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「連合」はリベラル勢力の癌 原子力ムラの“トロイの木馬” 日本外交と政治の正体
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2016年10月28日 孫崎享 外交評論家 日刊ゲンダイ 文字お越し
東京10区補選の街頭演説に鈴木候補の姿なし/(C)日刊ゲンダイ
〈次期衆院選で野党が統一候補を擁立し『原発ゼロ』を争点化すれば、自民党が敗北するとの見通しを表明。原発再稼働に慎重な候補が当選した新潟、鹿児島の県知事選に触れ『目に見えない、うねりが出てきた。衆院選に影響がある』〉
共同通信のインタビューで、小泉純一郎元首相がこう話したという。
集団的自衛権の行使、原発再稼働、TPP、憲法改正……と日本を崖っぷちに追い込む安倍政権に対し、野党が「反原発」という争点を明確に打ち出せば与野党逆転の可能性は十分あり得る、との認識を示したのだ。
新潟県知事選では、それを如実に示した。支持団体の「連合新潟」が自公推薦の候補を支持し、「自主投票」となった民進党を除く野党の支援を受けた米山隆一氏が自公候補を破った。まさに原発再稼働に反対する県民の強い思いが結集したのである。
選挙の最終局面で民進党の蓮舫代表が米山氏の応援に入り、民進党は辛うじて野党第1党としてのメンツが保たれたと思っていた。すると、選挙後に妙な動きが見られた。民進党幹事長の野田佳彦元首相が連合の神津里季生会長を訪れ、蓮舫代表が野党候補の応援に入ったことについて「謝罪した」と報じられたのだ。さらに野田幹事長は、新潟市の連合新潟にも足を運び、やはり釈明したという。
驚いたのは、これだけではない。衆院補選が行われた「東京10区」で野党4党はそろって演説会を開き、共産党の志位和夫委員長、民進党の安住淳代表代行、社民の福島みずほ副党首、自由の山本太郎共同代表がマイクを握ったのだが、肝心の鈴木庸介候補の姿がなかったのだ。
演説会を企画した市民団体は、候補者不在について、「民進党の責任者が『連合の顔を立てるため候補者を行かせることができない』と言った」と明かしていた。そして連合は、野党共闘に反発し、鈴木候補の選挙事務局から十数人のスタッフを引き揚げさせたという。
小泉元首相が断言したように、次期衆院選で野党が統一候補を擁立して与党との対立軸を鮮明にすれば逆転する可能性は十分ある。ところが、今の民進党にはそれができない。原発の再稼働反対に異議を唱える電力総連を抱えた連合が民進党を揺さぶっているからだ。連合はもはやリベラル勢力ではない。リベラル勢力に潜り込んだ「トロイの木馬」なのである。
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