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わが国の総理大臣、安倍晋三。
トランプに負けない高支持率の安倍政権 国の根幹を壊しつづけてどうするのか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161117-00003751-besttimes-pol
BEST TIMES 11/17(木) 7:00配信
11月14日に発表されたNHKの世論調査によると、安倍内閣を「支持する」人は、先月の調査より5ポイント上がって55%。「支持しない」人は、7ポイント下がって26%だった。
支持する理由は、「他の内閣より良さそうだから」48%、「実行力があるから」18%、「支持する政党の内閣だから」13%。支持しない理由は、「政策に期待が持てないから」42%、「人柄が信頼できないから」19%、「支持する政党の内閣でないから」17%。
依然として安倍政権は高支持率を維持しているといえる。
なのに、下記の安倍政権の各政策の反対率の高さも顕著だ。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を今国会で承認することへの賛否では、「賛成」18%、「反対」24%、「どちらともいえない」48%。
賃金が下がった場合に年金支給額も引き下げることなどを盛り込んだ年金制度改革関連法案への賛否では、「賛成」10%、「反対」49%、「どちらともいえない」33%。
南スーダンに派遣する自衛隊、「駆けつけ警護」などの新たな任務を付与する方針ついての賛否では、「賛成」18%、「反対」42%、「どちらともいえない」32%。
自民党が党総裁の任期を現在の「1期3年、連続2期まで」から「3期9年」に延長することへの賛否では、「賛成」27%、「反対」31%、「どちらともいえない」35%。
さらに、
米国大統領選挙でトランプ氏が新大統領に選ばれたことに関連して、「トランプ氏で今後の日米関係が全体として今よりも良くなると思うか」では「良くなる」5%、「悪くなる」37%、「変わらない」が35%。
安倍政権に対する支持率は高いのに、安倍政権の政策には高い反対率。
これをどう理解したらいいのだろうか?
国民の多くが言います。
「民主党政権の時代よりはマシだ」と。
民主党政権はもちろんダメだったが、ほんとに安倍政権はそれよりマシなのか?
新刊『安倍でもわかる政治思想入門』を上梓した作家・適菜収氏は民主党政権時代と安倍政権時代では決定的な最大の違いがあるという。それはなにか?
以下、適菜氏が語る「大衆社会の徒花」論とは。
大衆社会の徒花
安倍は言う。
「世界の歴史を振り返っても、一国のリーダーが判断を誤ったために国が
滅びたことは何度もある」(『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』)
そのとおりである。リーダーの責任は重い。
民主党から自民党に変わり、少しはマシな世の中になるかと思っていた
ら、民主党よりタチの悪い売国活動を始めたのが安倍政権だった。憲法の
恣意的な解釈、デフレ下の増税、TPP、移民政策、農協や家族制度の解
体……。河野談話、村山談話を踏襲し、決着済みの日韓合意を蒸し返し、
アメリカの要望どおりに国の形を変えていく。要するに、「戦後レジーム」
の固定化だ。
民主党政権時代と安倍政権時代の最大の違いは、メディアがきちんと機
能していたかどうかである。
都合のいいメディアとは食事会。
都合の悪いメディアには嫌がらせ。
飴と鞭というより、安倍と無知。
普通だったら一〇回くらい政権がひっくり返っていないとおかしいが、
今はメディアが腐っているので危ない。
現在、安倍政権を支持しているのは、利権がある連中か、単なる反左翼
の思考停止した連中(保守系論壇誌に多い)か、新自由主義を保守と勘違いし
ているバカか、改革幻想に踊らされた花畑だろう。戦後の幻想の平和に酔
っていた「戦後民主主義者」と安倍支持者は同類である。幻想のリアルポ
リティクス(実態は売国)に酔っているだけで、平和ボケであることに変わ
りはない。
いつの時代でもそうだが、バカは敵を間違えて取り返しがつかないこと
になる。今、保守および真っ当な日本人が戦わなければならないのは、民
進党でも共産党でも朝日新聞でも日教組でもない。国の根幹を破壊し続け
る安倍政権である。
現在、わが国を蝕んでいるのは悪性のニヒリズムだ。
「安倍さんは大きな目的のために戦っているんだ」
「大義のためには妥協も仕方がない」
「政治家がウソをつくのは当たり前」
本書でも述べてきたように、病はまず「言葉の扱い」に表れる。
外傷は一瞬で気づくが、胃ガンなどの内部の病気は末期まで気づかない
ことがある。外敵の脅威は猿でもわかるが、内患の問題は見逃されがちだ。
二〇一六年八月八日に天皇陛下が「お気持ち」を表明された件に関し、
官邸は不満を持ち、宮内庁長官の首をすげ替え、次長の人事も掌握した。
不敬の一言である。
二〇一六年九月二六日、国会で安倍は「(自衛隊員らに)心から敬意を表そ
うでありませんか」と呼び掛け、自民党議員は示し合わせたかのように、
ほぼ総立ちで拍手を送ったという。議論の場でこうした行為が発生するの
は極めて異例。どこかで見た光景だと思ったら、北朝鮮だった。
二〇一六年一〇月二六日、自民党の「党・政治制度改革実行本部」は、
党則で連続「二期六年まで」と制限する総裁任期について「三期九年」に
引き伸ばすことを決めた。
われわれ日本人は正気を取り戻すべきである。
本書では、安倍という一個人を社会の拡大鏡として利用した。
残念ながら、これが今の日本の現実だ。
適菜 収
(※話題の新刊『安倍でもわかる政治思想入門』本文一部抜粋)
著者略歴
適菜 収(てきな・おさむ)
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。ニーチェの代表作『アンチ・クリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC層の研究』、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(以上、講談社)、『死ぬ前に後悔しない読書術』(KKベストセラーズ)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)など著書多数。安倍晋三の正体を暴いた渾身の最新刊『安倍でもわかる政治思想入門』(KKベストセラーズ)が11月16日に全国書店、Amazonで発売。
写真:アフロ
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