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トランプ氏(UPI=共同)、安倍晋三首相 :産経新聞
ついに安倍首相が対米自立を口にしたと書いた産経新聞−(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sp9ka7
11th Nov 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
きょう11月11日の産経新聞が、安倍首相がトランプ氏との会談を急いだ舞台裏を明かしている。
この記事は国民必読の記事だ。
もしそこに書かれている事が本当だったら仰天だ。
安倍首相はトランプ氏が勝利したことがわかった9日夜、
早期にトランプ氏に会いたいと周囲に繰り返し語ったという。
そこまではいい。
その理由が、政治家経験も軍歴もないトランプ氏の外交・安全保障観はまだ真っ白だから、
そこにいち早く安倍カラーを染めあげるためだというのだ。
これには笑ってしまった。
安倍首相は自分がトランプ氏より外交・安全保障観を持っていると思っているのだ。
驚くべき的外れの自己過信だ。
トランプの外交・安保観が白紙であるとしても、間違った安倍首相の外交・安保観よりは、はるかにましだ。
そして産経新聞は続ける。
早期の会談とりつけは、外務省の事前調整が一切ない中で
安倍首相がトランプ氏と二人でトップダウンで決めたというのだ。
大統領選挙が終わっても、来年の1月まではオバマ政権が続く。
大統領選直後のタイミングでトランプ氏との会談を急ぐのは、
外交的に異例なだけでなく、オバマ大統領に非礼だ。
もはや外務省は安倍首相に相手にされず、全く機能していないということだ。
産経新聞の記事の極めつけは次のくだりだ。
すなわち安倍首相は、はっきりとこう言ったという。
トランプ氏が在日米軍の駐留経費負担増など、
日米同盟のあり方の根本的な見直しを迫ってきたら、
「そうなれば、日本の対米自立のきっかけにすればいい」
ついに安倍首相は口にしてはならないことを口にした。
日本の現職首相として、はじめて自主防衛を口にしたのだ。
そしてそれを産経新聞が書いて日本国民が知ってしまった。
もはや安倍首相は駐留経費の負担増を認めるわけにはいかない。
トランプ大統領が無理難題を言って来たら、日本の方から日米安保条約を終わらせなければならない。
安倍首相のいう自主防衛とは、もちろん憲法9条を変えて、自衛隊を軍隊にし、強化することだ。
日本の自主防衛は、憲法9条と専守防衛の自衛隊と東アジア集団安全保障体制の構築、という三本柱で行う、
ことを公約に掲げる新党憲法9条が、いよいよ必要になってくるという事である。
◇
【米大統領にトランプ氏】安倍晋三首相が対トランプ外交で速攻 トップダウン志向2人、ウマが合うか
http://www.sankei.com/politics/news/161111/plt1611110006-n1.html
2016.11.11 07:04 産経新聞
「できるだけ早い時期にトランプ氏に会って、日米同盟の重要性や意義について話をしなければならない」
安倍晋三首相は米大統領選に共和党のドナルド・トランプ氏が勝利した9日夜、周囲に繰り返しこう語り、早期の会談実現に意欲を示していた。
政治家経験も軍歴もない初の米大統領となるトランプ氏の外交・安全保障観には、まだ「真っ白」な部分が多いとみられ、そこをいち早く安倍カラーに染めるためだ。特に中国に対しては、日米が歩調を合わせることが何より重要である。
安倍首相は10日の初のトランプ氏との電話会談で、早速こう提案した。
「私は近くアジア太平洋経済協力会議(APEC)に行く。その途中、17日だったらニューヨークでもそれ以外でも、あなたに会えるのだがどうか」
トランプ氏は「グッド・アイデアだ。私はその日はニューヨークにいるので、会談でも食事でもオーケーだ」と即答した。この会談実現は、外務省は一切事前調整しておらず、2人がトップダウンで決めた。
政府関係者によると、安倍首相とトランプ氏の会話は打てば響くようなテンポのいいもので、トランプ氏は日米同盟の重要性を指摘し、安倍首相の業績に敬意を表していたという。「オバマ大統領よりうまが合うかもしれない」(外務省幹部)との見方もある。
日本国内では、9月の国連総会に出席のため安倍首相が訪米した際、民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏とだけ会談したことが、トランプ氏とのしこりになるのではないかとの危惧も出ている。
だが、実は日本政府はこのとき、トランプ氏側にも会談を申し入れていた。結果的に本人は出てこなかったが、安倍首相はトランプ氏のアドバイザーの一人で投資家のウィルバー・ロス「ジャパン・ソサエティー」会長と会談している。ロス氏はこのとき、こう話したという。
「トランプ氏は選挙向けに強い言い方をしているが、非常に現実的で論理的な思考ができる人だ」
トランプ氏に関しては、在日米軍の撤退・削減や日韓の核武装容認に言及していることから、何を言い出すか分からないという警戒が国内外で強い。
ただ、安倍首相としてはむしろ、膨張する中国をにらんだ今後の日露関係や日比関係の強化が進めやすくなった部分もある。オバマ氏はロシアのプーチン大統領やフィリピンのドゥテルテ大統領に対し感情的になっており、日本に一定のブレーキをかけていたが、トランプ氏にはそれはない。
「トランプ氏は今は保護貿易主義的なことを言っているが、米国がどれだけ自由貿易の恩恵をうけてきたのかについても話したい」
安倍首相は周囲にこうも語る。今後、トランプ氏が在日米軍の駐留経費負担増を日本に強く求めるなど、日米同盟のあり方の根本的な見直しを迫られる可能性もあるが、首相ははっきりと指摘する。
「そうなれば、それを日本の対米自立のきっかけにすればいいんだ」
(阿比留瑠比)
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