新機軸体制に期待される日本の一人の政治家,よい話ではないか しかも多極化の流れに逆らうことはできない。確かに日本には,先進国並みの小選挙区制,二大政党制は向かない, しかも一党独裁政権の官僚国家は権力的で腐敗が止まらなくなる。 民主主義の多数決のルールは、 王政でも独裁制でも採用されてきた。歴史をひも解くと、少数派の意見が時間と共に多数派の意見になり、政治のルールは変化してきた。だが、どんな少数派の意見が多数派になるのか、あらかじめ判定することは難しい。だから、少数意見はひとまず多数意見に従い、多数意見は少数意見に耳を傾けるルールが誕生したのだ。故に、多数意見は常に正義で絶対服従沈黙せよとの一党独裁政権の官僚国家は軍国時代と同じで、少数意見尊重こそ民主主義だ。 そしてドイツとイタリアの国家社会主義党と日本の大政翼賛会は、一党独裁に反対する人が立候補できぬ選挙制度ルールで、独裁権力を国民の総意だと思わせた。 政治家は国民と国家の利益のためだと確信することができる。そのために、根本的解決を常に先延ばしされるだけなので、いっそ古いルールをブチ壊した方が手っとり早いと、ル ールをブチ壊せと怒号する思考と行動の独裁者を待望する。 ヒットラーは第一次信用縮小恐慌下の最大の課題「失業」を、ユダヤ商人と左翼知識人を追放抹殺と、突撃・親衛・海空陸軍の大募集と、軍事工業の大増産によって、一気に解決し、どの国より早く恐慌から脱出し、ヒットラーは選挙で圧倒的に勝利した。 これを安倍政権に置き換えるとよくわかる。そして国民は暗黙に期待するのである。だから悪事を正義と判断し国民は直接影響が無いので寛容になる。 だからといって,ドロボー詐欺盗人国家の天下り・談合・口利き・賄賂・年金や保険料の使い込みが無くなることはない。少しでも毒饅頭を食いつきたい跋扈が多くいるのも事実である。 だが世界は,新機軸=新基軸通貨=多極化の流れは誰にも止められない。前回ボンドからドルに認識されるのに10年以上もかかっている。 つまりドル・ユーロ・円の三極世界通貨体制に移行する前兆期に発生するトラブルなんです。 そして世界的スーパーバブルで最大の打撃を受ける日本!その経済指数(生産・販売・株式・雇用・投資・貿易)を、三分の一以下に縮小させる。そして蜃気楼化した経済指数のインチキが発覚するを避けるためにGDPや失業率をかさ上げして攪乱させようとしている。驚きである。 それは国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。それは、ドルのキン離れによる世界の信用膨張で、最も恩恵を受けた国が日本だからだ。そのため、日本は、最大の打撃をこうむる。 しかもキンを大量に保有する国の通貨が世界通貨であることは、それ自身矛盾し、信用の膨張が避けられない。キン返りによって、キンが世界通貨の信頼を直接支え、為替を固定化することに成功しても、時間とともに、キン相場とキンの公定相場との乖離が再発する。その結果、再びキン離れへの移行が不可避となる。 従って,今大切なことは,1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートしている第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。これを認識し対策しなければならない。 戦争が金融恐慌を救うという妄想 そのために日本には、朝鮮戦争特需やベトナム戦争特需を体験しているため、戦争による景気回復を待望する妄想は、鍵もかけないで放置されたままである。
世界通貨ポンドもドルも、戦争によって、その凋落を加速させた。それなのに、どうして、戦争が金融大恐慌から脱出る早道だという妄想を捨てられないのか! 平和憲法を変えて核武装し、世界の憲兵の仲間入りをしたいという流れが、安倍政権でいまや多数派となりつつあることは非常に残念だ。 今回は多極化なので,プレミヤ付けてキンを買い上げると 中国とインドの民間のキン保有高は、米国と欧州の公的保有高を上回っている。日本も、1980年代のバブル期に、キンの輸入総量は、米国と欧州の公的保有高を上回った。又、南アフリカとロシアは、世界最大のキン産出国である。 だから、中国とインドと日本と?アフリカとロシアは、1933年のルーズベルトのように、民間のキンの売買と輸出を禁止し、国家だけが買上げる政策を採用すれば、キン保有で米国と欧州を越え、基軸通貨国になるチャンスはある。 だが指導者は,ゴミ理論と判定し黙殺している。 そこでドルとユーロも、第三次キン本位制に移行するのではない。ドルは、各国の外貨準備通貨が、ユーロヘ移動することを阻止し、その暴落を食い止めるために、心ならずも、ニクソンが遺してくれたキンとのリンクを宣言するのだ。 そしてユーロは、ドルとの均衡安定を回復するため、加盟国のキンをかき集めて、ユーロの固定通貨圏の動揺を防止するため、心ならずも、第三次キン本位制に移行するのだ。 後進国と先進国の間で、商品の優位性は交代する
商品の世界的優位性は、40年ごとの「ルールの破壊/創造」周期によって、後進国が先進国に追い付き追い抜くことによって誕生する。後進国はルールの破壊期に、伝統慣習を破壊する度合いが、先進国よりも広く深いため、新しい流行を積極的に受け入れるために、商品の世界的優位性を獲得する。 韓国・中国をはじめ東南アジアの工業国と工業都市は、次々と日欧米に追いつき追い越します。次々と後進工業国にイニシアチブを奪われる。しかし、米国のようにサービス産業の優位は維持できる。 ただし日本はサービス分野での優位性は上昇する。それは 紆余曲折があっても結局、欧米なみにキンを保有し、基軸通貨国リストにスベリ込むこととなる。このスベリ込みにより、ドル円ユーロ三極通貨による固定為替体制が安定する。そして、サービス分野での優位性は上昇する。 中国とインドと南アフリカとロシアは、溜め込んだドル・ユーロ・円の基軸通貨と保有キンのバスケットのペッグ制によって、間接的に為替レートに、自国通貨を固定化することができる。そうして、その輸出大国を維持することが可能となる。 だが日本はこの不利な状況をすべて有利にできる,円が基軸通貨になれる 政府,企業が、信用恐慌から早期脱出するための有利なマニフェストは、次期産業革命へ大胆にシフトすることです。次期産業革命とは何でしょうか? 「放射能・CO2を発生させない動力」への転換革命です。すでに実用化されていますが、大企業は既得権益(設備・技術)を失うため、国家から補助金をもらいながら、ゆっくりと進行させたいと考え抵抗しています。 マニフェストの実行が遅れると、地方銀行の取り付け騒ぎや倒産が避けられなくなる。そして、予告どおり全国の銀行のモラトリアムが世界中で発生する。
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