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小池の乱第2幕 橋下徹が加勢する新党立ち上げ「後の先」
http://wjn.jp/article/detail/2014882/
週刊実話 2016年9月8日号
「永田町が今、ザワついているのは“小池新党”が現実的に動き出し、それが近々、中央に波及しそうだからです。火種は8月10日、都内で小池百合子氏を応援した超党派の区議、都議ら70人超が結集した会合。その席で小池氏は、当選直後に否定していた新党立ち上げについて『都政を前に進めるためには一つの選択肢』と、発言したことにあります」(小池氏側近)
東京都知事選で圧勝した小池氏が、ここへ来て永田町でも台風の目として俄然、注目を浴びつつある。小池氏が新党に関し言及したためだが、その背景には、橋下徹おおさか維新の会前代表(現・法律政策顧問)の存在が大きいというのだ。
「当初、小池氏の都知事選出馬に、おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は批判的でさえあった。しかし、それを軌道修正したのが橋下氏。小池氏と同じく政治的嗅覚に長ける橋下氏は、小池氏が大化けすると嗅ぎ取り“小池ブームが来る。おおさか維新の会も乗るべきだ”となだめた。その言葉を境に、おおさか維新の会は陰で一斉に小池氏全面支援の方向へ舵を切ったのです」(同)
橋下氏も選挙中にツイッターにおいて、民進党推薦の鳥越俊太郎氏が女性問題を報じた『週刊文春』を告訴したことに対し、「ケツの穴が小さい」などと“口撃”。間接的だが、小池氏支援にまわった。
「さらに当選後、小池氏は橋下氏、馬場伸幸おおさか維新の会幹事長らと極秘会談をしたという話もある。そこで双方は、小池新党を創設し、それを橋下氏が全面支援するで合致したということです」(同)
橋下氏らにとって、天下統一に向け東京の基盤拡大は必須命題だ。しかし、これまで何度も東京への進撃を試みたが、やはり関西圏ほどの浸透とはいかず、ほとほと困り果てていた。
「都議会は127議席あるうち1議席のみで、頭を抱えていた。そこに突然現れたのが小池氏。小池氏は兵庫県出身で肌も合う。しかも、右派思考の点も橋下氏らと同類。そこで橋下氏は、小池新党を旗揚げさせ、それとタイアップして来年の都議選を戦えば東京で確実に基盤を築けると踏んだようです」(おおさか維新の会関係者)
小池氏にとっても、新党は大きな“御守り”になる。というのも、都知事選出馬で完全に敵に回してしまった自民党都連のドン・内田茂前幹事長を頭に置く内田派議員は、自民党都議60人中30人はいるという。今回、自民党が推した増田寛也氏敗北の責任を取って幹事長を辞しても、内田氏が裏の都連幹事長であることは変わらない。小池氏は都政運営で強烈な妨害を受けることが予測されるのだ。
「そんな中、小池氏は自民党を牽制し都議会をコントロールするには、“来年の都議選で新党からの大量候補者擁立、プラス、おおさか維新の会のバックアップ”をチラつかせることが最大の武器になると読んだ」(小池氏支持区議)
実際に小池新党ができた場合を考え、自民党都議の中には早くも小池氏に擦り寄る議員も多いという。
では、小池氏と橋下氏はその後について、どのような思惑を抱いているのか。
先の小池氏側近はこう言う。
「小池氏が日本のヒラリー・クリントンを狙っていることは間違いない。都知事後は初の女性首相。一方、橋下氏も“天下盗り”を狙っている。今は安倍首相に近い形を取っている橋下氏だが、小池氏、さらには友好関係の減税日本を率いる河村たかし名古屋市長と手を組み、三大都市を基盤に国政へ参加したほうがテッペンは早いと思い始めている。来年の都議選で小池・橋下ブームが巻き起これば、国政で両者の党の躍進は間違いない。それは歴史が証明していますよ」
金丸信自民党副総裁(当時)が東京佐川急便から受けた5億円の闇献金発覚や脱税での逮捕などで、自民党内が揺れに揺れた'92年、細川護煕元熊本県知事が立ち上げた日本新党が大躍進したのは、その翌年の東京都議選。27人が当選し都議会第三党に躍り出た。
「都議会選挙は、常にその次に展開される国政を占う一つの試金石。自民党の麻生太郎政権がリーマンショックなどの経済不振と参院での与野党ねじれ現象で急速に人気を失った。その中で民主党への期待が高まり、'09年、民主党政権が誕生した。その直前の都議選でも自民党は10議席減らし、民主党は20議席増の54議席で都議会第一党に躍り出ているのです」(都議関係者)
日本新党も当時の都議選の勢いで、'93年夏の衆院選で35人が当選、連立政権で細川護煕首相が誕生した。当時、細川氏の側近として政権奪取に動いたのが、キャスターから国政に転身した小池氏。その小池氏と大阪府政・市政を牛耳った橋下氏がタッグを組むとなれば、永田町界隈が騒ぎ出すのも無理はない。
「どちらが先に首相をやるかは時の流れ。しかし、両者とも互いに“こいつは使える”と思っている。その前に、小池新党が立ち上がれば自民党が相当なダメージを受けるのは必至。安倍首相、ポスト安倍を窺う石破茂氏、岸田文雄外相らは、小池氏や橋下氏らのしたたかさにどこまで対抗できるのか見ものだ」(全国紙政治記者)
それぞれの“次の一手”に大注目だ。
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