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爆発寸前の列島<本澤二郎の「日本の風景」(2470) <オスプレイ欠陥機墜落でも飛行再開>
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/885.html
投稿者 笑坊 日時 2016 年 12 月 21 日 23:37:13: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52161429.html
2016年12月21日 「ジャーナリスト同盟」通信

<オスプレイ欠陥機墜落でも飛行再開>

 ごく普通の国で現在の日本のような体たらくが表面化すれば、国民は街頭に出て安倍退陣を叫ぶだろう。ソウルの東京である。これを抑止しているのが、新聞テレビのいかさまの世論調査である。NHKがその主役を演じているが、直近では共同通信である。列島はカジノ解禁に次ぐ、日露外交の失態と、オスプレイの墜落事故と即座の飛行再開のトリプルパンチで、正常であるべき精神が爆発寸前である。


<抵抗した岸田・山口を袖にした稲田>

 永田町では、自民党幹事長が日露首脳会談のマイナス成果に激怒して、官邸との距離を決定的にさせた。昨日の自民党役員会では、さしずめ安倍は針の筵に座らされて、身を低くした様子が電波に乗った。

 霞が関では、重い空気が漂っていた。欠陥輸送機オスプレイの墜落事故に対して、即座の飛行再開に国民だけではなく、永田町・霞が関の多くが反対していた。日本人であれば、右翼でも躊躇する場面だった。
 その空気を受け止めて、ようやく腰を上げた岸田外相が反対の意思表示をした。連立を組む公明党の山口も同調した。にもかかわらず、官邸と防衛省は、そうした空気を袖にしてしまった。米軍の希望通りに19日午後に飛行再開を受け入れていた。機能不全のワシントンではなく、日本駐留の米軍の意思が貫かれた。驚くべき事態である。

 しかも、安倍側近中の側近を自認する稲田防衛相は、20日の記者会見で「国民は理解してくれる」と開き直った。「外相が反対しているが」という質問には「わかってくれるはず」と押し切った。
 「わたしには安倍がついているのよ。日本会議も」という傲慢すぎる態度をひけらかしたのだ。防衛大臣が外務大臣の意向を排除した前例はないはずだ。安倍と稲田の関係を浮き彫りにしているようだが、岸田と山口は、稲田にいいように扱われたことになる。シビリアンどころではない。

 かくして稲田への憎しみは、安倍へと伝染するだろう。「岸田と宏池会の安倍離反に火をつけてしまった」と受け止められている。「政治は感情で動く」とは安倍の実父の指摘である。晋太郎幹事長の時だ。宏池会内に「辞表を叩きつけろ」との声が増幅している。

 過去に佐藤内閣の三木武夫外相は「沖縄の核抜き返還」を叫んで、佐藤に辞表を叩きつけたことがある。これが三木を天下人にする原動力となった。

<駐留米軍に服従する安倍・日本会議>

 墜落を不時着と嘘をついて、問題を処理しようとしている安倍内閣である。これに追随する新聞テレビも悪辣だ。沖縄の新聞はまともであるが、墜落原因も不明確な状態の中で、1週間後に飛行再開は、どのような屁理屈をつけても通用しない。

 普通の国の政府は、このような場合、決して許可しない。しかし、安倍は稲田と二人で決断したとみられて、国民だけでなく政界に波紋を投げかけ続けている。米国防省ではなく、日本駐留の米軍が直接、安倍に19日再会を直訴したものだ。これは外務省はずしである。温和な岸田が、怒り狂って当然である。
 ワシントンも東京も、政権末期のような事態である。

<沖縄の怒りは全国へ波及>

 沖縄の怒りは尋常ではない。翁長知事は「言語道断である」と怒りを最大限に表現して、主権者である日本国民に訴えた。
 直前には、辺野古移転訴訟で最高裁は、米軍と日本政府に軍配を上げていた。これでは沖縄独立運動が拡大して当然であろう。憲法が予想する抵抗権の行使である。

 他方、311の東電福島原発問題は、東北から日本全土へと広がっている。原発ゼロ運動と沖縄の米軍基地反対運動は、悪しきワシントンと結びついており、連帯する宿命にある。これにカジノ解禁も加わった。利権がらみの成果ゼロの日露外交も露見した。これらをまとめて総括する力が野党にあれば、総選挙で勝つだろう。勝てないはずがない。

<開き直る日露外交>

 安倍は20日、時事通信の内外情勢調査会を利用して、日露外交の安倍成果を宣伝していた。2島返還の日ソ外交にも届かなかったマイナス成果を、逆に開き直るような内容だった。
 自民党幹事長さえも衝撃的な失望結果を、そんなことはない、と浪花節調で自己弁護したのだ。「来年早々にもモスクワを訪問したい」と述べることで、さも前進していると印象付けるのに必死となった。
 公人であるのにもかかわらず、二人だけの個人的秘密の密談をすることは、公給を懐に入れている者には許されない外交手段である。

<度し難い無能首相>

 安倍講演は、すい臓がんで非業の死を遂げた実父の墓参り、プーチンにプレゼントした秋田犬のことなどを紹介したが、日露外交の巨大な壁となっている日米安保について、全く触れなかった。これが最大の障害であることは、素人でもわかる。肝心要を素通りした講演会だった。
 ヒラリー次期大統領を想定したシナリオが崩壊した衝撃は隠して、トランプとの出会いに言及したが、ほとんど無意味な講演会に終始した。
 余談だが、筆者も内外情勢調査会の講師をしていた関係で、批判する立場にないが、日刊ゲンダイで政府自民党を真正面から評論するようになると、途端に講演する機会がなくなってしまった。

<カジノ解散はできない>

 いま解散する勇気は、安倍・日本会議にはない。どうしてか、カジノ解散で自公がシャカリキになっても、勝利することは出来ないためだ。
 野党に知恵者がいない。そのために存続している政権である。選挙屋「ムサシ」の協力なしには選挙できない政権である。3分の2議席といっても、得票率はわずか2割か3割である。独裁政治など論外である。
 大選挙区制か中選挙区制にすれば、とても過半数に届かない政党である。そんな政党が、ワシントンにひれ伏して暴走している。平和憲法を破壊しようとしている。冗談にもほどがある。
 ソウルを学ぼう。マニラを教訓にしよう。21世紀はアジアの世紀である。

2016年12月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
 

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コメント
 
1. 2016年12月21日 23:49:52 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6756]
2016年12月21日(水)
沖縄北部訓練場 上陸訓練が5倍化
「返還」引き換えの追加提供で


 沖縄県名護市沖で夜間訓練中に墜落し大破した普天間基地の垂直離着陸機、MV22オスプレイ。そのオスプレイ部隊のため、北部訓練場の「(北側の)部分返還」と引き換えに、着陸帯の建設が強行されたうえ、新たに米軍に土地・水域も提供されます。追加提供によって海兵隊による海からの上陸訓練の日数が、返還前に比べ最大で約5倍に増加可能となっていることが本紙の取材で分かりました。「負担軽減」を口実にした際限のない危険と隣り合わせの基地機能強化に県民の反発は必至です。(山本眞直)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-21/2016122101_03_1.jpg
 北部訓練場の「部分返還」を合意したSACO(沖縄に関する特別行動委員会)最終報告(1996年12月2日)は、「北部訓練場の(北側の)過半を返還し、残余の部分から海への出入りを確保するため、土地(約38ヘクタール)及び水域(約121ヘクタール)を提供する」と記述しています。

 これは「海への出入りの土地と水域」がなく、北部訓練場では不可能だった上陸訓練を可能にする“仕掛け”です。着陸帯から海へつながる土地と水域(宇嘉川河口沖)の提供を確認した98年12月17日の日米合同委員会は、提供の目的について「上陸訓練のため」と特定しています。

 そのために用意したのが北部訓練場に隣接する国頭村の安波訓練場(約480ヘクタール)と安波ダム下流の安波川河口沖に提供されている訓練水域(約7895ヘクタール)のSACOでの「返還」合意です。

 米軍は、この場所でCH46中型ヘリなどを使用した上陸作戦の訓練を実施してきました。今後は、訓練にオスプレイが使用されることになります。

 防衛省は本紙の取材に新たに提供された「土地」の使用制限について「定められていない」と答えています。

 安波訓練場の使用制限は地位協定2条4項(b)に基づき「年間25日」しか使えません。
写真

(写真)北部訓練場の「過半の返還」で米軍が新たに確保した上陸訓練のための宇嘉川河口につながる土地=国頭村安波

 一方、米軍が新たに確保した「土地」の使用制限は、地位協定2条1項(a)の米軍専用区域により「使用制限は定められていない」ため、米軍の必要に応じて使用できます。

 水域と追加された「土地」での上陸訓練は、地位協定で提供水域の使用制限「年間120日を超えない範囲」となっています。つまり、「年間25日」しか使えない安波訓練場と単純比較すれば、訓練日数は安波訓練場の4・8倍、約5倍実施が可能になります。

 北部訓練場(ゴンザルベス基地)のジェームス・ドーロン司令官は11月21日放映の米軍放送で、「彼(日本政府)らが建設している(上陸訓練のための)道路は、私たちが過去できなかった訓練場をよりよいものにするだろう」と述べました。

 米海兵隊が「戦略展望2025」で描いた「使えない土地を返す代わりに利用可能な訓練場を新たに開発」の一端が姿を現したのです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-21/2016122101_03_1.html


2. 2016年12月21日 23:52:20 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6755]
{1.写真抜け、url追加}
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-21/2016122101_03_1b.jpg
(写真)北部訓練場の「過半の返還」で米軍が新たに確保した上陸訓練のための宇嘉川河口につながる土地=国頭村安波

3. 2016年12月22日 07:32:06 : T2KH6KCdbk : @BaTdkYsd9I[17]
>これが三木を天下人にする原動力となった。

−国民は目をこらして今の政権議員の
 一挙手一投足を見て次回の投票者を
 選択しているよ。


4. 2016年12月22日 10:51:21 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6752]
2016年12月22日(木)
県民はあきらめない
最高裁判決抗議 那覇で集会
新基地建設阻止へ

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-22/2016122215_02_1.jpg
(写真)「勝利するまでたたかい続けよう」と声をあげる集会参加者=21日、那覇市

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う埋め立て承認取り消しをめぐる裁判で、最高裁が出した不当判決に抗議する集会が21日、那覇市の裁判所前の公園で開かれました。参加者は「絶対にあきらめない」と口をそろえて手をつなぎ「翁長雄志知事を支えてたたかい続ける」と声をあげました。

 「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が主催。共同代表の稲嶺進名護市長は「不当判決に屈することなく、勝利を得るまで絶対に負けないことを確認して、新しいたたかいに入ろう」と呼びかけました。

 共同代表で名桜(めいおう)大生の玉城愛さんは「日本の三権分立がいかに崩壊しているのかを改めて実感しました。本当にこんな国でいいのかと友だちと議論しています」と訴えました。

 県側代理人を務めた加藤裕弁護士は「政治的で結論ありきの判決」と批判。前の知事が承認してしまえばそれが全てで、行政の誤った処分を地方自治体が自主的に見直すことに裁判所が不当な待ったをかけたと解説し、「地方自治の趣旨をまったく理解していない。最高裁は政治情勢の中でさらに劣化した」と厳しく指摘しました。

 また、新基地建設はさまざまな行政処分や政治的過程によって実現するか、しないかが決まり、埋め立て承認はその一局面でしかないとして、「最高裁判決で私たちのたたかいが負けたことにはならない。この判決を軽々と乗り越えて、新基地を断念させましょう」と語りました。

 「オール沖縄」代表の国会議員や、那覇市議会保守会派「新風会」の金城徹氏らもあいさつ。日本共産党の渡久地修県議は「翁長知事は県民に絶大な信頼を寄せています。誇りをかけてたたかいぬきましょう」と力を込めました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-22/2016122215_02_1.html

2016年12月22日(木)
日曜版25日号
オスプレイ飛行再開に怒り
作家の佐藤愛子さんが登場

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-22/2016122203_01_0.jpg
 墜落事故からわずか6日後、在沖米海兵隊はオスプレイの飛行を全面的に再開しました。沖縄県の翁長雄志知事や作家・澤地久枝さんの怒りの声を紹介。現地ルポや日本全土がオスプレイの出撃拠点となっている状況、前泊博盛・沖縄国際大学教授の談話などで特集します。

 領土問題で何の進展もなかった日ロ首脳会談。志位和夫委員長の談話を紹介します。

 最新エッセー『九十歳。何がめでたい』がベストセラーになっている作家・佐藤愛子さん。思いを聞きました。

 閉会した臨時国会。そこで浮き彫りになった対決構図は…。

 介護や家事など家族のケアを担う「若者ケアラー」の実態をYモードで。

 今年も労働者の生活と権利を守るたたかいで多くの成果が生まれました。

 「健康らいふ」は慢性腰痛の心理的治療。

 「鉄人衣笠のフルスイング」はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の見どころです。

 江戸絵画ブームの立役者、伊藤若冲(じゃくちゅう)の魅力をカラーワイドで。

 築地市場の豊洲移転問題で、日本共産党都議団の提案が都政を動かしています。閉会した都議会定例会では…。

 「ひと」は俳優の北村有起哉さん。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-22/2016122203_01_0.html


5. 2016年12月22日 16:33:15 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6744]
Domestic | 2016年 12月 22日 15:38 JST
沖縄、オスプレイ撤去要求を決議

 沖縄県議会は22日、同県名護市で起きた米軍輸送機オスプレイの不時着事故と飛行再開に抗議し、原因の徹底究明やオスプレイ撤去を求める決議と意見書を賛成多数で可決した。「県民の過重な基地負担の軽減に向け、真摯に検討・協議を行い実効性のある措置を講じるべきだ」として、在沖縄米海兵隊の撤退と米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設断念も要求した。

 決議は米政府と米軍宛てで、意見書は日本政府宛て。事故機のパイロットの対応を評価して批判を受けた在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官の更迭も求めた。

《共同通信》

http://jp.reuters.com/article/idJP2016122201001204


6. 2016年12月22日 17:36:21 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6741]
{5.リンク追加}
http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20161222&t=2&i=1166378702&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016122201001354.-.-.CI0003

7. 2016年12月22日 19:38:01 : 2LiKY8ftgY : PTfAaIrqs6s[670]
乱脈に させて進めよ ファシズムを

8. 2016年12月22日 20:04:23 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6736]
Domestic | 2016年 12月 22日 19:28 JST
知事不在で米軍基地返還式

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20161222&t=2&i=1166390625&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016122201001698.-.-.CI0003
知事不在で米軍基地返還式

 沖縄県の米軍専用施設「北部訓練場」(東村、国頭村)の大規模な部分返還を記念した式典が22日、名護市の万国津梁館で開かれた。菅義偉官房長官は1972年の本土復帰後最大規模の返還となったとし「基地負担軽減に大きく資する」と強調した。しかし翁長雄志知事は、非返還区域での新型輸送機オスプレイの運用に反発し欠席。沖縄トップ不在の異例の式典となった。

 翁長氏は同じ名護市で同日開催されるオスプレイ不時着事故への抗議集会に参加する。基地問題を巡る政府と沖縄県の対立が鮮明になった。

 式典は防衛省沖縄防衛局の主催。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016122201001624


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