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小池氏「都知事になったら都議会を解散」vs増田氏「議会は知事と対等」
[2016/07/21]
■ケンカ上等の元防衛相・小池百合子氏
野党統一候補として選挙戦をたたかうジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は、出馬会見で都議会との関係について「ケンカするつもりはない。かといって特別仲よくなるつもりもない」と是々非々で臨む姿勢をみせた。
この都議会に猛然と噛みついたのが、自民党の前衆院議員で元防衛相・小池百合子氏(64)だ。同党都連を「ブラックボックス」呼ばわりし、都知事になったら冒頭都議会を解散するとしている。
JR池袋駅前の街頭演説では「組織やしがらみを超えてまい進します」と宣言。党都連は小池氏に売られたケンカを買い、推薦しない候補者を所属する国会議員や地方議員が応援したときは除名などの処分を科すとした文書を配布している。それでも小池氏はビビらなかった。
街頭演説で有権者に対し、「どのように税金が使われているか、無駄がないかをチェックする。東京五輪・パラリンピックの関連予算も明確にします」と約束した。
しかし、小池氏は議会との対決姿勢が鮮明すぎて、舛添氏への追及が甘くなりがち。
13日の記者会見では舛添問題についてこう述べている。
「4年で3人のうち2人がカネの問題で途中辞任したのは異常。個人の問題があったことは否定できないが、構造上の問題はないか。カネの問題で独立した委員会をつくる」
党都連が言うことを聞かない知事に“しっぺ返し”し、都政に混乱を招いているとの見方を示した。
ただし、舛添問題の処理として新たに第三者委員会を設置し、調査委員を公募することも検討するという。
■改革派の元岩手県知事・増田寛也氏
自民・公明などが推薦する元岩手県知事の増田寛也氏(64)は記者会見で、再発防止のために「知事サイドから日程などを情報公開していく。都民のみなさまが納得できるルールをつくる」と述べている。
1995年に岩手県知事に初当選。三重・北川正恭氏、宮城・浅野史郎氏らとともに地方分権を進める改革派知事として知られ、3期12年にわたって首長を務めた。
「議会は知事と対等という二元代表制でチェックしなければならない。そういう仕組みができていなかったように思います」(増田氏)
公開討論会で小池氏から「都議会の言いなりになるのか」と問い詰められ、「初めから緊張関係を醸し出すつもりはありません」と突っぱねた。
千代田区・隼町の選対事務所前で行った街頭演説でまず「都政の混乱に終止符を打たなければならない」と訴えた。
次で断ち切らないと、“都知事の祟り”になりそうな政治とカネ問題。
ジャーナリストの大谷昭宏氏は「臭いものにフタをしたままだ」と指摘する。
「舛添問題で都議会の総務委員会は2回目の質疑をせず、より強い権限を持つ百条委員会の設置も見送られた。舛添氏が議会答弁で約束した美術品の詳細や退職金支給などについて検証し、結論を出すべきです」(大谷氏)
http://news.mynavi.jp/news/2016/07/21/528/
小池百合子氏の爆弾発言、都議会「冒頭解散」の真意は?そんなことって実際に可能なの??
2016年7月6日 19:35 • 都議会の話 • 内田茂, 小池百合子, 都知事選2016
こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日17時、小池百合子氏が自民党都連の推薦を得ないまま出馬表明に踏み切ったわけですが、
そこで掲げた公約(宣言?)が予想外過ぎてぶっ飛びました。
1.(都議会の)冒頭解散
2.利権追及チーム
3.舛添問題の第三者委員会設置
2番と3番はわかりますが、議会を解散!!
これはすごい球を投げてきました。
彼女が伝えたい意図は明白です。
舛添問題の追求姿勢といい、その後のリオ海外視察を巡るゴタゴタといい、
五輪に関わる利権漁りといい、都議会に対する都民の不満は鬱積しています。
今回、当初は自民党都連(=都議会自民党)に推薦を求めた小池百合子氏ですが、
それが難しいとわかると一転して対決姿勢に転じ、
「今の東京都議会は、都民の気持ちからかけ離れている」
「都議会を変えないかぎり、これまで(猪瀬・舛添)の繰り返しになる」
「都政の抜本的改革には、議会の刷新が必要だ!」
ということを有権者に訴えかけていく作戦なのでしょう。
まさに機を見るに敏な、小泉純一郎ばりの「劇場型政治」…!
2番の「利権追及チーム」の対象には当然、都議会議員も入っているものと思われますし、
本当にこれが実現すれば高い注目度の下、都議会にもかつてないメスが入る可能性があります。
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猪瀬直樹/inosenaoki
✔@inosenaoki
小泉元首相の「最近は女も度胸がある」の真意を表面的にしかわからない人が多い。小泉さんの思想は既得権益への斬り込みなのだ。自民党都連に挑んだ小池百合子氏をその意味で評価している。
NewsPicsで...http://npx.me/Gz0Q/od5c #NewsPicks
2016年7月6日 03:58
【東京都知事選】小泉純一郎元首相、小池百合子氏の出馬に「最近は女も度胸がある」 (産経ニュース)
小泉純一郎元首相は5日、都内で記者会見し、自民党の推薦を得られなくても東京都知事選に出馬する意向を示している小池百合子元防衛相に関し、「前は『女は愛嬌、男は度胸』といったが、最近は女も度胸がある」と強気の対応をたたえた。ただ、小池氏への支援については「選挙には一切関わらない」と否定した。
newspicks.com
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猪瀬前知事が核心をついたコメントを各種SNSに残していますが、
内田茂氏を筆頭とする都議会の権力構造はまさに「伏魔殿」と称するにふさわしいもので、
私自身も「都知事をどれだけ変えたところで、都政は変わらない」と繰り返し訴えてきました。
参考:
「都知事が変われば東京は変わる」は幻想。本命は、日本一旧態依然とした東京都議会だ
自民党都連にフラれた結果論とはいえ(ボソッ)、
都議会との対決姿勢を鮮明にした小池百合子氏の方向性は
正しいものだと思いますし、一定の民意を受けるものと予想されます。
■
とはいえ。
都知事に「議会を解散」って、そもそもできるんでしたっけ?
はい、できません。
常時解散権を持つ国政の内閣と異なり、地方地自体の首長は
「議会に不信任案を出された時」のカウンターとしてしか、議会を解散することができません。
記者会見では、
「自ら解散をすることができないのは存じている」
「議会が私をダメだと判断すれば、不信任案が出ますよね?」
ということをおっしゃっていましたが、
議会は首長をやめさせるために不信任案を出すわけで、
自分たちが解散させられるとわかっていて不信任案を出す議会はありません。
特に都議会は、今回小池百合子氏が「ケンカを売った」自民党と友党の公明党が
ほぼ3分の2の議席を確保しているわけで、不信任案を出してくれるとは考えづらい状態です。
現実的に、不信任案を出させる方法があるとすれば…。
議会が嫌がるような条例案、例えば
「議員報酬・議員定数9割カット条例」
みたいなものを出しまくって、議会と激しく対立。
ほとんどの条例案がマトモに採決されないような状態を自ら作り出して、
「都政を停滞させているのは、旧態依然とした都議会だ!!」
と世論を劇場型で煽り、ニッチもサッチもいかない膠着状態の中で、
都議会が不信任案を出さざる得ない状況をつくる…とかでしょうか。
極めてハードルも高いし時間もかかりますが、
これが実現すれば
「知事を支持する新興勢力VS守旧派の現職議員」
という構図が明確な都議選に突入し、
民意の爆発で都議会が刷新される可能性があります。
また、仮に解散が実現できないとしても、
実は小池百合子氏にそれほどデメリットはありません。
これまた
「民意は解散を望んでいるのに、不信任案を出さない議会こそが改革の敵だ!」
という構図を見せ続けて、都民の支持をキープすることができるからです。
そして時間切れで解散ができずに来年6月の都議選に突入しても、公約違反にはなるものの、
結局上記と同じ構図での選挙が行えることになるわけですね。
■
このように様々な可能性はゼロではありませんが、
小池百合子氏の「冒頭議会解散」公約は、極めて実現可能性の低いものと言えるでしょう。
なのでこれは要するに、彼女の師匠の一人である小泉純一郎氏が、
「自民党をぶっこわす!!」と言って一世を風靡したことと同じなのではないでしょうか。
彼自身は実際に、自民党を壊したわけではありません。
ですが、「自民党を壊すくらいの勢いで」改革を進め、
このキャッチフレーズは大きな反響を呼びました。
同様に小池百合子氏も、「議会を解散させるくらいの勢いで」都政の改革、
都政の闇に切り込むという意気込みを示した、と見るのが現時点では妥当な分析であると思います。
それにしても、小池百合子氏の「使える状況はすべて使う」という
勝負師としての動きには、改めて驚嘆せざるを得ません…。
実際に、都議会と先鋭的に対立する都知事が誕生すれば都政は激変すると思いますけど、
この対決姿勢と「解散」発言が果たして凶と出るか吉と出るか。。
これを受けた自民党都連・および野党などの動きも見ながら、
私としても適切な対応を模索していきたいと思います。
なお明日は本件でテレビ朝日「モーニングショー」にスタジオ出演予定です。
出番は朝8時台、お時間のある方はぜひ御覧くださいませ。
それでは、また明日。
※小池百合子氏SV自民党都連の過去記事はコチラから↓
「自民党」と「都議会自民党(自民党都連)」の関係を、小池百合子氏の出馬表明から考えてみる
http://otokitashun.com/blog/togikai/11952/
「都知事が変われば東京は変わる」は幻想。本命は、日本一旧態依然とした東京都議会だ
2016年6月22日 01:38 • 都議会の話
こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日が舛添知事の任期最終日となりましたが、各種報道の通り本人は現れず、
代わりに(?)新しく就任した方を含めて4名の副知事が挨拶にきて下さいました。
(両角都議は公務のため不在)
左から2番目の安藤副知事は、石原・猪瀬・舛添知事の三代に仕え、
そのいずれもが任期途中の辞任となった結果、三度目の知事職務代行に突入するという、
まさに都政を支えるエース中のエースです。
もう東京都知事、安藤副知事が昇格でいいんじゃないか…?
なんて話も冗談めいて流れる今日このごろです。
■
そして昨日から都議会議員団のリオ視察の件が燃え上がっており、
今日もメディアなどの関係者と色々と話していたのですが。
どうも多くの人は
「都知事が変われば、東京都政のすべてが変わる!」
という、過剰な幻想を抱いているのではないかという結論に到達しました。
確かに、直接選挙で上り詰められる最高権力である東京都知事の力は絶大です。
絶大ですが、そこには明白な限界があります。
その前に立ちはだかるのがそう、まさに「東京都議会」です。
厳格な二元代表制を取る地方自治体では、議会の承認なくしては
重大な物事を進めることは決してできません。
それはそれで健全な姿ではあるのですが、
とにもかくにも東京の場合はこの議会のタチが悪いと。
私自身がそう言うのは天に唾する部分もありますが、もう言い切るしかありません。
長い歴史を持ち、「国政以上に保守的」「伏魔殿」とも揶揄される東京都議会は、
今回の視察の件といい、セクハラやじ問題といい、本当に多くの問題を抱えています。
にも関わらず、普段はほとんど注目が集まらないことから、
まったく自浄作用が働きません。自らの利権と子分たちを守ることに長けた、
「長老」と呼ばれる大物議員たちが我が物顔で跋扈する世界です。
そんな都議会の三分の二をいわゆる「与党」が占めているのですから、
どんな方が知事になるのであれ、彼らの顔色を伺わずにはいられません。
仮に蓮舫さんが都知事になろうが、宇都宮けんじさんが都知事になろうが、
相当に議会に対して「歩み寄り」を見せなければ、ほどなくして都政は完全にストップし、
一歩も動くことができなくなってしまうでしょう。
■
このように実は重大なファクターである東京都議会なのですが、
その選挙は統一地方選挙日程から外れており、比較的ひっそりと行われます。
加えて徹底した組織・政党選挙になる
「準国政選挙」
とも呼ばれており、都政課題よりも
国政の状況によって争点が決まったりすることもしばしばです。
これは浮動票が動きづらく、大番狂わせが起きにくいことを意味します。
結果、東京都議会はいつまでも新陳代謝が起こらず、旧態依然とした状態が続いていくのです。
このサイクルをどこかのタイミングで打ち破らない限り、
隠蔽体質で税金の使い方にルーズな東京都政の体質を改めることは、
極めて難しいのではないかと私は感じています。
ちなみに某民主党の「政権交代」の際に、
都議会でも史上初めて民主党が第一党になるという変革のチャンスがありましたが、
国政同様にほとんど成果を残せず、混乱のうちに都議会は元の構図に戻りました…。
都知事だけを変えても、都政は変わらない。
その1年後の都議会議員選挙こそ、実は変革の本丸である。
まだまだ都知事選挙は候補者すら定まらない状況ですが、
そんなことに鑑みながら投票行動を考えていただけると、
少し違った光景が見えてくるかもしれません。
そうこうしているうちに、明日から参議院選挙!
お役御免かとおもいきやまたTBS「ビビット」に呼ばれましたので、
スタジオ出演してから諸々の選挙戦の波に突っ込んでいこうと思います。
それでは、また明日。
おときた駿、人生初の著作、ついに発
http://otokitashun.com/blog/togikai/11769/
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