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「沖縄関連」補正予算は自民党支援業者への税金バラマキか? 基地反対派排除、効果の怪しい大学院大学建設…
http://nikkan-spa.jp/1219328
2016.10.31 日刊SPA!
◆「28兆円の景気対策」の中に、基地反対派を排除するための予算も
辺野古近くの豪華リゾートホテルの駐車場に並ぶ、パトロール隊の警察車両。全国から基地反対運動を取り締まるために警察が集まっている
10月11日、今年度の第二次補正予算(総額3兆2869億円)が参院本会議で可決、成立した。その中で沖縄関係の予算は176億円。外国人観光客増加に向けたインフラ整備や「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」の関連事業(48億円)などの公共事業が中心だが、その中に米軍属女性暴行殺人事件を受けて創設された「沖縄地域安全パトロール隊」の予算(4億1000万円)も入っていた。
地元記者は呆れながらこう証言する。
「この『沖縄地域安全パトロール隊』は、辺野古の新基地建設や高江のヘリパッド建設の反対運動を抑える警備要員にも充てられています。ちなみに、東京など全国から派遣された機動隊員たちは、辺野古近くの高級リゾートホテル『カヌチャベイホテル&ヴィラズ』に泊まっていますが、宿泊代は1泊5万円前後。安倍首相が『28兆円の景気対策』と訴える補正予算の中に、反対派を排除する機動隊の人件費を忍び込ませていたのです」
10台以上の機動隊大型バスが駐車していたのは、ホテル棟から少し離れた海側の駐車場。そこには「警視庁」「千葉県警」などと書かれた車両がずらりと並んでいた。
派遣された機動隊員は数百人規模。オフシーズンが含まれることや団体割引も考慮して1泊3万円としても、100人で1日300万円、1か月で9000万円、1年間で約11億円となる。これを、4億円を超える補正予算で一部補填するつもりなのだ。
米軍の新基地建設予定地となっている辺野古では、本土から派遣された機動隊員が新基地建設に反対する人々を排除する行為が繰返されている
◆沖縄振興予算の“受け皿”!? 具体的な見通しのない大学院大学
「沖縄振興」の名のもと、建設が進む沖縄科学技術大学院大学
通称“尾身大学”と呼ばれている「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」(恩納村)も、今回の補正予算で48億円を計上。安倍首相が「世界一のイノベーション拠点を創り上げる」と意気込み、政府も「沖縄における知的・産業クラスターの形成を推進」と重視している。
現地を訪れると、一帯は海が見下ろせる丘陵地帯。リゾート地には絶好だが、人気もまばらな山間部に巨大ホテルのような建物がポツリポツリと建っているだけで、産学共同の研究開発拠点となる雰囲気すらない。
沖縄問題に詳しい青山貞一氏(東京都市大学名誉教授・環境政策)はこう話す。
「沖縄の研究者や学生を優先的に入れるわけでもなく、地域から完全に遊離した存在。巨額の税金で一流の研究者を世界中から集めてきても、沖縄地独自の研究や新規産業育成につながるはずがない。第2の筑波学園都市を沖縄に作ってシリコンバレーにするという構想自体がナンセンスだ」
政府は大学院大学を「私立大学」に分類しているが、実態は、沖縄振興予算で10年間は補助される「準国立大学」(官製大学)。しかし10年後の財政的自立に向けた具体的計画はない。文部科学省の管轄外でもあることから、沖縄振興予算をつぎこんで予算額を上乗せする“受け皿”と化しているのだ。
◆沖縄振興予算は自民党支援業者への税金バラマキか
沖縄大学院大学の教育・経済効果が疑問視される一方、提唱者の尾身幸次・元沖縄担当大臣の癒着疑惑が浮上している。長女の朝子氏が参院選に出馬した際、尾身氏は県内最大の建設会社「國場組」(那覇市)でこんな挨拶をしたという。
「尾身先生は地元の建設業者を前に大学院大学をはじめ県内の振興事業について語り、『娘をよろしく』と言っていました。『仕事を取りたいのなら、娘に投票しなさい』と言っているように聞こえました」(地元の建設業者)
現在でも敷地内では、新しい研究棟建設などの関連工事が進んでいたが、その一部を國場組が受注していた。以前から沖縄振興予算は、「自民党支援業者のための税金バラマキ」と批判されてきたが、今回の補正予算成立でも繰り返されたといえるだろう。
取材・文・撮影/横田一(ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた最新刊『黙って寝てはいられない』<小泉純一郎/談、吉原毅/編>に編集協力) 写真/時事通信社
― 安倍政権[28兆円経済対策]ワーストムダ事業 ―
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