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2016年08月27日 「ジャーナリスト同盟」通信
<都知事選でも明らか>
8月26日午前、先日初めて会ったばかりの青柳さんが、彼の友人の統計学者・井上雅之氏を、わが埴生の宿に案内してきた。初めて統計学者のデータを、棒グラフにした資料を見る機会となった。それは石原・猪瀬・舛添・小池の知事選の得票数をグラフにしたもので、なんと4人のそれが見事に、ほぼ一致しいた。ほとんどバラつきのない棒グラフが描かれていた。当選者の23区市町村の得票が、あらかじめ決まっていたのである。まぎれもなく、不正に操作された選挙を裏付けていた。
<富士通機器使用の「ムサシ」疑惑>
「誰なのか、明らかに仕掛けられている。形だけの選挙。米国のように国連の選挙監視団が必要だ」とする統計学者の指摘にうなずくばかりである。
もしこれを全ての国政選挙に当てはめると、クーデターでも起きない限り、与野党の政権交代は起きないことになる。民進党の代表選挙に「ムサシ」は使われるのか?
都知事選に当選した候補者4人が、等しく23区と市町村でほぼ同じ得票の300万票で当選する。摩訶不思議な選挙戦が石原時代から続いていることになる。
民主的な選挙に程遠い。詐欺的選挙の主役は、民間の独占選挙屋「ムサシ」疑惑へと発展することになろう。
投開票作業を一手に牛耳る「ムサシ」の機器とプログラムは、富士通の製品である。この製品に仕掛けが施されているのであろう。
同じような機器で、米国でも大問題になった。特にブッシュ対ゴアの大統領選挙である。今回はどうなるのか。ヒラリーとトランプである。
<期日前票のすり替え疑惑>
いつのころか、期日前票を推進するキャンペーンが始まった。この期日前票の管理は「ムサシ」である。これも疑惑を助長させている。
目的のためには、何でもするマキャベリスト政権において、疑惑の輪は広がるばかりだろう。
開票立会人の経験のある井上氏は「期日前票と当日票を混ぜて開票機器にかけていた。なぜ別々にしないのか。ばれないようにしているのだろう」とも決めつける。
<出口調査疑惑>
今回の都知事選において、出口調査の正体を知った有権者は多かったのではないだろうか。
この出口調査をNHKは、きわめて有効に活用してきた。当確報道の決め手としてきた。
NHKは確かに金がある。だからといって全開票所に職員やバイトを張り付けて調査をする能力はない。
実際は、これまた民間企業の出口調査結果を買い込んで、それを裏付けとして利用していた。しからば、この民間の出口調査会社は?「ムサシ」の子会社か関連会社なのか。これも不思議なことだが、筆者を含めて出口調査をする人間に出会ったことなどない。
もともと得票結果の数字が完結しているのであれば、出口調査もアリバイ程度で済むだろう。新聞テレビは、民間の出口調査会社からデータを購入して、当確報道をする。有権者・主権者を冒涜している!
<開票即当確報道>
事前に人間の心を測定することは可能であろうか。内容・問題次第では、多少は読めるが、無論予想の範囲内である。
基本的に不可能である。投票した有権者の全てから、投票者を聞き出すことなど不可能である。第一真実を打ち明けるか、これも困難であろう。
要するに、厳密にいうと、不可能だらけなのだ。それでいて午後8時の時点で小池当確と報道したNHKだった。
なぜこんな芸当が出来るのか。おわかりだろう、最初から小池当選で仕組まれた数字が、開票機から飛び出してくる?ということであれば、開票即当確もありうる。
それ以前に世論操作が行われる。鳥越候補には「女性スキャンダルで女性票が逃げた」「増田は地方の知事経験者で東京は無理」といったたぐいの世論操作である。「小池当選」という雰囲気を作り出していた。「安倍は承知で増田の応援をしなかった」がダメ押しとなる。
<北海道5区の衆院補選の千歳開票疑惑>
筆者は、北海道5区の補欠選挙開票での千歳市の開票速報を知って、不正選挙の真実を学んでしまった。同市の開票は2回、1回目の開票で与野党候補はほぼ互角、これはわかる。ところが、2回目の最終開票で9割を自民党候補が抑えた。問題は、この2回目開票のずっと前にNHKは自民候補の当確を報道していた。NHKは事前に2回目の最終開票を知っていたことになる。これは不可能である。
千歳投票者の出口調査を完璧に行っていない限り、与野党接戦の結果を早々に公表することは無理だ。ここにも不正の仕掛けが存在したのだ。
<ムサシを止めて手作業開票だ!>
コンピューターは実に便利で早い。が、操作いかんで、どうにでも出来る。100%操作不能という製品でない限り、選挙に使用してはならない。
「ムサシ」はいらない。疑惑の投開票機は不要である。
多少時間をかけても、手作業が一番である。EU離脱を問うイギリスの国民投票は、そうして実施した。当然、不正選挙の指摘は起きなかった。
手作業開票に切り替える運動をする政党が、民意に応える政党である。新聞テレビも、である。
2016年8月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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