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朝ドラ『とと姉ちゃん』を、本家「暮しの手帖」が痛烈批判! 花森安治の反権力精神を描かないのは冒涜だ(リテラ) 
http://www.asyura2.com/16/senkyo212/msg/907.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 9 月 17 日 13:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』番組サイトより


朝ドラ『とと姉ちゃん』を、本家「暮しの手帖」が痛烈批判! 花森安治の反権力精神を描かないのは冒涜だ
http://lite-ra.com/2016/09/post-2566.html
2016.09.17. 『とと姉ちゃん』を「暮しの手帖」が批判  リテラ


 10月1日で最終回を控えるNHK連続ドラマ『とと姉ちゃん』。スタートから毎週連続して視聴率20%以上をキープする快進撃が続いているが、ここに来て「ドラマと事実とはあまりに違う」という批判が噴出している。

 ドラマのモデルとなった当の「暮しの手帖」(暮しの手帖社)からも、『とと姉ちゃん』についてこんな声明が出された。

<現在ドラマでは、あるメーカーと『あなたの暮し』が対立関係として描かれています。自社製品の評価が低いことに激怒したメーカーの社長から、常子たちは数々の嫌がらせを受けます。
 一方、実際の商品テストでは、大手メーカーはテストの結果を前向きに捉え、性能の改善へ繫げることが多かったそうです。こうしたメーカーの努力の甲斐もあり、メイドインジャパンの製品の質は次第に向上していきました>(暮しの手帖社facebookより)

 ドラマで大きなモチーフとなっている「商品試験」について、「実際の商品テストでは」とその差異を強調したのだ。

 また「暮しの手帖」現編集長・澤田康彦氏も、ネットサイト「enter trainmento staion」インタビューで
<大前提として、あれは事実を元にしたフィクションです。古くからの『暮しの手帖』の読者からは『全然違う、指摘しないの』という声をいただくこともあります>
と、「暮しの手帖」編集部にもドラマについて苦情が届いていることを明かしている。

 そして最も痛烈だったのが「週刊朝日」(朝日新聞出版社)9月23日号に掲載された「暮しの手帖」元編集者小榑雅章氏(78)からの“告発”だ。

 小榑氏は名物編集長だった花森安治氏に18年間師授した愛弟子でもあるが、ドラマと事実の相違点についていくつもの具体例を示し異議を唱えている。例えば花森氏をモチーフした唐沢寿明演じる花山伊佐次と高畑充希演じる小橋常子のモデル大橋鎮子氏の関係は「花森さんの指示のもと、走り回っていた編集部の一人」であり、実際の花森氏はスカートなど履いたことはなく、また「商品テスト」での企業の嫌がらせもなかった――などだ。

 確かにこれらの指摘は関係者にとっては重要なものだろう。とはいえドラマはあくまでフィクションであり、史実とドラマの設定や展開が多少違うことは珍しい話ではない。だがドラマにはフィクションとしても看過できない根本的な欠落、問題があった。それが戦争責任と公害という2つの問題だ。

 小榑氏は、公害問題についてこう語っている。

「あの時代は公害問題が出てきて、人々の生活が脅かされていました。『暮らしの手帖』では、食品色素の危険性も指摘しました。当時は、食品にいろんな色素が入っており、それが体に害がある恐れがあるにもかわらず、国は黙認していました。編集部でアイスキャンディーを何百本も検査した結果、4本に1本の割合で大腸菌が検出されたこともありました。食品公害という言葉を作ったのは『暮しの手帖』なのです」(前出「週刊朝日」より)

 しかしドラマでは食品公害については一切触れられることはなかったのだ。

 そして、それ以上に小榑氏が譲れないと憤るのが、花森氏の戦争責任についてだ。

 確かに花森氏は日中戦争で徴兵され旧満州で従軍し、除隊の後は大政翼賛会実践宣伝局に勤務し、“進め!一億火の玉だ!”などの戦意高揚のポスター制作に携わった。そのためドラマではその戦争責任を反省して「暮しの手帖」を創刊したことになっているが、小榑氏によれば実際の花森氏の思いは別のものだったという。

「僕は自分に戦争責任があるとは思っていない。だからこそ、暮らしの手帖を始めたのだ。(略)なぜあんな戦争が起こったのか、だれが起こしたのか。その根本の総括を抜きにして、僕を血祭りにあげてそれでお終いというのでは、肝心の問題が霧散無償してしまうではないか」

 ドラマのようにわかりやすい“戦争責任”というストーリーではなく、その根本を問う。そして「お国のために」と騙されたことで「国とはなんだ」を問い続けたという花森。そして、その答えこそ「庶民の生活」だった。

「庶民が集まって、国がある。国があって庶民があるのではない。(略)国にも企業にも騙されない、しっかりと見極める人々を増やして行く、それが暮しの手帖の使命だ」

 花森はあくまで庶民の立場に立ち、国家や企業と闘った反権力ジャーナリストだった。

 ところがドラマではこうした視点は一切ない。こうした数々の問題について小榑氏はNHKの担当者に「“わかりやすいストーリー”でやるのであれば、『協力できない』」と伝え、一部設定が変更されたこともあったが、その後は出版指導としてドラマテロップに連ねていた自身の名前を途中から抜いてしまったほどだ。

 そう考えると花森のスカート装着問題や、常子と花山の関係、商品テストの反響など細かい差異を関係者や「暮しの手帖」古参読者が指摘する背景には、花森の本質というべき“反権力”という根本的思想が描かれていないことへのフラストレーション、批判が内在していたといえる。

 その証拠に『とと姉ちゃん』でプロデューサーを務める落合将氏が「Yahoo!個人」インタビューで「暮らしの手帖」を“モデル”ではなくあくまで“モチーフ”にしたとしてこんな発言をしている。

<――花山のモチーフになった花森安治さんに忠実に描いてしまうと彼の思想的なことが入らざるを得なくなりますよね。

落合 そこは正直、微妙です。花森さんはわりと反権力的な方で、政治や政府にも一家言があったとされている。そこを朝ドラでストレートにやるにはなかなかハードルがある> 

 ドラマにしておきながら「花森安治の思想は正直、微妙」って……。だったらなぜモチーフにしたのかと問いたくなるが、要するにそもそもNHKは花森の反権力というジャーナリストとしての思想を描くつもりなど毛頭なかったのだ。

 こうした経緯を踏まえた上で小榑氏が指摘するのが花森、そして「暮しの手帖」のジャーナリズムとしての姿勢だ。

 小榑氏は「権力の番人」というジャーナリズムの基本について“中立はない”としてこう断言している。

「当時、『暮しの手帖』には中立というものがなかった。庶民の立場に立って、こうなってはいけないと思うから発言する。『ジャーナリストは命がけなんだ』『牢獄に入ってもよい覚悟があるか』と花森さんによく言われました」

“ジャーナリズムに中立などない”。確かにこの小榑氏はあまりに重要な指摘だ。

 とくに安倍政権発足以来、公平性や中立といった言葉を権力が恣意的に解釈することにより、日本のメディア、ジャーナリズムはそれに屈し、萎縮や自粛を繰り返してきた。 

 たとえば14年に『NEWS23』(TBS系)内で安倍晋三首相はアベノミクスに懐疑的な声をあげる街頭インタビューを「意見を意図的に選んでいる」と批判し、その直後には衆議院解散にあわせて自民党から各テレビ局に公正・中立報道を求める文書を送りつけてきた。その後も『報道ステーション』(テレビ朝日)のアベノミクスに関する放送への注意文書送付。15年2月から3月にかけては『報道ステーション』古賀茂明氏の「I am not Abe」発言に対する圧力問題もあった。また今年2月には高市早苗総務相が「政治的に公平ではない放送をするなら電波を停止する」と言及する言論弾圧事件も起こっている。

 これらは全て“権力批判は公正・中立ではない”という権力からの不当な圧力だった。そしてここで利用されたのが放送法第1条の「不偏不党」と4条「政治的公平」との文言だ。

 しかし放送法とは本来、放送局を取り締まる法律ではない。表現の自由や民主主義の実現のために定められたもので、むしろ政府などの公権力が放送に圧力をかけないように定めた法律だ。さらに言えば公正・中立を判断するのは、権力ではなく視聴者や国民だ。

 ところが現在の日本メディアは、こうした正論さえも封印し、なんら対抗手段も講じないまま、その軍門に落ちてしまっている。

 こうしたメディア状況に対し小榑氏はさらに鋭く切り込んでいる。

「今のメディアは『〜ではなかろうか』とか、『○○先生はこういう』とか、談話でしか言わないわけでしょ。こうした中立的な報道は、事実を報道しないことに等しい。例えば今の時代、われわれは本気でもう一度、戦争する覚悟があるのか、兵隊になってもいいのか。そこまで突き詰めていかないといけないのですが、そこがいい加減だからいけない。誰のために、何がしたいのか、徹底的に突き詰めて考える。今のジャーナリズムにはその気概がない」

 そもそもジャーナリズムの役割は権力のチェックであり、政治家の腐敗や暴走を暴くことだ。そこに公権力からの介入など本来あってはならないし、権力報道、ジャーナリズムに公平中立などあり得ない。

 しかし「暮しの手帖」のジャーナリズムの心髄をNHKがドラマで表現するなどと期待するほうが間違っていたのかもしれない。なにしろNHK会長は最高権力者である安倍首相のお友だちであり「政府が右といえば右」といったトンデモ人物であり、さらに岩田明子記者や島田解説委員らは他メデイアの幹部たちと同じく監視の対象であるはずの安倍首相と会食を繰り返し、閣僚スキャンダルを黙殺するなど露骨に安倍政権寄りの政治報道を展開し“安倍サマのNHK”と揶揄されているほどなのだから。

 それにしても、ドラマのなかですら権力批判を描くことがタブー化するとは、この国の言論状況はいよいよ末期状態だ。

(伊勢崎馨)


 

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コメント
 
1. 2016年9月17日 13:48:24 : ppADZcIWbI : wIwKjZiv6Bc[15]
NHKがドラマ「とと姉ちゃん」で描かなかった花森安治の本当の反戦思想〈週刊朝日〉
dot. 9月16日(金)7時0分配信

 NHKの人気連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は、「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子(しずこ)、花森安治(やすじ) をモチーフとしている。ドラマでは、常子が「女性のための雑誌を作る」と雑誌への思いを語っているが、そこには花森の反戦思想が描かれていないという。

* *  *
 天才編集者、そしてジャーナリストとして昭和という時代を疾走した花森安治は、どのような人だったのか。

「暮しの手帖」元編集部員の河津一哉さん(86)は、こう振り返る。

「60年安保闘争のころ編集部員が、『デモの特集をしよう』という提案をした。ところが花森さんは、『そんなものはマスターベーションにすぎない!』と言い切るんです。『そういうことは、NHKや朝日や「世界」に任せておけばいい。僕らは便所の隅っこにあるゴミをどうするのかということをやるんだ』と」

 花森は「庶民」という言葉をよく使った。抽象的な概念を使って、理論を語るのではない。戦後の混乱で衣食住がままならないなか、庶民の日々の暮らしを少しでも良いものにするヒントを与えることが、雑誌の目的だった。

 それを物語るエピソードがある。創刊前に鎭子から「雑誌を作りたい」と相談を受けた花森が、鎭子に語った言葉だ。

〈国は軍国主義一色になり、誰もかれもが、なだれをうって戦争に突っ込んでいったのは、ひとりひとりが、自分の暮らしを大切にしなかったからだと思う。もしみんなに、あったかい家庭があったのなら、戦争にならなかったと思う〉(『「暮しの手帖」とわたし』大橋鎭子著)

 このエピソードは、ドラマの第15週でもモチーフにして取り上げられた。ただ、花森と鎭子のやり取りには、もう一つの重要な言葉があった。

〈君がどんな本を作りたいか、まだ、ぼくは知らないが、ひとつ約束してほしいことがある。それは、もう二度とこんな恐ろしい戦争をしないような世の中にしていくためのものを作りたいということだ。戦争は恐ろしい。なんでもない人たちを巻き込んで、末は死までに追い込んでしまう。戦争に反対しなくてはいけない。君はそのことがわかるか〉(前掲書)

 こう問われた鎭子は「わかります」と答えた。

『花森安治の青春』の著書がある馬場マコト氏は、こう話す。

「花森は自身の経験から、戦争がおきたら個人はその流れに逆らえないことがわかっていたのだと思います。だからこそ『戦争がおきないようにすること』が大切だという信念があった。そのために『庶民の暮らし』を守ることにこだわった」

 ドラマでは、常子は「女性のための雑誌を作る」ことは繰り返し語っているが、「暮しの手帖」には「二度と戦争をおこさせないための雑誌」という、もう一つの信念があったのだ。文筆家の木俣冬氏は、こう話す。

「『とと姉ちゃん』は視聴率は好調なのに、批判的な意見が多い。それは、第16週以降は花森を中心とした反戦の思想を描くことを避け、ドラマとして戦中と戦後がうまくつながっていないからです。制作スタッフは『朝から反戦思想のドラマは重すぎる』と話していますが、戦中のエピソードや人とのつながりも消え、軽いドラマになってしまった」

 花森安治は、1911年に神戸市で生まれた。6人きょうだいの長男で、33年に東京帝国大学に入学。新聞記者か編集者を希望し、「帝国大学新聞」の編集部に入部した。

 37年に大学を卒業するが、この年に日中戦争がはじまる。軍靴の音は日増しに高まっていた。花森も徴兵され、極寒の中国東北部(旧満州)に赴くことになる。前出の河津さんは、花森から従軍体験のつらさをよく聞いていた。

「満州北部の凍えるような土地に派遣されていたとき、夜通しの行軍で『小休止(休憩)!』の声がかかると、雪の上に倒れたそうです。『そんなときは欲も得もなく人間は寝るんだよ』と話していました。部隊にはむやみやたらに殴る上官もいて、末端兵士のつらさや恨みが骨身にしみてわかっていた」

 敗戦から27年が経ったとき、グアム島に潜伏していた旧日本兵が帰国したニュースが大きな話題となった。そのとき編集部員が「もっと早く出てくればよかったのに」と言うと、花森は、

「キミにそういうことを言う資格はない!」

 と、色をなして怒ったことがあったという。

 花森には別の一面もあった。戦地・満州で結核にかかった花森は、39年に病院船で帰国。翌年に除隊となり、前の勤め先に復職した。その次の年、帝大新聞の先輩に誘われ、大政翼賛会実践局宣伝部に勤めることになった。戦地で戦う立場から一転、国内で戦意高揚広告の作成に携わるようになったのだ。

 大政翼賛会時代には、〈進め!一億火の玉だ!〉〈屠れ!米英我らの敵だ〉の標語を公募から選び、ポスターの図案を考えた。

「花森さんは、受けた仕事はとことんやり遂げる人。大政翼賛会の新しい仕事も一生懸命、街頭演説までしたそうです。ただ、私たちにはそういった話はしませんでした」(河津さん)

 68年、花森は原点に返ると大号令をかけ、それまで商品テストやファッションなどが中心だった「暮しの手帖」の第96号の全ページを費やして「戦争中の暮しの記録」を発表。大きな反響を呼んだ。

 以降、これまで封印していた政治的メッセージも積極的に発することになる。70年には「見よ ぼくら一銭五厘の旗」という一文を掲載している。

〈民主々義の《民》は 庶民の民だ/ぼくらの暮しをなによりも第一にするということだ/ぼくらの暮しと企業の利益とが ぶつかったら 企業を倒す ということだ/ぼくらの暮しと 政府の考え方が ぶつかったら 政府を倒す ということだ/それが ほんとうの《民主々義》だ〉

「一五厘」とは、戦時中の郵便ハガキの値段を意味する。兵隊を召集することは一銭五厘の赤紙でできる。兵隊の命は、軍馬より安い。従軍経験のある花森は、庶民を一銭五厘にたとえたのだ。71年には週刊朝日も「花森安治における『一五厘』の精神」という記事を掲載。実は、花森と週刊朝日は浅からぬ縁があった。

 帝大新聞時代の先輩で、メディア界の盟友だった扇谷正造は、大学卒業後に朝日新聞社に入り、週刊朝日の編集長を務めた。その縁で、花森は週刊朝日の別冊本の表紙絵を描いたり、「衣装読本」「日本拝見」の連載を執筆したりした。

 だが、週刊朝日に掲載された記事の「ボクは、たしかに戦争犯罪をおかした。言訳をさせてもらうなら、当時は何も知らなかった、だまされた」という発言が、波紋を呼ぶことになる。

「暮しの手帖」の成功で時代の寵児となった花森に対し、「戦時中の戦意高揚ポスターを作った張本人」との批判はもともとあった。「欲しがりません勝つまでは」といった文案まで花森が作り上げたという、曲解された情報もあった。そのなかで自らの戦争責任に言及したことが反響を呼び、誤った解釈がさらに広がってしまった。それでも花森は、釈明は一切しなかった。

 花森にとって大切なことは、庶民の暮らしを守ること。一部の人の「戦争責任の罪滅ぼしで雑誌をつくった」という陰口には、興味がなかったのかもしれない。前出の馬場氏は言う。

「花森は、一銭五厘で戦地に送られた側であると同時に、後の翼賛会時代に兵隊を送ることをあおった側でした。花森のような人物でさえ、戦争に“反射”してのみ込まれてしまった。しかし、そのことを傍観者の立場で批判しても意味はありません。それよりも、日本が再び戦争をしないために、何をしなければならないのか。花森の仕事は、私たちにそれを問いかけている」本誌・西岡千史(一部敬称略)

※週刊朝日 2016年9月23日号

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160914-00000236-sasahi-ent&p=3


2. 2016年9月17日 14:23:15 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2669]

>NHKは花森の反権力というジャーナリストとしての思想を描くつもりなど毛頭なかった

あほらしい

当たり前だろ

所詮、NHKの朝ドラ、変な期待をする方が間違いだ

>実際の花森氏はスカートなど履いたことはなく

女に間違えられ、普通の男の姿じゃなかったのは間違いないだろ

http://drama-suki.com/hanamoriyasuji-joso#i-3
前髪はぱっつん、パーマをきかせた後ろ髪は長く女性的。
一見すると男性なのか女性なのかわからない彼の外見に、ある代議士は
「男性的な堂々たる声やな」「あんた、旦那さんおるんか?」と対談中は女性と思っていたらしい。

しかし彼の外見に関して興味深い事実があって
ビジネスパートナーだった大橋鎮子さんによれば「パーマをかけた長髪は事実だけどスカートは間違い」と断言しているとか。

幅広のキュロットのようにみえるけどそうでもなく、裾が広い半ズボンをはいていたから
そのように見えたのではと大橋さんは語っています


3. 2016年9月17日 14:38:25 : Oozg29Kcag : Qiiwq5NaXgQ[231]
NHKの連続ドラマは母親が見ているようだが、おれは見ないからどうでもいいや。
「暮しの手帖」は、両親が長らく購読していた。
子どもの頃のおれは、藤城清治の挿絵の童話を楽しみにしていた。
親は『スポック博士の育児書』を参考にしながら子育てをしたらしい。
おかげでこんな人間になったというべきか、この程度ですんだというべきか。

4. 2016年9月17日 15:08:33 : FmfmIBraAw : eQI7mMNTGRg[6]
まあそうなんだけどさ、そんなこと言ったら同じNHK朝ドラの「花子とアン」で主人公のモデルといわれた村岡花子なんて戦時中、進んで大日本婦人会に入って「戦争翼賛銃後の守り」をラジオで訴えただけでなく、戦後もあの戦争は間違っていないと答えててバリバリの反動オバサンだったのに、ドラマでは時代の波に逆らえなかったみたいな話にして安っぽい戦争批判でお茶濁してるとか、事実と変えてあるケースなんかいくらでもあるじゃんか。

だいたい婦人運動家の市川房江だって戦時中、進んで婦女子は戦争に協力すべし!と大政翼賛会に入って煽ってたのは有名だし市川もそれを隠さなかったしさ。
リテラは批判するけどさ、ここで俺が書いてきた戦前から文筆活動や女性の地位向上に勤しんできた女性たちが進んであの戦争に協力したのは何故だったか、過去の記事でちゃんと書いてるじゃないか。

『花子とアン』村岡花子の戦争協力 なぜ女性が戦争に加担してしまう?
http://lite-ra.com/2014/09/post-436.html

市川房江が典型的だと思うけれど、戦前女性は選挙権もなく権利も制限されておりそれゆえに女性の社会参加への道も閉ざされていたが、国家総動員の戦争という大事においてやっと女性も国家に参画できる道が開けるとして積極的に関わらざるをえなかったという一面があったこと。

村岡花子のように女性の地位向上や社会参加の面からだけでなく、あの戦争を時代の必然と肯定し戦後も生涯譲らなかったことも含めて、そうそう簡単に戦争協力者のレッテル張りで非難できる問題ではないことも含めて、果たして花森安治が受けた仕事はやり遂げる気性というだけで戦時中、戦意高揚プロパガンダのポスターを作っていたのだろうか?
戦争という時代の波に呑みこまれてしまったと、安易に言い切ってしまっていいのだろうか?

もちろん俺はあの戦争は間違いであり批判すべきものと思っているし、あの戦争になんであれ協力した文化人ジャーナリストは同じく批判されるべきだと思うけれども、戦前の価値観が一日で変わった戦後を山田風太郎や野坂昭如などが未だ信じるに値せずと、損失感に打ちのめされた戦後意識を持つにいたった経緯を読むにつけ、人の心なんてそんなに簡単に変わるものだろうかと思はざるを得ない。

そんなに簡単なもんじゃないんじゃないのかねえ。


5. 2016年9月17日 15:15:53 : Oew8aCqKMY : @SpEy3Kzx1M[96]

日本ペンクラブ 見よぼくら一銭五厘の旗 花森安治
http://bungeikan.jp/domestic/detail/605/

花森さんの思想と言えば、これでしょう。
こうした花森氏の思想をドラマの中で表現できるほどのNHKならば、受信料を払うのも惜しくはないのだが。
そうでなければ、ただ、一世を風靡した有名雑誌の周辺人物のキャラを形だけ利用したに過ぎないことになる。
つまらんドラマです。

>小榑氏は「権力の番人」というジャーナリズムの基本について“中立はない”としてこう断言している。

>「当時、『暮しの手帖』には中立というものがなかった。庶民の立場に立って、こうなってはいけないと思うから発言する。『ジャーナリストは命がけなんだ』『牢獄に入ってもよい覚悟があるか』と花森さんによく言われました」

>“ジャーナリズムに中立などない”。確かにこの小榑氏はあまりに重要な指摘だ。

> とくに安倍政権発足以来、公平性や中立といった言葉を権力が恣意的に解釈することにより、日本のメディア、ジャーナリズムはそれに屈し、萎縮や自粛を繰り返してきた。 

今の日本は「公平性」を盾に自分の立場を守る報道機関ばかり。
「何が公平でないか」についての抗議はおろか、議論する気さえない。

「一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」って言葉があったが、国家として国民として、学習能力がないってことか?


6. 2016年9月17日 15:49:48 : UhDRXwZ25A : ZnzOYt0I50w[7]
>>4
花子とアンが原作に忠実にやったらやったで戦争賛美だの安倍政権のプロパガンダだの
というに決まってる。

結局リテラのやってるこは右から左を煽る保守系サイトの逆張りをやってるだけでアクセス稼ぎをしたいだけのサイゾー系サイト。


7. 2016年9月17日 16:03:22 : 2VxazcwEtj : LkYd3S4cYsA[91]
ニュース擬きやドキュメンタリー擬きでも腰が引けてるのに
そんなテレビ局のドラマに真実性を求めるってのも変な話だと思うんだ。

それと花森安治と暮しの手帖というのは名前しか聞いたことがないので
自分自身としては持ち上げることも批判することもできないが
ただ本文中で花森のエピソードらしきものを紹介してる部分を読んで
なにかしらの違和感が湧いてくるんだな。

俺は

>>04

の考えに近いな。

ヒーロー、ヒロインにはそれであるために語られない語られたくない部分がある。
ドラマってのはそこを隠して英雄物語を作ってくんだろう。



8. 2016年9月17日 16:47:20 : wYZ4E7zKhp : dt7feUwLo5o[435]
漸くこんな記事が出たか。
『ごちそうさん』あたりまでは反戦描写はちゃんとあった。
朝ドラと言えば反戦描写なのではなかったか?


9. 2016年9月17日 19:36:16 : Oew8aCqKMY : @SpEy3Kzx1M[97]
NHKに限らず、むかしはどこも「反戦」は当たり前の思想だったんだけどね。
自民党の重鎮と言われるような人たちでさえ、自身が戦争体験者だった人は皆「反戦」だった。
だから、改憲を目的に作られたといわれる自民党でも、実際に改憲しようという総理大臣はこれまで出なかった。
「反戦が反体制思想」になった時の恐ろしさを私たちはこれから知ることになるのだろう。

10. 2016年9月17日 20:58:52 : qiLbRRQKeU : hAQCU@xjPJg[17]
生臭い 史実ドラマで 洗練し

11. 2016年9月17日 22:06:58 : NgcsZl6vsQ : t8JVYMFJR@M[27]
途中まで見ていたが、本文のように、終盤、家電メーカー&新聞社(大東京云々・苦笑)からの嫌がらせに辟易して見ていない

やっぱ本当はそんなこと無かったよねぇ あの頃の日本はまだ健全だったってことだ

今の日本の状況はねぇ。。。考えたくもないわw

小沢一郎Tシャツ買ったわ すぐに届いた 高笑い


12. 2016年9月18日 00:34:07 : xQoZn42Pr2 : 2ydlNWODHRI[1010]
もともと見てねぇドラマだからどうでもいいや

13. ヨハネ[9] g4iDboNs 2016年9月18日 19:34:22 : pus26u0SE6 : J7hFVp4Viog[16]
>「日本が再び戦争をしないために、何をしなければならないのか。花森の仕事は、私たちにそれを問いかけている」

まだ、こういうバカな寝言をホザく人が大勢いる。03年、小泉は、平和憲法の前文をつまみ食いして、憲法を「ぶっこわし」て、戦争開始し、イラクに派兵し、イラク人大虐殺したじゃんか。「庶民」も熱烈支持した。レジスタンスに捕らわれた、人道支援に入っていた、勇気ある、誇るべき国民を、米国の侵略戦争に共に参戦するのにジャマだから、今も蔓延する「自己責任」なる奇怪なコトバを作って「庶民」を煽動して、一億総がかりでリンチにかけたよな。ヤツは、香田証生君も瞬殺したよな。ファルージャ大虐殺の前には、「この作戦は絶対に成功させなくては」とかぬかしてたな。大量破壊兵器が無かった事が判明しても、「無かった事を証明できなかったフセインの責任」とヘラヘラ笑ってたな。

挙句、東電の目の上のたん瘤だった福島県知事の佐藤栄佐久を嵌めて、フクイチを爆発させ、独り核戦争状態。この5年で、日本の人口は100万人減少したとか。「暮らしの手帳」、今もあるの?食品の放射能検査とかやってんのか?

ヤツは、テメエが最高戦犯だと知ってるから、今、築地移転で、火だるま状態の石原みたいに、責任追及されぬよう、「脱原発」とか、未だに必死こいて工作してる(石原みてえに、「騙された」と他人のせいにし、己の責任については、一切言及しないし、フセインにやれとぬかした、テメエに責任が無い事の証明もしやしない)が、こんなサタンの手先の詐欺師を未だに支持してる「庶民」も多い。やはり、「庶民」ではだめだったのだ。今こそ、小泉に、テメエが作ったコトバどうりに「自己責任」を取らせるべきだが、「庶民」にそんな力はないだろう。

残念ながら、この愚かな民の、地球上からの消滅、死滅は秒読みだ。THE END


14. 2016年9月18日 22:33:41 : Y50a4UR7Mc : tLxDWrkxZHg[4]
>>9
そういう意味では「頭の中がお花畑」な世代が
自民党を牛耳るようになってしまったのだろう。

国防だ何だというが、紛争状態に陥らせることこそ「頭の中お花畑」な連中だ。


15. 2016年9月19日 04:20:53 : FQhPhu3PcY : 7ti_U4pfh_A[20]
中立である必要は全く無い。

「中立」 は、ペテン師の常套句。
詐欺集団・放送法遵守を求める視聴者の会も、よく使ってますね。

http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/665.html
 


16. 2016年9月19日 04:39:26 : FQhPhu3PcY : 7ti_U4pfh_A[21]
報道圧力団体 「視聴者の会」 賛同者は
やっぱり安倍応援団と 日本会議だらけだった
http://news.livedoor.com/article/detail/11204640/

17. 2016年9月19日 16:11:22 : zDL3EVJdSg : NqV6hnwsRv4[10]
伝統文化的に日本人は幕藩時代も近代も身の安全や損得計算などで「権力に隷従してきた」歴史だと思います。村八分的な狭い島国のリンチ社会ともいうべき環境では、昔も今も弾圧、迫害に抵抗して信念を貫ぬくことが多分難しいのでしょう。「護憲派」「反戦平和派」。「リベラル派」。「反原発派」の現在の無惨な凋落ぶりを見ても大方の国民は「洞ヶ峠」での様子見を経て「すでに転向〉したことが分かります。日本の共産党も、何かを恐れてあれこれの理由をつけてすでに〈中道左派」へ転向しました。「神を信じる者も信じない者も」を合言葉に、「反ナチズムと反フアシズム」の為に多くの市民がたたかつたフランス市民とは違い、体制が「違憲もクソもない。安保と戦争が第一」勢力下になつた日本では、タカ派から突きつけられた短歌〈戦争に反対をする阿呆ども、戦争せず如何に国を守るか言え」。に沈黙と投降で答えるしか無かつたようで残念です。

18. 2016年9月19日 18:22:04 : FQhPhu3PcY : 7ti_U4pfh_A[23]
放送法 第1条 第4条

普段、ネトウヨ評論家が妨害行為をしていることばかりですね。


19. 2016年9月19日 18:28:40 : FQhPhu3PcY : 7ti_U4pfh_A[24]
NHK 石原進経営委員長
日本会議福岡の名誉顧問、原子力国民会議の共同代表
http://mainichi.jp/articles/20160727/k00/00m/040/090000c

20. 2016年9月19日 20:47:53 : 8spu24yf2U : FGVuT1PlhmA[5]
コマーシャルのない媒体が本当のことを伝える条件を持っている。これが事実である。暮らしの手帳は広告を載せなかった。今はそんな雑誌はなくなった。

テレビは御用放送NHKと全額コマーシャルで運営する民放。新聞も広告料のほうが大きい。雑誌も同じだ。ミニコミ誌もスポンサーがついている。これで経団連企業が進める原発に対して反対の記事が書けるわけもない。金が社会を支配してい。これが現実だ。労働組合連合も権力側に立っている。

少なくともメディアはスポンサーの意向を排除する必要がある、それが民主主義の基本条件だ。


21. 2016年9月20日 06:11:29 : NCH3u6JaRw : dtHbon155AU[2]
しかしわからんな。

「民主主義」とはつまるところ、アメリカにとっての「敵性国家体制の破壊ツール」にしかすぎん。

だからアメリカはサウジアラビアの北朝鮮と同等、もしかするとそれ以上に
非人道的で非民主的な体制にも一切批判してこなかった。
(もちろん現在、関係が悪化しているから、今後サウジを破壊するために
民主主義を利用する可能性は極めて高いが、今までという話)

民主主義など、宗主国アメリカにすら実在していない妄想上の概念だ。

宗主国でも出来ぬ事が、何故日本如き植民地で実現できると思うのか?
実に不思議だ。


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