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決裁「5月0日」は誤記じゃない、内閣法制局は安保法を審査していなかった! 官邸の使いっ走りと化した法制局の実態(リテラ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/538.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 27 日 20:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                  首相官邸ホームページより


決裁「5月0日」は誤記じゃない、内閣法制局は安保法を審査していなかった! 官邸の使いっ走りと化した法制局の実態
http://lite-ra.com/2016/09/post-2588.html
2016.09.27. 安保法も…官邸の犬と化した内閣法制局  リテラ


 またも安保関連法の重大な問題が発覚した。9月26日付の毎日新聞によると、内閣法制局が安保関連法の扱いについて記録した公文書において、安保関連法案の審査を終え決裁した日を「5月0日」と記載していたというのだ。

 内閣法制局は政府が提出する法案や条約案が憲法や他の法律に違反していないかを審査する機関。政府が閣議決定する前に必ずこの法制局の決裁を受ける必要がある。

 安保法制は去年の5月14日に閣議決定され国会に提出されたが、その前に必ず行われるはずの内閣法制局の決裁が5月0日。これではいつ、内閣法制局が審査を決裁したのかわからない。しかも、この公文書には決裁日だけでなく、受付日や審査した後に内閣に送付した進達日、閣議にかけられた日を記入する欄があるのだが、これら全部、記入はなし。さらに、「法律」「政令」「条約」の3つから丸で囲む欄もあるのだが、これもなぜか「政令」に丸が付けられているという杜撰さだった。

 この公文書の記載を発見したのは国や自治体の財政などを個人で調査している一般市民で、昨年10月、情報公開請求によって開示されたという。おかしな点を問い合わせると、〈法制局は「担当者のミス」と説明した〉といい、毎日新聞が今年5月に同じ公文書の開示を受けると、決裁日や受付日などの記載はすべて「5月14日」に、「政令」としていた部分も「法律」に修正されていた。

 だが、この修正もおかしい。審査を受け付けた日に即日決裁し、その後すぐ内閣に進達、そしてその日のうちに閣議決定されたことになる。同記事によると、内閣法制局は去年1年間に80件の法案を審査しているが、安保関連法案以外は受け付けから閣議決定まで数日を要し、記載の誤りもなかったという。

 ようするに、安保法に関して、内閣法制局はまともな審査など行っていないのではないか。

 実際、「法の番人」と呼ばれる内閣法制局がその役割を放棄していると思わせる事態は、これがはじめてではない。

 これも毎日新聞のスクープだったが、2014年7月に行われた集団的自衛権の行使容認の閣議決定された際、内閣法制局が憲法9条の解釈変更について内部での検討過程を公文書として残していないことが発覚している。これは、公文書管理法の第4条の“行政機関は意思決定に至る過程ならびに実績を合理的に後付けまたは検証できるよう文書を作成しなければならない”に反するものだ。

 しかも、このスクープを報じた毎日新聞の日下部聡記者は同年10月7日の記事で、内閣法制局が解釈変更についてどのように対応していたのか、内閣法制局長官である横畠裕介氏の動きとともにこう綴っている。

〈横畠氏は閣議決定前に与党政治家と非公式に会い、憲法解釈の変更に合意していたようだ。法制局は閣議決定前日に案文を受け取り、翌日には「意見なし」と電話1本で回答している〉

 この横畠長官と非公式に会っていたというのは、高村正彦自民党副総裁や北側一雄公明党副代表らのことだ。実際、与党が集団的自衛権を「憲法第9条の下で許容される自衛の措置」とするために前提として用意した「武力行使の新3要件」について、一昨年6月20日付の西日本新聞はこう報じていた。

〈実はその原案は、公明党の北側一雄副代表が内閣法制局に作らせ、高村氏に渡したものだった。解釈改憲に反対する公明党が、事実上、新3要件案の「下書き」を用意したのだ〉

 内閣法制局が閣議決定前日に案文を受け取り、翌日に電話1本で「意見なし」などという返事で“済ませられた”のは、横畠長官が内閣法制局の内部ではなく、与党の政治家たちとのあいだで集団的自衛権の容認は合憲との前提で策を講じていたため、ということだ。つまり、内部での検討過程を公文書として「残していない」のではなく、検討そのものを行っていないから「残せなかった」のではないか。

 そう考えると、今回の安保法制で決裁日が「5月0日」となっていたのも同じ構造なのかもしれない。法制局での内部審査や検討を一切せずに、官邸や与党と横畠長官の談合によって合憲と判断を下したため、正式な決裁日を特定することができなかった──。

 いずれにしても、横畠長官体制の内閣法制局が、これまで守ってきた独立性や中立性を完全に失い、安倍政権の下部組織と化しているのは間違いない。そして、これは、安倍首相が第二次政権発足時から描いてきた図式通りの展開だ。

 安倍首相は第一次内閣時、宮崎礼壹内閣法制局長官によって解釈改憲を阻まれたことから、第二次政権では集団的自衛権行使容認派の外務官僚で元フランス大使の小松一郎氏を内閣法制局長官に抜擢するという異例の人事を行った。このとき、本来なら宮崎氏の後釜だと言われていたのが横畠氏だった。そのため小松氏が体調不良になり、安倍首相が後任として横畠氏を昇格させた際には「面従腹背か」と囁かれたが、蓋を空けてみれば小松氏以上の“忠犬”ぶりを発揮した。

 現に、横畠長官の発言は、露骨なまでに安倍首相の意向を汲んだものだ。たとえば、横畠長官は今年3月18日の参院予算委員会で、核兵器の使用について「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているというふうには考えてない」と話した。核兵器使用を合憲とするげに恐ろしい発言だが、元外務省の作家である佐藤優氏は〈このような答弁が、内閣法制局の判断のみでなされることはない。安倍首相官邸の意向を反映したものであると考えるのが妥当であろう〉と述べている(「創」2016年5・6月号/創出版)。

 さらに、現在の内閣法制局のあり方が如実に表れたのは、天皇の生前退位についてだ。今年8月、日本テレビが「政府関係者」の話として、内閣法制局が将来にわたって生前退位を可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘していると報じた。本サイトでは何度も言及しているように、生前退位を可能にするためには皇位継承等を定めた皇室典範の内容を変更するだけで十分で、憲法改正などはまったく必要ない。にもかかわらず、このようなかたちで「法の番人」をもちだした事実は、内閣法制局が安倍首相の“アシスト部隊”となっていることを裏付けている。

 自分の意のままとなる人物を聖域と言われてきた内閣法制局に送り込み、杜撰極まりない方法で安保法制を押し通してしまった安倍首相。しかし、この手は内閣法制局に限った話ではない。NHKの籾井勝人会長しかり、日銀の黒田東彦総裁しかり、くわえて先日行われた宮内庁の人事では、次長として内閣危機管理監の西村泰彦氏を送り込んだ。これは天皇へのあきらかな報復であり、生前退位議論を官邸がコントロールするための人事だ。

 今回の報道で、この国は公文書さえまともに作成されていないという、法治国家とはとても言えない醜態がまたあきらかになった。独裁を堅持するために、独立性が担保されるべき組織を骨抜きにし、民主主義を軽んじるこの恐怖の政権には、一刻も早く楔を打ち込まなければならないだろう。

(編集部)


 

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コメント
 
1. 2016年9月27日 21:08:48 : GMGSI1Q1iY : JHGK@uxFZco[4]
内閣法制局 安保法決裁「5月0日」 適切な審査か疑問
2016年9月27日 東京新聞

 安全保障関連法を巡り、内閣法制局が昨年五月十四日の閣議決定前に内容の審査を終えて決裁した日を「五月〇日」と記載した文書を作成していたことが分かった。法制局の担当者が二十六日、民進党の会合で事実関係を認め「記載ミスで大変申し訳ない」と陳謝した。文書は既に「五月十四日」に修正したという。

 安保法は、戦後長い間、憲法解釈上認められないとしてきた集団的自衛権の行使を閣議決定による解釈変更で解禁した。憲法学者らは違憲と指摘しており、文書のずさんな記載が判明したことで、実際に適切な審査が実施されていたのか疑問視する声が高まる可能性もありそうだ。

 法制局によると、情報公開請求を受けて文書を開示した際、安保法の審査を正式に受け付けた「受付日」は空欄のままで、決裁日は「五月〇日」にしていたという。

 富山市の吉田憲子さん(69)が昨年九月、「法案審査の過程を知りたい」と法制局に情報公開請求して判明。吉田さんは「きちんとした事務手続きを踏んだのか疑問だ。結論ありきで推し進める現政権の姿勢が出ている」と話している。

 辻元清美衆院議員は会合で「無理に無理を重ねた法案の結果が表れているのではないか」と指摘した。

 法制局は法制面から内閣を補佐する政府機関。政府が提出する法案や政令案、条約案が憲法に違反していないかなどを審査している。安保法は昨年九月に成立、今年三月に法施行された。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201609/CK2016092702000132.html


2. 2016年9月27日 21:11:30 : GMGSI1Q1iY : JHGK@uxFZco[5]
稲田朋美防衛相、安保法の根幹揺らがずとの認識示す
2016年9月27日18時30分 日刊スポーツ

 稲田朋美防衛相は27日の記者会見で、内閣法制局が閣議決定前の安全保障関連法案の内容審査を終えて決裁した日を「5月0日」と記載した文書を作成していたことに関し、安保法の根幹を揺るがすようなミスではないとの認識を示した。

 「安保法は閣議決定され、(国会で)200時間以上、審議もした。意義をしっかり説明していく」と強調した。

 同時に「防衛省でも緊張感を持ち、法案作成時は適切に文書を作成するよう心がける」と述べ、省内に注意喚起する考えを示した。

 これに関連し野上浩太郎官房副長官は同日の記者会見で「記載上の誤りを既に訂正した。公文書管理法に基づき適正に文書を保有していくと、法制局から報告を受けている」と述べた。(共同)

http://www.nikkansports.com/general/news/1716366.html


3. 2016年9月27日 21:13:07 : fq2LET9Crc : Z1MVX8XlznI[101]
内閣法制局(つまり官僚)が違憲か合憲かを決めるのはおかしい。

と言う立場は小沢さんが言い出した見解では。

安倍がもしそうだとしたら、小沢手法を実践しているだけだ。


4. 2016年9月27日 21:18:02 : 7Lec5zfsog : LRdUqqo_OxU[2]
過去の自民党はいくらひどいことをやってはいても、
少なくとも憲法に違反する行為はさすがにできない、
という自重、自制があった。

しかしアベにはそれがまったくない。
なぜなら彼は日本国憲法を読んだこともないし、
学んだことももちろんないからだ。
むしろ、日本国憲法を自分には理解できないものとして
徹頭徹尾毛嫌いしてきたのである。

馬鹿とファシストにはには理解できない平和憲法、
それを頭から無視しているアベ・マリオ・ファシスト自公政権なのである。


5. 2016年9月27日 21:18:14 : GMGSI1Q1iY : JHGK@uxFZco[6]
<内閣法制局>決裁5月0日「事務的なミス」と釈明、謝罪 
09月26日 21:07 毎日新聞

 内閣法制局は26日、安全保障関連法を巡り、法案の扱いを記録した公文書で審査を終えて決裁した日を「5月0日」とするなどずさんな記載をしていた問題で、民進党に対し「事務的なミスだ」と釈明し、謝罪した。

 民進党国会対策委員会が法制局の担当者を国会内に呼び、聴取した。同局側は「システム上、決裁日の欄はあらかじめ0月0日が入っている。ぎりぎりまで審査手続きをしており、確定した日付を入れなかった」と説明。「法律」なのに「政令」にマルがついていたことについても「記入が不完全なため、ミスが起こった。大変申し訳ない」と述べた。【松本晃】

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160927k0000m040070000c.html

安保法案の議決も決済もデタラメだった。


6. 2016年9月27日 21:53:20 : NaRmMwCIPI : J3yTz4ROlKk[1]

安倍友内閣だけでなく、安倍が選任した「低脳官僚」の仕事はこんなもの。

7. 2016年9月28日 09:35:18 : 2KTN0A4mAg : aPE9K4u0BWE[21]
ヨコ畑かタテ畑か知らないが程度を逸している。
本当の馬鹿か余程の人生を歩かないとこうはならない。

その立場にある一人の人間によって事は起こされ災禍は始まるの典型だ。

国を壊した者達の上位に記憶する。


9. 2016年9月29日 09:31:47 : rrhrFN6JLd : C6EI10g_Gy4[1333]
安倍か。ポツダム宣言も知らなかったな。

10. 2016年9月29日 11:31:00 : tlWnVFEXyg : YdpJ@QYwqXE[64]
問題は問題を起こしても問題にならない点。

現行内閣ではアベが気に入らないと言って人を殺したとしても起訴すらされないだろう。

些細な問題など言わずもがな。


11. 2016年9月29日 12:44:42 : 97W2ehZfd6 : doVKnCyRhmw[60]
3さん
合憲って決めたのはおかしいってことが言いたいのか?
それとも何でもかんでも小沢のせいだと言いたいのか?

事実
横畠長官は過去の内閣法制局が保持していた従来の解釈を
180度変えた見解を見せたのだ!
内閣の言いなりと言われても仕方あるまい

小沢はこういうことを予見していたのだろうよ



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