http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/212.html
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トランプ氏と安倍首相の初会談、準備段階で混乱 詳細決まらず
[ワシントン 16日 ロイター] - 17日に予定されているトランプ次期米大統領と安倍晋三首相の会談をめぐり、日本政府の関係者らは前日になっても会談の時間とニューヨークでの会場、両氏以外の出席者が確定していないことを明らかにした。
トランプ氏にとって外国首脳との直接会談は初めて。
日米の政府関係者が16日明らかにしたところによると、米国務省は会談の準備に関与していない。一人の日本政府関係者は、「多くの混乱」が生じていると語った。
トランプ氏と安倍首相の会談は先週決まったばかりだが、トランプ氏や顧問らはここ数日間、ニューヨークのトランプタワーで新政権の人事のための会議に追われている。
米国で行われる首脳級の会談は通常、議題や会場といった細部が余裕を持って準備されるため、今回は異例。
米国務省のカービー報道官は、政権移行に向けた協議や外国首脳との会談についてトランプ氏の政権移行チームが同省に情報提供を求めてきたということは承知していないと述べた。
トランプ氏の側近はこれまで取材の要請に応じていない。
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チーム内部で、内紛や人事をめぐる混乱ぶりが伝えられている。日本政府関係者はロイターの取材に対し、17日に予定されているトランプ氏と安倍首相の会談はいつ、どこで、両氏以外の誰が出席するのかも分からない状態だと述べた。
http://jp.reuters.com/article/trump-abe-ny-idJPKBN13C03Z
トランプ氏、政権移行に混乱ないと主張 「海外首脳と連絡可能」
[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ次期米大統領は16日、政権移行チーム内で混乱が生じているとの報道を否定した。米紙ニューヨーク・タイムズが外国の首脳はトランプ氏と連絡が取れないと報じたことを受けて、同氏はツイッターで「ロシア、英国、中国、サウジアラビア、日本など多くの指導者から電話を受けた」と反論。
「オーストラリア、ニュージーランド、まだほかにもある。外国の首脳はいつでもわたしに連絡できる」と指摘した。
ニューヨーク・タイムズは15日、米国の同盟国は「トランプ氏と連絡する時間も方法も分からずあわてている」と指摘し、とりあえず同氏が所有するニューヨークのトランプタワーに電話していると報じた。
トランプ氏は「政権移行に関するニューヨーク・タイムズの記事は完全に間違いだ。非常に円滑に進んでいる。多くの外国の要人と話もした」と主張した。記事のどの部分が間違っているかは明らかにしなかった。
トランプ氏が当選後に最初に話した要人は、9日夜に電話したエジプトのシシ大統領とみられる。トランプ氏は「選挙の勝利を祝う最初の国際電話だ」と述べたという。
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-idJPKBN13C017
コラム:トランプ政権で働く「大義」はあるか
11月14日、トランプ新政権に参加する候補者として実績ある有能な人物の名前が少しずつ漏れ聞こえており、2015年6月に大統領選に出馬して以来、元リアリティ番組スターであるトランプ氏に欠けていた真剣さが、うわべだけでも伝わってくる。
Rob Cox
[ニューヨーク 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 私は独身時代、ナオミ・キャンベルとの結婚について考えたことがある。このスーパーモデルとの結婚願望が、もし信憑性のある話として広まっていたら、私の独身男性としての資質は相当なものとなっていただろう。
ドナルド・トランプ氏の政権移行チームについても同じことが言える。
トランプ新政権に参加する候補者として実績ある有能な人物の名前が少しずつ漏れ聞こえており、2015年6月にメキシコ人を強姦魔呼ばわりして大統領選に出馬して以来、元リアリティ番組スターであるトランプ氏に欠けていた真剣さが、うわべだけでも伝わってくる。
政権入りが取り沙汰される人物のうち、企業経営者として最も著名なのは、財務長官候補と目されるJPモルガン(JPM.N)のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)である。
ダイモン氏や同様の立場にある人物の就任には、銀行業界のライバルたちから異論が出るだろうし、トランプ氏に投票することで既得権層に反乱を起こしていると考えた彼の支持者たちも賛同しないだろう。
しかし、こうした官民で豊富な経験を持つ実力者がいれば、政権移行チームが切実に必要としているプロフェッショナリズムを得るだろう。もっとも、偏見と暴力的な言動に彩られた選挙運動を進めてきた政治家のために、自身の個人的ブランドを貸し与えようとする人がいるかどうかは分からないが。
──関連記事:トランプ次期政権、主要ポストの候補者たち
だが、ダイモン氏をはじめ、官民部門、国防や情報コミュニティに所属する適格な人物にとって、その発想がいかにおぞましいものに思えようと、自分たちの国、いや世界全体を支えていくには、彼らが自尊心を抑え、鼻をつまみながらトランプ政権に参加するしかないのだ。
トランプ氏は、その規模は未公表であるものの個人的な資産を築き上げ、熟練の政治屋であるヒラリー・クリントン氏を打ち負かした。だが、これまで大統領執務室を占領し、世界の基軸通貨であるドルと米核兵器の解除コードを手にした歴代の大統領のなかでも、このニューヨークの不動産デベロッパーは圧倒的に経験が乏しい人物である。
こうなると、世界屈指の才能を集めて、トランプ氏が米国官僚機構を運営し、政策の細部を詰める手伝いをすることが歴史的な急務となる。好奇心が欠落したトランプ氏は、そういう意欲も能力も示しておらず、実績も伴わないからだ。
この情けない現実を前提とすると、米国経済の没落を防ぐ最大のチャンスは、ビジネス界での成功が実証されている民間企業式のアプローチをトランプ氏が採用することにあるのかもしれない。つまり、トランプ氏は取締役会長のように振る舞い、トランプ・オーガ二ゼーションにおいてホテル経営のプロや建設事業者に対してやっていたのと同じように、過去に例がないほど政権幹部に権限を委譲するのである。
別の可能性は先が読めない。つまり、二流の雇われ屋、白人至上主義の右翼過激主義者や選挙期間中からの取り巻きを集めた中央集権色の強いトランプ政権では、計り知れないほどの地政学リスク、そして金融リスクを生むことになるだろう。
こうした不幸な顔ぶれでは、下院と上院の主導権を同じ共和党が握っているとはいえ、選挙期間中にトランプ氏が示したアイデアのうち、いくつかの比較的まともなものでさえ、議会と協力して立法化することが困難になるだろう。
クリントン候補に投票した米国民の過半数は賛成しないだろうが、トランプ氏は13日、大統領首席補佐官として共和党全国委員会のプリーバス委員長を指名したことにより、優れた人材を集めるには妥協する必要があるという理解を示している。
ゴールドマンサックス(GS.N)のパートナーを経て、ニュースメディアに見せかけたプロパガンダ・サイト「ブライトバート・ニュース」を立ち上げたスティーブン・バノン氏よりもプリバス氏を優先させたことになる。
これは中道派にとってちょっとした勝利だ。首席戦略官・上級顧問となるバノン氏は、全米ライフル協会のウェイン・ラピエール氏などのロビイストたちを「リンカーン・ベッドルーム」に宿泊させることはできるだろうが、大統領執務室へのアクセスを管理し、数百名ものスタッフを監督するのはプリーバス氏だ。
またプリーバス氏は、統治に関してトランプ「会長」のもとで共同CEOの役割を担うと思われる2人の政治家、すなわち同じくウィスコンシン州出身のポール・ライアン下院議長、マイク・ペンス副大統領、さらには民間企業でいえば副会長に当たるミッチ・マコネル上院院内総務とも強い人脈がある。
大統領への意志決定の集約と閣僚の権限縮小という点で、オバマ大統領やジョージ・W・ブッシュ前大統領の先例にならうかどうか、トランプ氏はまだ決めていないようだ。だが、プリーバス氏をバノン氏より優先したところを見ると、次期大統領は、税制、移民、インフラ整備といったさまざまな公約を現実の政策として結実させるには、議会との強い絆が必要になることを分かっているようだ。
だが、次の一手はもっと難しい。財務長官、国務長官、国防長官などについては、現在さらに印象的な名前が取り沙汰されているが、プリ―バス氏が入閣したことは、こうした面々を集めるうえで助けになるだろう。しかしそうした優秀な人々が、最高司令官たる大統領の気まぐれに振り回されないという保証はない。また彼らは、すでに二流の人材がひしめき合っている船に乗り込みたいとは思わないだろう。
実際、主要閣僚の指名作業は、印象的で驚きを伴うものでなければならなないだろう。すると、冷笑的なリアリティ番組の出演者となるためにアラスカ州知事を辞任したサラ・ペイリン氏の内務長官、「9.11」同時多発攻撃に対処したニューヨーク市長としての名声を捨てて選挙運動用の毒舌家に成り下がったルディ・ジュリアーニ氏の司法長官、エジプトのピラミッドは王墓ではなく穀物倉として建設されたと主張する神経外科医ベン・カーソン氏の保健社会福祉長官といった人事は差し控えることになる。
トランプ氏の当選に対する彼らの献身に報いるには、それぞれロシア、バチカン、エジプトの大使に任命する方が良さそうだ。
信頼に足る経歴を持ちつつ、それにもかかわらず選挙期間中にトランプ氏が示してきた破壊的で異例の発想を支持してくれるような閣僚候補を集めれば、トランプ氏は、米国史上最も幼稚で自制心のない大統領であるという評価を乗り越える力を示すことになる。
そして、強く求められている倫理的・経験的なチェック・アンド・バランス機能を政権に多少なりとも盛り込むことができれば、「米国を偉大に」する道を、ある程度前進することにもなるだろう。
*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。(翻訳:エァクレーレン)
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-breakingviews-idJPKBN13C02Z
情報BOX:トランプ次期政権、主要ポストの候補者たち
[16日 ロイター] - ドナルド・トランプ次期米大統領は、1月20日の大統領就任までに閣僚と他の主要幹部の指名を終えなければならず、候補者の検討を進めている。
16日には、大統領選で共和党候補指名を争ったテッド・クルーズ上院議員が司法長官候補に浮上。トランプ氏はこれまでに2つのポストを決めており、プリーバス共和党全国委員長を大統領首席補佐官に、選挙戦で最高責任者を務めたスティーブン・バノン氏を首席戦略官・上級顧問に起用すると明らかにしている。
主要な閣僚ポストの候補者は以下の通り。
●財務長官
*スティーブ・ムニューチン(元ゴールドマン・サックス(GS.N)幹部)
*ジェブ・ヘンサーリング(テキサス州選出下院議員)
*ジェイミー・ダイモン(JPモルガン・チェース(JPM.N)CEO)
*トム・バラック(コロニー・キャピタル(CLNY.N)創業者)
●国務長官
*ルディ・ジュリアーニ(元ニューヨーク市長)
*ニッキー・ヘイリー(サウスカロライナ州知事)
*ジョン・ボルトン(元国連大使)
*ボブ・コーカー(テネシー州選出上院議員)
*ニュート・ギングリッチ(元下院議長)
*ザルメイ・ハリルザド(元駐イラク米大使)
●国防長官
*ジェフ・セッションズ(アラバマ州選出上院議員)
*トム・コットン(アーカンソー州選出上院議員)
*マイケル・フリン元国防情報局長官
*ジョン・カイル(元アリゾナ州選出上院議員)
*ダンカン・ハンター(カリフォルニア州選出下院議員)
*ジム・タレント(元ミズーリ州選出上院議員)
*ケリー・アヨッテ(ニューハンプシャー州選出上院議員)
●司法長官
*ルディ・ジュリアーニ
*テッド・クルーズ(テキサス州選出上院議員)
*ジェフ・セッションズ
*クリス・カバ(カンザス州務長官)
*パム・ボンディ(フロリダ州司法長官)
*トレイ・ゴウディ(サウスカロライナ州選出下院議員)
*クリス・クリスティー(ニュージャージー州知事)
*ヘンリー・マクマスター(サウスカロライナ州副知事)
●国土安全保障長官
*マイケル・マコール(米下院国土安全保障委員会委員長)
*デービッド・クラーク(ウィスコンシン州ミルウォーキー郡保安官)
*ジョー・アーパイオ(アリゾナ州マリコバ郡保安官)
●商務長官
*ウィルバー・ロス(富豪投資家)
*リンダ・マクマホン(プロレス団体WWEの元CEO)
●国家情報長官
*ロナルド・バージェス(元陸軍中将、元国防情報局長)
*ロバート・カルディロ(国家地球空間情報局長)
*ピート・フークストラ(元ミシガン州選出下院議員)
●中央情報局(CIA)長官
*マイケル・フリン
*ピート・フークストラ
●国家安全保障担当顧問
*マイケル・フリン
*スティーブン・ハドリー(元国家安全保障担当大統領補佐官)
●国連大使
*ケリー・アヨッテ
*リチャード・グレネル(元米国連代表部報道官)
*ピーター・キング(ニューヨーク州選出下院議員)
●米通商代表部(USTR)代表
*ダン・ディミッコ(米鉄鋼大手ニューコア(NUE.N)元CEO)
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