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政界地獄耳 年頭のあいさつで党勢が見える(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/600.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 05 日 10:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

政界地獄耳 年頭のあいさつで党勢が見える
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1760997.html
2017年1月5日8時46分 日刊スポーツ


 ★4日、首相・安倍晋三は年頭会見で国会召集は1月20日とした。また通常国会を「未来を拓く国会」と位置づけ、今年を「この国の未来をひらく1年とすることを年頭にあたって強く決意している」と述べた。官房長官・菅義偉は首相官邸で内閣官房職員に年頭訓示を行い、働き方改革や1億総活躍社会の実現、地方創生、テロ対策など「1つ1つスピード感を持ってしっかりと結果を出していきたい」と述べた。

 ★この「スピード感」は都知事・小池百合子の口癖だが、小池は都庁で職員を前にあいさつし、「今年も『都民ファースト』で見たことのない都政を進めてまいりたい」と余裕のあいさつ。民進党代表・蓮舫は会見で「自民都議会で、いまなお古い政治の手法がまかり通っていることに対して、行革の旗を掲げて戦っている小池百合子都知事に共鳴している。小池さんが候補者を擁立するのであれば、見ている方向は同じだ」と秋波を送る。同党幹事長・野田佳彦は「われわれは背水の陣ではない。もう水中に沈んでいる。そこからどうやってよじ登っていくのか、という覚悟が問われる」とした。どうも2人ともピントがずれている。民進党こそ、国政レベルの野党共闘が必要ながらブレーキをかけている張本人。党代表は都議会のことばかりだし、幹事長は選挙をリードするはずなのに「党は今水中にいる」では年頭のあいさつにもならない。

 ★共産党委員長・志位和夫は党の旗開きで42分にわたる大演説を行った。そこでは15日から始まる第27回党大会に触れ、党の歴史の中でも格別の意義を持つ大会と位置付けた。また野党共闘の実現と野党と市民の信頼と連帯の形は勝利の方程式といえると、こちらは今年が衆院選挙であるとする覚悟を示した。年頭のあいさつで党勢が見えたような気がした。(K)※敬称略


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コメント
 
1. 2017年1月05日 13:40:42 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6585]
2017年1月5日(木)
主張
安倍首相年頭発言
70年の節目に示す改憲の執念

 安倍晋三首相が2017年の年頭にあたって「所感」を発表するとともに4日には伊勢神宮に参拝したあと記者会見し、今年が1947年の憲法施行から70年にあたることを強調し、「新たな国づくりを本格的に始動する」と、首相の持論である憲法「改正」に取り組む姿勢をにじませました。安倍政権は昨年秋再始動させた衆参両院の憲法審査会で改憲の論点を絞り込み、改憲案づくりを進めようとしています。改憲とは明言しなくても、言葉の端々から安倍首相の改憲への執念は明らかです。
口にしなくても本音明白

 「本年は憲法施行から70年の節目の年」―こう切り出した安倍首相は、芦田均元首相の憲法制定時の発言を引用しながら、「いまを生きる私たちも、未来を生きる世代に『希望の光』を与えなければならない」などと繰り返しました。こうした言葉を聞くとき、「改憲」の二文字はなくても首相が改憲になみなみならない決意を示したと受け取るのがまず普通でしょう。

 首相は、「日本人が自らの手で、自らの未来を切り開いていく気概が求められている」「積極的平和主義の旗をさらに高く掲げ、日本を世界の真ん中で輝かせる」といいます。現在の憲法を占領軍による“押し付け”と非難してきた首相が、憲法の前文や9条にうたわれた平和主義を放棄し、「積極的平和主義」の名で「戦争する国」への道を狙っていることは明らかです。「新たな国づくりを本格的に始動する」という首相の言葉は、まさに改憲への始動宣言です。

 自民党内でも異常な改憲思想の持ち主である安倍首相は、最初に政権を担当した時、首相任期中に改憲を実現すると発言して厳しい批判を浴び、参院選でも敗れて、政権交代のきっかけの一つとなりました。その教訓から、4年前の政権復帰後は改憲の手続きを定めた96条からまず改定することを持ち出し、「裏口入学」を狙うなどと批判されたこともあります。

 その後は憲法解釈を変更することで集団的自衛権行使に道を開く戦争法強行に執念を燃やし、同法施行後、改めて憲法9条や緊急事態条項に的を絞った明文改憲を持ち出し、国会の憲法審査会の再開などを進めてきました。その際も首相自身は自民党には「改憲草案」があるなどというだけで憲法のどこをどう変えるかを明らかにせず、国会の憲法審査会での改憲項目づくりが日程に上り始めると、改憲そのものにさえ“だんまり”を決め込んでいます。

 こうした首相の姿勢が、自らの発言が改憲反対の世論を刺激し、改憲のための国民投票などが失敗することを恐れ、機が熟するのを待つ“熟柿(じゅくし)作戦”だともいわれているのは当然です。首相が口に出さないからといって、改憲の執念をいささかも軽視することはできないのは明らかです。
“熟柿”作戦を許さず

 首相が国民を欺瞞(ぎまん)するこうした作戦をとるのは、“押し付け”憲法論など改憲そのものに道理がなく、国民の圧倒的多数が改憲を望んでいないからです。アメリカのトランプ次期大統領の発言が「ポスト真実」と非難されるのと同様、首相のウソ・偽りに満ちた“熟柿作戦”も国民への愚弄(ぐろう)です。

 安倍首相の改憲策動を許さず、新しい年を憲法を守り生かす年にすることが、ますます重要です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-05/2017010502_01_1.html


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