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安倍氏がいう「和解の力」に鳥肌が立つ 軍事同盟の誇示が平和をもたらすことはない
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2016/12/28 10:45 弁護士 猪野 亨のブログ
安倍総理は、1941年12月に起きた日本軍による真珠湾攻撃の地を訪れました。
そこでオバマ大統領とともに戦死者に対する慰霊を行ったということになっています。
「日米首脳が真珠湾慰霊=安倍首相「和解の力」発信―75年の節目、同盟深化誓う」(時事通信2016年12月28日)
「首相はこの後の演説で、二度と戦争を繰り返さない決意を表明するとともに、戦後に強固な同盟を築いた日米の「和解の力」を国際社会に向けて発信した。」
しかし、訪問先を真珠湾に選んだ上での不戦の誓いとはいうのは滑稽です。
安倍氏ら極右の連中にとって真珠湾攻撃とは、帝国海軍が行った軍事作戦の中でも胸躍る「勝利」の一場面であり、安倍氏としては総理大臣として是が非でも訪れたかったことでしょう。当初は、現職総理として「初」というように浮き足だってもいましたから。
日本軍にも64名の戦死者があり、安倍氏や稲田氏らにとって、この戦死した兵士たちは「英霊」です。安倍氏らは常に「英霊」扱いをしてきました。
安倍氏はこの「英霊」に対し、真珠湾という現地で「慰霊」のためのセレモニーを行っただけのことです。
中国がアジア・太平洋戦争での犠牲者が出たところは真珠湾だけではないと述べているのものも当然のことです。
安倍氏と中国国家主席がともに南京において同じようなセレモニーを行うのであれば、それこそ「不戦の誓い」と評価してもいい領域に入りますが、日米軍事同盟の当事国が、このようなセレモニーを行って「不戦の誓い」などと言ってみても滑稽以外なにものでもありません。
安倍氏は南京でこそ「不戦の誓い」をすべきだ!
これでは、日米軍事同盟という米国を頂点とした軍事力を世界に誇示するためのセレモニーでしかなく、不戦とは相容れないものです。
「和解の力」も同様であり、これまでも日本は米国の属国として忠犬ぶりを発揮してきましたし、世界からもそのように評価されています。その中で、日米戦争の発端の地である真珠湾でこのようなセレモニーを行うことは、世界に向けた軍事力の誇示にしかなりません。
これを「平和」で語ってしまうところが欺瞞に満ちているのです。
集団的自衛権の行使の容認と海外派兵に道を開いた直後の日本の指導者安倍氏がこのような「平和」と言ってみても、そこにあるのは米国の軍事力を頂点とした力による「平和」でしかありません。
中国南京で行う「不戦の誓い」とは全く意義が異なることは明白なのです。
「安倍晋三氏は南京を訪問できますか? 松井石根が「英霊」扱いされている靖国には行かずに」
参照
「安倍首相が真珠湾で演説。しかし、「和解の力」は加害国が謝罪と反省をすることからしか生まれない。」(Everyone says I love you !)
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安倍首相が真珠湾で演説。しかし、「和解の力」は加害国が謝罪と反省をすることからしか生まれない。
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