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2016年08月07日 「ジャーナリスト同盟」通信
<稲田と安倍のコンビ>
ナショナリストというよりも、ストロング・ナショナリストの首相と防衛大臣のコンビに世界が注目している。お似合いのダンスの行方であるが、早くも核武装問題で露見、欧米と隣国に波紋を投げかけている。戦後体制を破壊する目的において、二人の呼吸はぴったりだ。谷口雅春信者なのかもしれない。国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法を尊重する安倍と稲田であることも、既に判明してきている。二人の息の合ったダンスを見とれていると、日本もアジアも大変なことになる、という認識を共有すべきだろう。
<稲田の核武装発言で露呈>
さっそく就任早々、稲田の暴走が始まった。核武装問題である。彼女は、現在は考えていない、というような発言をして、将来の日本核武装を想定していることを打ち明けた。これは日本の右翼の本心であるが、それを閣僚として早くも明らかにしたものだ。
世界は、日本核武装計画の現実性について驚愕したであろう。そのためのプルトニウムを大量に蓄積する日本、原発再稼働に狂奔する安倍内閣、を裏付けたことになろう。ワシントンがどう出るのか?
<安倍は「政府の立場と変わらない」と稲田擁護>
安倍は8月6日、71年目の広島原爆投下の地で記者会見した。「政府は核武装をしないという立場。これと矛盾しない」と公然と言い放った。
「政府(安倍内閣)は核武装する考えはない。政府の考えと矛盾しない」といって最愛の閣僚を弁護した。「核武装は将来の問題である」といいたいのだ。
能ある鷹は爪を隠すというが、稲田は愚か者の証明であって、それなりにありがたい存在である。その稲田をかばう安倍も同様である。このことから欧米も中ロも、今後は日本右翼政権の本心を知った対応をしてくるだろう。日本封じ込めである。
<公明・山口も矛盾発言>
初めてではないが、公明党の山口も広島で面白い発言をした。
「首相は憲法で、憲法を尊重し、擁護する義務を負っているので、憲法改正を云々する立場ではない」という趣旨の発言をした。「国会の憲法審査会でやるべきだ」と一見、正論のような発言である。
国粋主義者・安倍は首相に就任して以来、平和憲法をぼろくそに批判してきた。憲法改悪に政治生命をかけている。参院選では蓋をしたものの、またまた口角泡を飛ばし始めた。3分の2の改憲派に有頂天になっている。
そこを山口がたしなめている、という政治的演技は、むろん、戦争法と特定秘密保護法を強行した後ろめたさを、少しでも和らげようとの創価学会向け発言でもある。
<首相も議員も憲法尊重擁護義務>
山口は弁護士のはずだ。憲法を熟知している専門家だ。
だが、彼は憲法を都合よく解釈している。首相だけでなく、国会議員もまた尊重擁護義務を課せられている。加憲などとほざいているようだが、一体どこが欠けているのか。
人権規定は完璧である。平和主義は世界に冠たるものである。問題は、むしろ安倍の軍拡政策にある。専守防衛に徹して軍縮に流れを切り替える努力が、公明党の立場であろう。なぜそうしないのか、とまじめ人間は不満たらたらである。
<創価学会の暗闘>
先日、事情通が電話してきた。公明党創価学会の内情にも話が及んだ。かれこれ小一時間の長電話だった。
目下の信濃町について、彼は「創価学会の暗闘」と表現した。これについて筆者も同意できる。
明治以降の政治の大きな過ちは、国民を国家神道によって精神・行動すべてをからめとって、日本を戦争国家に仕立て上げたことである。
神社・神道は「侵略戦争国家」と不可分の関係にある。国家神道無くして、あれほどの侵略戦争・植民地支配は行われなかった。靖国・伊勢・明治の神社の旗のもとに、無数に立てられた神社と家々の神棚で、日本人の精神と行動を拘束した。
戦争犯罪の最たるものは、天皇よりも国家神道である。国家神道を正当化するための大日本帝国憲法・教育勅語だった。創価学会の初代会長は、国家神道に抵抗して獄死している。2代戸田城聖のもとで、戦後の創価学会は神棚の焼却を入信の条件にした。これは正義である。
愚かにも、この国家神道に傾倒している政治屋の代表が安倍であり、稲田の日本会議である。いまの公明党は、国家神道復活を目指す日本会議・神社本庁の軍門に下ってしまっている。「創価学会の暗闘」の根っこはここにある。
事情通は「池田が亡くなれば、創価学会も公明党も無くなるだろう」と断言した。
<岡田も矛盾>
民進党の岡田は、安倍改憲に抵抗してきている。これは正しい。国民の代表である国会議員もまた、天皇と同様に憲法を尊重し、擁護する義務を負っているためだ。
岡田はそれでいて「国会の憲法審査会」での議論は大賛成という。これもおかしい。安倍の改憲は間違いで、自分たちの改憲論議は正しい、といいたいのであろうか。
<民進党は分裂すべし>
通常の頭脳さえあれば、日本国憲法が国際社会において突出したすばらしい憲法であることは明白である。武器弾薬で生存する日本を誰も期待していない。財閥と彼らの取り巻き政治屋の利権集団だけである。
岡田の後任女性議員は9条は守るが、それ以外の改憲に前向きだ。松下政経塾の野田のカネを懐に入れてきたためであろう。彼女も狂っている。民進党はリベラル護憲と右翼が分裂するとわかりやすい。
国粋主義政権と、いい加減すぎる公明党と民進党の永田町に、当面、希望が持てそうもない。悲しい日本はいつまで続くのであろうか。
2016年8月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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