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2016年8月2日 日刊ゲンダイ
驚き!! 年金の株運用にカラクリが隠されていた!
http://79516147.at.webry.info/201608/article_90.html
2016/08/12 半歩前へU
▼株式の「利益」は公務員に 「損失」は庶民に配分
やっぱり、国家公務員だけは損をしてなかった―。株式での運用比率を引き上げたために、私たちの年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2015年度の運用実績は5.3兆円のマイナスだった。
ところが、なんと、国家公務員の年金を支える「国家公務員共済」は安全運用でちゃっかり儲けていたことが分かった。安倍晋三が株で損をした「兆」のつくマイナスを私たちに押し付けた。
いつも公務員だけがいい思いをして国の「恩恵」に預かっている。損失を被るのは私たちだ。こんな理不尽なことを許していいのか。
国家公務員共済は昨年10月以降、制度が変わったが、15年度の下半期は248億円のプラスだった。同じ期間、私たちのGPIFが約660億円のマイナスだったのとは大違いだ。
それもそのはず、国家公務員共済は私たちに比べ、ずっと安全な運用を行っているからだ。昨年2月、運用比率をGPIFと同じにする方針が決定されたが、ある“カラクリ”を仕掛けて損失を回避しているのだ。厚労省関係者はこう言う。
「国家公務員共済も、GPIFも、ともにポートフォリオを国内債券35%、外国債券15%、国内外株式50%にすることになっています。
でも、国家公務員共済には、大きな『乖離許容幅』を持たせているのです。国内債券での運用比率の中央値『35%』に、プラスマイナス30%もの許容幅があり、65%まで国内債券での運用比率を高めることができる。一方、GPIFの国内債券での運用比率の許容幅はプラスマイナス10%だから、45%までしか高めることができません」。
実際、国家公務員共済の国内債券での運用比率は、15年3月末時点で62%。国内外株式での運用比率はたった31%だった。国内債券約37%で、国内外株式が約44%だった私たちのGPIFに比べると、差は歴然。
国家公務員共済は安全な国内債券で運用し、GPIFは強制的にリスクを取らされているようなものだ。経済評論家の荻原博子はこう言う。
「この運用比率の格差は大きい。『株価の下支えはGPIFでよろしく』と言っているようにも見えます。今さらGPIFの国内外株式での運用比率を下げることはできません。GPIFが『株式を売る』と言った途端、マーケットは大暴落してしまうからです」。
いつも損を見るのは庶民ばかりだ。
詳報はここをクリック
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186852
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