http://www.asyura2.com/16/senkyo211/msg/527.html
Tweet |
「誰かに頼ろうという姿勢ほど権力者にとって扱いやすいものはない:toriiyoshiki氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20577.html
2016/8/20 晴耕雨読
https://twitter.com/toriiyoshiki
「報道ステーション」で築地移転問題についての小池都知事の視察を伝えていた。
選挙のときに公約したことなど当選してしまえば何の関係もないという姿勢はいっそ清々しいほどだw…
本当に情けないほどに予想通りの展開で、何度でも騙される有権者のチョロさに泣ける。
>なぜ、「まるで喜んで」騙されるのか、報道機関には、きちんと検証していただきたいです。なぜ、騙される可能性を指摘できなかったのか、選挙のプロセスでの報道はどうすべきか、というようなことです。
こう言いたくなる気持ちは解るのだが、一般論として選挙での公約について「こいつは嘘をついている」という報道は無理。
候補者が何を公約し、何が守られなかったかをチェックするのは有権者一人一人であり、それが可能なだけの材料は提供されている。
自民党のTPPのような「判り易すぎる」公約違反の例は枚挙のいとまもなく、とりわけ安倍政権になってから目立つ。
ぼくとて(元々ジャーナリズムの現場に身を置いていたとはいえ)一般の人たち以上の情報源があるわけではない。
公開された情報を整理・分析して結論を導き出しているだけ。
複数の情報源(テレビや新聞、雑誌さらにはインターネット)に当たって、それぞれを分析し、相対化し、現時点で妥当と思われる結論を導き出そうとする姿勢を「メディア・リテラシー」という。
その重要性が強く叫ばれながら、全く成熟していないのが、この「メディア・リテラシー」である。
つまり、この「メディア・リテラシー」を自ら積極的に身につけない限り、有権者はいつまでも騙され続ける、ということになるのだろう。
>メディア・リテラシーを身に付けろと言いますが、判断材料たり得るとされる情報も結局はキッチリバイアスが掛かった代物。それを精査して提供出来てこそのジャーナリストだと思いますが。
「メディア・リテラシー」とは、提供される情報に「キッチリバイアスが掛かっ」ていることを前提にした概念。
与えられた情報を丸呑みにするのではなく、相対化し、批判的に消化することで「事実」に近づこうという姿勢である。
俺は自分がマスコミの現場にいた(いまも片足を残している)人間だから、いまのマスコミの質の低下、自律性の欠如については痛いほどよく判っている。
しかし、そのマスコミの劣化は、マスコミからの情報を鵜呑みにする、甚だしくはマスコミに正邪の判断を期待する受け手のあり方と表裏一体ではないか。
>ではその姿勢とやらはどの様な立場の人を想定されているのですか。パートで家計を必死に支える主婦?、生活のために残業代に頼らざるを得ないサラリーマン?、奨学金返済の為に複数のバイトを掛け持ちする学生?何処にそんな余裕があるのですか?。
生活者には余裕がないので(それはその通りだが)マスコミが頑張って「正しい情報」を提供すべきだという依存体質(とその正当化)が「騙され続ける有権者」を作る。
誰かに頼ろうという姿勢ほど権力者にとって扱いやすいものはない。
>正しい情報を欲しているのではなく、正しい情報を知り得る立場にあるのならそれを武器に戦うべきでは?と言っているのです。依存しているのはむしろ権力者に阿りペンという武器を持ちながら丸腰の市民に代理戦争せよと言っているジャーナリストの方ではないですか。
マスコミ組織も官僚化が進むにつれて、何が正しい…あるいは伝えるべきニュースかという判断力が脆弱になる。
判断するということは「責任」を伴うから、それを嫌って万事が無難な(責任の生じない)方向に流れる。
それがいま起こっていること。
政府をはじめとする公的機関にオーソライズされた情報が、そういう意味では最も「無難な」情報ということになる。
権力による情報操作が容易くなるわけ。
情けない話には違いないが、その現実を認めるところから出発するしかない。
8月5日の時点でぼくはこう書いている。
「選挙時の公約はみんな吹っ飛んで、小池都政は既定路線を歩むことになるだろう。
小池さんに『改革』を期待した都民がいたとするなら裏切られるわけだが、これは『ダマされる方が馬鹿』だとしか言いようがない」…本当に情けなくなるほど予想通りなんだよなあ。
自分は「権力者に守られている」というのはむろん彼の妄想にすぎないのだが、その妄想に一定のリアリティというか、時代の本質を抉っている側面があるのがやりきれない。https://t.co/QK1ZeIIX97
昨夜の報道ステーション、さらにこの記事を読む限り、玉虫色の表現をしてはいるものの築地から豊洲への市場移転について「抜本的な見直し」をする気はさらさら ないと判断して間違いないだろう。https://t.co/zos4o6kXUp
>モーニングショー。築地市場移転問題で、小池都知事の選挙中の「見せます」という公約との乖離を突いた。昨日の視察でカメラは遠く、何を話してあるか分からない、反対派の陳情書も受け取らない、これは広報であって情報公開とは違う、と。その通り。
これは見ていなかったな。
玉川徹さんは、テレビ・ワイドショー(あるいはニュース・ショー)のフィールドでいま一番頑張っている人じゃないかと常々思っているけれど。
>今日の小池都知事の築地・豊洲視察のポイントですが、ひと言でいうと、ネガティブなスタンスをさらに固めたということでしょうか。豊洲市場について、使い勝手をしっかり検証し、要望を聞いて手直しが必要なのか判断したい。また建設費の増高については疑問がある。土壌汚染対策は…
報ステや共同の記事と比べて、かなりニュアンスが異なる。
専門に取材してきた記者の「希望的バイアス」がかかっていないことを祈る。
そして、もしこの人の観測通りに事態が進むなら…ぼくは間違っていたことになるが…
こんな嬉しいことはない。
せいぜいが移転時期の多少の延期が落としどころじゃないかという気がしてならないが、俺はモノゴトを斜に見る癖がつきすぎているのかなあ…。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK211掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。