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精いっぱい反戦貫く 仲代達矢さん
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September 30, 2016 かばさわ洋平
いつの世も戦争おっぱじめる時に言うのは抑止である!
改憲の動きや秘密保護法、安保法制に対して、反対の意思を表明してきた俳優の仲代達矢さんが赤旗日曜版に登場して、いつの世も戦争おっぱじめる時に言うのは抑止であると、うかうかしていられないと語っています。反戦をつらぬく俳優の仲代達矢さんが出演する、ドラマスペシャル「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」が5日午後9時にテレビ東京系で放映されます。巨悪の政治について戦争への道を歩む日本に警鐘を鳴らしてるドラマということで必見です。
赤旗日曜版 10/2
改憲の動きや秘密保護法、安保法制に対し、折りを見て、反対の意思を表してきました。「71年間、平和を保ったこの国に今、変な風が吹いています」
語り下ろした本には次のような言葉が・・・。<いつの世も、戦争をおっぱじめる時に言うのは同じ、「抑止」である。積極的平和主義と最近は言うらしいが、同じことだ。近隣諸国の脅威を煽り、自国だけが美しいと説き、その美しい国を守るために憲法を改正し、国の秘密を保護し、増税し、社会保障をカットする。軍靴の音が聞こえてくるようだ>
<だが、かつて生活をズタズタにされた国民は、皮膚感覚で知っている。お上の言っていることを鵜呑みにしてはならない、とんでもないことになる、と>(『未完。仲代達矢』)
忘れられない記憶があります。1945年5月25日、東京・渋谷に住んでいた中学1年の時の「山の手空襲」。逃げ惑う中、近所の少女を見つけ、手を引いて夢中で走るうち、少女が腕だけになっていることに気づきました。焼夷弾に直撃されたのです。恐ろしくて、腕を置いて逃げました。なぜあの子を弔ってやれなかったのかと今も悔います。
「今日は生き延びられた、明日はどうか。究極の状況でした。僕たちに、『日本は神国だ』『一億玉砕だ』と説き、竹やり訓練をさせたおとなたちは8月15日を境に、親米派になっていきました」
「始まるのは簡単だが、なかなかやめられないのが戦争です。今の政治家は”戦争を知らない子どもたち”。一番の犠牲者は、命を差し出せといわれる庶民です。うかうかしていられません」
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