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2016年11月21日 「ジャーナリスト同盟」通信
<米国の梯子外された晋三>
いろいろと話題豊富な時期ワシントンの主の外交政策の特徴は、ロシアや中国と対決したオバマ外交を否定、ないしは返上することになろう。大国との対決に狂奔したアメリカに利益は何もない。貧困というツケが回って、トランプが勝利を収めた。結果、アメリカを巻き込んでの中国との喧嘩に狂奔してきた安倍・自公外交は、完璧に挫折したことになる。アメリカにはしごを外され、拳を振り上げた安倍・自公外交・安保政策の破たんを、日本国民はどう始末をつけるのか。
<一人で喧嘩売るドンキホーテ>
安倍・日本会議が仕組んだ壮大なる中国封じ込め外交は、当事者のフィリピン政府が中国に接近するという荒業によって、完膚なきまで破たんしてしまった。
歴史認識から尖閣・南シナ海問題と中国敵視政策は、あたかもエスカレーションのように急上昇、軍事衝突さえも予想された。安倍・日本会議の描いた設計図通りの改憲軍拡路線が、音を立てて驀進した。
特定秘密保護法から、ついに集団的自衛権行使の「戦争法」まで、公明党と共に突き進んだ。これを止める新聞テレビはなかったし、野党の一部もこれに合流した。安倍は議会でも公然と改憲ラッパを吹いて、オバマのお尻を叩き続けた。
神風が吹いたものか、フィリピンの新政府が方針転換、頼みの綱のワシントンの新政権も軌道修正をすることになった。いま一人、安倍・自公政府が、大中国に拳を振るという、いうなればドンキホーテを演じている。
<莫大な金浪費>
安倍・自公外交は、中国対決のための金銭外交が突出した。中国包囲網のために周辺国にばらまいた資金は、ものすごい金額をはじき出している。
軽く1000兆円を超える世界最大の借金大国・日本である。国民生活は疲弊、貧困化は極端に進行している。数々のデータが証明している。
国家主義政権・中曽根内閣のバブル経済政策の大失政によって、経済大国の座を滑り落ちた日本である。比例して国粋主義政権・安倍内閣が借金政治を、隣国封じ込めのために支払ってきている。
心ある民衆は強く反発している。
<ツケは国民の血税>
安倍・自公借金外交のツケは、いうまでもなく日本国民・主権者の負担である。
こうした真実を報道すれば、最近のNHK世論調査で内閣支持率50%台の数字は出ない。間違ってもありえない。韓国の大統領の支持率5%はないにしても、10%台であろう。
はっきり言うと、売国奴政権であろう。
政治の目標は、弱者に光を当てることであるが、この3年有余、弱者・貧困層は拡大している。貧困は社会不安を増大させずにはおかない。
<APECで軌道修正>
ペルーのリマで開催されたAPEC会議で、安倍は運よく中国の習近平国家主席をつかまえて、10分間話し合いを行った。
「両国の関係改善で一致」と報道されている。
安倍ひとり中国に立ち向かうことなどできない。新聞テレビを動員して、国民をナショナリズムに洗脳しても、無駄なことである。
抗日戦争や朝鮮戦争のときの革命軍は、戦車も戦闘機を全く持っていなかった。それでも負けなかった。抗日戦を勝利するや、すかさず蒋介石軍を大陸から追い出してしまった。
朝鮮戦争は、日本軍を壊滅させた米軍を相手に戦って敗北どころか、事実上勝利した。
今の中国軍は、核兵器もミサイルもある。自衛隊とは違う。筆者は以前、自衛隊幹部から大学教授になった人に「なぜ自衛隊は米軍に頼るのか」と聞いたことがある。彼は「自衛隊は中国に勝てない。そのためですよ」と即答してくれた。
<ロシアには食い逃げされる!>
大バカ者という表現に驚く日本人はいないはずだが、正に大バカ者の安倍晋三は、ロシアのプーチンにおだてられて、ロシアへの経済支援に狂奔している。
来月には彼を地元に呼んで歓待するという。それもいいが、安倍の狙いは領土問題の解決である。4島返還はない、と断言してもいいだろう。アメリカのポチにプーチンが、お土産をくれるはずもない。
せいぜい食い逃げされる、のがオチである。日本が自立した平和国家にならない限り、4島返還はない。新聞テレビも真実を書く責任があろう。新聞テレビに騙されてはなるまい。
安倍外交の大挫折と大借金と国民の貧困化が、当面する深刻な事態である。健全な野党の結集と勇気ある自公打倒を呼びかけたい。
2016年11月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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