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鶴保大臣がクビにならない裏に差別の蔓延 二極化・格差社会の真相
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193906
2016年11月15日 斎藤貴男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
交通違反の常習犯(C)日刊ゲンダイ
トランプ氏が米国の大統領になった。米国の意思には絶えず従順な日本の社会やメディアも、グローバル巨大資本の害毒からの脱却を一応はうたった彼にはなかなか厳しい。
特にレイシストとしてのトランプ氏は許されてはならない。この点を懸念する報道が目立つのは大いに結構だが、とすればなおさら、私たちはしっかり足元も見つめよう。鶴保庸介沖縄担当相は8日の参院内閣委員会で、高江のヘリパッド建設に反対する住民らに大阪府警の機動隊員が発した「土人」の罵声を、「差別と断じることは到底できない」と吐いてのけた。
日本にはかつて1903年、大阪の「内国勧業博覧会」で、沖縄県民や朝鮮人、台湾先住民らを“7種の土人”と呼んで見せ物にした、万死に値する汚点がある。「人類館事件」という。菅義偉官房長官をはじめ、日頃は露骨な差別意識を隠さない閣僚や警察庁長官も、「土人」の表現だけには不快感を示した背景のひとつとされる。それを――。
鶴保という男は、政治家どころか、社会人としての資格も、最低限度の嗜みさえも欠いている。例によって常習犯だ。
仮にも大臣の立場で再三、「沖縄の振興策と基地問題は確実にリンクしている」と繰り返す。つまりはチンピラの脅迫だ。9月には政府と県が争う米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の移設計画をめぐる違法確認訴訟について、「早く片付けてほしいということに尽きる」とまで吐き捨てた。
ついでに書くと、現職への就任早々、「週刊ポスト」や「週刊新潮」に、デキ婚した先妻への凄まじい仕打ちが暴露されている。高速道路の制限速度を40キロ以上もオーバーした道路交通法違反容疑で書類送検され、30日間の免許停止になった事実も報じられた。こんな男が、それでも大臣でございと威張り散らしていられる時代は異常だ。
鶴保氏が“号泣男”野々村竜太郎元兵庫県議や、“ゲス不倫”宮崎謙介元衆院議員らのようには叩かれない理由は明白だろう。米国も最低だが、日本も最低である。安倍政権は鶴保氏も、TPPに絡んで失言や暴言を重ねる山本有二農相も擁護した。直ちに馘首されて当然の連中をかばうのは、彼らが国政よりも何よりも他人を見下すことによろこびを感じる、誰かを差別していないと生きていけない精神構造の持ち主だから、以上でも以下でもないのではあるまいか。
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