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三笠宮さまの逝去の報に思う
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/10/28/post-5597/
28Oct2016 天木直人のブログ
三笠宮さまの逝去を報じる報道で、あらためて国民は知ったに違いない。
三笠宮さまがどれほどあの戦争や日本軍の残虐行為に批判的であったかを。
みずから軍人として南京に駐在された体験に基づいて発せられたそれら批判は、誰にも反論できない重みがある。
それだけではない。
戦後、学者となられてからは、電車やバスで通勤され、学生食堂でうどんをすすりながら学生らと語らったという(10月28日毎日新聞社説)
まさしく三笠宮さまの言動は、生前退位のお言葉で今上天皇が訴えられた象徴天皇像を、さきがけて実践されたといえる。
おりから、今上天皇の生前退位のお言葉を受けて、有識者会議が猛スピードで始動した。
そしてその議論は、今上天皇がそのお言葉で訴えたかった、「象徴天皇の公務とはどうあるべきか」という議論を封印したまま、今上天皇の生前退位のご希望にいかに早く応じるかという事に焦点が当てられ、この有識者の提言に従って、今上天皇はいずれ退位される事になる。
三笠宮さまが訴えられたことと、今上天皇が実践されてこられた象徴天皇のあるべき姿。
この二つは、三笠宮様の逝去や今上天皇の生前退位の後も、国民の中に受け継がれて行かなければいけない。
そうでなければ、日本国民は過去を忘れてしまう。
新党憲法9条は、何としてでもこの国の政治の中に誕生させなくてはいけない(了)
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