PauU[1]

サウジは、15人ではなく、数千人予定と打ち上げているらしく(150000とゼロが4つというのもある)、イラン軍高官ははったりであると論評している。

ロシアはロシアが時期的に実行が予定されているオープンスカイ協定での空からの相互的なチェックシステムをイランが拒否している事を協調して、イランによるシリアへの介入へ警戒態勢をとっている。

当然であるが、どのような国家であっても、その国家の承認を得ることなくその国家に軍を派遣することは国際法に違反する。その事をシリアは即座に表明している。

取り巻く状況はざっとこのようになっている。

シリアはサウジと国境を接しておらず、サウジの表明には突つきどころは無数にある、このようなチャチャチャは如何か?

頭隠して尻隠さずではあるが、サウジは親密なISIlの一部にサウジ軍服を支給し、給金を払う、そうすれば、国際的な表明を形式上は実行できる。



3. 2016年2月07日 11:19:49 : Mtu6UBuIFQ : uLCoJeLYeX4[2]
いずれにせよ、サウジが金で集めた「傭兵」は弱いだろう。戦意はないに等しい。

4. 2016年2月07日 12:21:48 : EHNodJa1EY : O2cxAGAJvyo[63]
奪還地域からは処分されなかった弾薬装備品 医薬品等が集められているようだ
戦争犯罪に結びつく証拠品も多数あるだろう この放棄放置された物品からは
周知だが医薬品や糧食 弾薬砲弾はサウジ アメリカ トルコからの送られてたようだ。
前線の兵士(テロリスト傭兵だが)と呼んでよいのかは分からないが麻薬漬けで勇敢さを鼓舞してるようだ
貧困層から戦闘員を募り前線で麻薬漬けにしながら多数の命が失われた
この若者たちに罪があるのだろうかと思う瞬間がある
この若者たちの命を弄び莫大な利益と権力を手にしてる者たちがいることを
普通に生活してる日本人には別世界のように理解できないだろうが
日本も遠い中東の出来事と思ってたら知らず知らずのうちに巻き込まれてしまうだろう。
だが救いは防波堤となる戦略も政略も日本には複数あることだ
地政学的には恵まれてるわが国を再認識させられる。


 


5. 2016年2月07日 13:41:43 : 0c4ZmL4o9g : lMFXGgOaf84[62]
▼シリア内戦で、サウジが地上部隊派遣を示唆した件で、シリアのムアレム外相は、シリア政府の同意がない国境侵入は侵略行為と見なすと警告。「侵略する者達は棺に入って帰国するであろう」
https://twitter.com/gloomynews/status/695945478945398784
▼シリア外相「いかなる軍事介入に対しても報復がなされる」
http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160207/1565647.html
▼シリアが、サウジに警告
シリア政府の同意のないサウジのシリア領土へのあらゆる介入は侵攻。
ISとサウジは共通性を有しており、鞭で打ったり首を切ったりする行為はISと共通であり、ワッハーブ派の文化。これにも関わらずアメリカはサウジと連帯を続けると主張。シリアに対して陰謀を企てている者は、シリア軍の前進後、「戦場で使用していた道具(IS)」に失望し、自ら戦場に入ることを決めた。
http://japanese.irib.ir/iraq/item/62120
▼ロシア下院関係者「サウジ軍のシリア派遣は、宣戦布告を意味する」
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62114
▼シリア外務省:反体制派はシリア軍の成功を理由にジュネーヴ対話を停止させた
http://jp.sputniknews.com/politics/20160206/1565091.html
▼サウジ軍のシリア派遣で,地域戦争の勃発の可能性
イラクとシリアでISなどのテロ組織が敗北を喫した後、サウジとアメリカはテロ組織の残存勢力を救出し、シリア軍と戦うため、サウジ軍をシリアに派遣することを決めた。
シリアに関するジュネーブ国際会議は、サウジの支援を受けた反体制派の妨害により開催延期。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/62106
▼シリア内戦で、サウジが地上部隊派遣の用意があるとの声明に、イラン革命防衛隊司令官はサウジを嘲笑する発言。「サウジはシリアへ地上部隊を派遣すると言うが、とてもやるとは思えない。彼らの軍は古く、非正規軍と戦って勝てる訳がないことは歴史にある通りだ」
https://twitter.com/gloomynews/status/695911264996823041

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