http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/306.html
Tweet |
日本という国をずいぶん安っぽくした安倍首相の面談
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1820
16年11月19日 永田町徒然草
昨日安倍首相がトランプ次期アメリカ大統領と面談した。わが国のマスコミでは大々的に報道された。例によって安倍首相のこの面談を称賛する報道がほとんどだったが、多くの国民は本当にそう思っているのだろうか。多くの国民は、外国の首脳との付き合い方を良く知っている。その国とわが国との関係を正しく反映した礼節あるものでなければならないと考えるのが大勢であった。
どんな国とも礼節を重んじ失礼があってはならないが、媚び諂(へつら)うことは伝統的に嫌悪感をもっていた。今回のトランプ氏との面談そのものに、懐疑的な人も多かったと私は思う。トランプ氏の大統領選勝利は、安倍首相にとって想定外だったのであろう。だからと言って、あたふたする必要はない。相手の出方を待って、じっくりと付き合えばよい。そう考えていた国民が多かったのではないか。
だから私は永田町徒然草No,1876で、「日本という国にもっと自信をもって、泰然自若として、わが国と国民の本当の利益を考えていく必要がある」と述べたのだ。ところが安倍首相の今回の面談は、私の考えと真逆である。手土産に金のドライバーを持って、世界で一番最初に外国首脳として会った、1時間半も話すことができたと喜んでいる。日本という国を安っぽくしたと考えた人も多いのではないか。私はその筆頭である。
「トランプ次期アメリカ大統領と信頼関係を築けると確信した」と安倍首相は述べた。たった1時間半の面談で、トランプ次期アメリカ大統領が信頼できる人物かどうか見定めるとは、実に豪儀なことである。トランプ氏がこれまで述べたことは、アメリカやわが国が大切にしてきた価値観と明らかに異なっている。それはいろいろな分野にわたる。それら一つひとつでタフなネゴシエーション(交渉)をやってみた結果、初めて言えることではないのか。
安倍首相にそんなネゴシエーションをする気は毛頭ないのであろう。またそんなタフなネゴシエーションをする価値観を持っていない。私が想像するに、安倍首相はトランプ氏やそのスタッフが言うことを呑まざるを得ないし、また全部呑もうと考えているのだろう。そうすれば、アメリカとの関係は上手く行く。しかし、それによってわが国と国民の利益が損なわれることは間違いない。
今回のアメリカ大統領選は、アメリカという国に大きな問題があることを明らかにしてくれた。同じような問題は、アメリカだけではなく世界中のあるのだ。もちろんわが国にもある。アメリカが変わるように日本も変わらなければならないのだ。世界はアメリカだけを中心に回っているのではないのだ。「日米同盟絶対主義の呪縛から離れ、一段高い処から世界を見詰め直さなければならない時が来たのだ」と私は思っている。トランプショックは、実はちょうどよいチャンスなのだ。
それでは、また。
泰然自若として、わが国と国民の本当の利益を守ることを考えよ。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1818
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK216掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。