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トランプ大統領にスリ寄る 安倍政権の右往左往と無定見(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/777.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 11 日 19:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

  


トランプ大統領にスリ寄る 安倍政権の右往左往と無定見
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193686
2016年11月11日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   トランプに「4番めの電話」で日本政府は大喜び(C)AP


「揺るぎない同盟」のお粗末な実態が露呈した。トランプ次期大統領という想定外の成り行きに日本政府は右往左往している。

 岸田外相は10日の派閥会合で、「政府、外務省として、誰でも通る可能性はあるとの想定で、今年の早いうちから両陣営への接触をはじめ準備を続けてきた」と強弁。「だから早々に安倍首相とトランプ氏の電話会談を実現できた。全世界で4番目(の早さ)だ」と胸を張ってみせたが、よく言う。トランプ大統領の可能性なんて想定もしていなかったから、安倍首相が今年9月に訪米した際も、大統領選の最中にもかかわらず、クリントン氏とだけ会談、トランプはスルーしていたのだ。

「トランプ氏が勝つなんて考えてもみなかったので、『次期大統領はクリントン氏で間違いない』という情報を上げていたのは確かです。米国のメディアやシンクタンクも、みんなクリントン優位と分析していたのだから仕方ない。選挙戦終盤になってもトランプ氏の勢いが止まらないのを見た総理は、うちの幹部に『どうなってるんだ!』と怒鳴り散らしたそうですが、最後はクリントン氏が勝つと説明してきました」(外務省関係者)

 日本外交の情報収集能力は、大戦末期に日ソ不可侵が破られることを予測できなかった時代から何も変わっていないのかもしれない。

■ポチ外交は電光石火の素早さ

 トランプ勝利が見えてきた9日午後、安倍は慌てて外交担当の河井首相補佐官を官邸に呼び、すぐに訪米するよう指示。トランプの関係者と「徹底的に、徹底的に会ってきてほしい」と繰り返したというが、それくらいパイプがない。電話会談のセッティングも、ひと苦労だったという。前出の関係者が言う。

「トランプ陣営では誰が何を担当しているのかサッパリ分からない。トランプ氏の当選が確実になった瞬間から、駐米大使らが旧知の上院議員やトランプ氏の娘婿など片っ端からツテをたどって早期の電話会談を打診。

 会談時間の候補もいくつも挙げて頼み込み、なんとか10日朝、トランプタワーの事務所で電話を受けてもらえることになったのです」

 安倍は電話会談の冒頭から、「トランプ次期大統領の類いまれなリーダーシップにより、米国がより一層偉大な国になることを確信する」などとオベンチャラを並べ、「日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安定を下支えする不可欠な存在」と強調。その上で「近いうちに会いたい」と持ちかけて、17日にニューヨークで会談する日程を取り付けたという。電光石火のポチぶりには、「まるでご用聞き」と、元外交官の天木直人氏が呆れてこう言う。

「大統領選挙からわずか1週間という早さで次期大統領詣でとは、極めて異例です。トランプ氏に決まった途端、朝貢外交よろしく飛んでいく。今はまだオバマ政権なのに、露骨に次期大統領にスリ寄る日本政府の姿を見れば、オバマ大統領や民主党政権は面白くないでしょう。外交儀礼として、あまりに失礼です。強固な日米同盟と言うのなら、まずはオバマ大統領と会って、TPPをどうするかという話でもするのが先じゃないですか。日本のメディアも“どうやって関係を構築するか”ばかり報じていますが、戦略なき対米追従だけが外交ではないはずです」


  
   まだ大統領なのに…(C)AP


手放しで褒め称え、すがりついているのは日本だけ

 ペルーで19日から開かれるAPECに出席する前にニューヨークに寄り、トランプと会談する予定だが、そのAPECにはオバマ大統領も来る。どんな顔して会うつもりなのか。

「去りゆく大統領に義理立てしてもしょうがない、トランプ氏のご機嫌を取っておいた方が得策だと考えたのでしょう。9月の訪米時には無視しておいて、大統領就任が決まったら、もみ手でスリ寄るなんて、失笑ものの無定見ですが、いかにも安倍首相らしい。相手の懐に飛び込んで、取り込むつもりかもしれませんが、媚びへつらうしか能がないのでは、してやられるだけです」(政治学者・五十嵐仁氏)

 当初は、このAPECに合わせてロシアのプーチン大統領と会談し、12月15日の「本番」前の下交渉を行うことが目玉のはずだったが、トランプ旋風ですっかりかすんでしまった。今やトランプとの関係構築が日本政府の最優先になっている。

 選挙期間中、過激な発言を繰り返してきたトランプは、在日米軍の撤退や日米安保条約の見直しにも言及した。トランプの出方によっては、日米同盟の根幹が揺らぎかねないという懸念が政府内にあるのは分かる。それにしても、前のめりになり過ぎじゃないか。

「各国の首脳は抑制的なメッセージを発表しています。フィリピンのドゥテルテ大統領だって、『もう口論したくない』としながら、『米国次第だ』と牽制していて、相手がどう出るかを見極めようとしている。暴言王のトランプ氏を手放しで褒め称え、『日米関係の強固な絆を』とすがっているのは日本の総理だけですよ。場合によっては沖縄の基地問題を解決できるチャンスかもしれないのに、旧態依然とした米国隷従から脱却する気がないのです」(天木直人氏=前出)

■各国首脳は抑制的なメッセージ

 トランプ勝利に際し、英国のテリーザ・メイ首相は「英国と米国は、自由と民主主義、進取の気性という価値観に基づいた持続的で特別な関係を築いている。この関係に基づき、向こう数年間にわたって両国の安全保障と繁栄を確保するために協働していく」とコメント。ドイツのメルケル首相の言葉も、「ドイツと米国は民主主義、自由、法の支配の尊重、そして、出自や肌の色、宗教、性別、性的指向、政治的信条に左右されない人間としての尊厳という価値観を共有している」というものだった。要するに、トランプの暴言や排他主義政策にクギを刺しているのだ。フランスのオランド大統領にいたっては、トランプ勝利で「不確実性の時代が幕を開けた」と危惧をあらわにし、欧州各国に「団結」を呼びかけた。

 それらに比べ、「トランプ次期大統領と緊密に協力し、日米同盟の絆を一層強固にする」「類いまれなる能力により、ビジネスで大きな成功を収められ、米国経済に多大な貢献をされただけでなく、強いリーダーとして米国を導こうとされている」という安倍の祝辞は、いかにも相手におもねったものだ。

 トランプ大統領誕生に「世界秩序が崩壊する」「未知との遭遇だ」と青ざめ、その一方で、過剰なゴマすりに走る。このいびつな関係が日米同盟の本質を表している。

「周章狼狽しているのは、ワシントンの一部しか見ていない日本の政治家や外務省にとって、枠からはみ出た不動産王のナショナリストという大統領の誕生は青天の霹靂だったからです。これまでは共和党のネオコンや、クリントン氏の背後にいる軍産複合体の意向をくんでいればよかった。自称米国通の外交評論家やシンクタンクもそうです。米国一辺倒で、日米同盟至上主義。ジャパンハンドラーの意のままに動くことが利権にもなり、甘い汁を吸ってきた。彼らが言う『秩序の崩壊』とは、トランプ氏の登場で自分たちの利権が脅かされるという危機感でしかありません。それで狼狽し、どうにかして既得権益を守ろうと次期大統領にスリ寄っているだけです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 暴言王のトランプも大統領になれば現実路線にシフトするという見方もある。ただし、「米国第一主義」の旗は降ろさないだろう。それが彼の生命線だからだ。そのトランプに隷従すれば、日本はますますむしり取られる一方になる。

 この国にとっての悪夢は、トランプ大統領の誕生ではない。米国追従しかできない政治の無能こそが最大のリスクだ。



          


 

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コメント
 
1. 2016年11月11日 19:18:24 : vTYEtTd4cc : iFsRUROyKqQ[215]
すり寄るというよりもトランプ氏を説得してTPPを承認させるといってます。
一体何様のつもりでしょうか?
日本人として本当に恥ずかしいからこいつを日本から出すな。

2. 2016年11月11日 19:51:44 : nQBWzBO916 : QPZOJBi9F@k[1]
アメリカ相手にどんな手土産を持って行くのだろう?
これまでとは桁違いになる。
豊洲をトランプカジノにしたら?

3. 2016年11月11日 20:52:43 : 2bcbta83wE : M3BRPfA60@A[1]
TPP締結で保護主義を打倒しようとトランプに言いに行くらしい
トランプは超保護主義です
安倍壺三君終わりです
近々火葬場かな

4. 佐助[3995] jbKPlQ 2016年11月11日 21:32:47 : EPbzpPtFcg : JZu5dAhutnk[134]
右往左往しても,この不動産王はしたたかですよ

米国不動産パニックを体験したトランブ新大統領は,経済無知無理の安倍総理は相手にするソブリを見せるだけになる。

第一の真犯人
米国不動産パニックが世界の信用を崩壊させた第一真犯人は、リスクを分散するため、世界の金融システム中にビールス菌をまき散らしたローン信託やローン債券である。

第二の真犯人は、金利だけ払えば差し押さえを遅延させ、個人とローン会社と銀行・証券の倒産を回避しようと努力して、ビールス菌の潜伏期間と伝播力を誤診し、米国の不動産ローンパニックについては、その一割の低所得者用サブプライムローンだけに限定され波及しないと錯覚した、国家の指導者とマスコミとエコノミストたちである。

そして不動産暴落が株暴落に先行することが多いのは、この「不動産危機の遅延法則」のセイである。

第三の真犯人は、不動産や株の暴落による損失を補填しない国家である。

米国の低所得者用サブプライムローンを、第二次世界信用パニックの傷口にした真犯人は、リスクを避けるために世界の信用システムにバラまかれたビールス菌と、そのビールス菌の長い潜伏期間に気づかず、損失補填を強権して治癒しなかった国家である。

国家が真犯人なら、ヒラリーは1万円札の印刷を安倍政府が差し上げた造幣局の印刷機で無制限に印刷して、戦争(殺人)を遂行したとしても罪に問われないというのが、今日の地球の仕組みである。

そこで、トランプ新大統領は,これまでの高額所得者の損失補填の三分の一以下しかない低所得者ローンの債券約一兆ドルを、全額チャラにする特効薬を処方してはどうか?!この処方薬ならば一瞬だが、地球に天使の歌声が響き、天地を花園になり、信用パニックは氷結するはずです。

第一次世界信用恐慌が1929年末に発生した謎を、経済学者は誰一人として解明していない。世界のエコノミストの学習効果は「国益と企業と農業を守ため、関税障壁を高くし、自由貿易を否定したのが発生の原因」に集約されている。

だからこそ、日本や世界のエコノミストたちは、自国の中小企業や農業が壊滅的打撃を受けても、貿易自由化には絶対に反対しない。


そして
1929年の第一次世界信用パニックの震源地となった米国を観察すると米国商品の優位性が原因である。しかし、このことを米国の国家と産業・企業の指導者は認識していなかった。だから、40%もの高関税障壁に固執した。固執して、欧州からの投資と自国農業を保護した。当然、他国は高い関税で報復した。にもかかわらず、米国商品は高関税障壁を乗り越えて輸出を延ばした。この米国商品の優位性を指摘している歴史家は米国でも皆無だ。

その理由は、1929年から四年間の株価十分の一、工業生産半減の激烈な経済現象の縮小にとらわれているためだ。

これをトランプ氏が知っているのに,私は驚いた。TPPを拒絶した一つの理由である。トランプショック彼ならニクソンショックが解決したように,まさに経済鎖国と輸出を操り,産業革命で脱出すると信じた理由である。


5. 2016年11月11日 21:33:09 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[178]
警察署に行って警官にいっしょに空き巣しませんかと言うようなもんか。

6. 2016年11月11日 22:01:33 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[874]
きっこ氏
「発癌性が高く日本国内では使用禁止の防カビ剤「OPP」が、米国から輸入される果物にだけはタップリと振りかけても良いことになっている。これこそが米国奴隷の自民党政権による「日本国民無視の米国追従政治の実体」だ。さっそくトランプのケツの穴を舐めに行く安倍晋三を見れば分かるだろう。」
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/797060067094712320

自民党政権というより、自公政権+小役人だね。


7. 安倍を辞めさせる会[451] iMCUe4LwjquC34KzgrmC6Ynv 2016年11月12日 14:22:09 : FAt0kYWxVo : ylcjRTfmBXc[411]
揉み手でなんとかTPPを再検討してもらえないでしょうかというのがおち。トランプは安倍の人物評価をして今後の交渉に役立てるはずだ。

8. 2016年11月13日 17:58:21 : Szw5T4twqU : tMYIXtEuBoE[58]
ほとんどの有識者というか評論家はいまだにトランプの悪口を言っている。日本に何人のアメリカ人が住んでいるか、ほとんどは日本語が出来、公然とスパイ活動もしているだろう。そんな世論(マスコミ論調が世論をつくる)を抱えたままアメリカに行って知らんかをして(世論の動向を)しれっとトランプにあったらお前はあほかと言われるのが落ち、飯を食ったらすぐ帰れ、いらぬお節介はするな、となるだろう。それより米軍駐留経費全額負担を持って出直してこい、アメリカは関税をかけるが日本は関税を撤廃せよ、と言われるのが落ち。そこですぐさまそのように致しますと答えて、日本に帰りトランプさんとの約束です、自民党は三分の二をもっており国民の過半数が支持して下さっている責任政党です。約束は守ります。みなさんしばらくの辛抱です、痛みに耐えて下さい、安倍はそういうのだろう。シリアもイラクもアフガンも米軍は撤退するから代わりに行ってくれと言われて了解ですと答えるのだろう。日米同盟が大事です、国民のみなさん痛みに耐えて下さい。

9. 2016年11月28日 14:03:14 : ofxvS6S8tI : mW7MEfL3FLA[3]
安倍政権がすりよるって?むしろあっちの方がすりよるべき立場なんですが。
トランプ氏は頭いいから、表向きは威勢のいいこと言ってても、裏では日本に対して丁重に頭下げてるかもよ。
アメポチの時代は既に終わってるからこそ、在日米軍への全額負担を拒否ったんじゃないのか。
トランプ氏が許可して日本が核を持つなら、米軍の存在は無意味になるはずだが、
安倍さんは敢えて「核武装はしない」と明言して、駐留させてあげてるわけだね。
日本を守るとかは二の次で、地政学的にも、その他諸々メリットが大きいから撤退しないのである。
日本は大いに恩を売っとけばいい。
米国はもはや日本なしではやってけないらしい。

【お金は知っている】トランプ次期大統領が頭を下げる盟友は安倍首相 債権国日本と債務国米国(1/2ページ)

2016.11.25
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20161125/ecn1611251700004-n1.htm

【お金は知っている】トランプ次期大統領が頭を下げる盟友は安倍首相 債権国日本と債務国米国(2/2ページ)

2016.11.25
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20161125/ecn1611251700004-n2.htm


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