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(左上から反時計回りに)増田氏、小池氏、野党4党の幹部らに囲まれた鳥越氏(C)日刊ゲンダイ
宇都宮氏が出馬撤回 鳥越氏50万票上乗せで都知事選圧勝も
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185601
2016年7月14日 日刊ゲンダイ
都知事選の顔ぶれがようやく出そろった。元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)が出馬を撤回し、事実上、自民党の増田寛也氏(64)、小池百合子氏(63)、野党4党が推す鳥越俊太郎氏(76)の“三つ巴戦”だ。果たして、抜け出すのは誰なのか。
東京の与野党の勢力図は、与党230万票、野党230万票と、ほぼ拮抗している。今回の参院選東京選挙区の結果を見ると、自公を合わせた票数は約230万、民進、社民、共産を合わせた票数も約238万で、ほぼ互角だ。
単純計算すると、分裂選挙となった自民党は230万票を増田氏と小池氏で奪い合い、野党系は鳥越氏が230万票を手にすることになる。政治ジャーナリストの泉宏氏はこう言う。
「都内の有権者数は約1115万人です。天候にもよりますが、投票率は57〜58%と予想され、投票総数は約640万。そのうち、40万は主要候補以外に流れるので、残るは600万です。宇都宮氏はそのうち50万を持っていた。残る550万を単純に3で割ると、1人約180万です。前回、舛添要一氏は200万票で当選しており、当選ラインは200万を超えるあたりとみられますが、宇都宮氏が出馬を辞退したので、50万が鳥越氏に上乗せされることになる。鳥越氏の圧勝もあり得ます」
ただし、“基礎票”通りスンナリとはいかないのが都知事選だ。これまでも、組織のない青島幸男氏が圧勝するなど、たびたび波乱が起きている。しかも、3人には、それぞれウイークポイントがある。
自民党が担ぐ増田氏は、ほとんど無党派層を取り込めない恐れがある。もともと岩手県知事とよそ者の上、“東京縮小化”を訴えてきた人物である。しかも、“選挙マシン”である公明党は“選挙疲れ”で機能しない可能性がある。自民党本部は相当焦っていて、区議らに対し、小池氏を応援した場合、除名処分もちらつかせているほどだ。
威勢よく「議会冒頭解散」を宣言した小池氏も簡単にはいかない。まず組織力がない。過去の金銭スキャンダルも蒸し返されている。初の「女性都知事」誕生に期待も高まるが、女性からの評価は「好き嫌い」真っ二つだ。当初、期待された無党派層の取り込みも、鳥越氏の出馬で難航必至だ。
■カギを握るのは週末の世論調査
急な出馬となった鳥越氏も準備不足は否めない。健康面や高齢という点にも不安を残す。実務経験がないことも攻められるだろう。一体、勝敗はどう決まるのか。ある選挙プランナーはこう言う。
「この週末に行われるマスコミの世論調査が、最も重要です。この段階で誰がトップになるのか。仮に鳥越氏か小池氏がトップになれば、バンドワゴン(勝ち馬に乗る)現象になり、トップを独走する可能性が高い。増田氏がトップになれば、そのままの状態で推移するか、他候補の逆転もあり得ます。勝負は週末までのあと2、3日で決まるといってもいい。記者会見だけを見ると、好印象なのは1位・鳥越、2位・小池、3位・増田です」
全てはスタートダッシュにかかっている。
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