http://www.asyura2.com/16/senkyo213/msg/320.html
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朝鮮中央テレビが今月6日放映した、弾道ミサイル3発の連続発射とみられる映像(共同):夕刊フジ
驚いた!! 日本は戦争やれ、とけしかける元外務官僚
http://79516147.at.webry.info/201609/article_176.html
2016/09/23 09:33 半歩前へU
仮にも一度は外務省に勤めた経験がある者が、北朝鮮と戦争しろ、とけしかける。正気の沙汰ではない。
しかも、この狂気の発言を産経系列の夕刊フジがデカデカと掲載した。何をかいわんや、である。
詳報はここをクリック
http://79516147.at.webry.info/201609/article_174.html
韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟しない限り
http://79516147.at.webry.info/201609/article_174.html
2016/09/22 23:50 半歩前へU
「韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟しない限り北朝鮮は」―。この文面に私はわが目を疑った。執筆したのは官僚上がりの宮家邦彦である。それを、夕刊フジが堂々と掲載した。夕刊紙と言えども、れっきとした新聞、社会の公器である。
そこで「戦争をけしかける」など、あってはならない。例え右翼系のメディアであろうが、左翼系であろうが、不特定多数の人々に向かって戦争を扇動するなど断じて許されないことだ。
北朝鮮は世襲の30代の若者が独裁国家を牛耳っていて核実験とミサイル発射を繰り返している。いくら国連で制裁決議をしても「馬の耳に念仏」だ。海を隔てて接している日本としては穏やかでない。が、だからと言って「らちが明かないから戦争して片づけてしまえ」というものではない。
戦争は勝者にも甚大な被害、犠牲を強いる。宮家邦彦はラーメン屋から出前でも取るかのように、「韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟して」と言う。戦争をゲームと勘違いしているのではないか?
昭和28年生まれの宮家邦彦は戦争を知らない。だから戦争の怖さ、残忍さを理解できないのだ。万が一にも北朝鮮とそんな状態になれば、日本は消えてなくなる恐れさえある。
日本は日本海側だけでなく、北海道から九州まで海岸線に原発が林立している。ノドンだか、テポドンだか知らないが、あちらは常時200発を日本に向けているという。ひとたびことあれば、共倒れを覚悟で発射ボタンを押そう。
北朝鮮は小型核爆弾も保有している。それでもまだ、「韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟して」などと言えるか? だから各国は簡単に手出しができないのだ。
そんなことより北朝鮮の世襲3代目をどう、なだめすかして落ち着かせるかが先決だ。その上で、核やミサイルの除去の相談ということになる。
現実を見ないで劇画の世界のような軽口をたたくものではない。日本の外務官僚がこれほどお粗末だとは・・・。悲しくなってくる。
***************
夕刊フジに掲載した宮家邦彦の原稿である。
誤解を恐れずに言おう。北朝鮮に核兵器開発を断念させるには、核兵器開発によって北朝鮮が生き残れなくなることを自覚させる必要がある。
しかし、北朝鮮は、中国が自国を見捨てず、失うものが多過ぎる韓国に第二次朝鮮戦争を戦う意図がないことを既に見抜いている。
「偶発的衝突を避けつつ、真に実効性ある制裁を発動する」ことの限界はもう明らかだろう。
恐ろしい仮説ではあるが、韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟しない限り北朝鮮は関係国の足元を見続ける。今回の核実験が示すのは、このような「不都合な真実」なのだ。
夕刊フジはここをクリック
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160922/frn1609221500004-n1.htm
【宮家邦彦のWorld Watch】「第二次朝鮮戦争」でも覚悟しない限り北朝鮮は足元を見続ける…これが核実験が示す不都合な真実だ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160922/frn1609221500004-n1.htm
2016.09.22 夕刊フジ
今月9日、北朝鮮が5度目の核実験を強行した。ほぼ3年に1度の周期が今回は前回から僅か8カ月後。有力紙の社説はそろってこう論じた。
暴走阻む抑止力強化を(産経)、暴走脅威に冷静対処を(読売)、体制脅かす強い制裁を(日経)、自らを窮地に導く暴挙(朝日)…。どれも似たり寄ったりで、あまり代わり映えしない。
要するに北朝鮮の核実験は
●容認できない暴挙
●核で国力誇示する異常行動
●金正恩政権は予測不能
だという。韓国の朴槿恵大統領も「金正恩の精神状態は統制不能」と述べたが、本当にそうか。北の判断は意外に合理的かもしれない。社説は続く。
●対北制裁の抜本的強化を
●体制を脅かす強力な制裁を
●早く効果ある制裁決議を
真に体制を脅かしたければ、米韓が第二次朝鮮戦争を覚悟するか、中国が対北朝鮮支援を停止すべきだが、これらは当面実現しそうにない。
米韓連合軍は数週間の戦闘で北朝鮮に勝つだろうが、その間にソウルは火の海となり韓国経済が崩壊するからだ。
●国際社会は結束すべし
●より厳格かつ実質的措置へ
●中国は対北制裁強化すべし
言うは易しいが、これも実現は難しい。中国にとり北朝鮮は米軍が駐留する韓国とのかけがえのない緩衝国。北朝鮮の崩壊は自由民主主義・市場経済の、潜在的に嫌中で、米軍が駐留し核兵器を保有しかねない統一朝鮮国家と中国が直接国境を接することを意味する。これは国内に200万ともいわれる朝鮮族を抱える中国の安全保障上の大問題だろう。社説はさらに、日本政府にも提言を行っている。
●日米韓も新アプローチを
●日韓は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結を
●まずは北の核開発の凍結を
●日本は主体的に外交努力を
●米中への働きかけが重要
「主体的」で「新たなアプローチ」などと書くのは簡単だが、具体的に何を想定しているのか。「まずは核開発の凍結」というが、核兵器を既に保有する北朝鮮には凍結も断念も問題外だろう。さらには、こんな提言まである。
●偶発的衝突を回避すべし
●冷静な対応をとるべし
衝突回避は当然だが、「瀬戸際政策」を繰り返す北朝鮮に対する「冷静対応」は結果的に「宥和(ゆうわ)政策」となる。宥和とは、戦争に対する恐怖や倫理的信念に基づく外交方針で、敵対国の主張をある程度尊重して問題解決を図ろうとする政策のことだが、これがどこまで今の北朝鮮に通用するのか。大いに疑問だ。
北朝鮮の核兵器開発を断念させるには何が必要か、とよく聞かれる。答えは、「北朝鮮は生き残りのため戦略核ミサイル部隊をつくりつつある」ということに尽きるだろう。北朝鮮の判断は誤りだが、それなりに合理的だ。イラクのフセイン政権は核兵器を持たなかったから簡単に崩壊した。リビアのカダフィ政権は核兵器開発を中断したから崩壊した。それに対し北朝鮮の核兵器開発は自国の生き残りを保証しているではないか。
誤解を恐れずに言おう。北朝鮮に核兵器開発を断念させるには、核兵器開発によって北朝鮮が生き残れなくなることを自覚させる必要がある。しかし、北朝鮮は、中国が自国を見捨てず、失うものが多過ぎる韓国に第二次朝鮮戦争を戦う意図がないことを既に見抜いている。物騒な話だが、金正恩朝鮮労働党委員長に「現実に体制が崩壊する」という究極的な危機感でも持たせない限り、彼らは核兵器を断念しない。「冷静ある態度を維持し、偶発的衝突を避けつつ、真に実効性ある制裁を発動する」ことの限界はもう明らかだろう。
恐ろしい仮説ではあるが、韓米日が第二次朝鮮戦争でも覚悟しない限り北朝鮮は関係国の足元を見続ける。今回の核実験が示すのは、このような「不都合な真実」なのだ。
【プロフィル】宮家邦彦(みやけ・くにひこ) 昭和28(1953)年、神奈川県出身。栄光学園高、東京大学法学部卒。53年外務省入省。中東1課長、在中国大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任し、平成17年退官。第1次安倍内閣では首相公邸連絡調整官を務めた。現在、立命館大学客員教授、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
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