http://www.asyura2.com/16/senkyo214/msg/708.html
Tweet |
比大統領「米と決別」 中国との関係重視明確に :NHK
一面トップで報ずべきドゥテルテ大統領の対米決別宣言
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/10/21/post-5573/
21Oct2016 天木直人のブログ
今朝早朝のNHKニュースが、中国を訪問中のドゥテルテ比大統領の言葉を繰り返し報じた。
フィリピンは「軍事的にも経済的にも米国と決別したことを報告する」と。
これは歴史的な一大衝撃発言だ。
今朝の各紙は一面トップでこの発言を報じるべきだ。
これほど衝撃的な一国のリーダーの言葉を私は知らない。
これほど明確に、世界一の軍事的、経済的大国である米国との同盟関係を一変した言葉を知らない。
しかも、この言葉は習近平主席との首脳会談の直後に北京で開かれた経済フォーラムで発せられた公開発言である。
フィリピンをめぐって、この一年の間に展開された米国と中国の外交戦における米国の敗北である。
その米国に従属するしかない日本外交の大敗北である。
しかしドゥテルテ大統領のこの発言は、決して奇人、変人の発言ではない。
みずから語っているように、フィリピンと言う国と国民の利益を考えた上での、フィリピンのリーダーとしての極めて冷静で現実的な発言である。
フィリピンの安全保障を考えた時、いまの米国との軍事同盟を優先させていいことは何もない。
中国との経済関係強化は、いまのフィリピンにとって死活的に重要だ。
だから中国との関係を重視するのはフィリピンのリーダーとして当然の外交だ。
しかも南シナ海問題で中国にベタ降りしているわけではない。
別の機会での発言であるが、南シナ海をめぐる国際仲裁裁判所の判決を振りかざしながら、この中にすべての判断があるとその判決を支持しながら、いまは南シナ海の問題は優先事項ではないと棚上げ宣言した。
これこそが正しい外交だ。
暴言を吐きながらも、7割とも9割とも言われる熱狂的な国民の支持を得ている理由も頷ける。
このドゥテルテ大統領の決別発言にも関わらず、それでも米国はフィリピンとの同盟関係は米国とフィリピン双方に重要であると言うほかはない。
誰が首相になっても対米従属一辺倒の日本にとっては羨ましいほどのリーダーシップだ。
そのドゥテルテ大統領がまもなく日本を訪れる。
はたして安倍首相はそれでもドゥテルテ大統領を前にして対中包囲網を説くのだろうか。
「くそ馬鹿野郎」、「地獄に落ちろ」と言われないように気をつけたほうがいい(了)
◇
比大統領「米と決別」 中国との関係重視明確に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161021/k10010737511000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_007
10月21日 4時53分 NHK
中国を訪れているフィリピンのドゥテルテ大統領は、20日に北京で開かれた会合で「アメリカと決別する」と述べました。今回の訪問で取りつける経済支援の規模はおよそ1兆4000億円に上る見通しで、これを受けて、今後はアメリカよりも中国との関係を重視していく姿勢を明確にしたことになります。
中国を訪れているフィリピンのドゥテルテ大統領は、20日に北京で開かれたビジネス会合で演説し、「軍事的にも経済的にもアメリカと決別する」と述べました。
この会合の前に行った習近平国家主席との初めての首脳会談では、両国が対立している南シナ海をめぐる問題では突っ込んだ議論をせず、関係を改善することで一致しました。そのうえで両首脳は、フィリピンのインフラ整備や農業の振興といった経済面で、中国が支援を行うことなどで合意しました。
フィリピンの大統領府などによりますと、首脳会談で習主席から90億ドルを超える融資の申し出があり、民間の投資も含めると、今回の訪問で取りつける経済支援の規模は総額135億ドル(約1兆4000億円)に上る見通しです。
フィリピンは、アジア重視政策を掲げるアメリカの同盟国ですが、ドゥテルテ大統領は、中国の巨額の支援表明を受けて、今後はアメリカよりも中国との関係を重視していく姿勢を明確にしたことになります。
米国務省報道官「不可解だ」
「アメリカと決別する」というドゥテルテ大統領の発言に対し、アメリカ国務省のカービー報道官は20日の記者会見で、「われわれとフィリピンの非常に緊密な関係とは一致しておらず、不可解だ」と述べ、懸念を示しました。
そのうえで、「発言がわれわれにとって何を意味し、どのような影響があるのかわからず、説明を求めたい」として、今週末にフィリピンを訪れるラッセル国務次官補が、発言の真意についてフィリピン政府に直接、説明を求める考えを示しました。
その一方で、カービー報道官は「われわれはフィリピンとの同盟関係に確固として関与していくことに変わりはない」と述べ、フィリピンとの同盟関係を引き続き深めたいとするアメリカ政府の立場を強調しました。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK214掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。