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2016-12-14 09:38
14日に今国会会期末を迎えるに当たって、安倍自民党は(発効されないだろう)TPP関連法案に続いて、年金カット法案カジノ関連法案も成立させることを決め、かなり強引に審議を進めていた。(~_~;) <「よ党」維新は自民追随。公明党は混迷。>
これに対して、民進党は他の野党と共に、安倍自民党がろくに国民に説明した、意見もきいたりすることもせず、かず、年金カット法案、カジノ法案の拙速な審議、強行採決などで成立させようとすることは問題だと。安倍自民党の乱暴な国会運営に強く批判。
蓮舫代表も野田幹事長も、何とかこの2法案の成立は阻止すると明言していたのである。(**)
ところが、民進党は自民党が民進党側の要望を飲んだとかで、年金カット法案、カジノ法案とも採決することを容認したとのこと。 (゚Д゚)
この民進党のナイスアシストによって、自民党はとりあえず14日に参院本会議で採決できるところまでこぎつけてしまったのである。(ーー゛) (ただし、カジノ法案は修正したので、衆院に再送付。)
こういうことをされちゃうと、ついつい、6日に自民党の二階幹事長と民進党と野田幹事長と会食していて、何か密約をしたんじゃないかという記事(後述)を思い出してしまったmewだったりして。(`´)
mewとしては、民進党は少なくとも、この2つの法案には最後まで抵抗して欲しかったし、そうすべきだと思っていたのだ!(**)
この2つの法案は、国民の生活に大きな影響を与えるものだけに、国民に向けて法案の中身を丁寧に説明して意見をきいたり、国会でもきちんと議論をする時間が必要だと思うわけで。野党の抵抗は正論に基づくものだからだ。(・・)
実際、どの世論調査でも、年金法案とカジノ法案に積極的に賛成してる人は1〜3割しかおらず。反対、慎重、わからない人の方が多いし。ちょこっとTVメディアが取り上げたくれたこともあって、一般国民も強引、拙速な審議の仕方に疑問を覚え始めていた感じがあったし。
ここは安倍首相「中間報告によてる委員会採決省略」やら「委員長差し替え」やらの、さらなる暴挙を実行させて大批判するビッグチャンスだったと思っていたのだ。(**)
* * * * *
他方、安倍自民党は、いざとなればカジノ法案を審議している参院内閣委員会で、民進党が委員長を務め低手、思い通りに動いてくれそうにないので、通常の手続きはとらず。
内閣委員会は、委員会での採決を省略して、直接、本会議に「中間報告」して議決を行なっちゃうという超異例の荒業を使うことも検討。また、民進党の委員長の解任動議を出して、自民党議員に「委員長を入れ替え」るという暴挙まで考えていたのだが・・・。
<私たち国民は、こういうアブナイ方法は、来年、共謀罪などの重要法案で利用されないように、気をつけておかなくちゃね。(++)>
ただ、安倍自民党はちょっと迷っているところはあったのである。(~_~;)
というのも、先月は何故だか安倍内閣の支持率が55〜60%と支持率とアップしたのだが。今月にはいり、ダウン気味に。
NHK(6〜9日)の調査では『安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より5ポイント下がって50%、「支持しない」と答えた人は、6ポイント上がって32%』に。
『カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備を政府に促す、議員立法の法案について、賛否を聞いたところ、「賛成」が12%、「反対」が44%、「どちらともいえない」が34%』
『年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ、年金制度改革関連法案について、政府・与党が、将来世代の年金水準を確保するためなどとして、今の国会で成立させたい考えなのに対し、民進党などは、年金がカットされ、受給者の生活に影響を与えかねないとして反対しています。
この法案への賛否を聞いたところ、「賛成」が15%、「反対」が37%、「どちらともいえない」が40%』
しかも、解説者によれば、「支持しない」の人の中に、「国会運営が強引だ」という声が目立ったというのだ。^^;
おまけに支持率アップの材料にするはずだった日ロ首脳会談への期待もかなりしぼんでいたからだ。(~_~;)
『安倍総理大臣が、今月15日と16日に、地元・山口県と東京で、ロシアのプーチン大統領と行う日ロ首脳会談について、北方領土問題が進展すると思うか聞いたところ、「進展すると思う」が11%、「進展するとは思わない」が74%でした。』
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そこで、mewは、当然にして、民進党は最後まで抵抗するものと信じていたのだが。夕方から夜にかけて、仕事場+αで覗いていたスマホのニュースで、民主党が容認したため2法案で採決が行なわれたという記事が出ていて、「はあ?」という感じに?(゚Д゚)
民進党はこういう中途半端なことをやってるから、まずは野党第一党として、まっとうな主張、批判を国民に訴える形で理解を得て、安倍政権を倒して欲しいと願っている中道(プチ左右)の固定支持者がつかないのである。(**)<mewもね。(-"-)>
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『カジノと年金、14日に成立=民進が採決容認
参院内閣委員会は13日夜、カジノ解禁を含む統合型リゾート(IR)推進法案を自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決した。自民党が野党などの懸念を踏まえ、法案を修正した。同案は14日の参院本会議で可決、衆院に回付された後、同日の衆院本会議で成立する見通しだ。年金給付額を抑制する新たなルール導入を柱とした年金制度改革法案も参院厚生労働委員会で、与党と維新などの賛成多数で可決。14日の参院本会議で成立する。
延長国会終盤の焦点となったカジノ、年金両法案について、民進党が採決に応じ、14日までの会期内成立にめどが立った。与党は会期を再延長しない方針。民進党は安倍内閣不信任決議案の提出を模索しており、引き続き野党間で調整する。
参院内閣委は13日、カジノ法案の質疑後、休憩に入り、自民、民進両党の参院国対委員長が採決日程について協議した。内閣委員長ポストを握る民進党が同日の採決に難色を示したため、自民党は(1)ギャンブル依存症対策の明示(2)法施行後5年以内をめどに見直し―を明記した修正案を提示。これにより民進党は採決を受け入れた。
この後に再開された内閣委で、自民党が修正案を提出し、可決された。党議拘束を外した公明党は1人が賛成、1人が反対した。民進党は反対。国会法の規定により、参院で修正されたカジノ法案は衆院に回付される。委員会には付託されず、本会議で可決、成立する見通しだ。
カジノ法案は、カジノやホテル、会議場などが一体化した複合施設の整備を政府に促す内容。政府は、首相を本部長とする推進本部を設置し、法施行後1年以内をめどに、必要な法制上の措置を講じなければならないと明記している。
同法案をめぐっては、ギャンブル依存症の増加や、暴力団など反社会勢力によるマネーロンダリング(資金洗浄)への懸念などが指摘されている。
一方、参院厚労委は13日、年金法案について、安倍晋三首相が出席した集中審議に続き、一般質疑を行った。民進党は「年金カット法案」と批判して法案の内容に強く反対していたが、同党が要求していた年金支給額の試算提出に政府側が応じたことから、採決を容認した。(時事通信16年12月13日)』 (詳しい関連記事(NHK)*1)
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ここで、ついついアタマに浮かんでしまうのが、あのニュースなのだ。(・・)
自民党の二階幹事長と民進党の野田幹事長が、延長の国会会期末で与野党が大攻防を繰り広げている間に、何と会食をしていたというのである。(**)
『カジノ法案採決前、二階氏と野田氏が会食 疑問視の声も
自民党の二階俊博幹事長と民進党の野田佳彦幹事長が6日昼、東京都内で会食し、国会運営や今後の国政課題について意見を交わしていたことがわかった。会合直後の衆院本会議では、与野党が対立するカジノ解禁法案が採決されており、民進党内には会合の開催を疑問視する声もある。
会食には、自民の林幹雄幹事長代理と民進の安住淳代表代行が同席した。
出席者によると、野田氏は天皇陛下の退位をめぐる法整備のあり方について触れたという。民進の蓮舫代表は7日、記者団に「与野党幹事長が議論することは否定しないが、誤解を生んではいけないので、野田氏に『慎重な行動を』と伝えた」と述べた。
二階、野田両氏は1990年代に旧新進党に所属していた。(朝日新聞16年12月7日)』
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『密約あった!?疑心暗鬼の永田町 自民・二階氏と民進・野田氏が都内で会食のナゾ
自民党の二階俊博幹事長と、民進党の野田佳彦幹事長が6日昼、都内で会食した。終盤国会の与野党攻防が激しくなるなか、与野党の幹事長が“濃厚接触”するのは異例中の異例といえる。一体、2人は何を話し合ったのか。
幹事長は党のナンバー2で、党の重要事項を仕切る事実上の最高指揮官である。これまで幹事長同士が会うのは、与野党激突で国会が膠着(こうちゃく)状態に陥り、状況打開を模索する場合などに限られてきた。
会食には、二階氏の側近、林幹雄幹事長代理と、野田氏に近い安住淳代表代行らも同席した。
国会では現在、TPP(環太平洋戦略的経済協定)承認案や、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案などが議論されている。安倍晋三内閣の支持率が高いなか、蓮舫代表率いる民進党は攻めあぐねている印象を受ける。
会談の意図について、自民党筋は「二階氏は『何もないときに話し合うことが大事だ』と常々話しているが、それを実践したまでだろう」といい、民進党関係者は「解散の可能性について、二階氏の感触を探っていたようだ」と語った。
ある永田町関係者は「天皇陛下のご譲位問題が難航している。二階氏は、元首相の野田氏に協力を求めたのではないか」と分析した。
二階氏は、民進党の支持母体である連合幹部や、東京都の小池百合子知事らと会食するたび、憶測が飛び交っている。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「55年体制時代の国対政治のようだ」といい、続けた。
「野田氏は受けるべきではなかった。民進党内や野党内で『二階氏と何を話したのか』『何か密約したのではないか』と疑心暗鬼が生まれる。次期衆院選に向けて、共産党を含む野党4党が共闘を模索しているタイミングでの会談はマイナスしかない。野田氏は、幹事長同士が会うという政治的な意味を、改めて噛み締めた方がいい」(ZAKZAK16年12月08日)』(たぶn、夕刊フジ)
* * * * *
mewの邪推によれば、二階氏はおそらく民進党側に、会期末を穏便に終わらせられるようにして欲しいと。少なくともTPPと年金カット法案はスムーズに通したいと頼んだのではないかと。 他方、民進党側は、安倍首相が、1月の解散総選挙をどこまで本気で考えているのか、その可能性を探りたくて会ったのではないかと察するのだけど・・・。
与野党の幹事長が、国民の利益を考えて、スムーズな国政、国会運営を行なうために意見や情報を交換するのは、全面的に悪いことではないと思うけど。
でも、与野党のタヌキ幹事長が、自分たちの思惑をメインにして、頻繁に会うようになったら、まさに国民そっちのけの「55年体制時代の国対政治」に戻ってしまいわけで・・・。
民進党の今回の対応には、猛省を促したいと思うし。もしできるなら、せめてカジノ法案は、衆院送付後の審議時間の確保、廃案を目指して欲しい(せめて最後におそれぐらいの抵抗をして欲しい)と願っているmewなのだった。(**)
<こういうハンパなことしてるから、安倍にも党首討論の場で「支持率が上がらない」とか言われてバカにされちゃうだよ。<`ヘ´>>
THANKS
カジノ含むIR法案 参院内閣委で可決 14日成立へ
12月13日 19時58分
カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備を推進する法案は、ギャンブル依存症の対策を明示することなどを盛り込む修正を行ったうえで、13日夜、参議院内閣委員会で、採決が行われ、自民党や日本維新の会などの賛成多数で可決されました。法案は14日の参議院本会議で可決されたあと、衆議院本会議で、改めて採決され、可決・成立する見通しです。
カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備を推進する法案をめぐっては、自民党と民進党の参議院幹事長らが断続的に協議し、自民党が、これまでの審議で、民進党などから出された指摘を踏まえ、ギャンブル依存症の対策を明示することなどを盛り込む法案の修正を行う方針を伝え、理解を求めました。
これを受けて、13日夜、参議院内閣委員会の理事会が開かれ、自民党が法案を修正する考えを正式に示したうえで、13日中に採決を行いたいと提案し、民進党も、これに応じる考えを示しました。
このあと開かれた委員会で、法案に反対する民進党、共産党、自由党が討論を行い、「数の力を背景に合意形成と手続きを軽んじて採決にひた走る姿は到底容認できない」、「突如、採決が行われることに強く抗議する。審議は尽くされたどころか乱暴に断ち切られた」などと述べました。
討論に続いて採決が行われ、カジノを含む統合型リゾート施設の整備推進法案は、修正のうえ自民党や日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
自主投票を決めている公明党は1人が賛成、1人が反対しました。
このあと、依存症を予防するため、カジノに厳格な入場規制を導入することや、依存症の患者への対策を抜本的に強化することなどを政府に求める付帯決議が、自民・公明両党や日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
法案は14日の参議院本会議で可決されたあと、衆議院本会議で、改めて採決され、可決・成立する見通しです。
難波委員長「衆議院で十分に審議を」
参議院内閣委員会の難波委員長は、記者団に対し、「会期末が、あすに迫る中、与野党の筆頭理事が、法案の採決を行うことで合意したことを委員長として重く受け止めざるをえなかった。すべての会派が合意することがベストで、じくじたる思いはある。今回の結果を与党も重く受け止め、衆議院で十分に審議するようお願いしたい」と述べました。
自民「しっかり議論できた」
与党側の筆頭理事を務める、自民党の上月良祐参議院議員は、記者団に対し、「政府が、今後、実施法案を作る際の宿題を出すことができたし、しっかり議論もできた。全体的にかなり理解が深まり、充実した審議ができたと思う」と述べました。
法案の提出者で、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備を推進する、超党派の議員連盟の幹事長を務める、岩屋毅衆議院議員は、記者団に対し、「あらゆる角度から質問をいただき、充実した審議をして、採決をしていただいたことに大変感謝をしている。これを機に、ギャンブル依存症問題についても、しっかり対応する体制を作ることができると思う。これまでの審議を踏まえて、政府には、しっかりとした実施法案をつくってもらいたい」と述べました。
民進「採決応じざるをえなかった」
野党側の筆頭理事を務める、民進党の相原久美子参議院議員は、記者団に対し、「十分な審議をずっと求めてきたが、あすが閉会日という予定の中で、採決に応じざるをえなかったので、じくじたる思いがある。しっかりと衆議院で審議してもらいたい」と述べました。
共産党の井上参議院幹事長は、記者団に対し、「議論がまったく尽くされてないにもかかわらず、審議が打ち切られ、法案の修正案の議論もないまま、採決が行われたのは極めて遺憾だ。法案を廃案に追い込むため、民進党は、採決に応じるのではなく、徹底した審議を求めていくべきだった」と述べました。
また共産党の田村副委員長は、記者団に対し、「知らないところで修正協議が行われて修正案が出され、十分な審議も尽くさずに採決を強行され、非常に腹立たしい思いでいっぱいだ。衆議院に戻したところで、規則上、委員会審議は出来ず、本会議で、もう一回議決するというだけの話だ。なぜ、こんな乱暴なやり方で採決してしまうのか、大いに議論するところだ」と述べました。
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