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オスプレイも北方領土も本質は米国問題
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2016年12月17日 兵頭に訊こう
12月13日の夜9時半頃、沖縄県名護市の波打ち際にオスプレイが墜落した。
新しい購読者のために何度も書くが、日本は、(1) 廃棄の欧米医薬品、(2) 米国製欠陥兵器、(3) 有害食品、(4) 社会的弱者、(5) 核のゴミの、在庫一掃、最終処分場になっている。あるいはなりつつある。
このオスプレイという米国製の飛行機は、米国では「未亡人製造機」「空飛ぶ棺桶」「空飛ぶ恥」と呼ばれる欠陥機である。
この事件は、その「(2)米国製欠陥兵器」最終処分場の現実が、露出したものである。
沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事が、墜落の翌14日に、在沖米海兵隊トップのニコルソン四軍調整官に抗議した。
するとニコルソンは「パイロットは住宅、住民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」「(事故を)政治問題にするのか」「抗議書にパイロットへの気遣いがあってもいいのではないか」と逆ギレした。
わたしはこの情報のツイートを最初に見たとき、何かのいたずらではないかと思った。オスプレイが墜落して、それが住宅地でないからといって、「感謝されるべきだ」とはいくら米軍でもいわないだろうと思ったのだ。しかし、これはほんとうだった。
安慶田(あげだ)光男副知事によると、「謝罪は全くなかった。本当に植民地意識丸出しだなと感じた」「植民地意識が丸出しで、とんでもない感覚だ。われわれはオスプレイも、オスプレイの訓練もいらない」と語った。
抗議は12月14日午後1時半から約30分間、非公開で行われた。今後、米軍関係の事故・事件で抗議するときは、フリーランスのジャーナリスト、ブロガー、独立系メディア、市民メディアにも参加させ、公開の場で行うべきだ。
日本が実質的な植民地状態にあることを、正直に世界に訴えるべきである。その現実を知っているのは、世界の指導層・諜報機関・メディアの一部だけで、市民の多くは知らない。もっとも知ってもらいたいのは米国民だ。米国民の多くは、この現実を知らない。知ったら、きっと米軍人の驕りに対して怒るだろう。
真実を知ることは日本国民も大切だ。日本人は日本が実質的な植民地状態におかれていることを知らない。米国のメディアである、東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアのいう「日本スゲー」をそのまま鵜呑みにしている。
『琉球新報』(2016年12月15日)は、「「制御できずに墜落」 新たな構造欠陥指摘 オスプレイの元主任分析官のリボロ氏」と題して、次のように配信した。
(中略)
墜落事故が空中給油をきっかけに起きたことに対しては「回転翼モードで補給することができない事実は、予期されなかった航空機の欠陥である」と述べ、オスプレイの新たな構造的欠陥であると指摘。同じような墜落事故が再び発生すると強調した。14日、本紙の取材に答えた。
(中略)
リボロ氏は在沖米軍トップのニコルソン在沖米四軍調整官が声明で、「県民や乗務員を守るために、意識的に浅瀬に着陸しようとした」と主張したことに対して「この声明は無意味でばかげている」と批判。「キャンプ・シュワブにはビーチがあり、ビーチ全体が緊急時に着陸可能であった。パイロットはどこにいても、墜落するしかなかった。私は問題の機密性を理解しているが、沖縄の人々と誠実に向き合うべきだ」と強調した」(「「制御できずに墜落」 新たな構造欠陥指摘 オスプレイの元主任分析官のリボロ氏」)
前号のメルマガで、オスプレイには、3つの複雑な操縦モードがある、と書いた。それは、ヘリコプターとして運行するための「離着陸モード」、航空機として飛行するための「固定翼モード」、それに「離着陸モード」と「固定翼モード」との切り替え途中の「転換モード」である。
米国でのオスプレイ事故は、「3」の「転換モード」に集中している、オスプレイは、強風に煽られると、機体のバランスを保つのが難しい、実戦には不向きな欠陥機、と書いた。
レックス・リボロのような良心的な米国人は、けっして少なくない。かれの説明では「航空機が制御できていた場合、機体の損傷を引き起こさずに水面に着陸できただろう。機体が激しい損傷を受けた事実はその航空機が制御不能であり、航空機を破壊するに十分な力で水面にぶつかったことを示唆している」という。
リボロは、ニコルソンの「県民や乗務員を守るために、意識的に浅瀬に着陸しようとした」との主張を、「無意味でばかげている」と批判した。「パイロットはどこにいても、墜落するしかなかった。私は問題の機密性を理解しているが、沖縄の人々と誠実に向き合うべきだ」と語っている。
要は、墜落の場所を選ぶという余裕などはなく、オスプレイは制御不能に陥り、波打ち際に激突したのだ。
これが良心的な米国人の反応だ。だから広くニコルソンの「感謝しろ」の恫喝発言を訴えるべきなのだ。
今回の墜落事故は、「離着陸モード」(レックス・リボロのいう「回転翼モード」)で給油することができなかったということであり、「予期されなかった航空機の欠陥である」という。つまり、「オスプレイの新たな構造的欠陥であると指摘。同じような墜落事故が再び発生すると強調した」。オスプレイは欠陥機であり、きっと事故を起こす、というわたしたちの警告は正しかったのである。
世界中が、日本は怒り、国会で抗議の決議が出るかと注目していた。しかし、オスプレイが墜落した13日夜、ギャンブル依存症の安倍政権は、「カジノ法案」の強行採決に夢中だった。オスプレイのことなど、何処吹く風といった案配だった。
この「カジノ法案」で、またしても「全力阻止」を主張していた野田民進党が、「反対して通す」裏切りをやった。民進党が、例によってギャンブル依存症対策の修正案を出す。自民党が受け入れるといったセレモニーをやる。参院内閣委員会で採決、可決させたのである。
自由党の山本太郎が「本当に悲しい。これが国会なのか。誰のための政治か」と反対討論で訴え、採決ではひとり牛歩をやった。
若い人たちは知らないだろうが、かつての国会では、牛歩戦術も珍しくなかったのである。政府案に反対する多くの議員が牛歩をやって最後の抵抗を試みていた。
今はすっかり飼いならされ、行儀良くなった。宗主国派奴隷議員たちの罵声のなか、牛歩をやる議員も自由党の山本太郎と森ゆうこ(森裕子)のふたりだけになってしまった。
トロイの民進党は、「年金カット法案」でも裏切り、採決に応じ、参院厚労委で可決させて成立させた。
それでいて、衆院では内閣不信任決議案を提出するという。選挙目当てのプロレスを思い出したのだろう。現在、わたしたちが見ているのは、安倍―神津(連合会長)―野田―蓮舫翼賛体制の、1%の姿なのだ。
さて、プーチンが来日した。
何の成果もない、ただ安倍晋三が金を差し出すだけの会談だとわかっているので、御用メディアはプーチンの遅刻やら安倍晋三の本気度をもてはやすのに大わらわである。
売国奴の領土返還交渉は、結局、領土を差し出し、金まで差し出すという、究極の愚かさで幕を閉じた。万が一、「経済協力」とやらが実現すれば、それだけ北方領土は返ってこないことになる。これすらもわからない政治音痴によって、北方領土返還は幕を閉じた。
日本は、どんどん安倍晋三の水準に堕ちてゆく。
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