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N1裏テントを訪れた安倍晋三首相夫人の昭恵さん(中央)=6日午後7時、東村高江
噴飯物の安倍昭恵夫人の沖縄ヘリパッド建設現場訪問
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/08/09/post-5106/
9Aug2016 天木直人のブログ
きのう8月8日の東京新聞と日経が小さく報じていた。
安倍昭恵夫人が沖縄県東村、高江の米軍北部訓練内にあるヘリコプター離発着帯(ヘリパッド)の建設工事現場を訪れたと。
このヘリパッド建設とは、辺野古移設工事と並んで、在日米軍の為に沖縄県民を犠牲にする安倍暴政の象徴的だ。
そのヘリパッドお建設現場は、それに反対する住民や支援者と、それをとりしまろうとする安部政権(警察や防衛省)との間で、激しい攻防が続いている人権蹂躙の場所だ。
そのような場所に、よりによって安倍首相の夫人である安倍昭恵夫さんが訪れたというのだ。
何の為の訪問だったのか。
家庭内野党を自認する昭恵夫人が、安倍首相の進める沖縄政策に反対し、文字通り野党の一員となって、地元住民と一体となって安倍暴政を止めようとするのなら歓迎だ。
それが元で夫婦仲が悪くなるのは忍び難いが、そこまでの覚悟をして沖縄の住民の苦しみと怒りに寄り添うのなら、私の安倍昭恵夫人に対する評価は一変する。
しかし、どう考えてもそうではなさそうだ。
それどころか、昭恵夫人の最近の一連の言動のひとつである、安倍暴政に対するガス抜きであるような気がす。
いまの私には、そのどちらが正しいか判断できない。
そして、ここからが私が強調したいところであるが、たとえその本心が建設反対派に対する共感であったとしても、そして安倍首相の政策に対する家庭内野党としての反発であったとしても、安倍首相のヘリパッド建設強行を止める事が出来なければ、今回の安倍昭恵夫人の行動は噴飯物の行動であるということだ。
それほど高江のヘリパッド建設強行は許されない事なのだ。
それほど高江の反対派住民に対する国家権力の取り締まりは許されない事なのだ。
事態はそれほど緊迫している。
すべての評価は、昭恵夫人の高江訪問の後ではっきりする。
もし安倍政権の高江ヘリパッド強行建設が止まらないなら、これほど高江住民とその住民を支持する反対派を馬鹿にした訪問はない。
昭恵夫人の高江訪問はこれ以上ない裏切りとなる。
そのことは、もうすぐわかる(了)
◇
安倍首相夫人、突然の沖縄・高江訪問 「何が起きているか確かめたかった」
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/56307
2016年8月7日 09:52 沖縄タイムス
安倍晋三首相の夫人、昭恵さんが6日午後7時ごろ、沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設予定地につながるN1裏テントを訪れた。社会活動家の三宅洋平氏ら数人と一緒に、突然の訪問だった。高江に来た理由について「映画『標的の村』を見て、実際何が起きているか自分の目で現場を確かめたいと思った」と沖縄タイムスの取材に答えた。
昭恵さんはこの日、東京から沖縄入り。以前、高江の住民と話す機会もあったといい、「住民はただ普通に暮らしたいだけ。誰もが普通に暮らす権利はあると思う。(政府は)きちんと彼らの思いをくみ取って(ヘリパッド建設を)説明するべきだったと思う」と述べた。政府が進める工事強行については「こちらから話すのは控えたい」と明言を避けた。
訪問の真意を測りかねた市民らが昭恵さんを取り囲む場面も。一部で「個人的な理由で来たにせよ納得いかない」との声も飛んだ。約10分の滞在だった。(北部報道部・城間陽介)
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